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第149回 古馬秋の3冠ロード第二弾!ジャパンカップを占う!

2007/11/21(水)

今週はジャパンカップウィーク。土曜日はジャパンカップダートが、日曜日はジャパンカップが開催されるのに加え、金曜日にも東京、京都で開催が組まれている。その中でも、当欄では通常通り日曜のメインレースのジャパンカップを占ってみようと思う。先月の天皇賞秋はメイショウサムソンが制しており、その出走馬が中心となってくるが、ダービー馬を含め3歳馬やその他中長距離を得意とする馬に加え、海外の強豪たちも来日する。日本馬か海外馬か、また、メイショウサムソンか否か、について調査してみようと思う。
手始めに過去10年(2002年は中山開催のため除外のため9回分)の3着以内馬についてみていこうと思う。

データの調査・集計にあたってはいつもの通りJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。(※一部の海外馬のデータについては筆者調べ)

 

■表1 1997-2006年のジャパンカップの3着以内馬
 着 
馬名
 性齢 
騎手名
 斤量 
 人気 
 東西 
前走
 距離 
 人気 
 着順 
2006
1
ディープインパクト
牡4
武豊
57
1
西
凱旋門賞
2400
-
2
ドリームパスポート
牡3
岩田康誠
55
5
西
菊花賞
3000
2
2
3
ウィジャボード
牝5
デットーリ
55
3
BCF&Mターフ
2200
-
1
2005
1
アルカセット
牡5
デットーリ
57
3
英チャンピオンS
2000
-
5
2
ハーツクライ
牡4
ルメール
57
2
西
天皇賞秋
2000
2
6
3
ゼンノロブロイ
牡5
デザーモ
57
1
天皇賞秋
2000
1
2
2004
1
ゼンノロブロイ
牡4
ペリエ
57
1
天皇賞秋
2000
1
1
2
コスモバルク
牡3
ルメール
55
2
菊花賞
3000
2
4
3
デルタブルース
牡3
安藤勝己
55
7
西
菊花賞
3000
8
1
2003
1
タップダンスシチー
牡6
佐藤哲三
57
4
西
京都大賞典
2400
1
1
2
ザッツザプレンティ
牡3
安藤勝己
55
5
西
菊花賞
3000
5
1
3
シンボリクリスエス
牡4
ペリエ
57
1
天皇賞秋
2000
1
1
2001
1
ジャングルポケット
牡3
ペリエ
55
2
西
菊花賞
3000
1
4
2
テイエムオペラオー
牡5
和田竜二
57
1
西
天皇賞
2000
1
2
3
ナリタトップロード
牡5
渡辺薫彦
57
5
西
京都大賞典
2400
2
2000
1
テイエムオペラオー
牡4
和田竜二
57
1
西
天皇賞秋
2000
1
1
2
メイショウドトウ
牡4
安田康彦
57
5
西
天皇賞秋
2000
2
2
3
ファンタスティックライト
牡4
デットーリ
57
2
BCターフ
2400
-
5
1999
1
スペシャルウィーク
牡4
武豊
57
2
西
天皇賞秋
2000
4
1
2
インディジェナス
セ6
ホワイト
57
12
ナショナル
1000
-
10
3
ハイライズ
牡4
デットーリ
57
7
英チャンピオンS
2000
-
6
1998
1
エルコンドルパサー
牡3
蛯名正義
55
3
毎日王冠
1800
3
2
2
エアグルーヴ
牝5
横山典弘
55
2
西
エ女王杯
2200
1
3
3
スペシャルウィーク
牡3
岡部幸雄
55
1
西
菊花賞
3000
1
2
1997
1
ピルサドスキー
牡5
キネーン
57
3
英チャンピオンS
2000
-
1
2
エアグルーヴ
牝4
武豊
55
2
西
天皇賞秋
2000
2
1
3
バブルガムフェロー
牡4
岡部幸雄
57
1
天皇賞秋
2000
1
2

過去10年のジャパンカップを振り返ってみた。この表をぱっと見ただけでもおおよそグループ分けできるのではないと思うのだが、いかがだろうか?今年は過去2年の記事(昨年の記事はこちら、一昨年の記事はこちら)を参考にしつつ、若干アレンジして好走馬の傾向を日本馬と海外馬に分けて探り出したいと思う。まずは日本馬から見てくが、3パターンに分けてみたので表2から順に見ていこうと思う。

 

■表2 過去10年で天皇賞秋をステップにJCで3着以内に好走した日本馬
 人気 
 着順 
馬名
 性齢 
前走
備考
2005
2
2
ハーツクライ 牡4 天皇賞秋6着 ダービー2着
2005
1
3
ゼンノロブロイ 牡5 天皇賞秋2着 ダービー2着、前年天皇賞秋勝ち馬
2004
1
1
ゼンノロブロイ 牡4 天皇賞秋1着 ダービー2着
2003
1
3
シンボリクリスエス 牡4 天皇賞秋1着 ダービー2着
2001
1
2
テイエムオペラオー 牡5 天皇賞秋2着 ダービー3着、前年天皇賞秋勝ち馬
2000
1
1
テイエムオペラオー 牡4 天皇賞秋1着 ダービー3着
2000
5
2
メイショウドトウ 牡4 天皇賞秋2着
1999
2
1
スペシャルウィーク 牡4 天皇賞秋1着 ダービー1着
1997
2
2
エアグルーヴ 牝4 天皇賞秋1着 オークス1着
1997
1
3
バブルガムフェロー 牡4 天皇賞秋2着 前年天皇賞秋勝ち馬

表2は過去のJCで好走した日本馬のうち、前走天皇賞秋の組についてまとめてみた表である。今のところ天皇賞秋で勝利した4歳馬に関しては3着内率100%だということがお分かりいただけるであろう。ゼンノロブロイ(2004年1着)、シンボリクリスエス(2003年3着)、テイエムオペラオー(2000年1着)、スペシャルウィーク(1999年1着)、エアグルーヴ(1997年2着) となっている。かなり信頼度の高いデータである。
また、これまでJCでは天皇賞秋の連対馬の好走が多く出ていたところ、2005年にハーツクライが天皇賞秋6着から巻き返した例があるのであわせて考えてみたのだが、どうもJCは東京2400mだけに同距離のダービー、オークスの好走経験が生きるのではないかとも思う。というわけで、買い目出すにあたり、ここでは「天皇賞秋勝利の4歳馬」を中心にし、「天皇賞秋連対馬」と、「天皇賞秋敗退のダービー・オークス好走経験馬」まで見てみることとする。

 

■表3 過去10年で菊花賞をステップにJCで3着以内に好走した日本馬
 人気 
 着順 
馬名
 性齢 
前走
ダービー
騎手変更
2006
5
2
ドリームパスポート 牡3 菊花賞2着 ダービー3着 横山典->岩田
2004
2
2
コスモバルク 牡3 菊花賞4着 ダービー8着 五十嵐->ルメール
2004
7
3
デルタブルース 牡3 菊花賞1着 未出走 岩田->安藤勝
2003
5
2
ザッツザプレンティ 牡3 菊花賞1着 ダービー3着 なし
2001
2
1
ジャングルポケット 牡3 菊花賞4着 ダービー1着 角田->ペリエ
1998
1
3
スペシャルウィーク 牡3 菊花賞2着 ダービー1着 武豊->岡部

表3は過去のJCで好走した日本馬のうち、前走菊花賞の組についてまとめてみた表である。こちらに関しては菊花賞4着以内というのが相場だったかと思うが、これに同じようにダービーでの成績を加味してみた。すると、やはり好走馬の多くがダービー3着内好走していたということがお分かりいただけるのではないかと思う。そうすると、ここでは「菊花賞4着以内のダービー3着以内馬」あたりを中心に、ダービー不出走の場合は「菊花賞1着馬」「菊花賞4着以内の騎手乗替わり馬」あたりを見ていくべきかと思う。

 

■表4 過去10年で天皇賞秋と菊花賞以外をステップにJCで3着以内に好走した日本馬
 人気 
 着順 
馬名
 性齢 
前走
秋出走数
G1実績
2006
1
1
ディープインパクト 牡4 凱旋門賞失格 1戦 3歳3冠、天皇賞春、宝塚記念1着
2003
4
1
タップダンスシチー 牡6 京都大賞典1着 1戦 有馬記念2着
2001
5
3
ナリタトップロード 牡5 京都大賞典中止 1戦 菊花賞1着、ダービー2着
1998
3
1
エルコンドルパサー 牡3 毎日王冠2着 1戦 NHKマイル1着、NZT1着
1998
2
2
エアグルーヴ 牝5 エ女王杯3着 1戦 天皇賞秋、オークス1着
1996
7
2
ファビラスラフィン 牝3 秋華賞1着 1戦 秋華賞1着、NZT1着
1995
2
2
ヒシアマゾン 牝4 京都大賞典1着 1戦 エ女王杯1着、阪3牝馬S1着、NZT1着
※「秋出走数」は同年9月以降の出走レース数
※二重線以下は参考情報

表4は過去のJCで好走した日本馬のうち、前走天皇賞秋組、菊花賞組以外についてまとめてみた表である。こちらに関しては秋1戦消化のGⅠ実績のある馬というのがポイントとなる。(参考:表2の天皇賞秋からの馬も全馬同年秋の消化レース数は2戦以内)
やはり府中の2400というタフなコースでのレースなので、ここに照準を合わせてきた方が好結果を生むと言うことなのかもしれない。表3の馬に関して見ると全馬が「秋1戦」「前走GⅠ、GⅡ」「GⅠ連対馬」(タップダンスシチー以外はGⅠ馬かつ東京競馬場のGⅡ以上の勝ち馬)という共通点があるので、ここでは「」内をポイントにしてみようと思う。

ここまでは日本馬を見てきたが、ここからは外国馬を見ていこうと思う。といっても過去10年(2002年中山開催を除く)では6頭しかいないが。

 

■表5 1997-2006年のJCの3着以内に好走した外国馬
 年   着   馬名   性齢   騎手   国名   G1勝鞍の距離   備考 
2006 3 ウィジャボード 牝5 デットーリ イギリス 2400,2200,2000他 北米での勝ち鞍あり
2005 1 アルカセット 牡5 デットーリ イギリス 2400
2000 3 ファンタスティックライト 牡5 デットーリ UAE 2200 北米での勝ち鞍あり
1999 2 インディジェナス セ7 ホワイト 香港 香港ヴァーズ1着(2400m)
3 ハイライズ 牡5 デットーリ イギリス 2400
1997 1 ピルサドスキー 牡6 キネーン イギリス 2400,2000他 北米での勝ち鞍あり

表5に好走馬一覧を並べてみた。まず、ポイントなのがデットーリ騎乗馬。1996年にもシングスピールで、2002年の中山開催時にもファルブラヴでそれぞれ勝利しており、まさにJC男といったところである。ぜひ彼にあやかりたいところだが、今年はどうやら騎乗がなさそう。そうなると「2400mGⅠ勝利馬」「北米出走経験のある欧州馬」といったところが強調項目となってくる。百歩譲っても2000m以上のGⅠ勝ちは必要ではないだろうか?

 

■表6 1997-2006年のJCの枠番別成績(参考)
 枠 
 1着 
 2着 
 3着 
 4着以下 
 勝率 
 連対率 
 3着内率 
1枠
1
1
1
13
6.3%
12.5%
18.8%
2枠
0
1
0
19
0.0%
5.0%
5.0%
3枠
2
1
2
15
10.0%
15.0%
25.0%
4枠
2
1
2
15
10.0%
15.0%
25.0%
5枠
1
2
3
14
5.0%
15.0%
30.0%
6枠
2
2
2
16
9.1%
18.2%
27.3%
7枠
3
2
1
18
12.5%
20.8%
25.0%
8枠
0
1
1
22
0.0%
4.2%
8.3%

 

【結論】

ここまでいくつの項目を見てきたが、結論としては特別登録馬を見ながらこれまでの調査で判明した項目を重視して狙い馬を決めていこうと思う。

【日本馬】
(1)天皇賞組・・・「天皇賞秋勝利の4歳馬」、「天皇賞秋連対馬」など
(2)菊花賞組・・・「菊花賞4着以内のダービー3着以内馬」、「菊花賞1着馬」など
(3)天皇賞・菊花賞組以外・・・「(前走GⅠ、GⅡ出走の) 秋1戦消化のGⅠ実績馬」

■表7 JC登録馬(前走天皇賞組)
馬名
性齢
前走
備考
アドマイヤムーン 牡4 天皇賞秋2人気6着 2006年ダービー7着
コスモバルク 牡6 天皇賞秋11人気5着 2004年JC2着
チョウサン 牡5 天皇賞秋5人気9着
デルタブルース 牡6 天皇賞秋12人気13着 2004年JC3着
ポップロック 牡6 天皇賞秋3人気4着 目黒記念2勝
メイショウサムソン 牡4 天皇賞秋1人気1着 2006年ダービー1着
ローゼンクロイツ 牡5 天皇賞秋13人気12着 2005年ダービー8着

まずは天皇賞組ということで、天皇賞秋組を表7に取り上げてみた。 どうやら過去データからはメイショウサムソンが日本馬総大将ということでよさそうだ。 「天皇賞勝利の4歳馬」ということだけでも問題なさそうだが、本馬はなんといっても昨年のダービー馬。鬼に金棒ということで今回の本命に推したい。あとの馬だが、「天皇賞連対馬」が今回出走しておらず、「天皇賞秋敗退のダービー・オークス好走経験馬」という観点で見ても 昨年のダービーで7着だったアドマイヤムーンには厳しいところだろうか。この組では例外的に見ても東京2500mの目黒記念を2勝しているポップロックまでであろう。

 

■表8 JC登録馬(前走菊花賞組)
馬名
性齢
前走
備考
ヴィクトリー 牡3 菊花賞3人気16着 2007年ダービー9着
ヒラボクロイヤル 牡3 菊花賞11人気10着 2007年ダービー16着

つづいては菊花賞組について、表8に取り上げてみた。 が、正直狙いはたたない。皐月賞馬ヴィクトリーは今回ルメール騎手に乗り替わりとのことだが、ダービーで9着に敗退していることに加え、菊花賞で16着に大敗している点がマイナスである。

 

■表9 JC登録馬(前走天皇賞・菊花賞組以外)
馬名
 性齢 
前走
秋出走数
備考
インティライミ 牡5 京都大賞典2人気1着 2戦 2005年ダービー2着
ウオッカ 牝3 エ女王杯取消(秋華賞1人気3着) 2戦※1 2007年ダービー1着
エリモハリアー セ7 毎日王冠9人気4着 3戦※2
ドリームパスポート 牡4 阪神大賞典1人気2着 0戦 2006年ダービー3着、休み明け
ネヴァプジョン 牡4 ア共和国杯1人気8着 2戦
ハイアーゲーム 牡6 ア共和国杯7人気6着 2戦 2004年ダービー3着
フサイチパンドラ 牝4 エ女王杯3人気2着 3戦※2 2006年オークス2着
※1:出走取り消しを含む
※2:9月初旬の札幌記念(通常は8月に開催)に出走している

表9には天皇賞・菊花賞組以外の馬についてまとめてみた。正直、過去データと合致する馬はいないのだが、その中でも順調ならば出走しそうな今年のダービー馬ウオッカはいかがだろうか?本馬は実績的には申し分ない。また、秋のレース消化数だが、エリザベス女王杯は取り消しているため、馬柱としては2走扱いだが、実質レース数としては1戦と考えればデータ的には過去の好走馬たちと遜色ないものと考えられる。従って同馬を対抗扱いにする。あとこちらでもあえて変化球を挙げると前走GⅡ勝利のGⅠ実績馬ということで京都大賞典1着の2005年ダービー2着のインティライミが秋のレース消化数(2戦)を除けば過去データに合致するということで抑えに入れてみようと思う。

【外国馬】
「2400mGⅠ勝利馬」、「北米出走経験のある欧州馬」

■表10 JC登録馬(海外馬)
馬名
国名
 性齢 
前走
G1勝鞍の距離
備考
アルティストロワイヤル アメリカ 牡6 ハーシュ記念1着 2000m
サデックス ドイツ 牡4 凱旋門賞6着 2400m
ディラントーマス アイルランド 牡4 BCターフ5着 2400m,2000m他 北米出走経験あり
ハリカナサス イギリス 牡3 アークトライアル1着 勝ち鞍なし
ペイパルブル イギリス 牡4 アークトライアル3着 勝ち鞍なし
※登録のあったグランドクチュリエは回避のため割愛
※ディラントーマスは回避(11/21正午現在の情報)

と、いうわけで最後に海外からの参戦馬を表10にまとめてみた。この中で過去データからの推奨馬をあげるとすれば、今年の欧州の古馬中長距離路線でトップを走ってきたディラントーマスなのだが、急に回避するとのこと。海外馬の総大将が回避してしまったのでこの組からは特に推奨馬はあげないが、まさかに備えたい場合はGⅠ馬のアルティストロワイヤル、サデックスまで余裕があれば手を回してみると良いかもしれない。

というわけで、最終結論としてはメイショウサムソンにウオッカが挑むという構図でこの2頭を中心にポップロック、インティライミ、海外GⅠ勝ち馬あたりに注意してみるといった感じかと思う。

 

2007/10/28 東京11R 天皇賞(秋)(G1)
1着1番 メイショウサムソン
2007/5/27 東京10R 東京優駿(Jpn1)
1着 3番 ウオッカ
2007/10/28 東京11R
天皇賞(秋)(G1)
1着 1番 メイショウサムソン
2007/5/27 東京10R
東京優駿(Jpn1)
1着 3番 ウオッカ

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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