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第201回 「直千」新潟芝1000mを占う!!

2008/7/14(月)

今週から夏競馬が本格化。新潟と小倉競馬が開幕する。
開幕週の新潟では1000mの直線を目いっぱいに使った極限のスピード比べのGIII・アイビスサマーダッシュ(アイビスSD)が開催される。今回はこの新潟芝1000mの直線コースについて調査・分析してみようと思う。(データの調査・集計にあたってはいつもの通り、JRA-VAN Data Lab.Target frontier JVで調査している。 )

まずは基本情報として、東西別成績、枠番別成績、脚質別成績をそれぞれ見ていこうと思う。ちなみに、データの集計期間は新潟競馬場に直線コースができた2001年から本年の1回新潟開催までの全てのレースを対象としている。

新潟芝1000m

■表1 新潟芝1000mの東西別成績一覧

調教師分類
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
美浦
129- 140- 143-1834/2246
5.7%
12.0%
18.3%
58
68
栗東
64- 54- 50- 533/ 701
9.1%
16.8%
24.0%
110
90
地方
1- 1- 2- 25/ 29
3.4%
6.9%
13.8%
255
195

表1に東西別成績の一覧をまとめてみた。数の上では関東馬だが、率では関西馬という構図はここでも成り立っている。回収値を見てもわかるとおり、関西馬は人気サイドでない場合でも好走可能ということらしい。

■表2 新潟芝1000mの枠番別成績

枠番
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1枠
15- 17- 11-288/331
4.5%
9.7%
13.0%
51
44
2枠
20- 20- 13-286/339
5.9%
11.8%
15.6%
50
59
3枠
21- 23- 19-280/343
6.1%
12.8%
18.4%
56
62
4枠
17- 13- 25-294/349
4.9%
8.6%
15.8%
57
67
5枠
28- 29- 27-275/359
7.8%
15.9%
23.4%
52
87
6枠
27- 27- 15-298/367
7.4%
14.7%
18.8%
64
53
7枠
31- 27- 29-354/441
7.0%
13.2%
19.7%
123
86
8枠
35- 39- 56-317/447
7.8%
16.6%
29.1%
103
119
大外
16- 20- 21-136/193
8.3%
18.7%
29.5%
54
128

表2には枠番別および大外馬番の成績をまとめてみた。内枠より外枠の方が明らかに成績がよく、内から外に行くにつれて成績が良くなるようなイメージである。その中でも8枠の成績が特に良い。大外枠についても同様である。

■表3 新潟芝1000mの脚質別成績

脚質上り
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
逃げ
71- 66- 39- 184/ 360
19.7%
38.1%
48.9%
232
140
先行
66- 61- 53- 381/ 561
11.8%
22.6%
32.1%
74
106
中団
46- 58- 73- 976/1153
4.0%
9.0%
15.4%
56
62
後方
11- 10- 30- 845/ 896
1.2%
2.3%
5.7%
29
44

表3には脚質別成績をまとめてみた。前に行ったもの勝ちということがわかるだろう。逃げ馬が3着以内に来る確率は約50%という数値が表している。単勝回収率を見てもわかるように逃げ馬が穴を演出こともあるようだ。先行馬が連対率22%、3着内率32%で次に良い成績だが、中団以降となると好走率が激減する。基本的に逃げ・先行脚質というのは必須と考えた方がよいだろう。

ここからは調教師や騎手についての成績を見ていく。
まずは調教師別成績を表4にまとめてみたので確認していただきたい。

■表4 新潟芝1000mの調教師別成績一覧(着回数順)

順位
調教師
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1
(美)後藤由之
6- 2- 2-19/29
20.7%
27.6%
34.5%
365
125
2
(栗)森秀行 
5- 4- 2-16/27
18.5%
33.3%
40.7%
134
98
3
(美)大江原哲
5- 3- 3-19/30
16.7%
26.7%
36.7%
312
278
4
(美)松山康久
5- 3- 0-25/33
15.2%
24.2%
24.2%
71
45
5
(美)佐藤全弘
5- 2- 3-36/46
10.9%
15.2%
21.7%
92
96
6
(美)古賀史生
5- 2- 2-18/27
18.5%
25.9%
33.3%
134
81
7
(美)上原博之
4- 4- 6-27/41
9.8%
19.5%
34.1%
28
113
8
(美)嶋田潤 
4- 2- 1-23/30
13.3%
20.0%
23.3%
121
76
9
(美)伊藤伸一
4- 1- 3-13/21
19.0%
23.8%
38.1%
108
58
10
(美)坂本勝美
3- 5- 3-29/40
7.5%
20.0%
27.5%
39
68

調教師別成績を着回数順に成績上位からならべてみたのが表4である。この表によると、上位10人中9人までが関東の調教師ということになる。勝率、連対率、3着内率ともにそれなりの数字を残しており、平均単勝回収率は140.3円、平均複勝回収率は103.8円であることからもわかるように、かなり健闘していると思われる。従ってこのリストは頭に入れておいたほうがよいかもしれない。続いて、勝率順にならべた表5をご覧いただきたい。

■表5 新潟芝1000mの調教師別成績一覧(勝率順)

順位
調教師
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1
[地]松川史朗
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
7410
1710
2
(栗)安達昭夫
2- 0- 0- 2/ 4
50.0%
50.0%
50.0%
222
87
3
(栗)宮徹  
2- 0- 0- 2/ 4
50.0%
50.0%
50.0%
232
75
4
(栗)田島良保
1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
380
155
5
(栗)鹿戸明 
2- 1- 0- 2/ 5
40.0%
60.0%
60.0%
276
124
6
(栗)佐山優 
1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
60
33
7
(栗)大久保正
1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
176
80
8
(栗)伊藤雄二
1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
500
156
9
(栗)中竹和也
2- 1- 0- 4/ 7
28.6%
42.9%
42.9%
1562
464
10
(栗)音無秀孝
3- 2- 0- 6/11
27.3%
45.5%
45.5%
821
193
※大久保、伊藤師は引退

表5によると、表4とは打って変わって上位10人中地方所属の調教師を除くと全て関西所属の調教師というデータとなっていることがわかる(一部引退した調教師も含む。ちなみに、上位15人で見ても、13人までが関西所属の調教師である)。また、平均単勝回収率は1081.8円、平均複勝回収率は288.4円である。表4および表5からもわかるように、普段は出走回数の多い(表4の)関東の上位調教師に注視しながらも、いざ出走が会ったとときは(表5の)関西の調教師に注目すべきであるようだ。

次に騎手、といきたいところだが、その前に表5で唯一関西所属の調教師としてランクインしている森調教師の成績を騎手別にまとめてみた。表6をご覧頂きたい。

■表6 森調教師の騎手別成績一覧

順位
騎手
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1
吉田豊 
2- 0- 0- 0/ 2
100.0%
100.0%
100.0%
1255
420
2
田中勝春
1- 2- 0- 0/ 3
33.3%
100.0%
100.0%
190
266
3
後藤浩輝
1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
130
63
4
吉田稔 
1- 0- 0- 0/ 1
100.0%
100.0%
100.0%
170
110
5
中舘英二
0- 2- 2- 2/ 6
0.0%
33.3%
66.7%
0
121

表6によると、関東のトップジョッキーに依頼した場合の成績が良く、勝負をかけているように見える。森調教師-吉田豊騎手、もしくは森調教師-田中勝騎手の組み合わせでは過去連対率100%とパーフェクトな戦績を残しているので、このパターンの出走があった場合には注目してみたいと思う。

ここからは騎手別の成績を見ていくこととする。調教師同様、表7にて着回数別に成績をご覧いただきたい。

■表7 新潟芝1000mの騎手別成績一覧(着回数順)

順位
騎手
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1
柴田善臣
19- 9- 4- 53/ 85
22.4%
32.9%
37.6%
90
59
2
中舘英二
15- 18- 14- 71/118
12.7%
28.0%
39.8%
53
75
3
後藤浩輝
11- 6- 5- 40/ 62
17.7%
27.4%
35.5%
80
72
4
田中勝春
8- 11- 5- 65/ 89
9.0%
21.3%
27.0%
63
90
5
村田一誠
8- 5- 6- 63/ 82
9.8%
15.9%
23.2%
216
98
6
北村宏司
7- 7- 9- 52/ 75
9.3%
18.7%
30.7%
53
87
7
大西直宏
7- 4- 7- 56/ 74
9.5%
14.9%
24.3%
35
67
8
江田照男
6- 8- 7- 44/ 65
9.2%
21.5%
32.3%
54
120
9
木幡初広
6- 8- 6- 54/ 74
8.1%
18.9%
27.0%
40
60
10
二本柳壮
5- 9- 6- 62/ 82
6.1%
17.1%
24.4%
29
59
※大西騎手は引退

こちらは全て関東所属騎手である。関東リーディングでも上位を争う上位3名の柴田善、中館、後藤の各騎手については4位以下と比較しても一線を画しており、要チェックである。ちなみに、騎手別の勝率一覧をまとめた表8によると、調教師別の結果と同様に関西所属の騎手が軒並み上位に名を連ねていることがわかる。

■表8 新潟芝1000mの騎手別成績一覧(勝率順)

順位
騎手
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1
武豊  
1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
210
100
2
安藤勝己
2- 0- 2- 1/ 5
40.0%
40.0%
80.0%
144
356
3
角田晃一
1- 0- 0- 2/ 3
33.3%
33.3%
33.3%
60
33
4
吉田稔 
2- 0- 0- 5/ 7
28.6%
28.6%
28.6%
194
65
5
浜中俊 
1- 0- 1- 2/ 4
25.0%
25.0%
50.0%
47
80
6
金折知則
1- 0- 0- 3/ 4
25.0%
25.0%
25.0%
145
55
7
難波剛健
3- 2- 0- 8/ 13
23.1%
38.5%
38.5%
122
107
8
柴田善臣
19- 9- 4- 53/ 85
22.4%
32.9%
37.6%
90
59
9
太宰啓介
1- 0- 1- 3/ 5
20.0%
20.0%
40.0%
288
90
10
小島太一
1- 0- 0- 4/ 5
20.0%
20.0%
20.0%
142
54
10
上村洋行
1- 0- 0- 4/ 5
20.0%
20.0%
20.0%
152
62
※騎乗数の少ない地方騎手および引退した騎手は除外

騎手についてはもうひとつ、騎乗数の多い中館騎手についてより詳細な分析を行おうと思う。中館騎手の新潟芝1000m騎乗時の脚質別成績を表9にまとめてみた(赤字部分は平均よりもよい成績であることを示す)。

■表9 中館騎手の新潟芝1000m騎乗時における脚質別成績一覧

脚質上り
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
逃げ
7-10- 4- 7/28
25.0%
60.7%
75.0%
113
121
先行
6- 3- 4-22/35
17.1%
25.7%
37.1%
60
68
中団
2- 5- 6-24/37
5.4%
18.9%
35.1%
28
83
後方
0- 0- 0-18/18
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
全体
15- 18- 14- 71/118
12.7%
28.0%
39.8%
53
75

表9によると、逃げ馬に騎乗した場合の成績が通常よりも格段に良くなっている。逃げた場合の連対率60%、3着内率75%というのは驚異的である(ちなみに、1,2番人気騎乗時は[6-6-4-4/20]で勝率30%、連対率60%、複勝率80%となっている)。

■表10 中館騎手が新潟芝1000mで先行馬に騎乗した時の枠番別成績一覧

枠番
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1枠
0- 0- 0- 2/ 2
0.0%
0.0%
0.0%
0
0
2枠
1- 1- 0- 1/ 3
33.3%
66.7%
66.7%
60
86
3枠
1- 2- 1- 0/ 4
25.0%
75.0%
100.0%
92
122
4枠
2- 2- 0- 0/ 4
50.0%
100.0%
100.0%
205
167
5枠
1- 3- 0- 0/ 4
25.0%
100.0%
100.0%
45
225
6枠
1- 2- 1- 1/ 5
20.0%
60.0%
80.0%
288
150
7枠
1- 0- 0- 1/ 2
50.0%
50.0%
50.0%
100
55
8枠
0- 0- 2- 2/ 4
0.0%
0.0%
50.0%
0
57
全体
7-10- 4- 7/28
25.0%
60.7%
75.0%
113
121

表10には中館騎手が新潟芝1000mで先行馬に騎乗した時の枠番別成績一覧をまとめてみた(赤字部分は平均よりもよい成績であることを示す)。表2では外枠有利のデータが出ているが、中館騎手が逃げ馬に騎乗した場合は内過ぎず外過ぎずといった枠が望ましいようだ。特に3、4、5枠に入った場合、過去の連対率は100%である。このような機会があればぜひとも狙いたいと思う。

最後に、表3を受けて脚質別の成績を少し細かく見てみようと思う。表3では、前に行ったほうが有利という傾向が出ていたが、開催が進み芝の状態が傷んだ場合にどのような影響が出るかということを調べようと考え、相性のよい逃げ馬、先行馬の開催日次別の成績を調べてみた。表11に逃げ馬、表12に先行馬のデータをそれぞれまとめてみたのでご確認いただきたい。(赤字部分は平均よりもよい成績であることを示す。下記データには1日目、2日目も含まれているので参考程度に留めていただきたい。)

■表11 逃げ馬の日次別成績

日次他
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1日目
12- 5- 7- 35/ 59
20.3%
28.8%
40.7%
212
106
2日目
13- 7- 4- 26/ 50
26.0%
40.0%
48.0%
424
194
3日目
5- 9- 4- 18/ 36
13.9%
38.9%
50.0%
140
118
4日目
11- 8- 8- 13/ 40
27.5%
47.5%
67.5%
173
146
5日目
8- 8- 7- 29/ 52
15.4%
30.8%
44.2%
304
142
6日目
5- 10- 3- 18/ 36
13.9%
41.7%
50.0%
195
150
7日目
8- 9- 5- 22/ 44
18.2%
38.6%
50.0%
254
164
8日目
9- 10- 1- 23/ 43
20.9%
44.2%
46.5%
93
102
1〜4日
41- 29- 23- 92/185
22.2%
37.8%
50.3%
247
141
5〜8日
30- 37- 16- 92/175
17.1%
38.3%
47.4%
217
139
全体
71- 66- 39- 184/ 360
19.7%
38.1%
48.9%
232
140

■表12 先行馬の日次別成績

日次他
着回数
勝率
連対率
複勝率
単回値
複回値
1日目
9- 11- 8- 43/ 71
12.7%
28.2%
39.4%
87
214
2日目
6- 8- 8- 55/ 77
7.8%
18.2%
28.6%
41
78
3日目
15- 6- 9- 38/ 68
22.1%
30.9%
44.1%
139
130
4日目
8- 9- 7- 47/ 71
11.3%
23.9%
33.8%
76
90
5日目
7- 5- 4- 51/ 67
10.4%
17.9%
23.9%
68
56
6日目
13- 10- 7- 48/ 78
16.7%
29.5%
38.5%
99
121
7日目
3- 5- 3- 51/ 62
4.8%
12.9%
17.7%
42
59
8日目
5- 7- 7- 48/ 67
7.5%
17.9%
28.4%
32
96
1〜4日
38- 34- 32-183/287
13.2%
25.1%
36.2%
84
127
5〜8日
28- 27- 21-198/274
10.2%
20.1%
27.7%
62
85
全体
66- 61- 53- 381/ 561
11.8%
22.6%
32.1%
74
106

表11によると、勝率では4日目までのほうが良いようであるが、その一方で逃げ馬の1日目の連対率、3着内率は全体を通して最も低いということや、4日目の成績が全体を通じて最も良いということがわかると思う。 意外な感じがするが、数字の上では開幕日で芝状態が良いからといっても逃げ馬に有利には働いていないし、比較的開催が落ち着いてきた4日目になって逃げ馬の威力が発揮されているということであるようだ。

表12によると、先行馬は1日目、3日目、6日目の成績が良いことがわかる。表11と見比べてみると、1日目は逃げ馬の方が実績数は多いが、3日目と6日目に関しては先行馬の方が逃げ馬よりも優勢である。特に2週目に入っての3日目というのは先行馬の成績が最も良く回収値も良いため、狙うならここではないかと思う。

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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