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第187回 ちょっと気になる!? 日本ダービーはみ出しデータ

2008/5/26(月)

今年の春のクラシックもいよいよ大詰め。今週は東京競馬場で日本ダービーが行われる。同レースにまつわる様々なデータ。詳細は週末に譲るとして、ここでは普段では取り上げる機会が少ないファクターについて調べてみることにした。

今週は第75回日本ダービー。2005年に生を受けた日本のサラブレッドの頂点をかけた戦いが行われる。先週のオークスも配当的には波乱に終わり、今年の戦国クラシック戦線を象徴する結末。皐月賞の結果に基づくと、牡馬戦線も一筋縄ではいかない可能性が高いが、果たしてどうなるか?

本競走は「JRAプレミアム」の対象レース。払戻金が通常よりも上乗せされることもあり、ぜひとも的中させたいところだ。藁をもつかむ思いで、過去10年の日本ダービーに関するいろいろなデータを出してみることにする。データ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

■表1 過去10年の日本ダービーに出走した馬の出生月別成績

生月 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
3月生まれ 5-3-4-51 7.9% 12.7% 19.0% 26% 79%
5月生まれ 4-0-2-29 11.4% 11.4% 17.1% 27% 77%
4月生まれ 1-5-1-51 1.7% 10.3% 12.1% 18% 52%
2月生まれ 0-1-3-16 0.0% 5.0% 20.0% 0% 60%
1月生まれ 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3% 0% 60%
6月生まれ 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

まず上の表1は過去10年の日本ダービーに出走した馬の出生月別成績。競走馬の世界にも遅生まれ、早生まれという言葉があるが、それにまつわるデータを集計してみた。過去10年で5勝をマークしているのが3月生まれの馬。出走馬の数自体が多いものの、近い数の出走馬を出している4月生まれの馬に比べると勝率が格段に高いことがわかる。3月生まれは勝ち馬だけでなく2着も3回、3着は4回と好走馬の多さが目立つ。そして、5月生まれの馬も4勝をマークと、勝率は高い。実に3月生まれと5月生まれの馬だけで10回中9回もの優勝馬を出しており、これは大きな特徴と言えるだろう。

■表2 過去10年の日本ダービーに出走した馬の馬体重別成績

馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
400〜419キロ 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
420〜439キロ 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
440〜459キロ 3-1-1-28 9.1% 12.1% 15.2% 30% 67%
460〜479キロ 2-1-4-60 3.0% 4.5% 10.4% 6% 43%
480〜499キロ 4-7-2-32 8.9% 24.4% 28.9% 40% 124%
500〜519キロ 1-0-3-12 6.3% 6.3% 25.0% 23% 74%
520〜539キロ 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7% 0% 30%
540キロ以上 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

次に過去10年の日本ダービーに出走した馬の馬体重に注目してみた。上の表2はダービー当日の馬体重別成績。まず言えることは、439キロ以下の小柄な馬の好走例はないということ。オークスでは小柄な馬の好走が目立つが、ダービーではそれが通用しない。最低でも440キロ以上の馬体重の持ち主でないと厳しいというデータが出ている。その440キロから499キロにかけての数字が好走馬を多数輩出。サラブレッドの平均馬体重に基づくような結果ではあるが、逆に500キロ以上の大型馬も積極的には買いにくいというわけだ。

■表3 過去10年の日本ダービーに出走した馬の馬体重増減別成績

馬体重増減 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
・-10キロ以上 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
・-9〜-4キロ 4-3-1-38 8.7% 15.2% 17.4% 43% 80%
・-3〜+3キロ 4-3-5-80 4.3% 7.6% 13.0% 12% 36%
・+4〜+9キロ 1-4-3-18 3.8% 19.2% 30.8% 4% 177%
・+10キロ以上 1-0-1-6 12.5% 12.5% 25.0% 48% 62%

さらに馬体重の増減についても調べてみた。上の表3は過去10年の日本ダービーに出走した馬の馬体重増減別成績。やはり当日大きく馬体を減らしてくるような馬は割引が必要。マイナス10キロ以上での出走は8例あるが、一度も馬券に絡んでいない。馬体を絞りこんできたと、都合のいいように解釈できるのはマイナス9キロまで。マイナス9から4キロならば過去10年で4勝をマーク。マイナス3からプラス3キロも同様に4勝、そして2着も3回あり、このゾーンの馬で好走馬の大半を占めている。プラス4から9キロは2、3着が多い。プラス10キロ以上と、大幅に増えている場合も、一応好走例がある。一見、太め残りに見えるかもしれないが、極端に嫌う必要はなさそうだ。

2005/5/29東京10R 東京優駿(日本ダービー)(G1) 1着 5番 ディープインパクト■表4 過去10年の日本ダービー出走馬の生産者別成績

生産者 着別度数 代表馬
ノーザンファーム 4-2-1-20 ディープインパクト
社台ファーム 2-3-2-18 ネオユニヴァース
カントリー牧場 2-0-0-1 ウオッカ
日高大洋牧場 1-0-0-1 スペシャルウィーク
林考輝 1-0-0-0 メイショウサムソン
白老ファーム 0-1-1-2 ゼンノロブロイ
信岡牧場 0-1-0-1 ダンツフレーム
藤川牧場 0-1-0-0 ボールドエンペラー
佐々木牧場 0-1-0-0 ナリタトップロード
Takahiro Wada 0-1-0-0 シンボリクリスエス

上の表4は過去10年の日本ダービー出走馬の生産者別成績。ディープインパクトなどを出したノーザンファームが過去10年で4勝、ネオユニヴァースなどを出した社台ファームが2勝と、社台系の牧場の活躍が目立つ。今年に入ってのG1戦線も社台系の活躍が目覚ましいが、この流れは今週も止まりそうになさそうだ。

■表5 過去10年の日本ダービー出走馬の馬主別成績

馬主 着別度数
谷水雄三 2-0-0-1
金子真人ホールディングス 2-0-0-7
社台レースホース 1-1-2-7
近藤利一 1-1-1-7
臼田浩義 1-0-1-1
松本好雄 1-0-0-1
渡辺孝男 1-0-0-1
吉田勝己 1-0-0-1
山路秀則 0-1-0-2
サンデーレーシング 0-1-0-5
山元哲二 0-1-0-1
田原慶子 0-1-0-0
大迫久美子 0-1-0-0
増田陽一 0-1-0-0
ラッキーフィールド 0-1-0-0
シンボリ牧場 0-1-0-0

最後に上の表5は過去10年の日本ダービー出走馬の馬主成績。こちらは生産者とは違い、一つのところに集中しているような印象はない。ダービー馬のオーナーになることがどれほど大変で、名誉があることの証と言えるかもしれない。大手の社台レースホースといえど、過去10年でのダービー勝利は1度のみ。サラブレッドクラブ・ラフィアンなど、大手のクラブ法人の名前もほとんど見当たらない。本競走は個人馬主の成績が優秀と言える。ただ、個人といっても金子真人ホールディングスや近藤利一氏は、他のG1競走でも活躍馬を多数送り込む大馬主ではあるが。果たして表5の馬主の中に、今年の日本ダービー優勝馬主はいるだろうか?

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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