第244回 混戦を断つ馬は? 阪神ジュベナイルF分析|競馬情報ならJRA-VAN

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第244回 混戦を断つ馬は? 阪神ジュベナイルF分析

2008/12/11(木)

今週は土曜に中京競馬場で中日新聞杯、日曜には中山競馬場でカペラS、そして阪神競馬場では阪神ジュベナイルフィリーズ(以下阪神JF)が行われる。中日新聞杯は今年から父内国産限定から混合戦となり、カペラSはガーネットSの施行時期を繰り上げる形での新設。そして阪神JFは外回りコース新設後まだ3回目と、傾向分析には少々手こずるレースばかりが揃ってしまった印象だ。

とはいえ、阪神JFはJpn1。注目の2歳女王決定戦だけに、なんとか道筋くらいはつけておきたいもの。過去10年の傾向を中心に据えつつ、ここ2回の結果変化も考慮して検討してみたい。データの分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JV、そして馬天楼 for データde出〜たを利用した。

■表1 人気別成績(過去10年)
人気
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
複勝率
1
10
3
1
2
4
30.0%
40.0%
60.0%
2
10
0
0
5
5
0.0%
0.0%
50.0%
3
10
2
2
0
6
20.0%
40.0%
40.0%
4
10
1
0
0
9
10.0%
10.0%
10.0%
5
10
0
0
0
10
0.0%
0.0%
0.0%
6
10
1
1
1
7
10.0%
20.0%
30.0%
7
10
1
0
1
8
10.0%
10.0%
20.0%
8
10
2
1
0
7
20.0%
30.0%
30.0%
9
10
0
2
0
8
0.0%
20.0%
20.0%
10
10
0
1
0
9
0.0%
10.0%
10.0%
11
10
0
2
0
8
0.0%
20.0%
20.0%
12
10
0
0
1
9
0.0%
0.0%
10.0%
13
10
0
0
0
10
0.0%
0.0%
0.0%
14
9
0
0
0
9
0.0%
0.0%
0.0%
15
8
0
0
0
8
0.0%
0.0%
0.0%
16
8
0
0
0
8
0.0%
0.0%
0.0%
17
8
0
0
0
8
0.0%
0.0%
0.0%
18
8
0
0
0
8
0.0%
0.0%
0.0%

まずは人気別成績から。1番人気の連対率40%は重賞としてはまずまず、といったところ。2番人気は連対がない一方で半数は3着に食い込んでいる。上位人気では【2.2.0.6】の3番人気が平均を上回る好成績だ。6番人気以下の好走も多く、勝ち馬は8番人気まで、2〜3着には12番人気まで出現している。
また、単勝1〜3番人気馬同士での馬連決着は10年で1度しかない(表3参照)。馬連は6回が5000円以上、4回が万馬券決着となっており、波乱の可能性も十分にあるレースだ。

■表2 前走別成績(過去10年)
前走
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
複勝率
G2(Jpn2)
9
1
0
0
8
11.1%
11.1%
11.1%
G3(Jpn3)
65
4
5
5
51
6.2%
13.8%
21.5%
オープン特別
15
1
1
1
12
6.7%
13.3%
20.0%
500万下
46
4
1
3
38
8.7%
10.9%
17.4%
新馬
19
0
3
1
15
0.0%
15.8%
21.1%
未勝利
14
0
0
0
14
0.0%
0.0%
0.0%
ダート交流重賞
3
0
0
0
3
0.0%
0.0%
0.0%
デイリー杯2歳S
2
1
0
0
1
50.0%
50.0%
50.0%
京王杯2歳S
7
0
0
0
7
0.0%
0.0%
0.0%
ファンタジーS
50
2
3
4
41
4.0%
10.0%
18.0%
小倉2歳S
5
0
0
0
5
0.0%
0.0%
0.0%
黄菊賞(500万)
5
2
0
0
3
40.0%
40.0%
40.0%

前走別では、G3出走馬が最多の9連対を誇り、3着以内馬30頭中14頭と半数近くを占める。ただ、500万組も4勝2着1回、そして新馬組も2着3回3着1回で、連対率や複勝率では新馬からG3まで大差はない。前走の「格」にとらわれない狙いが必要だ。

■表3 過去10年の好走馬と成績
馬名
着度数
勝率
連対率
3着内率
98
8
12
スティンガー
3
1
2-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
1
1
エイシンレマーズ
11
2
2-0-0-2
50.0%
50.0%
50.0%
6
9
ゴッドインチーフ
1
3
2-1-0-0
66.7%
100.0%
100.0%
99
1
1
ヤマカツスズラン
1
1
2-0-1-0
66.7%
66.7%
100.0%
8
14
ゲイリーファンキー
3
2
2-0-0-1
66.7%
66.7%
66.7%
3
4
マヤノメイビー
2
3
2-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
00
5
9
テイエムオーシャン
1
1
2-0-1-0
66.7%
66.7%
100.0%
3
6
ダイワルージュ
6
2
2-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
2
4
リワードアンセル
7
3
1-1-0-0
50.0%
100.0%
100.0%
01
4
8
タムロチェリー
7
1
2-0-1-2
40.0%
40.0%
60.0%
1
2
アローキャリー
9
2
1-0-1-0
50.0%
50.0%
100.0%
2
3
オースミコスモ
2
3
2-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
02
3
5
ピースオブワールド
1
1
3-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
7
13
ヤマカツリリー
11
2
1-1-1-0
33.3%
66.7%
100.0%
5
9
ブランピュール
6
3
2-1-0-0
66.7%
100.0%
100.0%
03
8
16
ヤマニンシュクル
6
1
2-1-1-0
50.0%
75.0%
100.0%
8
17
ヤマニンアルシオン
10
2
1-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
7
15
コンコルディア
12
3
2-1-0-1
50.0%
75.0%
75.0%
04
3
5
ショウナンパントル
8
1
1-1-0-1
33.3%
66.7%
66.7%
3
6
アンブロワーズ
3
2
2-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
2
3
ラインクラフト
1
3
2-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
05
6
12
テイエムプリキュア
8
1
2-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
3
5
シークレットコード
9
2
1-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
8
16
フサイチパンドラ
2
3
1-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
06
1
2
ウオッカ
4
1
1-1-0-0
50.0%
100.0%
100.0%
5
9
アストンマーチャン
1
2
3-1-0-0
75.0%
100.0%
100.0%
2
3
ルミナスハーバー
2
3
2-1-0-0
66.7%
100.0%
100.0%
07
7
15
トールポピー
3
1
1-2-0-0
33.3%
100.0%
100.0%
5
9
レーヴダムール
8
2
1-0-0-0
100.0%
100.0%
100.0%
5
10
エイムアットビップ
2
3
2-3-0-0
40.0%
100.0%
100.0%
※中央のみ。アローキャリーは地方競馬との通算【2.1.3.1】連対率42.9%

過去10年の3着以内馬は、連対率や複勝率で「100%」の数字が目立っている。細かく見ると、1勝馬なら連対率66.7%(3戦2連対か1戦1勝)以上、2勝以上馬では連対率40%以上かつ3着内率50%以上。地方競馬出身のアローキャリーを除く29頭に共通する条件だ。

■表4 阪神JFで好走した1勝馬(過去10年)
馬名
着度数
前走人気、着順
その他実績
00
リワードアンセル
7
3
1-1-0-0
新潟3歳S
1
2
 
02
ヤマカツリリー
11
2
1-1-1-0
500万
3
3
 
03
ヤマニンアルシオン
10
2
1-0-0-0
新馬
1
1
 
04
ショウナンパントル
8
1
1-1-0-1
デイリー杯2歳S
2
5
新潟2歳S2着
05
シークレットコード
9
2
1-0-0-0
新馬
4
1
 
フサイチパンドラ
2
3
1-0-0-0
新馬
1
1
 
06
ウオッカ
4
1
1-1-0-0
黄菊賞
2
2
 
07
トールポピー
3
1
1-2-0-0
黄菊賞
2
2
 
レーヴダムール
8
2
1-0-0-0
新馬
1
1
 

表4は、表3から1勝馬のみをピックアップしたものである。1戦1勝馬以外は500万条件や重賞での好走歴を持っており、新馬・未勝利で好走を重ねて「連対率66.7%以上」をクリアしただけでは馬券候補とはならない。

■表5 4着以下(中央)の経験があった好走馬(過去10年)
馬名
着度数
前走人気、着順
その他実績
98
1
1
エイシンレマーズ
11
2
2-0-0-2
ファンタジーS
1
5
もみじS1着
99
8
14
ゲイリーファンキー
3
2
2-0-0-1
ファンタジーS
1
5
新潟3歳S1着
01
4
8
タムロチェリー
7
1
2-0-1-2
ファンタジーS
8
10
小倉2歳S1着
03
7
15
コンコルディア
12
3
2-1-0-1
ファンタジーS
4
8
カンナS1着
04
3
5
ショウナンパントル
8
1
1-1-0-1
デイリー杯2歳S
2
5
新潟2歳S2着

続いて表3で3着内率100%ではなかった馬。こちらはオープン勝ちか重賞連対の実績を持っていたことが共通点で、強敵相手に勝ち負けを演じた実績がないにも関わらず着外がある馬は割引だ。また、表4、表5共通の特徴として、4番人気以下(背景青)の多い点が挙げられる。

■表6 芝1600m以上経験のある好走馬(過去10年)
馬名
芝1600m以上成績
着度数
連対率
3着以下
98
スティンガー
2-0-0-0
100.0%
 
00
テイエムオーシャン
0-0-1-0
0.0%
札幌3歳S3着
01
タムロチェリー
1-0-0-0
100.0%
 
オースミコスモ
2-0-0-0
100.0%
 
02
ブランピュール
1-0-0-0
100.0%
 
03
ヤマニンシュクル
2-0-1-0
66.7%
札幌2歳S3着
04
ショウナンパントル
1-1-0-1
66.7%
デイリー杯2歳S5着
05
シークレットコード
1-0-0-0
100.0%
 
フサイチパンドラ
1-0-0-0
100.0%
 
06
ウオッカ
1-1-0-0
100.0%
 
ルミナスハーバー
1-1-0-0
100.0%
 
07
トールポピー
1-2-0-0
100.0%
 
レーヴダムール
1-0-0-0
100.0%
 

表6は、芝1600m以上に出走経験があった好走馬の一覧で、全30頭中13頭と半数以下。距離経験そのものはあまり重要ではない。ただ、経験があれば芝1600m以上の連対率100%、あるいは連対を外しても重賞で5着以内が条件だ。

■表7 芝1600m以上経験のない好走馬(過去10年)
馬名
着度数
連対率
98
エイシンレマーズ
2-0-0-2
50.0%
ゴッドインチーフ
2-1-0-0
100.0%
99
ヤマカツスズラン
2-0-1-0
66.7%
ゲイリーファンキー
2-0-0-1
66.7%
マヤノメイビー
2-0-0-0
100.0%
00
ダイワルージュ
2-0-0-0
100.0%
リワードアンセル
1-1-0-0
100.0%
01
アローキャリー
1-0-1-0
50.0%
02
ピースオブワールド
3-0-0-0
100.0%
ヤマカツリリー
1-1-1-0
66.7%
03
ヤマニンアルシオン
1-0-0-0
100.0%
コンコルディア
2-1-0-1
75.0%
04
アンブロワーズ
2-0-0-0
100.0%
ラインクラフト
2-0-0-0
100.0%
05
テイエムプリキュア
2-0-0-0
100.0%
06
アストンマーチャン
3-1-0-0
100.0%
07
エイムアットビップ
2-3-0-0
100.0%

表6とは逆に芝1600m以上の経験がなかった好走馬は17頭。このうち14頭は2勝以上で連対率66.7%以上、あるいは1勝で連対率100をクリアしていた。近年は早い時期から1600m以上のレースも多く行われるようになった中、1600m未満ばかりを選んで出走している上に何度も連対を外しているようでは苦しい。

■表8 阪神芝1600mコース変更後の好走馬
馬番
馬名
連対率
前走
前々走
レース
条件
レース
条件
06
2
ウオッカ
1
100.0%
黄菊賞 京芝18
2
2
新馬 京芝内16
2
1
9
アストンマーチャン
2
100.0%
ファンタジー 京芝14
3
1
小倉2歳 小芝12
3
1
3
ルミナスハーバー
3
100.0%
500万 京芝内14
1
1
未勝利 京芝内16
1
1
07
15
トールポピー
1
100.0%
黄菊賞 京芝18
2
2
未勝利 京芝内20
1
1
9
レーヴダムール
2
100.0%
新馬 京芝内16
1
1
10
エイムアットビップ
3
100.0%
ファンタジー 京芝14
1
2
りんどう賞 京芝内14
1
1

最後に、外回りコースで行われるようになったここ2年について。3着以内馬6頭すべて連対率100で、これが第一の条件。さらに、同じ右回りで直線も長い京都外回りコースで連対、または同距離の芝1600mで優勝実績を持っていることでも共通していた。また、前走がすべて京都コースであることから想像される通り、休養明けの好走馬はおらず、いずれも前走は10月下旬以降であった。わずか2年のデータのため「絶対条件」とは言い難いが、各データをクリアした馬の加点材料としたい。なお、馬番には今のところ大きな偏りは見られない。

■表9 ファンタジーS組の成績
馬名
ファンタジー
阪神JF
06
アストンマーチャン
3
1
1
2
イクスキューズ
2
2
5
5
ハロースピード
1
3
3
6
ハギノルチェーレ
7
4
9
9
ジーニアス
6
8
10
16
マイネルーチェ
5
11
11
12
ホットファッション
10
13
18
11
07
オディール
4
1
1
4
エイムアットビップ
1
2
2
3
エイシンパンサー
2
3
6
15
2008/11/9 京都11R ファンタジーテークス(Jpn3) 1着 3番 イナズマアマリリス

また、表5にある通り、以前はファンタジーS凡走馬の巻き返しも見られたが、ここ2年は傾向が一変。一昨年2着のアストンマーチャンはファンタジーS優勝馬で、昨年3着のエイムアットビップは同2着馬だった。4着以下でもファンタジーSの順位が大きく入れ替わることはなく、競馬場や距離こそ違えど同じ「右回り・外回り」という舞台になり、以前のような大逆転劇は今のところ期待しづらい、という結果が出ている。

【結論】

阪神JFは、連対率や3着内率といったこれまでの「好走確率」がポイントとなる一戦。特にコース変更後のここ2年は、3着以内馬6頭すべてが連対率100%を誇っていた。人気面では下位人気の好走も多く、重賞以外をステップにした馬でも侮れない。

■表10 表3の条件をクリアした登録馬(背景緑:抽選対象)
馬名
出走
1着
2着
3着
着外
連対率
3着内率
アイレンベルク
4
1
2
0
1
75.0%
75.0%
アディアフォーン
5
2
2
1
0
80.0%
100.0%
イナズマアマリリス
3
2
1
0
0
100.0%
100.0%
カツヨトワイニング
5
2
1
1
1
60.0%
80.0%
コウエイハート
5
2
1
0
2
60.0%
60.0%
ショウナンカッサイ
2
2
0
0
0
100.0%
100.0%
ジェルミナル
3
2
0
1
0
66.7%
100.0%
ダノンベルベール
3
2
1
0
0
100.0%
100.0%
チャームポット
2
1
1
0
0
100.0%
100.0%
デグラーティア
3
3
0
0
0
100.0%
100.0%
パドブレ
3
2
0
0
1
66.7%
66.7%
マイティースルー
3
1
1
0
1
66.7%
66.7%
ミクロコスモス
1
1
0
0
0
100.0%
100.0%
メイショウボナール
1
1
0
0
0
100.0%
100.0%
ルシュクル
4
2
0
0
2
50.0%
50.0%
レディルージュ
4
2
0
1
1
50.0%
75.0%
抽出条件 1勝馬:連対率66.7%以上、2勝馬:連対率40%以上かつ3着内率50%以上
※イナズマアマリリスは地方・中央通算【4.2.0.2】、連対率75.0%

今年の阪神JFは32頭と大挙の登録。すべてを掲載すると表がかなり大きくなってしまうため、まず登録馬から表3の条件(1勝馬なら連対率66.7%以上、2勝以上馬では連対率40%以上かつ3着内率50%以上)をクリアした馬を列挙してみた。このデータで表から漏れた主な馬としてはワンカラット(1勝馬で連対率50%)とブエナビスタ(同、抽選対象)あたりが挙げられる。ここから表4〜7を参考に絞っていきたい。

■表11 表10のうち4着以下の経験がある馬(1勝馬除く)
馬名
着度数
主な実績
芝16上連率
全連対率
カツヨトワイニング
2-1-1-1
サフラン賞1着
0.0%
60.0%
コウエイハート
2-1-0-2
小倉2歳S2着
不出走
60.0%
パドブレ
2-0-0-1
ダリア賞1着
不出走
66.7%
ルシュクル
2-0-0-2
すずらん賞1着
不出走
50.0%
レディルージュ
2-0-1-1
白菊賞1着
100.0%
50.0%

表10のうち、4着以下があるのは上記の5頭。表5からこのタイプはオープン勝ちか重賞連対が条件で、カツヨトワイニングとレディルージュが脱落。残る3頭はともに芝1600m以上未経験のため、連対率66.7%が条件となる(表7)。よって、表11から残るのはパドブレのみだ。

■表12 表10の1勝馬
馬名
着度数
主な成績
芝16上連率
アイレンベルク
1-2-0-1
未勝利戦1着
0.0%
チャームポット
1-1-0-0
白菊賞2着
100.0%
マイティースルー
1-1-0-1
未勝利戦1着
66.7%
ミクロコスモス
1-0-0-0
新馬戦1着
100.0%
メイショウボナール
1-0-0-0
新馬戦1着
100.0%
※すべて抽選対象

1勝馬は1戦1勝、または新馬・未勝利以外での好走歴を持つことが条件(表4)で、該当馬はチャームポット、ミクロコスモス、メイショウボナール。いずれも芝1600m連対率100%で表6もクリアする。

■表13 表9で2勝以上、すべて3着以内の馬
馬名
着度数
芝16上連率
連対率
アディアフォーン
2-2-1-0
不出走
80.0%
イナズマアマリリス
2-1-0-0
不出走
100.0%
ショウナンカッサイ
2-0-0-0
不出走
100.0%
ジェルミナル
2-0-1-0
100.0%
66.7%
ダノンベルベール
2-1-0-0
100.0%
100.0%
デグラーティア
3-0-0-0
不出走
100.0%

そして表11〜12以外の馬。この7頭は芝1600m以上の経験馬、未経験馬を問わず、表6〜7をクリアした。イナズマアマリリスは地方競馬との通算でも連対率75.0%のため、表7も問題ない。


■表14 表11〜13をクリアした馬(背景緑:抽選対象)
馬名
着度数
連対率
京都芝外連対
芝1600m優勝
前走
アディアフォーン
2-2-1-0
80.0%
(ファンタジーS3着) 不出走
11月23日
イナズマアマリリス
2-1-0-0
100.0%
ファンタジーS 不出走
11月9日
ショウナンカッサイ
2-0-0-0
100.0%
不出走 不出走
10月4日
ジェルミナル
2-0-1-0
66.7%
黄菊賞、新馬 不出走
11月16日
ダノンベルベール
2-1-0-0
100.0%
不出走 赤松賞
11月16日
デグラーティア
3-0-0-0
100.0%
不出走 不出走
9月7日
パドブレ
2-0-0-1
66.7%
不出走 不出走
11月15日
以下は抽選対象
チャームポット
1-1-0-0
100.0%
不出走 (白菊賞2着)
11月30日
ミクロコスモス
1-0-0-0
100.0%
不出走 新馬
10月12日
メイショウボナール
1-0-0-0
100.0%
新馬 不出走
11月23日
※阪神芝外回りは10頭すべて未経験
2008/11/16 東京9R 赤松賞 1着 7番 ダノンベルベール

表11〜13をクリアした馬は抽選対象も含め計10頭。ここから近2年の傾向(表8)を使ってもうひと絞りすると、連対率100%で芝1600m戦1着のあるダノンベルベールが最有力。その1600m勝ちを記録した前走の赤松賞は11月中旬で、レース間隔にも問題はない。京都外回りのファンタジーSを制したイナズマアマリリスは、中央の連対率100%をみるか、それとも地方競馬との通算75.0%を重視するか。前者を取ればダノンベルベールと互角以上の評価も可能だ。

抽選対象の中では、京都芝外1800mの新馬を勝ったメイショウボナールが一番手。芝1600mの新馬勝ち・ミクロコスモスもレース間隔が多少開いた点以外は不安がなく、両馬が出走にこぎつけられれば、前記ダノンベルベール、イナズマアマリリスに近い評価が必要だろう。以上の4頭(〜最少2頭)が有力候補だ。

以下、連対率100%のショウナンカッサイデグラーティア、そして連対率こそ66.7%でも、ここ2年の優勝馬を輩出した黄菊賞勝ち馬・ジェルミナル。さらに抽選を通れば、連対率100%のチャームポットまで、4頭がほぼ横並びで次位グループになる。残るアディアフォーンとパドブレは「消し」でこそないものの、強く推す材料にも乏しく、除外馬や回避馬が相次いだ際の候補までに留めたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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