第217回 秋競馬開幕! ブライアンズタイム産駒分析|競馬情報ならJRA-VAN

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第217回 秋競馬開幕! ブライアンズタイム産駒分析

2008/9/8(月)

夏競馬も先週で終了し、いよいよ秋競馬。秋のG1を目指す馬は、今週開幕の中山、阪神開催から続々と登場してくることだろう。その中山と阪神では今週、京成杯オータムH、セントウルSが行われるが、このいずれかを木曜掲載分で検討する予定だ。月曜掲載の今回は、ブライアンズタイムの産駒成績を分析してみたい。

■表1 9〜12月種牡馬勝利数(03〜07年)

種牡馬
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
3着内率
サンデーサイレンス
3509
402
382
331
2394
11.5%
22.3%
31.8%
ブライアンズタイム
1832
189
169
164
1310
10.3%
19.5%
28.5%
ダンスインザダーク
2248
171
176
149
1752
7.6%
15.4%
22.1%
フジキセキ
1803
166
167
157
1313
9.2%
18.5%
27.2%
サクラバクシンオー
1745
164
146
435
1300
9.4%
17.8%
42.7%
アフリート
1298
119
93
110
976
9.2%
16.3%
24.8%
フレンチデピュティ
932
115
98
105
614
12.3%
22.9%
34.1%
スペシャルウィーク
1316
110
104
95
1007
8.4%
16.3%
23.5%
エルコンドルパサー
1046
110
93
89
754
10.5%
19.4%
27.9%
アグネスタキオン
796
106
111
67
512
13.3%
27.3%
35.7%

さて、まずはなぜこのタイミングでブライアンズタイムなのか、という点から。過去5年の秋競馬における種牡馬別勝利数を集計すると、表1の通りサンデーサイレンスがトップで、ブライアンズタイムが第2位。既にサンデーサイレンスはこの世を去り、登録のある産駒数も減ってきているが、ひとつ年上のブライアンズタイムは健在で、現2歳世代からも4頭(8月末現在)が勝ち上がっている。そこで、今回はこのブライアンズタイムを取り上げることとした。なお、データの集計にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用している。

ブライアンズタイムの初年度産駒は91年生まれ(93年デビュー)。サンプル数を優先すれば全産駒を分析するのが良さそうだが、種牡馬は年齢を重ねると傾向が変わるケースも見られるもの。そこで今回はある程度のデータ量を確保しつつ、96年生まれからの約10世代(本年の2歳馬も加えれば11世代)を対象に、本年8月末までのデータを分析してみた。

■表2 ブライアンズタイム血統表

ブライアンズタイム
1985 黒鹿毛
Roberto
1969 鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Bramalea Nashua
Rarelea
Kelley's Day
1977 鹿毛
Graustark Ribot
Flower Bowl
Golden Trail Hasty Road
Sunny Vale
※競走成績21戦5勝 フロリダダービー、ペガサスH

1994/5/29 東京9R 東京優駿(G1) 1着17番 ナリタブライアン

ブライアンズタイムの父は英国ダービー馬・ロベルト。日本ではリアルシャダイ(代表産駒ライスシャワーなど)やシルヴァーホーク(同グラスワンダー)の父として有名だ。また、祖父ヘイルトゥリーズンはサンデーサイレンスの祖父にもあたる。
母ケリーズデイは米5勝馬。この牝系からは活躍馬が多く出ており、日本に関係する馬では輸入種牡馬サンシャインフォーエヴァーや、スパークホーク(アメリカJCC2着)などが挙げられる。
ブライアンズタイム自身は21戦5勝で、フロリダダービー、ペガサスH(ともに米9ハロン・G1)を制覇。輸入種牡馬フォーティナイナーや、ウイニングカラーズ(ケンタッキーダービー馬。タップダンスシチーの叔母)、シーキングザゴールドなどと同期であった。引退後は日本に輸入され、その初年度産駒から三冠馬ナリタブライアン、オークス馬チョウカイキャロルを輩出するなど大成功を収めている。

■表3 産駒総合成績(96年生まれ〜)

 
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
全成績
9566
966
947
861
6792
10.1%
20.0%
29.0%
75%
78%
(牝馬)
3438
278
264
287
2609
8.1%
15.8%
24.1%
71%
75%
4042
345
364
349
2984
8.5%
17.5%
26.2%
64%
74%
ダート
5293
600
546
494
3653
11.3%
21.7%
31.0%
83%
82%
※全成績には障害【21.37.18.155】を含む

産駒全体の傾向としては芝よりもダートの方が好成績で、芝では1〜3着がほぼ同数なのに対し、ダートは1着数>2着数>3着数と、馬券圏内に絡んだ際に1着になる確率がやや高い。先に挙げたナリタブライアン、あるいはマヤノトップガンなど芝でチャンピオンになった馬もいる一方で、今年の帝王賞を制したフリオーソ(船橋)など、ダートでも多くの活躍馬を出しているブライアンズタイム。全体の成績としてはダート寄りと考えて良さそうだ。ちなみに、集計対象外とした95年以前生まれの各世代を集計すると、芝154勝(勝率9.4%)、ダート213勝(勝率14.1%)。以前に比べるとダートは勝率こそ下がっているものの、勝利数では「芝よりダート」の傾向が強まっている。

また、95年生まれ以前の世代は全成績で勝率11.5%、牝馬の勝率10.2%だったのが、96年生まれ以降は10.1%と8.1%になり、牝馬がやや不振という傾向が出てきている。JRA重賞勝ち馬の数を見ても、96年生まれ以降の牡馬はタニノギムレットを筆頭に19頭を数えるのに対し、牝馬はシルクプリマドンナなど3頭止まり。やはり、95年生まれ以前の11頭:3頭からは差が広がってきた形だ。既に実績を残している馬はともかく、新たにデビューする馬なら予想やPOGの指名馬を選定する際には注意したい。

■表4 馬場状態別成績

コース
馬場
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
289- 307- 292-2532/3420
8.5%
17.4%
26.0%
64%
72%
稍重
39- 39- 35- 282/ 395
9.9%
19.7%
28.6%
53%
72%
11- 14- 14- 120/ 159
6.9%
15.7%
24.5%
36%
60%
不良
6- 4- 8- 50/ 68
8.8%
14.7%
26.5%
201%
199%
ダート
428- 388- 348-2572/3736
11.5%
21.8%
31.2%
88%
82%
稍重
89- 81- 56- 523/ 749
11.9%
22.7%
30.2%
76%
78%
47- 46- 40- 313/ 446
10.5%
20.9%
29.8%
79%
91%
不良
36- 31- 50- 245/ 362
9.9%
18.5%
32.3%
52%
73%

馬場状態別では、表3をそのまま受ける形でほぼ馬場状態を問わずにダートの方が好成績。ただ、芝では稍重で勝率10%、連対率20%に迫る成績を残し、ダート・不良を上回っている。芝なら多少渋った方が成績は良い、あるいはダートでもあまり馬場が悪化してしまうと良くない、と言えるだろう。

■表5 クラス別成績

クラス
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
新馬
97- 78- 76- 464/ 715
13.6%
24.5%
35.1%
91%
78%
未勝利
280- 271- 268-1941/2760
10.1%
20.0%
29.7%
70%
78%
500万下
318- 328- 292-2231/3169
10.0%
20.4%
29.6%
70%
81%
1000万下
149- 169- 141-1149/1608
9.3%
19.8%
28.5%
73%
75%
1600万下
44- 27- 20- 284/ 375
11.7%
18.9%
24.3%
114%
77%
OPEN特別
44- 36- 36- 339/ 455
9.7%
17.6%
25.5%
91%
70%
G3
24- 21- 15- 205/ 265
9.1%
17.0%
22.6%
60%
76%
G2
4- 12- 5- 88/ 109
3.7%
14.7%
19.3%
10%
65%
G1
6- 5- 8- 91/ 110
5.5%
10.0%
17.3%
139%
98%

クラス別では、意外にも新馬戦の成績が良い。「使い込んで良化」というイメージもあるが、現2歳世代で勝ち上がった4頭もすべて新馬勝ち。もちろん馬にもよるとはいえ、単純に「ブライアンズタイム産駒だから叩き良化」などと決めつけるのは危険だ。
また、条件戦ではクラスが上がっても勝率や連対率の大きな落ち込みはほとんど見られないのも特徴である。産駒に気になる馬がいれば、1600万条件あたりまでなら「まだ先がある」と追いかけてみても面白い。

■表6 年齢別成績

年齢
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
2歳・夏
30- 21- 14- 119/ 184
16.3%
27.7%
35.3%
58%
62%
2歳・秋
75- 64- 69- 392/ 600
12.5%
23.2%
34.7%
69%
79%
3歳・冬
135- 109- 124- 740/1108
12.2%
22.0%
33.2%
76%
77%
3歳・春
127- 143- 125- 895/1290
9.8%
20.9%
30.6%
75%
83%
3歳・夏
114- 101- 116- 909/1240
9.2%
17.3%
26.7%
76%
74%
3歳・秋
72- 82- 62- 510/ 726
9.9%
21.2%
29.8%
70%
74%
4歳・冬
52- 52- 33- 399/ 536
9.7%
19.4%
25.6%
92%
82%
4歳・春
57- 53- 49- 418/ 577
9.9%
19.1%
27.6%
86%
91%
4歳・夏
61- 78- 65- 364/ 568
10.7%
24.5%
35.9%
63%
84%
4歳・秋
55- 47- 49- 278/ 429
12.8%
23.8%
35.2%
73%
95%
5歳・冬
46- 45- 40- 306/ 437
10.5%
20.8%
30.0%
74%
74%
5歳・春
50- 45- 29- 296/ 420
11.9%
22.6%
29.5%
89%
90%
5歳・夏
18- 20- 10- 232/ 280
6.4%
13.6%
17.1%
69%
51%
5歳・秋
16- 8- 11- 174/ 209
7.7%
11.5%
16.7%
78%
56%
6歳・冬
16- 17- 14- 154/ 201
8.0%
16.4%
23.4%
72%
92%
6歳・春
12- 14- 12- 134/ 172
7.0%
15.1%
22.1%
88%
72%
6歳・夏
5- 11- 14- 111/ 141
3.5%
11.3%
21.3%
32%
68%
6歳・秋
7- 5- 7- 89/ 108
6.5%
11.1%
17.6%
55%
48%
7歳以上
18- 32- 18- 272/ 340
5.3%
14.7%
20.0%
72%
69%
2歳
105- 85- 83- 511/ 784
13.4%
24.2%
34.8%
66%
75%
3歳
448- 435- 427-3054/4364
10.3%
20.2%
30.0%
75%
77%
4歳
225- 230- 196-1459/2110
10.7%
21.6%
30.9%
78%
88%
5歳
130- 118- 90-1008/1346
9.7%
18.4%
25.1%
79%
72%
6歳
40- 47- 47- 488/ 622
6.4%
14.0%
21.5%
64%
73%
7歳以上
18- 32- 18- 272/ 340
5.3%
14.7%
20.0%
72%
69%
※冬:1〜3月、春:4〜6月、夏:7〜9月、秋:10〜12月

年齢別成績では、新馬戦の好成績からもわかる通り2歳夏は好成績。以降も、ひとつ下の世代に降級の利が生じる5歳夏まで勝率が9%を割り込むことはなく、連対率も3歳夏を除いて19%以上をキープしている。種牡馬成績を調べると、降級のある4歳夏より前のどこかでは成績が落ち込む種牡馬が多いものだが、ブライアンズタイム産駒にはそのような傾向はあまり見られない。また、降級後の4歳夏から秋はその利を生かしてか成績を伸ばしており、今の時期は2、3歳はもちろん、4歳馬にも大いに注目したい。冒頭の表1で9〜12月の勝ち鞍2位に食い込んだのも、こういった傾向が影響していそうだ。

■表7 距離別成績

コース
距離
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
1000m
6- 2- 3- 39/ 50
12.0%
16.0%
22.0%
69%
50%
1200m
53- 56- 52- 470/ 631
8.4%
17.3%
25.5%
58%
76%
1400m
20- 27- 20- 197/ 264
7.6%
17.8%
25.4%
49%
65%
1600m
67- 50- 53- 448/ 618
10.8%
18.9%
27.5%
70%
68%
1800m
87- 87- 79- 682/ 935
9.3%
18.6%
27.1%
69%
69%
2000m
79- 93- 97- 751/1020
7.7%
16.9%
26.4%
69%
85%
1000m〜1300m
59- 58- 55- 509/ 681
8.7%
17.2%
25.3%
59%
74%
1400m〜1600m
88- 79- 73- 652/ 892
9.9%
18.7%
26.9%
63%
68%
1700m〜2000m
166- 182- 179-1456/1983
8.4%
17.5%
26.6%
68%
77%
2100m〜2400m
17- 27- 22- 215/ 281
6.0%
15.7%
23.5%
26%
54%
2500m〜
15- 18- 20- 152/ 205
7.3%
16.1%
25.9%
100%
90%
ダート
1000m
33- 31- 22- 205/ 291
11.3%
22.0%
29.6%
71%
73%
1200m
70- 56- 57- 457/ 640
10.9%
19.7%
28.6%
99%
80%
1400m
75- 61- 67- 445/ 648
11.6%
21.0%
31.3%
76%
72%
1600m
31- 39- 29- 202/ 301
10.3%
23.3%
32.9%
64%
87%
1700m
159- 174- 146-1037/1516
10.5%
22.0%
31.6%
82%
91%
1800m
208- 167- 156-1130/1661
12.5%
22.6%
32.0%
90%
82%
1000m〜1300m
109- 91- 83- 706/ 989
11.0%
20.2%
28.6%
89%
76%
1400m〜1600m
106- 100- 96- 647/ 949
11.2%
21.7%
31.8%
72%
77%
1700m〜2000m
370- 343- 304-2193/3210
11.5%
22.2%
31.7%
85%
86%
2100m〜2400m
15- 12- 11- 106/ 144
10.4%
18.8%
26.4%
64%
62%
2500m〜
0- 0- 0- 1/ 1
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

一方、さほど特徴がないのが距離別成績。芝では1600mの勝率が10%を超えているものの、連対率に大きな違いは見られず、2100mを超える区分で多少成績が落ちている程度だ。ダートではさらに差がなくなり、軒並み勝率10%、連対率20%を突破。1700〜2000mの出走数が非常に多く、全体としては「ダート中距離ベスト」なのだろう。ただ、たとえば現役ではワイルドワンダーが1400mの根岸SとプロキオンSに加え、1800mのアンタレスSを制しているなど、さほど距離の長短は問われない馬もいそうだ。

■表8 競馬場別成績

コース
場所
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
札幌
16- 12- 17- 131/ 176
9.1%
15.9%
25.6%
55%
70%
函館
16- 18- 20- 191/ 245
6.5%
13.9%
22.0%
36%
55%
福島
22- 29- 36- 261/ 348
6.3%
14.7%
25.0%
28%
91%
新潟
29- 31- 23- 228/ 311
9.3%
19.3%
26.7%
69%
69%
東京
48- 58- 38- 424/ 568
8.5%
18.7%
25.4%
61%
67%
中山
44- 40- 43- 311/ 438
10.0%
19.2%
29.0%
98%
84%
中京
32- 36- 32- 296/ 396
8.1%
17.2%
25.3%
62%
69%
京都
55- 61- 49- 429/ 594
9.3%
19.5%
27.8%
55%
71%
阪神
53- 51- 61- 407/ 572
9.3%
18.2%
28.8%
76%
81%
小倉
30- 28- 30- 306/ 394
7.6%
14.7%
22.3%
81%
71%
中央4場
200- 210- 191-1571/2172
9.2%
18.9%
27.7%
70%
75%
その他
145- 154- 158-1413/1870
7.8%
16.0%
24.4%
57%
72%
ダート
札幌
38- 33- 33- 186/ 290
13.1%
24.5%
35.9%
89%
87%
函館
36- 39- 38- 199/ 312
11.5%
24.0%
36.2%
97%
91%
福島
32- 40- 25- 218/ 315
10.2%
22.9%
30.8%
49%
88%
新潟
32- 27- 27- 210/ 296
10.8%
19.9%
29.1%
98%
70%
東京
74- 69- 57- 406/ 606
12.2%
23.6%
33.0%
82%
83%
中山
86- 62- 57- 432/ 637
13.5%
23.2%
32.2%
86%
82%
中京
55- 56- 52- 397/ 560
9.8%
19.8%
29.1%
75%
90%
京都
95- 89- 87- 659/ 930
10.2%
19.8%
29.1%
86%
75%
阪神
118- 90- 93- 647/ 948
12.4%
21.9%
31.8%
83%
82%
小倉
34- 41- 25- 299/ 399
8.5%
18.8%
25.1%
83%
76%
中央4場
373- 310- 294-2144/3121
12.0%
21.9%
31.3%
84%
80%
その他
227- 236- 200-1509/2172
10.5%
21.3%
30.5%
81%
84%

競馬場別では、芝はローカルより中央4場の勝率、連対率が高い。直線が長いためか新潟は悪くないものの、現在開催中の札幌、あるいは先週で終了した小倉の成績は今ひとつ。今週からの中山や阪神はまずまずだけに、芝では札幌や小倉から、中山や阪神に戻って変わり身を見せる馬もいることだろう
一方、ダートは多少中央4場の勝率が良い程度で、連対率では芝ほど大きな違いはない。ただ、芝も含め全体的に見れば中央4場が多少良い傾向にあるのは確かで、表6の年齢別と併せ、表1の好成績に繋がっているのだろう。
なお、阪神競馬場の改修後に限定すると、芝【9.8.10.63】で勝率10.0%、連対率18.9%。ダートは【24.14.17.16】で13.3%、21.0%。また、新潟の旧コース出走はのべ17頭とほとんど影響はないが、改修後限定では芝【26.30.21.221】で勝率8.7%、連対率18.8%、ダートは【32.25.27.208】勝率11.0%、連対率19.5%となる。

■表9 コース別勝ち鞍ベスト10

コース
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
阪神・ダ1800
70- 57- 51-320/498
14.1%
25.5%
35.7%
92%
94%
中山・ダ1800
60- 36- 42-306/444
13.5%
21.6%
31.1%
81%
77%
京都・ダ1800
55- 55- 44-354/508
10.8%
21.7%
30.3%
87%
79%
中京・ダ1700
48- 47- 43-304/442
10.9%
21.5%
31.2%
83%
98%
東京・ダ1600
31- 39- 27-197/294
10.5%
23.8%
33.0%
65%
87%
函館・ダ1700
30- 31- 31-166/258
11.6%
23.6%
35.7%
108%
91%
札幌・ダ1700
30- 24- 28-148/230
13.0%
23.5%
35.7%
75%
81%
福島・ダ1700
26- 37- 22-177/262
9.9%
24.0%
32.4%
50%
99%
阪神・ダ1400
26- 19- 21-169/235
11.1%
19.1%
28.1%
94%
67%
東京・ダ1400
26- 17- 18-103/164
15.9%
26.2%
37.2%
82%
89%

最後にコース別の勝ち鞍トップ10。これまでの分析から想像された通り、上位はダートばかり、しかも1600m〜1800mが中心だ。勝ち鞍1位の阪神ダート1800mは、改修後に限定しても(芝のような大改修ではないが)【12.4.4.50】で勝率17.1%、連対率22.9%の好成績を残している。

以上が、96年生まれ以降のブライアンズタイム産駒の主なデータだ。芝よりダート、牝馬より牡馬などという傾向こそあるものの、特にダートではまんべんなく好成績。そのため、「芝→ダート替わり」のようなわかりやすい形以外では、「とにかくこの条件では買い(消し)」などと言える条件が少ない、少々やっかいな種牡馬である。ただ、だからこそ毎年のようにリーディング上位を争うだけの成績を残せる、とも言えそうだ。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

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