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第221回 自身の特徴をそのまま伝えるゴールドアリュール

2008/9/22(月)

現役時代のゴールドアリュールはフェブラリーSを始めダートのG1で4勝を上げ、02年にはJRA賞の最優秀ダートホースにも選ばれた名馬。ダート馬のイメージが強いが、日本ダービーでは勝ち馬から0.3秒差の5着に好走し、その潜在能力の高さを見せつけた。サンデーサイレンス産駒唯一のダートG1優勝馬でもある同馬だが、果たして産駒にはどのような傾向が伝わっているのだろうか。初年度産駒のデビューから1年が経過したところで、その特徴を分析していこう。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用し、集計期間は初年度産駒デビューの07年7月1日から08年9月20日までとした。

■表1 2007年にデビューした種牡馬の成績

種牡馬
2歳
3歳
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
シンボリクリスエス
86頭
137頭
91-94-72-582/839
10.8%
22.1%
30.6%
76%
82%
ワイルドラッシュ
35頭
94頭
33-38-37-386/494
6.7%
14.4%
21.9%
59%
82%
アグネスデジタル
43頭
93頭
48-47-44-379/518
9.3%
18.3%
26.8%
70%
83%
ファルブラヴ
0頭
83頭
30-22-27-272/351
8.5%
14.8%
22.5%
40%
73%
コロナドズクエスト
40頭
77頭
44-49-38-324/455
9.7%
20.4%
28.8%
49%
73%
サウスヴィグラス
20頭
59頭
23-23-19-42/290
7.9%
15.9%
22.4%
249%
123%
ゴールドアリュール
51頭
56頭
34-31-24-228/317
10.7%
20.5%
28.1%
152%
109%
ムーンバラッド
19頭
39頭
10-14-15-189/228
4.4%
10.5%
17.1%
62%
66%
アラムシャー
2頭
35頭
5-6-15-163/189
2.6%
5.8%
13.8%
74%
94%
グランデラ
17頭
32頭
10-14-15-159/198
5.1%
12.1%
19.7%
46%
132%

2003/2/23 中山11R フェブラリーS(G1) ゴールドアリュール

表1は2007年にデビューした種牡馬の成績で、初年度産駒の登録数が多かったトップ10をまとめたもの(表1参照)。初年度産駒の登録数が最も多かったのはシンボリクリスエス。そのシンボリクリスエスは勝率、連対率、複勝率で好数字をマークしているが、単・複回収率は特に目立つ数字ではない。一方、今回注目するゴールドアリュールは、そのシンボリクリスエスと勝率、連対率、複勝率はほぼ互角の数字。そして単・複回収率は100%を超えており、全ての数字で好成績を収めている。

■表2 ゴールドアリュール産駒の総合成績

 
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
全成績 34-31-24-228/317
10.7%
20.5%
28.1%
152%
109%
12-17-10-114/153
7.8%
19.0%
25.5%
58%
74%
ダート 22-14-14-114/164
13.4%
22.0%
30.5%
240%
143%

ここからゴールドアリュール産駒の特徴を詳細に見ていこう。まずはゴールドアリュール産駒の総合成績を見てほしい(表2参照)。ゴールドアリュール産駒の全成績で単・複回収率はともに100%を超えていたが、その数字はダートの成績が大きく影響していることがわかる。芝の数字も悪いわけではないが、ダートの方がより良い成績を収めている

■表3 ゴールドアリュール産駒の場所別成績

場所
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
札幌
2-0-3-19/24
8.3%
8.3%
20.8%
88%
80%
函館
1-3-2-15/21
4.8%
19.0%
28.6%
24%
46%
福島
1-0-2-10/13
7.7%
7.7%
23.1%
126%
70%
新潟
3-7-4-31/45
6.7%
22.2%
31.1%
53%
88%
東京
3-3-1-28/35
8.6%
17.1%
20.0%
21%
44%
中山
6-4-1-26/37
16.2%
27.0%
29.7%
435%
130%
中京
3-0-1-13/17
17.6%
17.6%
23.5%
121%
102%
京都
4-5-3-26/38
10.5%
23.7%
31.6%
130%
217%
阪神
4-7-3-36/50
8.0%
22.0%
28.0%
277%
148%
小倉
7-2-4-24/37
18.9%
24.3%
35.1%
103%
87%
中央開催
17-19-8-116/160
10.6%
22.5%
27.5%
223%
137%
ローカル
17-12-16-112/157
10.8%
18.5%
28.7%
80%
81%

表3はゴールドアリュール産駒の場所別成績(芝・ダ)。単・複回収率が100%を超えているのは中山、中京、京都、阪神。この4場所中3場所が中央開催であることからもわかるように、全体的にローカルより中央開催で好成績を収めている

■表4 ゴールドアリュール産駒の距離別成績

距離
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1000m 3-0-2-12/17
17.6%
17.6%
29.4%
170%
108%
1200m 8-11-7-47/73
11.0%
26.0%
35.6%
51
91%
1400m 4-7-1-44/56
7.1%
19.6%
21.4%
258%
105%
1600m 4-5-2-26/37
10.8%
24.3%
29.7%
112%
75%
1700m 7-1-3-24/35
20.0%
22.9%
31.4%
154%
99%
1800m 7-5-5-59/76
9.2%
15.8%
22.4%
220%
158%
2000m 0-1-2-8/11
0.0%
9.1%
27.3%
0%
80%
1000m〜1300m 11-11-10-60/92
12.0%
23.9%
34.8%
72%
94%
1400m〜1600m 8-12-4-72/96
8.3%
20.8%
25.0%
193%
92%
1700m〜2000m 14-7-10-91/122
11.5%
17.2%
25.4%
181%
134%
2100m〜2400m 1-1-0-5/7
14.3%
28.6%
28.6%
125%
128%
2500m〜 0-0-0-0/0
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

表4はゴールドアリュール産駒の距離別成績。距離はオールラウンドなタイプで、特に苦手な距離、得意な距離はないと言えるだろう。ゴールドアリュール自身は中距離を中心に活躍したが、その産駒は短い距離でも活躍を見せている。

■表5 ゴールドアリュール産駒の馬場状態別成績

馬場状態
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
芝・良 11-14-9-92/126
8.7%
19.8%
27.0%
60%
77%
芝・稍重 1-3-0-12/16
6.3%
25.0%
25.0%
78%
90%
芝・重 0-0-1-4/5
0.0%
0.0%
20.0%
0%
36%
芝・不良 0-0-0-6/6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
ダ・良 11-9-8-82/110
10.0%
18.2%
25.5%
69%
59%
ダ・稍重 5-1-1-19/26
19.2%
23.1%
26.9%
532%
340%
ダ・重 2-3-2-5/12
16.7%
41.7%
58.3%
290%
258%
ダ・不良 4-1-3-8/16
25.0%
31.3%
50.0%
903%
313%

次にゴールドアリュール産駒の馬場状態別成績を見ていこう(表5参照)。表5を見ると、芝とダートで対照的な結果になっている。芝は重、不良で3着が1回あるのみで、芝の道悪は苦手なようだ。一方、ダートは道悪になった方が好成績を収めている。特にダートの重、不良の複勝率は50%を超えており、単・複回収率も驚異的な数字をマークしている。

■表6 ゴールドアリュール産駒のコース別成績ベスト5

順位
コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
1
小倉・芝1200 3-2-2-12/19
15.8%
26.3%
36.8%
79%
78%
2
中京・ダ1700 3-0-1-5/9
33.3%
33.3%
44.4%
230%
194%
3
阪神・ダ1200 2-2-1-4/9
22.2%
44.4%
55.6%
41%
245%
4
中山・芝1600 2-2-0-5/9
22.2%
44.4%
44.4%
372%
113%
5
京都・ダ1800 2-1-2-6/11
18.2%
27.3%
45.5%
345%
619%
※出走回数が5回以上あるコースの順位。

表6はゴールドアリュール産駒のコース別成績ベスト5。推奨したいのは中京・ダ1700、中山・芝1600、京都・ダ1800でいずれも複勝率が40%を超え、単・複回収率が100%を超えているコースだ。

■表7 ゴールドアリュール産駒のコース別成績ワースト5

順位
コース
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
22
新潟・ダ1800 0-1-0-6/7
0.0%
14.3%
14.3%
0%
24%
23
札幌・芝1800 0-0-2-7/9
0.0%
0.0%
22.2%
0%
115%
24
阪神・芝1600外 0-0-1-5/6
0.0%
0.0%
16.7%
0%
21%
25
阪神・ダ1800 0-0-1-9/10
0.0%
0.0%
10.0%
0%
10%
26
札幌・ダ1700 0-0-0-6/6
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
※出走回数が5回以上あるコースの順位。

表7はゴールドアリュール産駒のコース別成績ワースト5。ゴールドアリュール産駒は基本的にダートを得意にしているが、新潟・ダ1800、阪神・ダ1800、札幌・ダ1700のコースは苦手としているようだ。

■表8 ゴールドアリュール産駒の芝⇔ダート替わり別成績

 
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
芝→芝 3-13-6-64/86
3.5%
18.6%
25.6%
25%
75%
芝→ダ 7-2-1-18/28
25.0%
32.1%
35.7%
672%
377%
ダ→芝 3-0-1-21/25
12.0%
12.0%
16.0%
84%
28%
ダ→ダ 10-8-12-76/106
9.4%
17.0%
28.3%
51%
77%

最後に芝⇔ダート替わりの成績を見ていこう(表8参照)。ひと際目立つのは芝→ダート替わりの成績。勝率は25%にも達し、単・複回収率は100%を大きく上回る数字だ。ゴールドアリュール産駒の芝→ダート替わりは見逃さないようにしたい

ゴールドアリュールは日本ダービーで5着に好走して芝適性も示したが、ダートが主な活躍の場だった。産駒にもその傾向を色濃く伝えており、芝も悪くないが、ダートの方が良い傾向にある。もう一度その特徴をまとめると、「芝よりダートの方が良い」、「ダートの道悪が得意」、「芝→ダート替わりに強い」などが挙げられる。

サンデーサイレス系の種牡馬はサンデーサイレス系と一括りにされがちだが、その特徴は様々だ。ゴールドアリュールについても同様で、ゴールドアリュール産駒は父ゴールドアリュールのイメージで捉えることをおススメしたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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