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第142回 秋の京都開催開幕! 京都大賞典を占う!

2007/10/3(水)

今週は東京・京都の3日間開催。日曜日には東京で毎日王冠、京都で京都大賞典が行われる。天皇賞(秋)やジャパンカップを目指す実力馬が集結。勝って勢いに乗るのは果たしてどの馬だろうか?

今週から秋の東京・京都開催が開幕。G1のトライアルも佳境を迎え、今週は秋の古馬芝中長距離路線を占う毎日王冠と京都大賞典が組まれている。今年は本番へ直行となる強豪馬も何頭かいるが、ここを叩いて本番へ向かうのが王道のローテーション。今回は京都大賞典にターゲットを絞り、レース傾向を調べていきたい。データは97年以降の過去10年を参考。データ分析はJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用した。

 

■表1 過去10年の京都大賞典の前走レース別成績
前走レース名 着別度数  勝率   連対率   複勝率   単回収率   複回収率 
宝塚記念 ※4-5-1-12/22 18.2% 40.9% 45.5% 32% 48%
天皇賞(春) 2-2-0-4/8 25.0% 50.0% 50.0% 250% 71%
朝日CC 1-0-2-7/10 10.0% 10.0% 30.0% 134% 67%
日本ダービー 1-0-1-1/3 33.3% 33.3% 66.7% 200% 160%
神戸新聞杯 1-0-0-0/1 100.0% 100.0% 100.0% 330% 130%
エリザベス女王杯 1-0-0-0/1 100.0% 100.0% 100.0% 510% 230%
オールカマー 0-1-1-10/12 0.0% 8.3% 16.7% 0% 70%
札幌記念 0-1-1-1/3 0.0% 33.3% 66.7% 0% 280%
目黒記念 0-1-0-5/6 0.0% 16.7% 16.7% 0% 110%
札幌日経OP 0-0-2-3/5 0.0% 0.0% 40.0% 0% 50%
新潟記念 0-0-1-2/3 0.0% 0.0% 33.3% 0% 56%
ジューンS 0-0-1-0/1 0.0% 0.0% 100.0% 0% 320%
※01年に繰り上がり優勝のテイエムオペラオーは実際の入線順位2着でカウント

まずは、京都大賞典出走馬のローテーションに注目した。上の表1は過去10年に同レースに出走した馬の前走別成績だ。最も勝ち馬を出しているのは前走宝塚記念組で4勝をマーク。2着も5回と多く、連対馬の約45%を宝塚記念組が占めている。宝塚記念から京都大賞典までの間隔は3ヶ月弱あるが、グランプリ出走馬のレベルは当然高く、休み明けでも力を発揮してくるのがわかる。

特に京都大賞典は毎日王冠よりも休み明けの実績馬が走る傾向にあるが、単・複回収率はともに低め。上位人気馬の好走が多く、配当的な妙味はあまり望めないものの、前走宝塚記念組全体でも連対率が40.9%もあることは見逃せない。

宝塚記念組に続くのは天皇賞(春)組。こちらも約5ヶ月の休み明けとなるが、4頭の連対馬を出している。そして、朝日CC、日本ダービーと続くが、詳しくは後述することにして、宝塚記念組をもう少し見ていきたい。

 

■表2 過去10年の京都大賞典で3着以内に好走した馬(1)
 着順   人気  馬名 前走成績
05年 1 1 リンカーン 宝塚記念4着
04年 2 1 ゼンノロブロイ 宝塚記念4着
03年 1 1 タップダンスシチー 宝塚記念3着
2 2 ヒシミラクル 宝塚記念1着
02年 2 2 ツルマルボーイ 宝塚記念2着
01年 ※2 1 テイエムオペラオー 宝塚記念2着
00年 1 1 テイエムオペラオー 宝塚記念1着
98年 2 1 メジロブライト 宝塚記念11着
98年 3 3 シルクジャスティス 宝塚記念6着
97年 2 1 ダンスパートナー 宝塚記念3着
※失格前の実際の入線順位。ステイゴールドは都合により除外。

上の表2は過去10年の京都大賞典で3着以内に好走した前走宝塚記念組の馬をすべて記したもの。表1でもわかるように全部で10頭が該当するが、そのうち98年2着のメジロブライト、同年3着のシルクジャスティスを除く8頭は宝塚記念で5着以内の成績だった。宝塚記念での成績が普通に比例する傾向にあり、単純に宝塚記念の好走馬を狙うだけで、京都大賞典の的中により近づくことになる。ちなみに、01年に1位入線で失格となったステイゴールドも前走宝塚記念(4着)組だった。したがって、表2の該当馬は11頭と言ってもいい。

 

■表3 過去10年の京都大賞典で3着以内に好走した馬(2)
 着順   人気  馬名 前走成績 G1勝ち
06年 1 2 スイープトウショウ エリザベス女王杯1着 秋華賞
04年 1 5 ナリタセンチュリー 天皇賞(春)5着  
02年 1 1 ナリタトップロード 天皇賞(春)3着 菊花賞
00年 2 2 ナリタトップロード 天皇賞(春)3着 菊花賞
99年 2 2 メジロブライト 天皇賞(春)2着 天皇賞(春)
3 3 テイエムオペラオー 日本ダービー3着 皐月賞
98年 1 4 セイウンスカイ 日本ダービー4着 皐月賞

続いて前走宝塚記念以外のG1組について見ていく。上の表3はそれをまとめたもの。表1によると、前走天皇賞(春)・日本ダービー・エリザベス女王杯組の馬が合計7頭いる。まずは、該当馬の前走成績をチェックすると、表2と同じようにすべて前走5着以内のという明確な傾向。G1出走馬とはいえ、大敗からの巻き返しはない。また、04年1着のナリタセンチュリーを除く6頭がすでに芝のG1を勝っていた

 

■表4 過去10年の京都大賞典で3着以内に好走した馬(3)
 着順   人気  馬名 前走成績 2走前成績
06年 2 7 ファストタテヤマ 札幌記念6着 みなみ北海道S1着
3 5 トウショウナイト 札幌日経OP1着 函館記念7着
05年 2 9 コイントス オールカマー6着 札幌記念3着
3 6 ファストタテヤマ 札幌記念2着 みなみ北海道S3着
04年 3 3 レニングラード 新潟記念2着 佐渡特別1着
03年 3 7 ダンツランニング ジューンS1着 エメラルドS6着
02年 3 3 タップダンスシチー 朝日CC1着 函館記念8着
01年 ※3 4 スエヒロコマンダー 目黒記念6着 大阪杯7着
00年 3 4 ロサード 朝日CC4着 小倉記念3着
99年 1 4 ツルマルツヨシ 朝日CC1着 北九州記念3着
97年 1 2 シルクジャスティス 神戸新聞杯8着 日本ダービー2着
3 7 インターユニーク オールカマー4着 ダービー卿CT8着
※失格前の実際の入線順位。

最後にその他の好走馬について見ていこう(表4参照)。表2や表3と同様に前走着順を調べると、こちらは掲示板を外していた馬も多く、取捨はそれほど簡単ではない。しかし、近2走まで遡って成績をチェックすると、こちらも近走良績が問われることがわかる。該当馬12頭中、03年のダンツランニング、01年のスエヒロコマンダー、97年のインターユニークを除く9頭は、近2走以内に一度はOPクラスの芝のレースで3着以内に好走していた。そして、その好走レースが今年の夏場以降のものであることにも注意。まさに、休み明けの実力馬に対し、「夏場に使われていた強みを活かして」というフレーズがあてはまるといえるだろう。

 

【結論】

それでは、今年の京都大賞典を占っていきたい。出走予定馬は以下の通り。

■表5 今年の京都大賞典出走予定馬(1)
馬名 前走成績 備考
スイープトウショウ ヴィクトリアマイル9着 エリザベス女王杯1着
デルタブルース 天皇賞(春)12着 メルボルンC1着
トウショウナイト 天皇賞(春)5着  
ポップロック 宝塚記念3着  
マキハタサイボーグ 宝塚記念10着  

 

■表6 今年の京都大賞典出走予定馬(2)
馬名 前走成績 2走前成績
アップドラフト 小倉記念8着 七夕賞8着
アルナスライン すみれS1着 京成杯3着
インティライミ 朝日CC1着 宝塚記念7着
スクールボーイ 京成杯AH12着 新潟記念17着
ダンスアジョイ 白川特別1着 1000万4着
トウカイカムカム 朝日CC4着 宝塚記念6着
ファストタテヤマ 札幌記念10着 みなみ北海道S4着
マーブルチーフ シリウスS9着 関越S8着
※ハイアーゲームは回避の見込み。

例年、頭数があまり揃わないレースだが、今年も同じような雰囲気になりそう。まずは、前走G1組の出走予定馬について(表5参照)。

注目の前走宝塚記念組からは断然3着のポップロック。まだG1勝ちこそないが、本格化後の芝の中長距離では抜群の安定感。海外遠征以外の国内のレースでは常に上位争いを演じている。宝塚記念で先着を許した上位2頭が不在のここならば真っ先に取り上げられるべき存在だろう。

ポップロックより格上のG1馬スイープトウショウデルタブルースは、前走着順の面で減点材料。トウショウナイトは前走成績については問題ないが、G1ウイナーではない。よって、時点候補とした。

次に前走G2以下に出走した出走予定馬について(表6参照)。近2走以内にOPクラスの芝のレース(夏場以降)で3着以内の実績というところにポイントを置くと、注目馬は限られる。今年は前走朝日CCを快勝したインティライミしかいない。朝日CCの勝ち馬は、過去10年で2頭の好走馬が出現。本馬もここは勝ち負けのチャンスであると予想する。

 

2007/6/24 阪神11R 宝塚記念(G1)
3着 5番 ポップロック
2007/9/8 阪神11R 朝日チャレンジカップ(G3)
1着 7番 インティライミ
2007/6/24 阪神11R
宝塚記念(G1)
3着 5番 ポップロック
2007/9/8 阪神11R
朝日チャレンジカップ(G3)
1着 7番 インティライミ

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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