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第196回 天皇賞組かその他の組か?宝塚記念の最終結論を占う!!

2008/6/26(木)

今週は春のグランプリの宝塚記念が阪神競馬場で行われる。前回は宝塚記念と最も関連深いと思われる天皇賞春組について斬ってみたのに続き、今週は他の組に関しても分析し、最終結論を出したいと思う。
まずは前回同様過去10年の3着以内馬の基本データについて表1でみていくことにする。今回は天皇賞組以外で中心勢力となる安田記念、金鯱賞、目黒記念について色を付けてみた。なお、データの調査・集計にあたってはいつもの通り、 JRA-VAN Data Lab. Target frontier JVで調査している。

■表1 過去10年の宝塚記念の3着以内馬

馬名
性齢
騎手名
斤量
人気
前走
距離
騎手
斤量
人気
着順
2007
1
アドマイヤムーン
牡4
岩田康誠
58
3
香港GI
2000
武豊  
57
-
3
2
メイショウサムソン
牡4
石橋守 
58
2
天皇賞春
3200
石橋守 
58
2
1
3
ポップロック
牡6
武豊  
58
4
目黒記念
2500
武豊  
58.5
1
1
2006
1
ディープインパクト
牡4
武豊  
58
1
天皇賞春
3200
武豊  
58
1
1
2
ナリタセンチュリー
牡7
田島裕和
58
10
天皇賞春
3200
田島裕和
58
10
12
3
バランスオブゲーム
牡7
田中勝春
58
9
安田記念
1600
田中勝春
58
9
17
2005
1
スイープトウショウ
牝4
池添謙一
56
11
安田記念
1600
池添謙一
56
10
2
2
ハーツクライ
牡4
横山典弘
58
3
天皇賞春
3200
横山典弘
58
8
5
3
ゼンノロブロイ
牡5
デザーモ
58
2
有馬記念
2500
ペリエ 
57
1
1
2004
1
タップダンスシチー
牡7
佐藤哲三
58
1
金鯱賞
2000
佐藤哲三
59
1
1
2
シルクフェイマス
牡5
四位洋文
58
6
天皇賞春
3200
四位洋文
58
5
3
3
リンカーン
牡4
武豊  
58
3
天皇賞春
3200
武豊  
58
1
13
2003
1
ヒシミラクル
牡4
角田晃一
58
6
天皇賞春
3200
角田晃一
58
7
1
2
ツルマルボーイ
牡5
横山典弘
58
8
金鯱賞
2000
横山典弘
58
1
2
3
タップダンスシチー
牡6
佐藤哲三
58
4
金鯱賞
2000
佐藤哲三
57
4
1
2002
1
ダンツフレーム
牡4
藤田伸二
58
1
安田記念
1600
池添謙一
58
2
2
2
ツルマルボーイ
牡4
河内洋 
58
4
金鯱賞
2000
横山典弘
57
2
1
3
ローエングリン
牡3
横山典弘
53
3
駒草賞
2000
横山典弘
56
1
1
2001
1
メイショウドトウ
牡5
安田康彦
58
2
天皇賞春
3200
安田康彦
58
3
2
2
テイエムオペラオー
牡5
和田竜二
58
1
天皇賞春
3200
和田竜二
58
1
1
3
ホットシークレット
牡5
柴田善臣
58
8
目黒記念
2500
柴田善臣
57
3
1
2000
1
テイエムオペラオー
牡4
和田竜二
58
1
天皇賞春
3200
和田竜二
58
1
1
2
メイショウドトウ
牡4
河内洋 
58
6
金鯱賞
2000
安田康彦
57
3
1
3
ジョービッグバン
牡5
山田和広
58
9
金鯱賞
2000
松永幹夫
57
4
2
1999
1
グラスワンダー
牡4
的場均 
58
2
安田記念
1600
的場均 
58
1
2
2
スペシャルウィーク
牡4
武豊  
58
1
天皇賞春
3200
武豊  
58
1
1
3
ステイゴールド
牡5
熊沢重文
58
7
鳴尾記念
2000
熊沢重文
57
3
3
1998
1
サイレンススズカ
牡4
南井克巳
58
1
金鯱賞
2000
武豊  
58
1
1
2
ステイゴールド
牡4
熊沢重文
58
9
目黒記念
2500
熊沢重文
57
3
3
3
エアグルーヴ
牝5
武豊  
56
3
鳴尾記念
2000
武豊  
57
1
2

■表2 過去10年の宝塚記念における前走レース別成績

前走レース名
1着
2着
3着
4着以下
合計
勝率
連対率
3着内率
天皇賞春
4
6
1
19
30
13.3%
33.3%
36.7%
安田記念
3
0
1
10
14
21.4%
21.4%
28.6%
金鯱賞
2
3
2
23
30
6.7%
16.7%
23.3%
目黒記念
0
1
2
26
29
0.0%
3.4%
10.3%
東京優駿
0
0
0
6
6
0.0%
0.0%
0.0%
エプソムC
0
0
0
4
4
0.0%
0.0%
0.0%
マイラーズC
0
0
0
1
1
0.0%
0.0%
0.0%

過去10年の3着以内馬30頭のうち、11頭が前走天皇賞春組であることは前回お伝えした通りであるが、他のステップとしては、安田記念組が4頭、金鯱賞組が7頭、目黒記念組が3頭である。それ以外には今は日程移動した鳴尾記念組が2頭に海外組1頭、3歳OPの駒草賞組が1頭である。(表2参照)

ここからは安田記念組、金鯱賞組、目黒記念組についてそれぞれ見ていこうと思う。まずは安田記念組から表3でご確認いただきたい。

■表3 過去10年で宝塚記念で好走した安田記念組(および安田記念好走も宝塚記念で敗退した例)

馬名
性齢
宝塚記念
安田記念
人気
着順
人気
着順
07年
ダイワメジャー
牡6
5
12
2
1
06年
バランスオブゲーム
牡7
9
3
9
17
05年
スイープトウショウ
牝4
11
1
10
2
04年
ツルマルボーイ
牡6
4
6
6
1
03年
アグネスデジタル
牡6
3
13
4
1
02年
ダンツフレーム
牡4
1
1
2
2
99年
グラスワンダー
牡4
2
1
1
2

この組からはスイープトウショウ、ダンツフレーム、グラスワンダーが安田記念2着から宝塚記念1着になっており、また、バランスオブゲームも3着に食い込んでいる。その一方で安田記念を勝利して臨んだダイワメジャー、ツルマルボーイ、アグネスデジタルに関しては敗退していることがわかる。

表3からわかる安田記念組の基本的特徴としては

  • 他のGIでも連対歴のある安田記念で連対した4歳馬が宝塚記念でも好走する
  • 安田記念を勝利した馬でも6歳馬に関しては宝塚記念ではいまひとつ

となるかと思う。どちらにしても安田記念での連対というのは基本条件とすべきだろう。

次に金鯱賞組を表4で確認していきたい。

■表4 過去10年の宝塚記念で好走した金鯱賞組

馬名
性齢
宝塚記念
金鯱賞
前々走
GI連対実績
人気
着順
人気
着順
レース
人気
着順
04年
タップダンスシチー
牡7
1
1
1
1
有馬記念
2
8
03年
ツルマルボーイ
牡5
8
2
1
2
天皇賞春
2
4
03年
タップダンスシチー
牡6
4
3
4
1
東京競馬場OP
7
1
×
02年
ツルマルボーイ
牡4
4
2
2
1
メトロポリタンOP
4
1
×
00年
メイショウドトウ
牡4
6
2
3
1
メトロポリタンOP
1
1
×
00年
ジョービッグバン
牡5
9
3
4
2
産経大阪杯
2
3
×
98年
サイレンスズズカ
牡4
1
1
1
1
小倉大賞典
1
1
×

この組は7頭いる。2004年以降は3着内好走のない金鯱賞組だが、連対馬のパターンは2つプラスアルファに分類されるかと思う。

(1)GI連対実績のある金鯱賞連対馬(04年タップダンスシチー、03年ツルマルボーイ)
(2)前2走連勝中の金鯱賞勝ち馬(03年タップダンスシチー、02年ツルマルボーイ、メイショウドトウ、サイレンススズカ)
(3)年明け重賞勝ちがあり、年明け以降着外のない金鯱賞勝ち馬(ジョービッグバン)

となっており、「金鯱賞連対馬」をベースにして(1)、(2)を中心に考えるべきであろう。ただ、近年好走実績がないことからもパターンの若干の変化も考えられるかもしれないという意味で(3)を挙げてみたという次第である。

次は目黒記念組。ここは最も少なく、3頭しかいない。表5にて確認していきたい。

■表5 過去10年の宝塚記念で好走した目黒記念組

馬名
性齢
宝塚記念
目黒記念
実績
人気
着順
斤量
人気
着順
07年
ポップロック
牡6
4
3
58.5
1
1
有馬記念2着、京都記念2着
01年
ホットシークレット
セ5
8
3
57
3
1
ステイヤーズS1着、阪神大賞典3着
98年
ステイゴールド
牡4
9
2
57
3
3
天皇賞春2着、ダイヤモンドS2着

ポップロックとホットシークレット、ステイゴールドである。3頭の共通点としては「目黒記念57キロ以上で3着以内」、「GII勝ちもしくはGI連対実績がある」である。
その中でも宝塚記念でも連対を果たしたポップロックとステイゴールドは「目黒記念57キロ以上で3着以内」かつ「GI連対実績がある」という共通点がある。

ということで、主要ステップに関してレースごとに見てきたが、あとはペース・位置取りや枠番別成績を見ていこうと思う。表6には年別のペース、好走馬の位置取りについてまとめてみた。

■表6 過去10年の宝塚記念のペースと好走馬の位置取りについて

勝ち馬
馬場
勝ち
タイム
600m
通過
1000m
通過
上がり
3F
3-4コーナー通過順
1着馬
2着馬
3着馬
07年
アドマイヤムーン
やや重
2.12.4
33.5
57.5
36.9
13-6
11-2
14-11
06年
ディープインパクト
やや重
2.13.0
36.2
60.2
35.8
9-7
8-7
1-1
05年
スイープトウショウ
2.11.5
35.2
59.9
36.1
7-6
13-12
3-4
04年
タップダンスシチー
2.11.1
34.3
58.5
36.1
1-1
4-2
9-8
03年
ヒシミラクル
2.12.0
35.0
59.4
36.9
9-8
15-14
4-2
02年
ダンツフレーム
2.12.9
35.3
60.0
34.9
4-4
11-9
1-1
01年
メイショウドトウ
2.11.7
36.1
61.3
35.2
3-1
6-9
1-2
00年
テイエムオペラオー
2.13.8
35.7
60.7
36.0
5-5
2-2
3-4
99年
グラスワンダー
2.12.1
36.3
61.0
35.4
6-2
3-1
5-4
98年
サイレンススズカ
2.11.9
34.6
58.6
36.3
1-1
6-2
8-7

600m通過より上がり3Fが早いスローペース気味の年(黄色で塗りつぶした06、02、01、99年)には逃げ馬もしくは逃げ馬に順ずる先行馬が好走しているのが特徴的である。
その一方、上記以外の年に関しては自分でペースを作った強い逃げ馬(タップダンスシチー、サイレンススズカ)や差し・追い込み、マクリ馬の台頭が目立つ。
ある程度レースのペースを見込んでスロー気味なので先行馬が優勢か、それともある程度前が早くなりそうなので差し・追い込み、マクリ馬まで考えるか、といった判断も必要になってくるのかもしれない。

■表7 過去10年の宝塚記念の枠番別成績(参考)

1-2-3-4着/合計
勝率
連対率
3着内率
1枠
1-1-2-8/12
8.3%
16.7%
33.3%
2枠
0-0-0-14/14
0.0%
0.0%
0.0%
3枠
3-1-1-9/14
21.4%
28.6%
35.7%
4枠
0-3-2-11/16
0.0%
18.8%
31.3%
5枠
2-2-2-13/19
10.5%
21.1%
31.6%
6枠
2-0-0-18/20
10.0%
10.0%
10.0%
7枠
0-2-0-19/21
0.0%
9.5%
9.5%
8枠
2-1-3-16/22
9.1%
13.6%
27.3%

 

【結論】

ここからは、ここまで分析してきた結果を元に登録馬を見て結論を抽出していきたい。
安田記念組、金鯱賞組、目黒記念組、その他、の順番で見ていこうと思う。
(カワカミプリンセス、コスモバルクは回避とのことで割愛した。)

■表8 2008年の宝塚記念に登録のある安田記念組

馬名
性齢
安田記念
備考
人気
着順
エアシェイディ
牡7
6
4
08年AJCC1着

■表9 2008年の宝塚記念に登録のある金鯱賞組

馬名
性齢
金鯱賞
前々走
GI連対実績
備考
人気
着順
レース
人気
着順
アサカディフィート
セ10
13
10
中山記念
8
5
×
08年小倉大賞典1着
アドマイヤオーラ
牡4
1
6
ドバイDF
-
9
×
08年京都記念1着
インティライミ
牡6
4
7
産経大阪杯
6
7
 
エイシンデピュティ
牡6
2
1
産経大阪杯
7
2
×
08年京都金杯1着
サクラメガワンダー
牡5
3
4
オーストラリアT
2
2
×
 

2008/5/31中京11R 金鯱賞(G2)1着 12番 エイシンデピュティまず、表8に取り上げた安田記念のエアシェイディだが、取り上げた条件にはやや足りないということで見送る。
表9に取り上げた金鯱賞組の中には「GI連対実績のある金鯱賞連対馬」、「前2走連勝中の金鯱賞勝ち馬」はいないため、積極的には手は出しづらいが、エイシンデピュティは「前々走GII連対の金鯱賞勝ち馬」に順ずる馬でここに来て充実著しい。データ的には押さえに入れても良いと思う。
また、金鯱賞6着のアドマイヤオーラだが、前哨戦で1番人気敗退というのがなんとも引っかかるところだ。年明けの京都記念勝ちに京都金杯でもエイシンデピュティと好勝負していることもあり、データからは外れるが新パターンも加味して押さえには入れてみたいと思っている。

■表10 2008年の宝塚記念に登録のある目黒記念組

馬名
性齢
目黒記念
実績
斤量
人気
着順
アルナスライン
牡4
58
1
2
07年菊花賞2着、08年メトロポリタンS1着
フォルテベリーニ
牡6
54
12
4
なし
ロックドゥカンブ
牡4
57
2
3
07年有馬記念4着、菊花賞3着、セントライト記念1着

2008/6/1東京12R 目黒記念(Jpn2) 2着 17番 アルナスライン表10には目黒記念組をまとめてみた。
ここからはアルナスラインとロックドゥカンブという4歳馬2頭が注目されそうだが、データからはアルナスラインを強調したい。目黒記念では惜しくも2着だったが、58キロを背負って2着で昨年の菊花賞でも2着と好走している(宝塚記念でも相性の良いメトロポリタンSを勝っているのは強みだ)。重賞勝ち鞍がないのはやや不安も、「目黒記念57キロ以上で3着以内」かつ「GI連対実績がある」いうことで、宝塚記念でも連対を期待したい。

■表11 2008年の宝塚記念に登録のあるその他組

馬名
性齢
前走
実績
カンパニー
牡7
マイラーズC1人気1着
前々走中山記念1着

その他組ということではカンパニー。安田記念を回避してここに挑んできているが、前2走で重賞連覇と勢いはある。マイラーズC組というのが宝塚記念に出ることはほとんどないため、データ的な相性は悪いが、無理に消す必要もないということで、穴で一考してみたい。

■表12 2008年の宝塚記念の登録馬のある天皇賞春組

馬名
性齢
天皇賞春
年明け重賞実績
GT実績
メイショウサムソン
牡5
2人気2着
天皇賞春2着 天皇賞秋1着ほか
アサクサキングス
牡4
1人気3着
天皇賞春3着、産経大阪杯3着 菊花賞1着、ダービー2着
アドマイヤフジ
牡5
10人気5着
中山金杯1着、京都記念2着 なし
ドリームパスポート
牡5
5人気9着
なし JC2着ほか

ここまで宝塚記念について占ってきたが、最終的な結論としては天皇賞組を重視してアサクサキングス、メイショウサムソン、および今回取り上げた目黒記念組からアルナスラインをそれぞれ取り上げ、この3頭を中心に考えようと思う。
そして、穴とまでは行かないが、ヒモ候補としてエイシンデピュティ、アドマイヤオーラ、カンパニーといったところを推奨しようと思う。

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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