第177回 国枝厩舎の特徴をつかもう!|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第177回 国枝厩舎の特徴をつかもう!

2008/4/21(月)

古くはブラックホークでG1を2勝し、現在はグランプリホースのマツリダゴッホを管理している国枝厩舎。今回はその国枝厩舎の特徴を見ていこう。

今年に入り、マツリダゴッホ、サイレントプライドそしてサトノプログレスで3週連続重賞制覇を達成した国枝厩舎。4月18日現在、全国リーディング4位(関東リーディング1位)につけており、好調を維持している厩舎の一つだ。今週はその国枝厩舎にスポットを当てて見ていきたい。なおデータ分析にはJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用し、集計期間は05年1月5日から08年4月13日までとした。

■表1 国枝厩舎の年度別成績(05年1月5日〜08年4月13日)

着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
05年 35-31-21-198/285 12.3% 23.2% 30.5% 100% 76%
06年 40-36-29-216/321 12.5% 23.7% 32.7% 61% 86%
07年 41-28-25-217/311 13.2% 22.2% 30.2% 132% 81%
※08年 15-3-8-50/76 19.7% 23.7% 34.2% 92% 68%
※08年は1月5日〜4月13日までの成績

まずは国枝厩舎の05年から08年までの年度別成績を見ていこう(表1参照)。リーディング上位の厩舎であるなら当然かもしれないが、いずれの年も勝率、連対率、複勝率は安定した成績を残している。勝利数は05年から上昇傾向。今年は4ヵ月経たないうちに15勝を上げており、このペースでいけば、昨年を上回る活躍が見込めそうだ。

 

■表2 国枝厩舎所属馬の年齢別成績(05年1月5日〜08年4月13日)
年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
2歳 23-23-14-64/124 18.5% 37.1% 48.4% 96% 107%
3歳 60-41-39-280/420 14.3% 24.0% 33.3% 103% 81%
4歳 30-23-20-130/203 14.8% 26.1% 36.0% 119% 102%
5歳 11-7-6-92/116 9.5% 15.5% 20.7% 62% 55%
6歳 6-1-4-70/81 7.4% 8.6% 13.6% 68% 48%
7歳以上 1-3-0-45/49 2.0% 8.2% 8.2% 79% 31%

ここから国枝厩舎の特徴を詳細に見ていこう。まずは国枝厩舎の年齢別成績を見てほしい(表2参照)。最も注目したいのは、勝率、連対率、複勝率の数字が最も高い2歳馬の成績。特に複勝率は48.4%に達し、単・複回収率も高い数字をマークしている。2歳馬の成績に次いで3、4歳馬の成績も良いが、5歳馬以降になると減少傾向。5歳馬以降の勝率は一桁で、年齢を重ねるごとに勝率、連対率、複勝率はダウン。国枝厩舎は2〜4歳馬の活躍が多く、5歳馬以降になると割引が必要だ。

 

■表3 国枝厩舎所属馬の脚質別成績(05年1月5日〜08年4月13日)
脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
逃げ 25-7-14-27/73 34.2% 43.8% 63.0% 370% 163%
先行 63-57-34-182/336 18.8% 35.7% 45.8% 122% 106%
中団 37-25-26-273/361 10.2% 17.2% 24.4% 45% 61%
後方 4-7-7-190/208 1.9% 5.3% 8.7% 51% 41%
マクリ 1-1-1-2/5 20.0% 40.0% 60.0% 178% 100%

次は国枝厩舎の脚質別成績を見ていこう(表3参照)。単純に前に行けば行くほど、勝率、連対率、複勝率はアップしている。逃げ・先行においては単・複回収率が100%を超えており、逃げ・先行馬の国枝厩舎馬は買いだ。実際、今年に入り3週連続重賞制覇を達成した馬は全て先行して勝利を収めていた。一方、後方からの馬は勝率、連対率、複初率で一桁台に落ち込んでいる。NHKマイルCを制したピンクカメオは後方一気だったが、あのようなパターンは稀であり、全体的に見ると後方からの馬が馬券に絡む確率はかなり少ない

 

■表4 国枝厩舎所属馬のクラス別成績(05年1月5日〜08年4月13日)
クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
新馬 15-11-9-34/69 21.7% 37.7% 50.7% 94% 86%
未勝利 35-29-28-172/264 13.3% 24.2% 34.8% 75% 76%
500万下 41-32-25-198/296 13.9% 24.7% 33.1% 121% 92%
1000万下 17-16-9-124/166 10.2% 19.9% 25.3% 50% 53%
1600万下 7-1-1-28/37 18.9% 21.6% 24.3% 80% 42%
OPEN特別 7-5-6-45/63 11.1% 19.0% 28.6% 77% 137%
G3 3-3-4-42/52 5.8% 11.5% 19.2% 46% 66%
G2 4-1-1-23/29 13.8% 17.2% 20.7% 88% 34%
G1 2-0-0-15/17 11.8% 11.8% 11.8% 754% 172%

続いて国枝厩舎のクラス別成績をまとめたのが表4。クラス別では新馬が勝率、連対率、複勝率でトップ。複勝率は50.7%に達し、新馬戦での安定感は抜群だ。500万下も勝率、連対率、複勝率で高い数字をマーク。単回収率が121%で、500万下も得意なクラスと言えるだろう。対照的に不得意なクラスはG3。勝率は唯一ひと桁に落ち込み、単・複回収率も伸び悩んでいる。

 

■表5 国枝厩舎の場所別成績(05年1月5日〜08年4月13日)
場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
札幌 13-8-6-40/67 19.4% 31.3% 40.3% 91% 79%
函館 7-7-3-24/41 17.1% 34.1% 41.5% 117% 91%
福島 12-11-7-55/85 14.1% 27.1% 35.3% 101% 83%
新潟 10-16-11-84/121 8.3% 21.5% 30.6% 60% 87%
東京 39-24-22-210/295 13.2% 21.4% 28.8% 115% 75%
中山 47-30-21-191/289 16.3% 26.6% 33.9% 116% 82%
中京 0-0-7-23/30 0.0% 0.0% 23.3% 0% 69%
京都 1-1-2-22/26 3.8% 7.7% 15.4% 29% 103%
阪神 0-0-3-14/17 0.0% 0.0% 17.6% 0% 117%
小倉 2-1-1-18/22 9.1% 13.6% 18.2% 46% 29%
東開催 108-81-61-540/790 13.7% 23.9% 31.6% 106% 80%
西開催 3-2-13-77/95 3.2% 5.3% 18.9% 18% 78%

表5は国枝厩舎の場所別成績をまとめたもの。まず注目したいのは札幌、函館の2場所だ。共に連対率は30%を超え、複勝率は40%以上をマーク。特に函館は単回収率が117%で、複回収率は91%に達している。まだ夏の函館、札幌開催までに時間はあるが、覚えておきたいデータだ。また東開催と西開催で比較すると、東開催>西開催ということがわかる。西開催は全ての数字で東開催に劣っており、勝率と連対率は一桁で、複勝率は20%を割っている。また西開催で連対した5頭は500万下、1000万下、1600万下での好走で、オープン特別以上のクラスでの好走例は無い状況だ。

 

■表6 国枝厩舎所属馬のコース別成績ベスト5(05年1月5日〜08年4月13日)
順位 コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 中山・芝2000 2-3-3-19/27 7.4% 18.5% 29.6% 46% 155%
2 東京・芝2000 4-2-3-15/24 16.7% 25.0% 37.5% 350% 149%
3 新潟・芝1600外 5-2-3-10/20 25.0% 35.0% 50.0% 204% 146%
4 新潟・芝1400 0-4-4-12/20 0.0% 20.0% 40.0% 0% 134%
5 中山・芝1800 5-3-3-14/25 20.0% 32.8% 44.0% 143% 120%
※レース数が20回以上あるコースの順位。なお順位は複勝回収率に基づくもの。

表6は国枝厩舎のコース別成績ベスト5。中でも単・複回収率が100%を超えている東京・芝2000m、新潟芝1600m、中山芝1800mが優秀なコースだ。中山芝1800mで行われた中山牝馬Sで13人気2着に好走したマイネカンナは記憶に新しいところだろう。

 

■表7 国枝厩舎所属馬のコース別成績ワースト5(05年1月5日〜08年4月13日)
順位 コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 福島・芝1200 5-4-1-18/28 17.9% 32.1% 35.7% 42% 51%
2 東京・芝1400 7-3-2-28/40 17.5% 25.0% 30.0% 59% 51%
3 新潟・ダ1200 2-4-0-16/22 9.1% 27.3% 27.3% 45% 53%
4 東京・ダ1400 3-4-4-26/37 8.1% 18.9% 29.7% 35% 61%
5 東京・芝1800 8-5-2-25/40 20.0% 32.5% 37.5% 119% 66%
※レース数が20回以上あるコースの順位。なお順位は複勝回収率に基づくもの。

表7は国枝厩舎のコース別成績ワースト5。特に不得意なコースは新潟ダ1200mと東京ダ1400m。共に勝率が一桁で単・複回収率も伸びていない。

 

■表8 国枝厩舎所属馬の騎手別成績ベスト5(05年1月5日〜08年4月13日)
順位 騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 横山典弘 13-4-4-19/40 32.5% 42.5% 52.5% 162% 104%
2 蛯名正義 33-26-11-117/187 17.6% 31.6% 37.4% 142% 96%
3 後藤浩輝 36-23-25-108/192 18.8% 30.7% 43.8% 103% 92%
4 北村宏司 10-10-8-62/90 11.1% 22.2% 31.1% 96% 79%
5 柴山雄一 6-7-6-33/52 11.5% 25.0% 36.5% 74% 73%
※騎乗回数が20回以上ある騎手の中での順位。なお順位は複勝回収率に基づくもの。

国枝厩舎の騎手別成績ベスト5をまとめたものが表8。騎乗回数では蛯名正義騎手後藤浩輝騎手の二人が突出している。そして二人とも単回収率は100%を超え、勝率、連対率、複勝率でも高い数字をマークしている。しかし、最も注目したいのは横山典弘騎手だ。13勝中4勝が重賞で、勝率32.5%は素晴らしい。連対率42.5%、複勝率52.5%も驚異の数字で、単・複回収率も共に100%を超えており、国枝厩舎−横山典弘騎手のラインは覚えておきたい。

 

■表9 国枝厩舎所属馬の騎手別成績ワースト5(05年1月5日〜08年4月13日)
順位 騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1 中館英二 2-2-1-30/50 5.7% 11.4% 14.3% 16% 25%
2 加藤士津八 4-2-5-49/60 6.7% 10.0% 18.3% 49% 41%
3 梶晃啓 1-2-0-21/24 4.2% 12.5% 12.5% 15% 55%
4 塚田祥雄 2-0-2-17/21 9.5% 9.5% 19.0% 142% 56%
5 津村明秀 2-5-2-27/36 5.6% 19.4% 25.0% 46% 58%
※騎乗回数が20回以上ある騎手の中での順位。なお順位は複勝回収率に基づくもの。

表9は国枝厩舎の騎手別成績ワースト5。相性が悪いのは中舘英二騎手、加藤士津八騎手、梶晃啓騎手。中舘騎手はリーディング上位の騎手であるが、国枝厩舎との相性は悪いようだ。

2008/4/12 中山11R ニュージーランドT(Jpn2) 1着 4番 サトノプログレス

リーディング上位の厩舎・騎手などは馬の能力に加えそのブランドも人気に反映されることがある。しかし今回、国枝厩舎の特徴を見てきたことで、ブランドだけに流されず、得意・不得意な条件をしっかり見極めて馬券に活かして頂きたい。

ライタープロフィール

フランキー森山(ふらんきー もりやま)

1984年1月、神奈川県生まれ。重賞レースにおいては、毎年同じようなステップで出走してくる馬が多いことから、データ競馬の有効性に着目。データde出〜たでは主に過去の好走馬の実績を重視し、予想を展開している。馬券を買うのはもちろん、競馬場へ行くことも好きなタイプ。好きなレースは平安S。05年に中央競馬の全場踏破達成。その後は、地方、海外の競馬場へもたびたび訪れている。

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN