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第154回 お年玉を狙え! 2008年最初のターゲットは中山金杯!

2007/12/27(木)

有馬記念が終わればすぐに新年に突入。あまり休む間もなく、年明け恒例の東西の金杯が待っている。2008年は中山金杯をターゲット! お年玉獲得に挑む!

伏兵のマツリダゴッホが激走し、大波乱となった07年の有馬記念。ディープインパクトのラストランとは違う意味での衝撃がまだ残る中、早速08年の中央競馬がスタートする。開幕を飾るのは東西の金杯。07年は京都金杯を担当させていただいたので、08年のターゲットは中山金杯としてみたい。東京競馬場で行われた02年を除く、過去10年の本競走のデータを分析。データの調査・集計は、JRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

 

■表1 過去10年の中山金杯の人気別成績(東京開催の02年は除く)
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1番人気 4-0-1-4 44.4% 44.4% 55.6% 142% 81%
2番人気 0-2-1-6 0.0% 22.2% 33.3% 0% 61%
3番人気 1-1-1-6 11.1% 22.2% 33.3% 81% 84%
4番人気 2-0-0-7 22.2% 22.2% 22.2% 217% 61%
5番人気 0-1-1-7 0.0% 11.1% 22.2% 0% 73%
6番人気 0-2-0-7 0.0% 22.2% 22.2% 0% 74%
7番人気 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1% 157% 50%
8番人気 1-0-2-6 11.1% 11.1% 33.3% 252% 143%
9番人気 0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1% 0% 110%
10番人気 0-2-1-6 0.0% 22.2% 33.3% 0% 238%
11番人気 0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1% 0% 96%
12番人気 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1% 0% 83%
13番人気以下 0-0-0-25 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

正月開催特有の変則日程にハンデ戦という要素が加わり、例年一筋縄ではいかないのが金杯。特に中山金杯は荒れるイメージが強い競走だ。上の表1は過去10年(東京開催の02年は除く)の中山金杯の人気別成績。13番人気以下の超人気薄の台頭はないものの、1番人気から12番人気まで幅広い人気の馬が3着以内に好走。上位人気馬同士ではなかなか決まらない難解なレースであることがわかる。しかし、一方で最も勝ち星を挙げているのが1番人気馬。計9回中4回というなかなかの確率で勝利を収めている。そして、その内訳を見ると、実績的に「なるほど」と思わせる特徴・傾向が出ている。

 

■表2 過去10年の中山金杯好走馬(1)
着順 人気 馬名 性齢 斤量 前走成績 2走前成績
03年 1 1 トーホウシデン 牡6 57 京阪杯4着 天皇賞(秋)5着
99年 1 1 サイレントハンター 牡6 58 JC14着 天皇賞(秋)4着
98年 1 1 グルメフロンティア 牡6 56 愛知杯2着 天皇賞(秋)5着

上の表2は、03年の優勝馬トーホウシデン、99年の優勝馬サイレントハンター、98年の優勝馬グルメフロンティアの近2走の成績。実は3頭ともに前年の天皇賞(秋)で5着以内に好走していた。芝2000mにおける最上格のレースで掲示板に入る力がある馬が、同距離のG3で格の違いを見せつける、というごく自然な理屈。もちろん、ハンデにもよるのだが、この3頭は1番人気にキッチリ応えることができた。このようなタイプの馬が出てきた場合は、上位人気馬でも素直に信頼してもよさそうだ。

 

■表3 過去10年の中山金杯好走馬(2)
着順 人気 馬名 性齢 斤量 前走成績 2走前成績 備考
05年 1 1 クラフトワーク 牡5 57 函館記念1着 中京記念5着  
04年 1 4 アサカディフィート セ6 55 ディセンバーS4着 京阪杯6着 03年函館記念3着
01年 2 10 クラフトマンシップ 牡6 54 鳴尾記念13着 京阪杯15着 00年函館記念1着
00年 1 4 ジョービッグバン 牡5 53 京阪杯4着 朝日CC9着 99年函館記念1着

過去10年、もう1頭1番人気で優勝した馬は05年のクラフトワーク。同馬には前年のG1で5着以内という格上実績はなく、前年の函館記念1着以来の休み明けという異例のローテーション。しかし、その函館記念こそが、本競走で重要な位置付けにあることが上の表3でわかる。00年優勝のジョービッグバン、01年に10番人気で2着に好走したクラフトマンシップも前年の函館記念の優勝馬。04年1着のアサカディフィートは、少し劣るが函館記念の3着馬だった。函館記念は今回の中山金杯と同じく、芝2000mのG3でなおかつハンデ戦。そして、函館の洋芝と、中山の荒れ気味のオーバーシードという芝の状況から、両レースの関係性は常に高いと推測される。この手のタイプの好走馬が出るのは決して偶然ではないはずだ。

 

■表4 過去10年の中山金杯好走馬(3)
着順 人気 馬名 性齢 斤量 前走成績 2走前成績
07年 3 2 ブラックタイド 牡6 55 ディセンバーS3着 アンドロメダS2着
06年 3 9 カナハラドラゴン 牡8 56 中日新聞杯3着 福島記念5着
05年 2 6 マイネヌーヴェル 牝5 53 ターコイズS3着 エリ女13着
01年 1 8 カリスマサンオペラ 牝4 50 ディセンバーS4着 ターコイズS3着

ここまできたら、その他の好走馬についても共通項を探してグループ分けをしてみる。上の表4では07年3着のブラックタイドら4頭。ここでの注目点は、近2走以内にOPクラスの芝1800mのレースで3着の実績があったこと。芝2000mと1ハロン違う芝1800mの競走。そこで勝ってもいないが、大きく負けてもいないのがミソ。芝1800mでの善戦馬が、1ハロン延長でパフォーマンスを上げ、それがしばしば波乱を呼んでいる。

 

■表5 過去10年の中山金杯好走馬(4)
着順 人気 馬名 性齢 斤量 前走成績 2走前成績
07年 1 3 シャドウゲイト 牡5 53 香取特別1着 HTB杯3着
05年 3 8 キーボランチ 牡6 53 冬至S2着 古都S5着
02年 2 12 トーアメイウン 牡4 50 冬至S6着 磐梯山特別1着
3 10 カンファーベスト 牡4 52 カブトヤマ記念10着 雄国沼特別2着
01年 3 11 シンボリオレゴン 牡4 51 香取特別1着 精進湖特別5着
00年 2 2 ミスズシャルダン 牡5 56 GホイップT1着 ドンカスターS3着

上の表5は07年の優勝馬シャドウゲイトを中心に6頭が該当。このグループは一言で言うならば格下ながら勢いがある馬。近2走以内に1000万クラス以上の芝1800〜2200mで連対していた馬が、昇級初戦あるいは格上挑戦ながら、軽ハンデを利して激走を果たしている。

 

■表6 過去10年の中山金杯好走馬(5)
着順 人気 馬名 性齢 斤量 前走成績 2走前成績 備考
07年 2 10 アサカディフィート セ9 57.5 鳴尾記念6着 アンドロメダS1着 中山金杯1着
06年 1 7 ヴィータローザ 牡6 57 京阪杯9着 オールカマー5着 セントライト記念1着
06年 2 6 アサカディフィート セ8 57 鳴尾記念5着 京阪杯2着 中山金杯1着
04年 3 3 ダンツジャッジ 牡5 57.5 ディセンバーS1着 京阪杯2着 ダービー卿CT1着
00年 3 1 クリスザブレイヴ 牡6 57 ディセンバーS1着 天皇賞(秋)16着  
99年 2 2 ニッポーアトラス 牡5 56 ディセンバーS1着 ノベンバーS1着  
99年 3 8 シグナスヒーロー 牡7 54 ステイヤーズS5着 アル共杯11着  
98年 3 5 マイネルブリッジ 牡6 58 有馬記念11着 福島記念3着  

上の表6は07年2着のアサカディフィートら8頭が該当。このグループは大きな特徴を持っているとはあまり言えないのだが、一応全馬が近2走以内に一度はOPクラスの芝1800m以上のレースで5着以内に入っていた。そして、8頭中4頭が中山芝重賞の勝ち馬。ディセンバーSの実績を含めると、8頭中6頭にOPクラスの中山芝で勝ち鞍。この手のタイプは平均以上にハンデを背負わされることになるだろうが、あまり軽視をしないほうが良さそうだ。

 

■表7 過去10年の中山金杯好走馬(6)
着順 人気 馬名 性齢 斤量 前走成績 2走前成績
04年 2 5 ワールドスケール 牡4 54 キャピタルS9着 駒草賞1着
98年 2 3 セイリューオー 牡4 55 クリスマスS5着 日本ダービー10着

最後に残る2頭が上の表7。近走成績を考えると、前走休み明けを使い、今回が叩き2戦目。過去にOP勝ち実績はアリ。ただ、まだ2頭のサンプルなのでそこまで厳密に絞るべきなのかは微妙。明け4歳馬で、当日にソコソコ人気に推されそうな馬から入り、可能性を探るべきなのかもしれない。

 

【結論】

それでは、2008年の中山金杯を占っていきたい。例年登録馬が多く、現時点では出否がかなり未定だが、優先順位20位までの馬を下の表8に示した。

■表8 08年の中山金杯出走予定馬
順位 馬名 性齢 斤量 前走成績 2走前成績 備考
1 アサカディフィート セ10 57.5 アンドロメダS1着 福島記念16着 中山金杯1着
2 エアシェイディ 牡7 57 キャピタルS2着 富士S4着 06年函館記念2着
3 シルクネクサス 牡6 56 鳴尾記念12着 天皇賞(秋)7着  
4 トウショウナイト 牡7 58 ディセンバーS9着 アル共杯14着  
5 ヒラボクロイヤル 牡4 54 JC16着 菊花賞10着  
6 サイレントディール 牡8 55 ベテルギウスS11着 師走S7着  
7 フサイチホウオー 牡4 56 JCD11着 菊花賞8着  
8 サイレントプライド 牡5 57 ディセンバーS1着 札幌記念11着  
9 トウショウヴォイス 牡6 53 キャピタルS7着 富士S7着  
10 カネトシツヨシオー 牡5 55 阪神C7着 GホイップT1着  
11 グラスボンバー 牡8 57 ディセンバーS8着 福島記念4着  
12 リキッドノーツ 牡7 55 冬至S1着 ドンカスターS7着  
13 リザーブカード 牡5 55 仲冬S1着 奥多摩S13着  
14 ヤマニンアラバスタ 牝7 54 愛知杯9着 アル共杯5着  
15 センカク 牡6 53 オパールS3着 オールカマー10着  
15 マイネルレーニア 牡4 54 尾張S10着 オーロC3着  
15 ヨイチサウス 牡7 53 ディセンバーS16着 キャピタルS11着  
18 カオリノーブル セ9 52 ベテルギウスS16着 安達太良S1着  
19 タイキヴァンベール 牡8 54 ベテルギウスS4着 師走S12着  
20 アドマイヤフジ 牡6 57.5 鳴尾記念3着 札幌記念9着  

※フルゲート16頭。メイショウレガーロ(21)他11頭が登録(12/26午前現在)

まず、注目の07年の天皇賞(秋)で5着以内に好走した馬は、残念ながら出走予定がない。よって、いい配当も見込める混戦といっていいだろう。そんな状況だが、最初に取り上げてみたいのがエアシェイディ。06年の実績になってしまうが、注目レースである函館記念で2着に好走した実績がある馬。詰めの甘さは相変わらずで、いまだに重賞未勝利だが、ここはチャンスではないだろうか。
続いて近2走以内にOPクラスの芝1800mで3着の実績があるのがアドマイヤフジ。現時点では除外対象だが、前走の鳴尾記念が同着ながら3着。仮に出走がかなえば、有力馬の1頭だろう。
近2走以内に1000万クラス以上の芝1800〜2200mで連対している馬は、リキッドノーツ。条件クラスでの足踏みが長く、明け7歳馬で出世は遅れたが、まだ底を見せていない。
あとは、近2走以内にOPクラスの芝1800m以上のレースで5着以内の実績がある馬の中で、中山のOPで勝ち鞍があるアサカディフィートサイレントプライド。アサカディフィートは本競走の常連。明け10歳となるが、前走アンドロメダS1着。成績面から衰えは感じさせない。
最後に明け4歳馬で、出走してくれば少し人気を集めそうな(?)フサイチホウオー。皐月賞3着の舞台で一変なるか。

 

2006/7/23 函館9R 函館記念(G3)
2着4番 エアシェイディ
2007/12/15 中山11R ディセンバーS
1着6番 サイレントプライド
2006/7/23 函館9R
函館記念(G3)
2着 4番 エアシェイディ
2007/12/15 中山11R
ディセンバーS
1着 6番 サイレントプライド

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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