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第214回 好調な4、5歳馬が強い新潟記念

2008/8/28(木)

新潟競馬場の改修後、今年で8年目を迎える新潟記念。過去7年の馬連平均配当は約3,170円で、過去6年の3連複平均配当は約22,400円。全体的に順当な決着は少なく、特に3着に人気薄が来る傾向にある。そこで、今回は新潟競馬場改修後の過去7年のデータを基に分析していこう。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 新潟記念の年齢別成績(過去7年)

年齢
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複勝率
3歳
0-0-0-3/3
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
4歳
2-2-1-10/15
13.3%
26.7%
26.7%
103%
128%
5歳
3-4-2-17/26
11.5%
26.9%
26.9%
66%
99%
6歳
2-1-3-26/32
6.3%
9.4%
9.4%
30%
65%
7歳以上
0-0-1-28/29
0.0%
0.0%
3.4%
30%
65%

始めに過去7年の新潟記念の年齢別成績を見ていこう(表1参照)。過去7年の連対馬は全て4〜6歳で、3着以内で見てもほとんどが4〜6歳馬。特に4、5歳馬の成績は1着5回2着6回3着3回で、6歳馬と比較しても勝率、連対率、複勝率は大きく上回っている。7歳以上は不振で、01年に3着に好走したミヤギロドリゴのみ。また3歳馬は過去3頭出走して、いずれも着外に終わっている。

■表2 新潟記念の斤量別成績(過去7年)

斤量
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
〜49kg
0-0-0-4/4
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
49.5〜51kg
1-1-0-10/12
8.3%
16.7%
16.7%
49%
38%
51.5〜53kg
1-1-1-25/28
3.6%
7.1%
10.7%
22%
46%
53.5〜55kg
1-4-3-23/31
3.2%
16.1%
25.8%
19%
93%
55.5〜57kg
4-1-1-16/22
18.2%
22.7%
27.3%
111%
71%
57.5〜59kg
0-0-2-6/8
0.0%
0.0%
25.0%
0%
100%

表2は新潟記念の斤量別成績(過去7年)。過去7年の連対馬は全て49.5〜57キロの間で誕生している。その中でも特に優秀なのは53.5〜57キロの間で、1着5回2着5回3着4回の成績だ。57.5kg以上になると3着が2回あるのみで、全体的に人気を裏切る結果になっている。また49キロ以下は過去4頭出走しているが、好走馬はまだいない。

■表3 過去7年の新潟記念の結果

着順
人気
馬名
前走
2走前
07年
1
2
ユメノシルシ 七夕賞3着 福島テレビOP1着
2
10
トウショウヴォイス 新潟日報賞1着 湘南S6着
3
7
ヤマニンアラバスタ 関屋記念17着 新潟記念5着
06年
1
6
トップガンジョー エプソムC1着 都大路S3着
2
4
サンレイジャスパー 小倉記念4着 マーメイドS2着
3
9
ヴィータローザ 小倉記念2着 新潟大賞典12着
05年
1
3
ヤマニンアラバスタ 佐渡特別1着 メトロポリタンS6着
2
5
グラスボンバー 七夕賞3着 湘南S1着
3
4
ヴィータローザ 北九州記念5着 宝塚記念11着
04年
1
3
スーパージーン 北九州記念10着 福島テレビOP1着
2
1
レニングラード 佐渡特別1着 オートキツメモリアル6着
3
6
トーセンダンディ 関屋記念4着 七夕賞8着
03年
1
3
ダービーレグノ 北九州記念2着 目黒記念4着
2
7
カンファーベスト カブトヤマ記念5着 スピカS1着
3
8
キングフィデリア 金鯱賞12着 都大路S3着
02年
1
2
トーワトレジャー 函館記念3着 三春駒特別1着
2
1
アグネススペシャル 関屋記念6着 巴賞7着
3
9
ダービーレグノ サマーS5着 ストークS12着
01年
1
1
サンプレイス サマーS1着 下鴨S2着
2
3
エアスマップ 函館記念15着 巴賞3着
3
10
ミヤギロドリゴ NSTオープン4着 七夕賞3着

ここで過去7年の新潟記念の結果を振り返ろう(表3参照)。タイトルで「好調な4、5歳馬が強い」と記したが、その「好調な」とはどういうことなのかを示したのが、表2になる。過去7年の好走馬21頭中16頭が近2走以内にオープンクラス以上で3着以内、もしくは1600万下以下のクラスで1着に好走していた。つまり新潟記念は近走成績の良い好調な馬の活躍が目立つ。また過去7年の連対馬14頭中13頭がこのパターンに該当しており、中心馬はここから探したい。

■表4 過去7年の新潟記念好走馬(1)

着順
人気
馬名
前走
前走上がり
2走前
2走前上がり
07年
1
2
ユメノシルシ 七夕賞3着
4位
福島テレビOP1着
2位
06年
1
6
トップガンジョー エプソムC1着
2位
都大路S3着
6位
2
4
サンレイジャスパー 小倉記念4着
5位
マーメイドS2着
2位
3
9
ヴィータローザ 小倉記念2着
3位
新潟大賞典12着
8位
05年
2
5
グラスボンバー 七夕賞3着
1位
湘南S1着
1位
03年
1
3
ダービーレグノ 北九州記念2着
2位
目黒記念4着
2位
02年
1
2
トーワトレジャー 函館記念3着
3位
三春駒特別1着
1位
01年
3
10
ミヤギロドリゴ NSTオープン4着
2位
七夕賞3着
1位

ここから過去7年の新潟記念好走馬を3つのグループにわけてみたい。表4は過去7年の新潟記念好走馬(1)で、近2走以内に重賞で3着以内に好走した馬をまとめたもの。このグループは、昨年の新潟記念勝ち馬ユメノシルシを始め8頭が該当する。ここで注目したいのは近2走以内の重賞で3着以内に好走した時の上がりで、8頭中7頭が上がり3位以内をマークしていた。

■表5 過去7年の新潟記念好走馬(2)

着順
人気
馬名
前走
前走上がり
重賞実績
07年
2
10
トウショウヴォイス 新潟日報賞1着
1位
 
05年
1
3
ヤマニンアラバスタ 佐渡特別1着
2位
フラワーC2着
04年
2
1
レニングラード 佐渡特別1着
1位
ラジオたんぱ賞2着
02年
3
9
ダービーレグノ サマーS5着
6位
シンザン記念1着
01年
1
1
サンプレイス サマーS1着
1位
中京記念2着

表5は過去7年の新潟記念好走馬(2)で、前走1600万下以下のクラスに出走して、新潟記念で好走した馬をまとめたもの。このグループは昨年の新潟記念2着のトウショウヴォイスを始め5頭が該当し、その5頭中4頭は前走で勝利を上げていたことがわかる。つまり下級条件からの挑戦の場合、前走で勝利を上げていることが第一条件だ。さらにその前走上がりに着目すると、4頭全てが前走上がり2位以内で勝利を収めていた。また昨年の新潟記念で2着に好走したトウショウヴォイス以外は過去に重賞連対実績を持っていた。

■表6 過去7年の新潟記念好走馬(3)

着順
人気
馬名
前走
2走前
新潟芝(複勝率)
7〜9月(複勝率)
07年
3
7
ヤマニンアラバスタ 関屋記念17着 新潟記念5着
3-1-0-4(50%)
4-1-0-4(55.6%)
05年
3
4
ヴィータローザ 北九州記念5着 宝塚記念11着
0-0-0-0(0%)
2-1-2-1(83.3%)
04年
1
3
スーパージーン 北九州記念10着 福島TVOP1着
0-0-1-0(100%)
1-1-0-1(66.7%)
3
6
トーセンダンディ 関屋記念4着 七夕賞8着
3-0-1-1(80% )
4-1-2-4(63.6%)
03年
2
7
カンファーベスト カブトヤマ記念5着 スピカS1着
1-1-0-1(66.7%)
1-1-0-1(66.7%)
3
8
キングフィデリア 金鯱賞12着 都大路S3着
1-0-0-0(100%)
2-2-0-2(66.7%)
02年
2
1
アグネススペシャル 関屋記念6着 巴賞7着
0-0-0-1(0%)
1-0-1-3(40%)
01年
2
3
エアスマップ 函館記念15着 巴賞3着
0-0-0-0(0%)
0-0-1-1(50%)

表6の過去7年の新潟記念好走馬(3)は、表4、表5にも該当しない新潟記念好走馬をまとめたもの。昨年の新潟記念3着のヤマニンアラバスタを始め8頭が該当する。ここで8頭中7頭に共通することは、2走以内に重賞で5着以内、もしくはオープン以下のクラスで1着に好走していることだ。そしてその該当馬7頭は新潟芝の成績か7〜9月の成績で複勝率50%以上をマークしていた。

■表7 新潟記念の脚質別成績(過去7年)

脚質
着別度数
勝率
連対率
複勝率
単回収率
複回収率
逃げ
0-0-0-7/7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
先行
4-0-2-19/25
16.0%
16.0%
24.0%
84%
60%
中団
2-4-3-31/40
5.0%
15.0%
22.5%
31%
87%
後方
1-3-2-27/33
3.0%
12.1%
18.2%
27%
60%

最後に過去7年の新潟記念の脚質別成績を見ていこう(表7参照)。新潟競馬場の外回りは直線が659mと日本一長いためか、逃げ馬の苦戦が目立つ。過去7年の逃げ馬で3着以内に好走した馬は一頭もいない。勝率、連対率、複勝率は先行馬が最も優秀な数字だが、後方から競馬をする馬にも十分チャンスはあるレースだ。


<結論>

それでは今年の新潟記念を展望していこう。登録馬は29頭と多いが、出走予定馬18頭を過去の3つの好走パターンに分類していきたい。

■表8 今年の新潟記念出走予定馬(1)

馬名
年齢
斤量
前走
前走上がり
2走前
2走前上がり
ダイシングロウ
4
56
小倉記念2着
3位
博多S1着
6位
タマモサポート
5
56
関屋記念3着
5位
福島民報杯13着
14位
マイネルキッツ
5
55
七夕賞3着
1位
エプソムC5着
4位
ミストラルクルーズ
5
54
函館記念8着
4位
七夕賞2着
2位
ミヤビランべり
5
55
小倉記念5着
7位
七夕賞1着
5位

2008/8/3 小倉10R 小倉記念(Jpn3)2着 10番 ダイシングロウ2008/7/13 福島11R 七夕賞(G3)2着 11番 ミストラルクルーズ


表8は今年の新潟記念出走予定馬(1)で、近2走以内に重賞で3着以内に好走している馬をまとめたもの。このグループはダイシングロウ始め5頭が該当し、重賞で上がり3位以内をマークしている馬はダイシングロウマイネルキッツミストラルクルーズ。3頭いずれも年齢、斤量にも問題はなく、この3頭は中心視できそうだ。

■表9 今年の新潟記念出走予定馬(2)

馬名
年齢
斤量
前走
前走上がり
キャッチータイトル
5
51
日本海S1着
5位
コスモプラチナ
5
52
天の川S1着
11位
バトルバニヤン
4
56
新潟日報賞1着
8位

表9は今年の新潟記念好走馬(2)で、前走で1600万下以下のクラスに出走している馬をまとめたもの。キャッチータイトルを始め3頭が該当するが、前走で上がり2位以内をマークしている馬はいない。バトルバニヤンは年齢、斤量は強調材料だが、前走上がり8位は気になるところ。よって今年はこのグループから推奨できそうな馬はいない。

■表10 今年の新潟記念出走予定馬(3)

馬名
年齢
斤量
前走
2走前
備考
アルコセニョーラ
4
52
七夕賞12着 福島TVOP4着  
エリモハリアー
8
57.5
函館記念4着 金鯱賞16着 7〜9月の成績(6-4-2-6・複勝率55.6%)
サンレイジャスパー
6
54
小倉記念9着 マーメイドS12着  
スクールボーイ
8
49
関屋記念9着 大阪−HC6着  
チョウサン
6
58
ダービー卿CT15着 中山記念9着  
トウショウヴォイス
6
54
関屋記念4着 七夕賞8着 新潟芝(1-1-0-2・複勝率50%)
トウショウシロッコ
5
55
函館記念13着 巴賞7着  
フサイチアソート
3
53
目黒記念10着 皐月賞8着  
ブラックカフェ
8
53
福島民報賞7着 東風S10着  
ヤマニンアラバスタ
7
54
関屋記念12着 中山牝馬S9着  

最後に表10を見てほしい。表10はその他の今年の新潟記念出走予定馬。近2走以内に重賞で5着以内、もしくはオープン以下のクラスで1着に好走している馬はエリモハリアーとトウショウヴォイス。エリモハリアーは7〜9月の成績で複勝率50%以上をクリアしているが、年齢、斤量が割引材料で積極的に推せない。トウショウヴォイスは新潟芝の複勝率が50%で、年齢、斤量を見ても割引材料は無く、推奨馬として上げたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

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