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第254回 日経新春杯のハンデを3パターンに分類!

2009/1/15(木)

今週は中山競馬場で3歳馬による京成杯、京都競馬場で古馬のハンデG2・日経新春杯が行われる。今年も後者のレースに絞り、傾向を分析。春の天皇賞を目指す馬たちの戦いに注目してみたい。データの分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。過去10年の日経新春杯を振り返り、ハンデに注目して好走馬のタイプをあぶり出すことにする。

■表1 日経新春杯の斤量別成績(1)(過去10年)

斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
48キロ以下
0-0-0-0
-
-
-
-
-
49キロ
0-0-0-2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
50キロ
0-0-3-4
0.0%
0.0%
42.9%
0%
438%
51キロ
0-0-0-9
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
52キロ
0-0-2-8
0.0%
0.0%
20.0%
0%
65%
53キロ
0-1-2-10
0.0%
7.7%
23.1%
0%
77%
54キロ
2-4-1-15
9.1%
27.3%
31.8%
81%
91%
55キロ
4-3-0-13
20.0%
35.0%
35.0%
149%
74%
56キロ
2-0-0-14
12.5%
12.5%
12.5%
75%
24%
56.5キロ
0-0-2-3
0.0%
0.0%
40.0%
0%
72%
57キロ
0-0-0-10
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
57.5キロ
0-1-0-3
0.0%
25.0%
25.0%
0%
32%
58キロ
0-1-0-4
0.0%
20.0%
20.0%
0%
52%
58.5キロ
1-0-0-1
50.0%
50.0%
50.0%
380%
125%
59キロ
0-0-0-0
-
-
-
-
-
59.5キロ
1-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
210%
120%

日経新春杯でまず注目したいのは、各馬のハンデ。ここから同レースの特徴を見ていく。上の表1は過去10年の日経新春杯での斤量別成績(1)。上は59.5キロ、下は49キロまで上下10キロ以上もの差がある中で好走馬が出ている。最も勝ち馬を出しているのは55キロ。4勝をマークし、2着も3回と連対率は35%と優秀だ。全般的に53キロから56キロの範囲での出走馬が多くなっていることもあり、このあたりのハンデをもらった馬の取捨が重要になってきそうだ。

■表2 日経新春杯の斤量別成績(2)(過去10年)

斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
49キロ以下 0-0-0-2
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
50〜51キロ 0-0-3-13
0.0%
0.0%
18.8%
0%
191%
52〜53キロ 0-1-4-18
0.0%
4.3%
21.7%
0%
72%
54〜55キロ 6-7-1-28
14.3%
31.0%
33.3%
113%
83%
56〜57キロ 2-0-2-27
6.5%
6.5%
12.9%
39%
24%
57.5〜59キロ 1-2-0-8
9.1%
27.3%
27.3%
69%
58%
59.5キロ以上 1-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
210%
120%

上の表2では斤量別の成績をもう少し大まかにまとめたもの。斤量の範囲に幅を持たせることで、とある傾向が見えてくる。前述した55キロの馬に加え、54キロの馬まで加えると、過去10年の成績は【6.7.1.28】。連対馬20頭中13頭もの馬が、ハンデ54〜55キロに該当していた。勝率14.3%、連対率31%、複勝率33.3%。単勝回収率も113%と100%を超えている。この54〜55キロを境に上下に分けて考えてみると、56キロ以上の馬から残りの勝ち馬が出ている。また、56〜57キロのトータルの勝率、連対率などはあまり良くないが、57.5キロ以上からも4頭の連対馬が出ている。一方、53キロ以下になると、過去10年では勝ち馬が出ていない。2着もわずか1回。3着が7回という結果だ。3着までとはいえ、複勝回収率は50〜51キロが191%。3連複や3連単を狙う際には、決して侮ることができないゾーンであると言えるだろう。

こうした結果から、本競走は54〜55キロの馬から軸とする馬を探し、馬連や馬単の相手は56キロ以上の馬へ拡大。そして、3連複や3連単のヒモ穴として、53キロ以下の軽ハンデの馬をマークする、という作戦が有効ではないかと考えてみた。

■表3 ハンデ54〜55キロの日経新春杯好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
斤量
性齢
前走成績
芝2200m以上の重賞実績
08年
2
2
ダークメッセージ
55
牡5
万葉S2着 07年日経新春杯3着
07年
1
5
トウカイワイルド
54
牡5
オリオンS2着  
2
4
トウカイエリート
54
牡7
オリオンS1着  
06年
1
2
アドマイヤフジ
55
牡4
古都S1着 05年京都新聞杯3着
2
6
スウィフトカレント
54
牡5
オリオンS4着  
05年
2
7
マーブルチーフ
54
牡5
鳴尾記念8着 04年日経新春杯2着
04年
1
1
シルクフェイマス
55
牡5
比叡S1着  
2
8
マーブルチーフ
54
牡4
鳴尾記念11着 03年京都新聞杯1着
03年
1
4
バンブーユベントス
54
牡4
中日新聞杯2着 02年青葉賞2着
02年
1
4
トップコマンダー
55
牡5
クリスマスキャロルH1着  
01年
2
2
サンエムエックス
55
牡5
ステイヤーズS3着  
3
3
ヤマニンリスペクト
54
牡4
鳴尾記念2着  
00年
1
3
マーベラスタイマー
55
牡6
ステイヤーズS8着 99年アルゼンチン共和国杯1着
99年
2
2
エモシオン
55
牡4
有馬記念11着 98年菊花賞3着

それではハンデに応じて具体的にどのような馬を狙っていけばよいのか。まずはハンデ54〜55キロの好走馬(過去10年)を見ていこう(表3参照)。3着以内に好走した馬は14頭いるが、そのうち07年2着のトウカイエリート、00年1着のマーベラスタイマー以外はすべて4歳か5歳の馬であることがわかる。そして各馬の前走成績を見ると、芝の準OPクラス以上のレースで3着以内だった馬が9頭。それから過去に芝2200m以上の重賞で3着以内の実績があった馬も9頭いる。特に前走3着以内に好走しておらず、重賞で大きく敗退している馬が今回巻き返すためには、すでに芝2200m以上の重賞で好走している必要がありそうだ。

■表4 ハンデ56キロ以上の日経新春杯好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
斤量
性齢
前走成績
過去1年以内のG2以上の実績
08年
1
3
アドマイヤモナーク 56
牡7
万葉S3着 07年ステイヤーズS3着
06年
3
1
インティライミ 56.5
牡4
日本ダービー2着  
05年
1
2
サクラセンチュリー 56
牡5
鳴尾記念1着  
04年
3
3
ダービーレグノ 56.5
牡6
有馬記念6着  
03年
2
1
コイントス 57.5
牡5
有馬記念3着 02年アルゼンチン共和国杯2着
02年
2
3
ホットシークレット 58
セ6
有馬記念13着 01年目黒記念1着
01年
1
5
ステイゴールド 58.5
牡7
有馬記念7着 00年目黒記念1着
99年
1
1
メジロブライト 59.5
牡6
有馬記念2着 98年京都大賞典2着

次にハンデ56キロ以上の好走馬について見ていこう(表4参照)。年齢的には4、5歳の若い馬よりも6歳、7歳といった馬の方が多くなっている。そして前走有馬記念に出走していた馬が8頭中5頭もいるのが特徴。残りの3頭は前走OPクラスで3着以内に好走していた馬だ。有馬記念組に話を戻すと、04年3着のダービーレグノを除く4頭は、過去1年以内に芝2400m以上のG2以上で連対の実績があったことも見逃せない。

■表5 ハンデ53キロ以下の日経新春杯好走馬(過去10年)

着順
人気
馬名
斤量
性齢
前走成績
08年
3
12
テイエムプリキュア
50
牝5
万葉S8着
07年
3
9
ダークメッセージ
50
牡4
500万1着
05年
3
3
ストラタジェム
53
牡4
寿S2着
03年
3
6
マイネルプレーリー
53
牡4
寿S1着
02年
3
6
タップダンスシチー
52
牡5
江坂特別2着
00年
2
8
メイショウドトウ
53
牡4
六甲S11着
3
5
メジロサンドラ
52
牝4
冬至S1着
98年
3
7
メジロシャープ
50
牝4
愛知杯2着

最後にハンデ53キロ以下の好走馬を見ていこう(表5参照)。まずは該当馬8頭全馬が4歳か5歳というのが大きな特徴。メイショウドトウ、タップダンスシチーが名を連ねているように、ここをステップにして今後飛躍が見込めそうなフレッシュな馬を狙うべきだと言えそうだ。前走成績にもそれが表れていて、条件クラスのレースを中心に連対を果たしている好調馬がほとんど。メイショウドトウは前走六甲Sで11着と崩れていたが、その前が2連勝。昨年12番人気で3着に粘り込んだテイエムプリキュアのように、近走頭打ちの様子で突如一変するというケースは、極めて少ないと考えた方がいいだろう。

【結論】

それでは今年の日経新春杯を占っていこう。今年の出走予定馬は以下の表6の通り。すでに発表されたハンデが重い順に上から並べている。

■表6 今年の日経新春杯の出走予定馬

馬名
斤量
性齢
前走成績
備考
アドマイヤモナーク
58
牡8
有馬記念2着 08年京都大賞典2着
ナムラマース
56
牡5
鳴尾記念2着  
マキハタサイボーグ
55
セ7
ステイヤーズS6着  
アグネストレジャー
54
牡7
ディセンバーS8着  
トウショウパワーズ
54
牡7
中京記念14着  
ヒカルカザブエ
54
牡4
元町S1着  
ホッコーパドゥシャ
54
牡7
ファイナルS3着  
マイネレーツェル
54
牝4
愛知杯3着  
アップドラフト
53
セ7
門松S3着  
シゲルフセルト
53
牡4
京都金杯14着  
ドリームフライト
53
牡5
オリオンS1着  
ホワイトピルグリム
53
牡4
菊花賞7着  
タガノエルシコ
52
牡4
猪名川特別1着  
メイショウクオリア
52
牡4
ステイヤーズS10着  
メジロコルセア
52
牡7
ステイヤーズS16着  
テイエムプリキュア
49
牝6
愛知杯18着  
※フルゲートは16頭。ドリームジャーニー(58)は回避しAJC杯へ向かう見込み。
メトロシュタイン(54)、ロックスピリッツ(50)は除外対象(1/13午前現在)。

まずは中心視してみたいハンデ54〜55キロの馬だが、今年は7歳馬が多く自然と選択肢が狭まっている。その7歳馬でも前走3着以内に好走している馬がホッコーパドゥシャ1頭。しかもマイル戦のファイナルSでの成績だ。したがって、ここは4歳馬のヒカルカザブエマイネレーツェルに注目が集まる。互いに前走芝2000mのレースで3着以内に好走している。どちらもチャンスと見たいが、表3の該当馬に限らず本競走の好走馬は圧倒的に牡馬が多いことからヒカルカザブエを上位に取ってみる。同馬は休みを挟んで未勝利から怒涛の4連勝でオープン入りと、凄い勢いを見せている。

2008/12/13 阪神10R 元町ステークス 1着 9番 ヒカルカザブエ 2008/1/20 京都11R 日経新春杯(G2) 1着 2番 アドマイヤモナーク

次にハンデ56キロ以上を背負う実績馬。今年はアドマイヤモナークナムラマースの2頭と少ないが、ともに前走重賞で2着。特にアドマイヤモナークは先の有馬記念で2着に食い込み大穴を開けており、記憶に新しいところ。昨年の本競走の覇者でもあり、昨年の京都大賞典では58キロを背負い2着。明け8歳馬となるが実績的には全く申し分ない。長距離重賞の実績から、ナムラマースよりも上位に取るのが自然だろう。

次にハンデ53キロ以下の軽量馬。4歳か5歳で、前走のレースで連対という条件だけで今年はわずか2頭に絞れてしまう。ドリームフライトタガノエルシコの2頭だ。この2頭を3着候補として取り上げておこう。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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