第191回 昇級でも要注意! タニノギムレット産駒分析|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第191回 昇級でも要注意! タニノギムレット産駒分析

2008/6/9(月)

今週は日曜に東京でエプソムC、中京ではCBC賞が行われる。このどちらかのレースを木曜掲載分で分析する予定だ。週前半の今回は、一昨年の日本ダービー馬・ウオッカ、そして今年の日本ダービーで2着になったスマイルジャックの父である、タニノギムレットについてのデータを調べてみた。

タニノギムレット産駒でまず名前が挙がるのは、その初年度産駒であるウオッカ。昨年は牝馬による64年ぶりの日本ダービー制覇を成し遂げ、我々ファンを大いに驚かせた。さらに今年の日本ダービーでは、皐月賞では9着に敗れていたスマイルジャックが12番人気の低評価を覆して2着に激走。1番人気のディープスカイが優勝しながら、3連単20万馬券という波乱を演出した。タニノギムレット自身も02年に日本ダービーを制しているだけに、もちろん来年も産駒には注意が必要だろう。
ただ、まだ2世代しか産駒がデビューしていないこともあり、全体的な産駒の傾向は今ひとつはっきりしない印象もある。そこで今回は、JRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用して、このタニノギムレット産駒を分析したい。データの集計期間は一昨年の産駒デビュー以降、本年6月1日までとした。

■表1 タニノギムレット血統表

タニノギムレット
1999 鹿毛
ブライアンズタイム
1985 黒鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Kelley's Day Graustark
Golden Trail
タニノクリスタル
1988 栗毛
クリスタルパレス Caro
Hermieres
タニノシーバード Sea-Bird
Flaxen
※競走成績8戦5勝 日本ダービー、スプリングS、シンザン記念、アーリントンC

2002/5/26 東京10R 東京優駿(G1)1着 3番 タニノギムレット タニノギムレットの父ブライアンズタイムは、フロリダダービーなど21戦5勝。引退後に種牡馬として輸入され成功を収め、三冠馬・ナリタブライアンを筆頭に多くの活躍馬を輩出した。現3歳世代でもマイネルチャールズが重賞2勝、皐月賞でも1番人気に推されるなど、まだまだ注目の欠かせない種牡馬である。また、このロベルトの系統はリアルシャダイ(ライスシャワーの父)やシルヴァーホーク(グラスワンダーの父)、クリスエス(シンボリクリスエスの父)など、G1を複数制するような大物を輩出している。
母タニノクリスタルは3歳時にアネモネSを制するなど40戦3勝。4歳(旧表記)秋以降は芝2000m前後を中心に出走し、サファイヤS3着、阪神牝馬特別4着などの成績を残した。タニノギムレットの従兄弟にはタニノエタニティ(ダイヤモンドS3着)、叔父にタニノスイセイ(朝日チャレンジCなど)がいる。
タニノギムレット自身は8戦5勝。デビュー2戦目の未勝利戦を勝ち上がると、シンザン記念、アーリントンC、スプリングSと重賞3連勝。皐月賞では3着、そしてNHKマイルCでは不利もあって同じく3着に敗れたが、前述したように日本ダービーでは強靱な差し脚を繰り出し見事にタイトルを手にしている。その後脚部不安を発症し引退、種牡馬入りとなった。

■表2 産駒総合成績

コース
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
全成績
974
69
95
69
741
7.1%
16.8%
23.9%
48%
68%
(牝馬)
327
22
37
21
247
6.7%
18.0%
24.5%
41%
76%
659
49
71
49
490
7.4%
18.2%
25.6%
41%
68%
ダート
298
18
22
18
240
6.0%
13.4%
19.5%
63%
70%

産駒全体の傾向としては、芝の出走数がダートの倍以上。勝率や連対率も芝の方が良い。父ブライアンズタイムの産駒にはタイムパラドックス(JCダートなど)のようなダート巧者も多いが、現在のところタニノギムレット産駒にそういった傾向は見られない。また、特に芝では2着数が1着数より多く、単勝回収率が50%を割っていることからも、「好走して人気になれどなかなか勝てない」という傾向がありそうだ。何戦か好走が続いても「次は(勝つ)順番」などと考えず、連単系よりも連複系を中心とした馬券作戦の方が良いだろう。人気によっては、馬単や3連単で「2着ながし」を狙ってみるのも面白い。

■表3 馬場状態別成績

コース
馬場
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
41- 58- 37-404/540
7.6%
18.3%
25.2%
44%
69%
稍重
6- 13- 5- 55/ 79
7.6%
24.1%
30.4%
27%
64%
2- 0- 5- 21/ 28
7.1%
7.1%
25.0%
23%
56%
不良
0- 0- 2- 10/ 12
0.0%
0.0%
16.7%
0%
60%
ダート
12- 15- 13-168/208
5.8%
13.0%
19.2%
77%
82%
稍重
1- 3- 4- 27/ 35
2.9%
11.4%
22.9%
12%
48%
3- 2- 0- 26/ 31
9.7%
16.1%
16.1%
40%
21%
不良
2- 2- 1- 19/ 24
8.3%
16.7%
20.8%
46%
57%

馬場状態別は道悪成績がやや不足気味。ただ、芝では良馬場より稍重の方が高連対率で、ダートも重・不良の連対率が高めに出ており、巧者かどうかは別にしても、道悪が苦手ということはなさそうである。

■表4 クラス別成績

クラス
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
新馬
11- 9- 12- 96/128
8.6%
15.6%
25.0%
57%
88%
未勝利
35- 59- 38-441/573
6.1%
16.4%
23.0%
44%
66%
500万下
12- 15- 12-130/169
7.1%
16.0%
23.1%
41%
53%
1000万下
2- 1- 1- 32/ 36
5.6%
8.3%
11.1%
27%
38%
1600万下
0- 0- 1- 0/ 1
0.0%
0.0%
100.0%
0%
230%
OPEN特別
3- 4- 3- 9/ 19
15.8%
36.8%
52.6%
55%
142%
G3
2- 4- 1- 11/ 18
11.1%
33.3%
38.9%
28%
95%
G2
2- 0- 0- 8/ 10
20.0%
20.0%
20.0%
198%
53%
G1
2- 3- 1- 14/ 20
10.0%
25.0%
30.0%
108%
95%

クラス別成績では、オープン(重賞含む)での高連対率が目立つ。また、新馬、未勝利と500万条件の連対率がほぼ同等で、相手が強化しても格負けはしない傾向にあることが考えられる。

■表5 500万条件における前走クラス別成績

前走
出走
1着
2着
3着
着外
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
新馬
2
1
1
0
0
50.0%
100.0%
100.0%
115%
140%
未勝利
40
4
3
2
31
10.0%
17.5%
22.5%
52%
45%
500万
110
7
9
9
85
6.4%
14.5%
22.7%
43%
57%
オープン特別
3
0
2
0
1
0.0%
66.7%
66.7%
0%
136%
重賞
6
0
0
1
5
0.0%
0.0%
16.7%
0%
18%

条件別成績を、サンプルの比較的多い500万条件についてもう少し詳しく調べたのが表5である。予想された通り、前走新馬や未勝利戦を制した馬は500万に昇級しても即通用する傾向にあり、連対率ではこれらの組が前走同条件(500万)組を上回っている。「格より調子」といえば夏競馬(あるいは牝馬とも)だが、タニノギムレット産駒もこれに加えて良さそうな印象だ。

■表6 主な産駒の重賞初連対と前走

馬名
重賞初連対
当時の着度数
前走
ウオッカ 阪神JF1着
【1.1.0.0】
黄菊賞(500万)2着
スマイルジャック きさらぎ賞2着
【1.3.2.0】
若竹賞(500万)3着
ヒラボクロイヤル 毎日杯2着
【2.4.1.1】
ゆきやなぎ賞(500万)1着
ゴールドアグリ 新潟2歳S1着
【1.0.0.0】
新馬1着
スズジュピター 東京スポーツ杯2着
【2.0.0.0】
ダリア賞(オープン)1着
ライムキャンディ クイーンC2着
【1.0.0.0】
新馬1着
2006/12/3 阪神11R 阪神ジュベナイルF(G1) 2番 ウオッカ

重賞連対馬は上記の6頭。各馬が重賞初連対を果たしたレースを調べると、前走も重賞に出走していた馬はなんと皆無であった(スマイルジャックは前々走東京スポーツ杯3着の実績あり)。代表産駒のウオッカにしても阪神JF優勝前は500万条件で2着に敗れており、表5と併せ「相手強化を苦にしない」ことを裏付けるデータだ。ちなみに、タニノギムレット自身も未勝利勝ち直後にシンザン記念を制している。

■表7 年齢別成績

年齢
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
2歳・夏
8- 11- 11- 54/ 84
9.5%
22.6%
35.7%
54%
80%
2歳・秋
9- 21- 12-117/159
5.7%
18.9%
26.4%
59%
65%
3歳・冬
20- 17- 14-174/225
8.9%
16.4%
22.7%
48%
80%
3歳・春
14- 28- 14-191/247
5.7%
17.0%
22.7%
35%
77%
3歳・夏
11- 6- 3- 94/114
9.6%
14.9%
17.5%
69%
34%
3歳・秋
1- 7- 6- 48/ 62
1.6%
12.9%
22.6%
6%
60%
4歳・冬
4- 3- 6- 46/ 59
6.8%
11.9%
22.0%
28%
54%
4歳・春
2- 2- 3- 17/ 24
8.3%
16.7%
29.2%
133%
75%
2歳
17- 32- 23-171/243
7.0%
20.2%
29.6%
57%
71%
3歳
46- 58- 37-507/648
7.1%
16.0%
21.8%
43%
69%
4歳
6- 5- 9- 63/ 83
7.2%
13.3%
24.1%
58%
60%
※冬:1〜3月、春:4〜6月、夏:7〜9月、秋:10〜12月

年齢別では、3歳前半までが好成績で、夏を越すとやや成績が落ちる傾向にある。ウオッカが昨秋以降勝てていないことや(本稿執筆時は安田記念前)、古馬になって重賞初連対を果たすような馬が出ていないことから、やや早熟型という可能性もありそうだ。
なお、ナリタブライアンやファレノプシス、ダンツフレーム(以上ブライアンズタイム産駒)、ライスシャワー(リアルシャダイ産駒)、グラスワンダー(シルヴァーホーク産駒)などロベルト系全体として、実力馬が不振から復活を見せるケースは多々あり、ウオッカのヴィクトリアマイル2着もそういった一例かもしれない。なにせ2世代のデータである上、4歳春は出走数こそ少ないものの連対率は持ち直しており、いずれにしても今後の推移を見守る必要があるだろう。

■表8 距離別成績

コース
距離
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
1200m
5- 8- 11- 75/ 99
5.1%
13.1%
24.2%
44%
93%
1400m
5- 7- 1- 50/ 63
7.9%
19.0%
20.6%
36%
33%
1600m
10- 21- 9- 92/132
7.6%
23.5%
30.3%
44%
92%
1800m
9- 17- 11-119/156
5.8%
16.7%
23.7%
39%
58%
2000m
8- 10- 8- 84/110
7.3%
16.4%
23.6%
28%
50%
1000m〜1300m 6- 8- 12- 79/105
5.7%
13.3%
24.8%
49%
91%
1400m〜1600m 15- 28- 10-145/198
7.6%
21.7%
26.8%
41%
72%
1700m〜2000m 18- 27- 20-203/268
6.7%
16.8%
24.3%
35%
56%
2100m〜2400m 6- 3- 4- 40/ 53
11.3%
17.0%
24.5%
55%
70%
2500m〜
4- 5- 3- 23/ 35
11.4%
25.7%
34.3%
32%
63%
ダート
1000m
0- 1- 4- 6/ 11
0.0%
9.1%
45.5%
0%
130%
1200m
2- 5- 2- 58/ 67
3.0%
10.4%
13.4%
4%
42%
1400m
6- 8- 2- 33/ 49
12.2%
28.6%
32.7%
201%
80%
1600m
1- 3- 1- 18/ 23
4.3%
17.4%
21.7%
19%
77%
1700m
0- 0- 5- 38/ 43
0.0%
0.0%
11.6%
0%
135%
1800m
7- 3- 4- 64/ 78
9.0%
12.8%
17.9%
98%
56%
1000m〜1300m 4- 7- 6- 76/ 93
4.3%
11.8%
18.3%
10%
50%
1400m〜1600m 7- 11- 3- 51/ 72
9.7%
25.0%
29.2%
143%
79%
1700m〜2000m 7- 3- 9-105/124
5.6%
8.1%
15.3%
62%
82%
2100m〜2400m 0- 1- 0- 8/ 9
0.0%
11.1%
11.1%
0%
31%
2500m〜
0- 0- 0- 0/ 0
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%

距離別成績の芝では、まず1000〜1300mの短距離は苦手。1400m以上からまずまずの連対率となり、特に芝1600mは連対率20%をオーバー。ただ、1着数が2着数の半分以下と、やはり「勝ち切れなさ」は出ている。また、2500m以上で連対率25.7%。2100〜2400mも勝率が10%を超えてきており、距離が延びて真価を発揮する産駒も多そうだ。
一方のダートでは1400〜1600mが連対率25.0%を記録し、特に1400mの成績が良い。短距離の成績が伸びないのは芝も同様だが、ダートでは1700m以上も不振という結果になっている。
なお、障害出走経験馬は4頭と少ないが、ゴールデンシャインが【2.2.1.0】の好成績を残しており、今後も活躍する産駒が出てくる可能性がある。このゴールデンシャインは障害デビュー戦を勝ち、次走オープン特別で3着。さらに2着(クビ差)、2着(半馬身差)、1着ときており、「格負けしない」「安定しているが好走止まりも多い」というあたりは平地同様にも思える。

■表9 競馬場別成績

コース
場所
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
札幌
2- 6- 3- 21/ 32
6.3%
25.0%
34.4%
18%
83%
函館
2- 1- 1- 20/ 24
8.3%
12.5%
16.7%
22%
29%
福島
2- 4- 8- 23/ 37
5.4%
16.2%
37.8%
31%
167%
新潟
10- 9- 5- 45/ 69
14.5%
27.5%
34.8%
106%
72%
東京
8- 16- 6- 97/127
6.3%
18.9%
23.6%
34%
60%
中山
4- 2- 5- 73/ 84
4.8%
7.1%
13.1%
33%
37%
中京
5- 5- 4- 42/ 56
8.9%
17.9%
25.0%
39%
48%
京都
5- 15- 9- 72/101
5.0%
19.8%
28.7%
25%
94%
阪神
7- 8- 5- 62/ 82
8.5%
18.3%
24.4%
41%
55%
小倉
4- 5- 3- 35/ 47
8.5%
19.1%
25.5%
42%
60%
中央4場
24- 41- 25-304/394
6.1%
16.5%
22.8%
33%
63%
その他
25- 30- 24-186/265
9.4%
20.8%
29.8%
52%
75%
ダート
札幌
0- 0- 0- 7/ 7
0.0%
0.0%
0.0%
0%
0%
函館
0- 0- 2- 3/ 5
0.0%
0.0%
40.0%
0%
284%
福島
1- 0- 0- 14/ 15
6.7%
6.7%
6.7%
30%
11%
新潟
3- 0- 0- 9/ 12
25.0%
25.0%
25.0%
416%
86%
東京
4- 7- 2- 48/ 61
6.6%
18.0%
21.3%
62%
62%
中山
3- 3- 2- 49/ 57
5.3%
10.5%
14.0%
41%
39%
中京
0- 1- 4- 14/ 19
0.0%
5.3%
26.3%
0%
66%
京都
4- 9- 3- 43/ 59
6.8%
22.0%
27.1%
111%
82%
阪神
3- 2- 2- 42/ 49
6.1%
10.2%
14.3%
16%
32%
小倉
0- 0- 3- 11/ 14
0.0%
0.0%
21.4%
0%
327%
中央4場
14- 21- 9-182/226
6.2%
15.5%
19.5%
60%
55%
その他
4- 1- 9- 58/ 72
5.6%
6.9%
19.4%
75%
117%

競馬場別は、2世代の産駒成績を全10場の芝ダート別に分けてしまうと、各場ともサンプル不足の傾向が強く参考程度まで。ただ、そんな中で間違いなさそうなのは、「芝は新潟得意、中山苦手」「ダートは買うなら中央4場」という2点だ。
芝で勝率10%を超えているのは新潟のみ、そして連対率10%を割っているのは中山のみである。これを見ると小回りが苦手とも思えるが、中京や小倉の成績は他場に見劣らないほか、東京も特筆するほどの好成績ではない。単純に「新潟巧者、中山不振」と記憶したい。ダートについては下の「中央4場」と「ローカル」の項でまとめてみるとわかりやすい。ただし、サンプルこそ少ないが芝同様にダートも新潟の成績は上々だ。

■表10 コース別勝ち鞍ベスト10

コース
着別度数
勝率
連対率
3着内率
単回収率
複回収率
新潟・芝1600外 4- 3- 3-12/22
18.2%
31.8%
45.5%
137%
84%
東京・芝1800 4- 3- 1-28/36
11.1%
19.4%
22.2%
61%
50%
京都・ダ1400 3- 4- 0- 7/14
21.4%
50.0%
50.0%
448%
135%
阪神・芝1600外 3- 3- 0-13/19
15.8%
31.6%
31.6%
98%
52%
新潟・芝1400 3- 2- 0- 7/12
25.0%
41.7%
41.7%
125%
59%
新潟・ダ1800 3- 0- 0- 4/ 7
42.9%
42.9%
42.9%
714%
148%
中山・芝2000 3- 0- 0-21/24
12.5%
12.5%
12.5%
59%
18%
京都・芝1600 2- 5- 2-19/28
7.1%
25.0%
32.1%
30%
200%
東京・ダ1400 2- 2- 1-15/20
10.0%
20.0%
25.0%
154%
76%
中山・ダ1800 2- 2- 1-28/33
6.1%
12.1%
15.2%
67%
58%

最後にコース別成績。1400〜1800mが上位10コース中9コースを占めており、このあたりが狙いとみていいだろう。表8や表9の距離別、競馬場別成績と併せて馬券検討に役立てたい。

以上がタニノギムレット産駒のデータである。2世代分の分析ということで、特に年齢別などでサンプル不足な部分もあったが、現時点でのおおまかな傾向は掴めただろう。「覚えきれないよ!」という方は、G1連対馬2頭、ウオッカとスマイルジャックから全体の傾向を想像すると良い。ウオッカのG1勝ちは芝1600mと2400m=長距離(表8)、500万2着後にG1制覇(表6など)、3歳秋以降は今ひとつ(表7)、中山・有馬記念11着(表9)。スマイルジャックは現時点の成績【2.4.2.1】(表2など)といったあたりだろうか。
なお、父ブライアンズタイムの産駒には、エムアイブランやタイムパラドックス、アンドゥオールなど、古馬になって頭角を現したダート巧者も多く、タニノギムレットも現状「芝向き」種牡馬という傾向が変わってくる余地もあるので注意したい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN