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第215回 夏競馬終盤!今年の2歳馬について占う!!

2008/9/1(月)

今日から9月。夏競馬も残すところ今週の新潟2歳ステークス、小倉2歳ステークスで終了する。新潟、小倉の終了ということは、今月7日に迫ったP-1グランプリ(グリーンチャンネルとJRA-VANによる)の指名馬選択可能期間も終了となる。先週は3歳馬について分析していたこともあり、今回は今年のここまでの2歳戦について分析し、指名の参考となるようなデータや、予想の手助けとなるようなデータを調査してみたいと思う。

なお、今回の分析対象は、2008年8月17日までの2歳馬のレースである。そして、データの調査・集計にあたっては、JRA-VAN Data Lab.を中心にTarget frontier JVを織り交ぜで調査している。

2歳馬がデビューしてからここまで、札幌、函館、福島、新潟、阪神、小倉で2歳戦が行われてきた。その中から(1)種牡馬、(2)母父馬(ブルードメアサイアー、略してBMS)、(3)調教師、(4)馬主、(5)生産者といったところの勝ち上がり率(何頭出走して何頭勝利したかの割合)を分析し、最後に騎手別の成績を見ていくこととする。

■表1 種牡馬別勝ち上がり一覧(2頭以上の勝ち上がりのみ)

順位 種牡馬名 出走頭数 勝ち上がり
頭数
勝ち
上がり
備考
1 アグネスタキオン 15 5 33.3%  
2 マンハッタンカフェ 17 5 29.4%  
3 キングカメハメハ 22 5 22.7% 08新種牡馬
4 シンボリクリスエス 17 4 23.5%  
5 サクラバクシンオー 18 4 22.2%  
6 ブライアンズタイム 6 3 50.0%  
7 フジキセキ 8 3 37.5%  
8 グラスワンダー 10 3 30.0%  
9 ダンスインザダーク 15 3 20.0%  
10 タイキシャトル 19 3 15.8%  
11 メジロベイリー 4 2 50.0% 08新種牡馬
12 エアジハード 5 2 40.0%  
13 プリサイスエンド 9 2 22.2% 08新種牡馬
14 フレンチデピュティ 10 2 20.0%  
15 タニノギムレット 11 2 18.2%  
16 ワイルドラッシュ 12 2 16.7%  
16 トワイニング 13 2 15.4%  
18 スウェプトオーヴァーボード 13 2 15.4%  
19 マイネルラヴ 21 2 9.5%  
  ホワイトマズル 10 1 10.0%  
  マヤノトップガン 11 1 9.1%  
  ゴールドアリュール 11 1 9.1%  
  ステイゴールド 13 1 7.7%  
  スペシャルウィーク 13 1 7.7%  
  アグネスデジタル 17 1 5.9%  
  コロナドズクエスト 18 1 5.6%  
  ネオユニヴァース 21 1 4.8% 08新種牡馬
  コマンダーインチーフ 11 0 0.0%  
  マーベラスサンデー 11 0 0.0%  

20004/5/30 東京10R 東京優駿(G1) 1着12番 キングカメハメハ まずは種牡馬から見ていこうと思う。
今年の新種牡馬ではダービー馬の2頭であるキングカメハメハネオユニヴァースが産駒の頭数で1,2を争っていたのだが、その2頭が明暗を分けた結果となっている。キングカメハメハは2歳重賞ウィナー一番乗りを果たしたフィフスペトルを含め、現時点で既に5頭の勝ち馬を輩出している。その一方、ネオユニヴァースは21頭中勝ち馬わずか1頭と非常に低い勝ち上がり率となっている。その他の新種牡馬としてはメジロベイリーとプリサイスエンドが2頭ずつの勝ち馬を出して健闘している。


新種牡馬以外で見ると、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、フジキセキ、ダンスインザダークとサンデーサイレンスの後継種牡馬がベスト10の中に4頭ランクインしているが、その中においてブライアンズタイムが50%という勝ち上がり率を見せて奮闘しているのは注目に値するかと思う。

■表2 ブルードメアサイアー(BMS)別勝ち上がり一覧(2頭以上の勝ち上がりのみ)

順位 ブルードメアサイアー名 出走頭数 勝ち上がり
頭数
勝ち
上がり
1 サンデーサイレンス 45 8 17.8%
2 アフリート 12 4 33.3%
3 Woodman 13 3 23.1%
4 Mr. Greeley 2 2 100.0%
5 Mr. Prospector 3 2 66.7%
6 Thunder Gulch 3 2 66.7%
7 Deputy Minister 5 2 40.0%
8 Kingmambo 6 2 33.3%
8 Seeking the Gold 6 2 33.3%
10 ラムタラ 7 2 28.6%
11 タイキシャトル 8 2 25.0%
11 スキャン 8 2 25.0%
13 サクラユタカオー 11 2 18.2%
14 ノーザンテースト 18 2 11.1%

表2にはBMS別の勝ち上がり一覧をまとめたが、ここはサンデーサイレンスが数にモノを言わせて勝ち馬頭数的には圧倒しているという程度。ただし勝ち上がり率はよくないといったところか。

■表3 調教師別勝ち上がり一覧(2頭以上の勝ち上がりのみ)

順位 調教師名 出走頭数 勝ち上がり
頭数
勝ち
上がり
1 伊藤圭三 9 4 44.4%
2 山内研二 9 3 33.3%
3 領家政蔵 4 3 75.0%
4 尾形充弘 2 2 100.0%
5 松永昌博 3 2 66.7%
5 池添兼雄 3 2 66.7%
5 鶴留明雄 3 2 66.7%
5 中竹和也 3 2 66.7%
5 藤沢和雄 3 2 66.7%
10 藤原辰雄 5 2 40.0%
10 加藤征弘 5 2 40.0%
10 飯田明弘 5 2 40.0%
13 大久保洋 6 2 33.3%
14 相沢郁  7 2 28.6%
14 畠山吉宏 7 2 28.6%
16 田村康仁 10 2 20.0%
17 佐々木晶 13 2 15.4%

表3には調教師別の成績一覧をまとめてみた。1位の伊藤圭三調教師と2位の山内研二調教師は函館で多く産駒をデビューさせているイメージである。ただ、勝ち上がり率がそこまで良いわけではなく、着回数を見ても伊藤圭三調教師[4-0-1-12/17 勝率23.5%、連対率23.5%、複勝率29.4%]、山内研二調教師[3-0-2-14/19 勝率15.8%、連対率15.8%、複勝率26.3%]となっていて、馬券的には表3で3位の領家政蔵調教師の[3-1-0-3/7 勝率42.9%、連対率57.1%、複勝率57.1%]、4位の尾形充弘調教師[2-1-1-0/5 勝率50.0%、連対率75.0%、複勝率100.0%]、5位タイの藤沢和雄調教師[2-1-1-1/5 勝率40.0%、連対率60.0%、複勝率80.0%]といったところを狙うのが効果的かと思う。

■表4 馬主別勝ち上がり一覧(2頭以上の勝ち上がりのみ)

順位 馬主名 出走頭数 勝ち上がり
頭数
勝ち
上がり
主な勝ち上がり馬
1 キャロットファーム 18 4 22.2% フィフスペトル
2 ノースヒルズマネジメント 9 3 33.3% カヴァリエ
3 サンデーレーシング 16 3 18.8% デグラーティア
4 ダノックス 2 2 100.0% ダノンヒデキ
4 奈村 信重 2 2 100.0% ナムラミーティア
6 松本 好雄 3 2 66.7% メイショウドンタク
7 大城 敬三 4 2 50.0% ダイワバーガンディ
8 メジロ商事 5 2 40.0% メジロチャンプ
9 メジロ牧場 6 2 33.3% メジロドリームス
10 シルク 9 2 22.2% シルクドミニオン
11 社台レースホース 10 2 20.0% センターステージ
12 サラブレッドクラブ・ラフィアン 18 2 11.1% マイネルウェイヴ

表4には馬主別成績の一覧をまとめてみた。今年はナムラミーティアで函館2歳ステークス2着のナムラの冠名で有名な奈村信重氏とダノンの冠名で有名なダノックスが目立つところか。
今年の3歳馬(2005年度産)の現時点までの勝ち上がり率についても一部見てみたが(表5参照)、これをみたところ奈村信重氏とダノックスはともに良い数字を残しているようで、テイエム、アドマイヤ、ダイワといった著名な馬主よりも良い勝ち上がり率を残している。

■表5 本年の3歳馬(2005年産)の勝ち上がり率

馬主名 出走頭数 勝ち上がり
頭数
勝ち
上がり
冠名
奈村 信重 23 12 52.2% ナムラ
ダノックス 16 10 62.5% ダノン
竹園 正繼 35 8 22.9% テイエム
近藤 利一 29 6 20.7% アドマイヤ
大城 敬三 29 10 34.5% ダイワ

 

■表6 生産者別勝ち上がり一覧(2頭以上の勝ち上がりのみ)
順位 生産者名 出走頭数 勝ち上がり
頭数
勝ち
上がり
主な勝ち上がり馬
1 社台ファーム 34 10 29.4% ピサノシンボル
2 ノーザンファーム 41 5 12.2% アドマイヤランサム
3 メジロ牧場 9 3 33.3% メジロシャレード
4 ビッグレッドファーム 11 3 27.3% コスモユウコリン
5 社台コーポレーション白老ファーム 14 3 21.4% フィフスペトル
6 シンボリ牧場 2 2 100.0% ラインブラッド
6 酒井牧場 2 2 100.0% フォーレイカー
8 レキシントンファーム 4 2 50.0% ジャングルストーン
9 ノースヒルズマネジメント 5 2 40.0% カヴァリエ
10 高昭牧場 10 2 20.0% ヒットヒットヒット
11 グランド牧場 11 2 18.2% キミニムチュウ
12 千代田牧場 12 2 16.7% ストロングガルーダ

表6では生産者別の勝ちあがり一覧をまとめてみた。社台ファーム、ノーザンファーム、社台コーポレーション白老ファームの社台グループの生産者が数の上では優勢であるが、シンボリ牧場(バンガロール、ラインブラッドが勝ち上がっている)、酒井牧場(マックスビューティー、ホクトベガで有名で今年の2歳馬としてはフォーレイカーとツクバホクトオーが勝ち上がっている)といったところは出走頭数が少ないながらも健闘を見せているようだ。

■表7 騎手別着回数一覧

順位 騎手 着回数 勝率 連対率 単回値
1 岩田康誠 7- 2- 0-13/22 31.8% 40.9% 86
2 松岡正海 5- 2- 2-19/28 17.9% 25.0% 86
3 武豊   5- 2- 1- 8/16 31.3% 43.8% 76
4 安藤勝己 4- 3- 4- 9/20 20.0% 35.0% 73
5 四位洋文 4- 3- 2- 8/17 23.5% 41.2% 125
6 柴田善臣 4- 2- 2-20/28 14.3% 21.4% 112
7 三浦皇成 4- 1- 2-19/26 15.4% 19.2% 68
8 浜中俊  4- 1- 1-16/22 18.2% 22.7% 113
9 藤田伸二 3- 4- 1-14/22 13.6% 31.8% 30
10 池添謙一 3- 2- 3-12/20 15.0% 25.0% 65
11 蛯名正義 3- 2- 0-16/21 14.3% 23.8% 41
12 和田竜二 3- 0- 2-10/15 20.0% 20.0% 121
13 内田博幸 2- 6- 3-14/25 8.0% 32.0% 49
14 福永祐一 2- 4- 7-10/23 8.7% 26.1% 16
15 後藤浩輝 2- 4- 1-19/26 7.7% 23.1% 14
16 田中健  2- 4- 0- 6/12 16.7% 50.0% 185
17 北村友一 2- 2- 1-12/17 11.8% 23.5% 125
18 吉田隼人 2- 1- 3-17/23 8.7% 13.0% 19
19 吉田豊  2- 1- 1-20/24 8.3% 12.5% 40
20 木幡初広 2- 1- 1-10/14 14.3% 21.4% 68
21 柴山雄一 2- 0- 3-20/25 8.0% 8.0% 48
22 江田照男 2- 0- 3-18/23 8.7% 8.7% 52
23 勝浦正樹 2- 0- 3-15/20 10.0% 10.0% 30
24 飯田祐史 2- 0- 2- 6/10 20.0% 20.0% 301

最後に騎手について。こちらは単純に2歳戦での成績を調べてみた。
岩田康誠騎手、武豊騎手、安藤勝己騎手の3強に食い込んでいるのが松岡正海騎手。ダリア賞をバドブレで勝つなどの活躍を見せているが、勝率、連対率、複勝率で3強と比較するとさすがにそこはかなわない様子。他には大物ルーキー三浦皇成騎手、フェニックス賞をデグラーティアで制した2年目の浜中俊騎手といった若手の活躍も目立つところである。

ちなみに岩田騎手は全体では[7-2-0-13/22 勝率31.8%、連対率40.9%、複勝率40.9%]だが、1番人気限定で見ると、[5-1-0-1/7 勝率71.4%、連対率85.7%、複勝率85.7%]と秀逸で、見事に人気に応えていることがわかる。そのほかでは四位洋文騎手は全体では[4-3-2-8/17 勝率23.5%、連対率41.2%、複勝率52.9%]だが、1〜3番人気限定で見ると[3-2-1-1/7 勝率42.9%、連対率71.4%、複勝率85.7%]とこちらも人気に強いところを証明しているようだ。

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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