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第120回 大混戦!?NHKマイルカップを占う!!

2007/5/2(水)

今週はゴールデンウィークを締めるNHKマイルカップ。今年は例年に増して大混戦。 今年は出走数的にニュージーランドT組、皐月賞組あたりが中心となってくる感じがするが、果たしてどうだろうか?占ってみることとする。

ゴールデンウィークも後半戦に突入。今年もこの時期に恒例のNHKマイルカップが開催される。 今年のこの路線には確固たる中心馬が存在せず、短距離の重賞、OPのレースもレース毎に勝ち馬が変わる状況である。 先週の天皇賞同様レースの方向性が定まらないが、そこを何とかするのがこのコーナーの役割ということで、これからNHKマイルカップを 占っていこうと思う。
まず、例によって過去10年表を眺めてみたい。
(調査は全てJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。)

 

■表1 過去10年のNHKマイルCの3着以内馬
着順
馬名
騎手名
東西
人気
前走
距離
人気
着順
年明
勝距離
連距離
2006
1
ロジック
武豊
西
3
NZT
1600
2
3
3戦
1400
1600
2
ファイングレイン
横山典弘
西
9
NZT
1600
7
2
3戦
1600
1600
3
キンシャサノキセキ
安藤勝己
6
マーガレットS
1400
1
4
3戦
1600
1600
2005
1
ラインクラフト
福永祐一
西
2
桜花賞
1600
2
1
2戦
1600
1600
2
デアリングハート
後藤浩輝
西
10
桜花賞
1600
10
3
4戦
1600
1600
3
アイルラヴァゲイン
横山典弘
4
マーガレットS
1400
1
1
3戦
1400
1400
2004
1
キングカメハメハ
安藤勝己
西
1
毎日杯
2000
2
1
3戦
2200
2200
2
コスモサンビーム
四位洋文
西
4
皐月賞
2000
3
4
2戦
1600
1600
3
メイショウボーラー
福永祐一
西
3
皐月賞
2000
6
3
2戦
1600
2000
2003
1
ウインクリューガー
武幸四郎
西
9
毎日杯
2000
6
8
5戦
1600
1600
2
エイシンツルギザン
横山典弘
西
5
NZT
1600
7
1
3戦
1600
1600
3
マイネルモルゲン
柴田善臣
6
ベンジャミンS
1800
1
1
4戦
1800
1800
2002
1
テレグノシス
勝浦正樹
4
スプリングS
1800
8
2
3戦
1600
1800
2
アグネスソニック
横山典弘
西
5
スプリングS
1800
4
3
2戦
1400
1800
3
タニノギムレット
武豊
西
1
皐月賞
2000
1
3
4戦
1800
1800
2001
1
クロフネ
武豊
西
1
毎日杯
2000
1
1
1戦
2000
2000
2
グラスエイコウオー
村田一誠
13
NZT
1600
5
14
4戦
ダ1600
ダ1600
3
サマーキャンドル
田中勝春
西
12
500万下
1400
1
1
2戦
1400
1600
2000
1
イーグルカフェ
岡部幸雄
2
NZT
1600
4
7
3戦
1800
2000
2
トーヨーデヘア
後藤浩輝
5
NZT
1600
3
4
3戦
1600
1600
3
マチカネホクシン
武豊
西
1
NZT
1600
5
2
2戦
1600
1600
1999
1
シンボリインディ
横山典弘
6
マーガレットS
1600
2
1
1戦
1600
1600
2
ザカリヤ
的場均
2
NZT
1400
3
1
3戦
1600
1600
3
レッドチリペッパー
藤田伸二
西
3
フラワーC
1800
1
2
4戦
1600
1800
1998
1
エルコンドルパサー
的場均
1
NZT
1400
1
1
3戦
ダ1800
ダ1800
2
シンコウエドワード
田中勝春
6
ひいらぎ賞
1600
3
1
0戦
1600
1600
3
スギノキューディー
河内洋
西
5
NZT
1400
3
2
5戦
1800
1800
1997
1
シーキングザパール
武豊
西
1
NZT
1400
1
1
3戦
1800
1800
2
ブレーブテンダー
松永幹夫
西
2
NZT
1400
4
2
3戦
1600
2000
3
ショウナンナンバー
吉田豊
14
皐月賞
2000
15
10
5戦
ダ1600
ダ1600
※1 『年明』は年明けに消化したレース数。
※2 『勝距離』はNHKマイルカップ出走までに勝利した最長距離
※3 『連距離』はNHKマイルカップ出走までに連対した最長距離

表1を見た感じだと前走をみると全体的にはニュージーランドT(NZT)組がややリードといった感じがするが、 2000年にそのNZTが東京から中山に場所を移して行なわれるようになってから当レースの性質もやや変わってきたように思われる。 それまで東京で行なわれていた頃のNZTは本番と密接な関係があり、NZTで好走していた人気馬がNHKマイルCでも人気に応えていたので、 割と方向性がわかりやすかったのだが、中山に移行してからは両レースの関連性が薄れたようで、NZT上位馬が軒並み不振傾向にある。 また、近年では皐月賞、桜花賞といったクラシック経由で臨戦してくる馬も出てきているようだ。 そんなわけで、次にレース別ではどのようになっているか見てみたのが表2である。 NZTが中山に移行した2000年以降を対象としている点にご注意いただきたい。

 

■表2 NHKマイルカップ出走馬の前走レース別成績(2000年以降)
レース名
1着
2着
3着
4着以下
出走数
勝率
連対率
複勝率
毎日杯 3 0 0 1 4
75.0%
75.0%
75.0%
NZT 2 4 1 41 48
4.2%
12.5%
14.6%
スプリングS 1 1 0 2 4
25.0%
50.0%
50.0%
桜花賞 1 1 0 0 2
50.0%
100.0%
100.0%
皐月賞 0 1 2 17 20
0.0%
5.0%
15.0%
マーガレットS 0 0 2 10 12
0.0%
0.0%
16.7%
ベンジャミンS 0 0 1 3 4
0.0%
0.0%
25.0%

毎日杯組がかなりの成績を残しているが、残念ながら今年は距離変更に加え、出走がない模様。 その一方で、数の上ではNZT組がリードしており、出走数でみても、NZT組、皐月賞組、マーガレットS組の出走が多い。 しかし、これらの組は率でいうと決して高くなく、これらの組から狙うには取捨選択が必要となる。 あとは桜花賞組だが、連対した2頭はともに桜花賞3着以内馬だったことには気をつけたいところだ。

 

■表3 2000年以降にNHKマイルCで3着以内に好走した前走NZT出走馬
馬名
人気
着順
NZT成績
着度数
主な戦績
2006
ロジック
3
1
2人気3着
2-3-2-0 アーリントンC2着
2006
ファイングレイン
9
2
7人気2着
2-1-0-2 横山典弘騎手騎乗
2003
エイシンツルギザン
5
2
7人気1着
3-0-0-2 横山典弘騎手騎乗
2001
グラスエイコウオー
13
2
5人気14着
2-0-2-3 逃げ馬
2000
イーグルカフェ
2
1
4人気7着
2-2-1-1 共同通信杯1着
2000
トーヨーデヘア
5
2
3人気4着
2-1-0-2 ジュニアC1着
2000
マチカネホクシン
1
3
5人気2着
2-1-2-2 いちょうS1着、朝日杯3着

ここからは前走レース別に見ていくこととする。今回出走のありそうなNZT、皐月賞、桜花賞を順に見ていこうと思う。 まず、NZT組だが、ここから軸馬を選ぶのならばマイル以上のOP勝利馬か重賞連対馬でNZTで掲示板に乗ったった馬といったところが妥当かと思う。 あとは、穴馬っぽいところでは、NHKマイルCではNZTより人気が下がっているような馬に狙いが立つかもしれない。 これらの馬が「横山典弘騎手騎乗」、「逃げ馬」、「マイル以上のOP、重賞勝利馬」ならば狙ってみるのも良いかと思われる。

 

■表4 2000年以降にNHKマイルCで3着以内に好走した前走皐月賞出走馬
馬名
人気
着順
皐月賞成績
着度数
主な戦績
2004
コスモサンビーム
4
2
3人気4着
4-2-0-3 朝日杯FS1着他
2004
メイショウボーラー
3
3
6人気3着
4-2-1-0 朝日杯FS2着他
2002
タニノギムレット
1
3
1人気3着
4-1-1-0 皐月賞3着他

この組に関しては取捨が非常に難しいところだ。 厳しく見ると「重賞勝利実績」、「G13着以内の経験」、「皐月賞5着以内」といった実績が必要なことが上記3頭から伺うことができると思う。 ただ、過去2年、昨年のフサイチリシャール(朝日杯FS1着、皐月賞5着)、一昨年のペールギュント(朝日杯FS3着、皐月賞6着)と 1番人気を裏切っているのもこの組であり、条件に合致するからといって簡単に信用するのもよくないという感じもする。 あくまでもその年の相手関係を考えてみるべきだろう。

 

■表5 2000年以降にNHKマイルCで3着以内に好走した前走桜花賞出走馬
馬名
人気
着順
桜花賞成績
着度数
主な戦績
2005
ラインクラフト
2
1
2人気1着
4-0-1-0 桜花賞1着他
2005
デアリングハート
10
2
10人気3着
1-2-2-2 桜花賞3着他

桜花賞組は2005年に出走があって、その際に1,2着を独占している。 サンプルが少ないので言い切れないが「桜花賞5着以内」、「他の重賞での連対」といったことを仮条件としてみようと思う。 皐月賞もそうだが、桜花賞もこれまで戦ってきたレースの格がNHKマイルCでは大きくものをいうといった感じがする。

イマイチ確固たる方向性が見出せないので、コース分析も行なってみる。 NHKマイルCが行なわれる第二回東京開催はすべてAコースで開催されるというようなので、Aコースの芝1600mということで検索を行なってみた。

 

■表6 東京芝1600m(Aコース)の脚質別成績(2004年以降の1000万以上のレースが対象)
項目
1着
2着
3着
4着以下
出走数
勝率
連対率
3着内率
逃げ
5
0
1
27
33
15.2%
15.2%
18.2%
先行
6
17
10
88
121
5.0%
19.0%
27.3%
中団
17
14
17
134
182
3.3%
17.0%
26.4%
後方
5
2
5
110
122
4.1%
5.7%
9.8%

脚質でみると、普通に先行と中団からの差し馬が数としては大多数を占めている。 逃げ馬の勝率もバカにはできない。ただ、2001年のグラスエイコウオーのように逃げ残りということも考えられる。 どちらかというと人気薄でのことだろうが、今年のような混戦では逃げ残りも一考する価値はあるかと思う。

 

■表7 東京芝1600m(Aコース)の枠番別成績(2004年以降の1000万以上のレースが対象)
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
1枠
4
5
3
35
8.5%
19.1%
25.5%
2枠
6
1
3
37
12.8%
14.9%
21.3%
3枠
3
3
4
42
5.8%
11.5%
19.2%
4枠
6
2
5
41
11.1%
14.8%
24.1%
5枠
0
6
2
47
0%
10.9%
14.5%
6枠
5
8
4
41
8.6%
22.4%
29.3%
7枠
4
3
6
57
5.7%
10.0%
18.6%
8枠
5
5
6
59
6.7%
13.3%
21.3%

枠番。特に目立った有利不利といったところは見受けられないが、ジンクスとして5枠の頭はないとしてみるのも面白そうだ。

 

■表8 東京芝1600m(Aコース)の騎手別成績(2004年以降の1000万以上のレースが対象)
項目
1着
2着
3着
4着以下
出走数
勝率
連対率
3着内率
後藤浩輝
6
3
1
17
27
22.2%
33.3%
37.0%
武豊
4
3
2
9
18
22.2%
38.9%
50.0%
勝浦正樹
3
2
1
12
18
16.7%
27.8%
33.3%
北村宏司
3
1
0
18
22
13.6%
18.2%
18.2%
田中勝春
2
3
5
17
27
7.4%
18.5%
37.0%
藤田伸二
2
1
1
11
15
13.3%
20.0%
26.7%
安藤勝己
2
1
1
5
9
22.9%
33.3%
44.4%
横山典弘
1
3
3
12
19
5.3%
21.1%
36.8%

最後に騎手。この中では後藤騎手の健闘が目立つ。騎乗数が多くて、連対数でも多く、率も良いのである程度信頼できるのではないかと思う。 あとはやはり関西の武豊、藤田伸二、安藤勝己といったところに目が行くといったところだろう。武、安藤両騎手の率を見るとやはり外せない騎手 であることが再確認される。

 

【結論】

というわけで、結論を出すために今年の登録馬を眺めてみたが、正直いって厳しい。表3から表5で抽出したデータに合致する馬が見当たらないため、抽出条件を拡大解釈してステップごとに見ていこうと思う。

■表9 2007年のNHKマイルC登録のうち、前走NZT組
馬名
性齢
騎手(予定)
前走
着度数
その他
トーホウレーサー 牡3 四位洋文 NZT11人気1着 3-0-2-4
マイネルフォーグ 牡3 川田将雅 NZT16人気2着 1-2-0-4
ワールドハンター 牡3 蛯名正義 NZT8人気3着 2-2-1-2
スズカコーズウェイ 牡3 武豊 NZT1人気4着 2-1-1-2 抽選対象
シャドウストライプ 牡3 安藤勝己 NZT2人気6着 3-0-0-1 バイオレットS1着
マイネルレーニア 牡3 松岡正海 NZT3人気9着 3-0-2-3 京王杯2歳S1着
※騎手や出否に関しては筆者調べ(5月1日現在)

今年の登録馬をステップごとに分けてみたいが、正直決め手がない。 NZT組は上位入線組に基本となる他の重賞、OPでの勝鞍のある馬がいないことが原因かと思う。 また、2着から11着までなんと0.4秒差。これはいくらでもひっくり返るだろうということで着順はあまり気にしなくて良いと思う。 この中からは本番でもそんなに人気が出なさそうな(?)トーホウレーサーと、初芝ながらもNZTでは上がり最速だった鞍上の 安藤勝己騎手が魅力のシャドウストライプをチョイスしてみる。ただし後述の皐月賞組よりは狙いは下げるつもりだ。

 

■表10 2007年のNHKマイルC登録のうち、前走皐月賞組
馬名
性齢
騎手(予定)
前走
着度数
その他
ローレルゲレイロ 牡3 藤田伸二 皐月賞9人気6着 1-4-2-1 朝日杯FS2着他
アサクサキングス 牡3 武幸四郎 皐月賞6人気7着 3-0-0-2 きさらぎ賞1着
マイネルシーガル 牡3 後藤浩輝 皐月賞12人気10着 3-1-0-2 ジュニアC1着他

皐月賞組が中心となりそうなメンバーだろうか。過去のデータと照らし合わせると掲示板確保が必須となっているが、 NZT組よりも実績のあるメンバーとなっていることを考えると、こちらも着順はあまり気にしなくてよいかと思っている。 GⅠ2着馬で皐月賞でも最先着のローレルゲレイロ。1勝馬というのがネックとなるが、数々の重賞で好走してきたのは 評価すべきであろう。同様に府中で2勝をともにマークしているアサクサキングスマイネルシーガルもマークしておきたい。 個人的には年明けにOP勝ちがあり、マイルを超える1800mのスプリングSで2着の実績を持つ相性の良い後藤騎手をキープした マイネルシーガルに魅力を感じている。

 

■表11 2007年のNHKマイルC登録のうち、前走その他組
馬名
性齢
騎手(予定)
前走
着度数
その他
ピンクカメオ 牝3 柴田善臣 桜花賞8人気14着 3-1-0-2 菜の花S1着
イクスキューズ 牝3 横山典弘 フローラS3人気3着 3-1-3-2 クイーンC1着
ダイレクトキャッチ 牡3 北村宏司 共同通信杯5人気2着 1-1-0-2 休養明け
オースミダイドウ 牡3 岩田康誠 朝日杯FS1人気3着 3-0-1-0 休養明け
ゴールドアグリ 牡3 安藤光彰 朝日杯FS6人気8着 2-0-0-2 休養明け

あとの組では桜花賞から直行のピンクカメオは厳しいが、過密日程が気になるものの、桜花賞5着(前々走)でレベルの高い3歳牝馬戦線で トップレベルの力を持つイクスキューズに、朝日杯で1番人気だったオースミダイドウもいるが、 同じ休み明けなら府中では走るダイレクトキャッチ(プリンシパルSにも登録)が出てくればこちらも押さえには入れておきたいと思っている。
いつもよりやや多めにピックアップしてみたが、どこから行くにしても信頼は置けないので強調した馬の中からさらにピックアップして今回はボックス買いでもしようかと思っている。

 

2007/1/7 中山9R ジュニアC
1着 1番 マイネルシーガル 2007/2/24 阪神11R アーリントンC(G3)
2着 14番 ローレルゲレイロ
2007/1/7 中山9R ジュニアC
1着 1番 マイネルシーガル
2007/2/24 阪神11R アーリントンC(G3)
2着 14番 ローレルゲレイロ

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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