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第104回 岩田康誠騎手斬り&京成杯を占う!!

2007/1/10(水)

今週は中山競馬場で明け3歳重賞第二弾の京成杯が行なわれる。やや谷間の重賞という感じがするが、今週はこのレースを占うとともに、以前から気になっていた岩田康誠騎手についても調査してみることとする。

2007年も初回の開催週が終わり、武豊騎手不在の中、田中勝春騎手の二日連続重賞勝利、京都金杯で関東馬が初制覇&柴田善臣騎手が京都重賞を初勝利、横山典弘騎手が7勝と様々なトピックスがあった。今週は東では3歳重賞第二弾の京成杯、西では古馬のGⅡ、日経新春杯があり、当コーナーでは京成杯を取り上げてみようと思っているのだが、両レースとも出走馬がやや寂しい?メンバーということもあり、本題に移る前にちょっと調べ物をしてみようと思う。

何を調べたいかというと、昨年、地方競馬からJRA所属の騎手となった岩田康誠騎手についてである。いきなり全国リーディング3位と素晴らしい活躍を見せたわけなのだが、一体どんな条件で狙った方が良いのか前々から気になっていたのでちょっと調べてみようと思う。
(調査は全てJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。)

 

■表1-1 2006年の騎手リーディングトップ10
順位
騎手名
1着
2着
3着
4着以下
騎乗回数
勝率
連対率
3着内率
1
武豊
178
118
111
383
790
22.5%
37.5%
51.5%
2
藤田伸二
127
127
88
560
902
14.1%
28.2%
37.9%
3
岩田康誠
126
114
115
597
952
13.2%
25.2%
37.3%
4
安藤勝己
120
84
73
348
625
19.2%
32.6%
44.3%
5
横山典弘
113
87
61
399
660
17.1%
30.3%
39.5%
6
後藤浩輝
107
83
85
557
832
12.9%
22.8%
33.1%
7
中舘英二
103
95
69
642
909
11.3%
21.8%
29.4%
8
柴田善臣
99
88
81
519
787
12.6%
23.8%
34.1%
9
福永祐一
88
69
87
576
820
10.7%
19.1%
39.8%
10
北村宏司
79
72
66
625
842
9.4%
17.9%
25.8%

まずは2006年の騎手リーディング。トップはいつも通り武豊騎手で、2位に藤田騎手で、3位に岩田騎手が顔を出している。勝鞍が多いのは騎乗回数で最多記録を作ったように乗っている数が多いからなのは間違いないのだが、4回に一度は連対というのは間違いなくトップジョッキーの証かと思う。

 

■表1-2 2006年の岩田康誠騎手の芝・ダート別成績
項目
1着
2着
3着
4着以下
騎乗回数
勝率
連対率
3着内率
全騎乗
126
114
115
597
952
13.2%
25.2%
37.3%
63
69
57
285
474
13.3%
27.8%
39.9%
ダート
63
45
58
312
478
13.2%
22.6%
34.7%

こちらに関しては、気持ち芝の方が良いという程度。

 

■表1-3 2006年の岩田康誠騎手の競馬場別成績
場名
1着
2着
3着
4着以下
騎乗回数
勝率
連対率
3着内率
札幌
22
19
13
56
110
20.0%
37.3%
49.1%
函館
5
4
4
18
31
16.1%
29.0%
41.9%
福島
0
2
2
6
10
0%
20.0%
40.0%
新潟
0
0
0
0
0
-
-
-
東京
3
13
11
83
110
2.7%
14.5%
24.5%
中山
9
6
8
44
67
13.4%
22.4%
34.3%
中京
11
10
9
41
71
15.5%
29.6%
42.3%
京都
45
36
41
189
311
14.5%
26.0%
39.2%
阪神
28
18
23
121
190
14.7%
24.2%
36.3%
小倉
3
6
4
39
52
5.8%
17.3%
25.0%

関西の騎手なので、阪神、京都での成績が目立つのは当たり前なのだが、注目すべきは北海道での成績が阪神、京都での成績より良いことではないだろうか。特に札幌ではほぼ半数が3着以内ということだ。その一方で見てみると、小倉ではあまり乗っていないからという理由で片付けたとしても、騎乗回数が札幌と全く同じである東京での勝ちきれなさは目立つ気がする。東京のGⅠで頭に持ってくるのはどうかとか思ってしまった。

 

■表1-4 2006年の岩田康誠騎手のコース別成績(抜粋)
コース
1着
2着
3着
4着以下
騎乗回数
勝率
連対率
3着内率
阪神・ダ1800m
8
4
7
20
39
20.5%
30.8%
48.7%
札幌・芝1200m
5
7
3
5
20
25.0%
60.0%
75.0%
京都・芝2400m外
4
4
1
4
13
30.8%
61.5%
69.2%
京都・芝1600m
4
3
0
7
14
28.6%
50.0%
50.0%
阪神・芝1600m外
3
2
0
3
8
37.5%
62.5%
62.5%
京都・芝1400m
2
4
3
5
14
14.3%
42.9%
64.3%
中山・芝1800m
2
2
1
2
7
28.6%
57.1%
71.4%
東京・芝1600m
1
2
5
16
24
4.2%
12.5%
33.3%
阪神・芝2000m
1
2
0
19
22
4.5%
13.6%
13.6%
京都・芝2000m
1
1
5
15
22
4.5%
9.1%
31.8%
東京・ダ1600m
0
3
0
21
24
0%
12.5%
12.5%
中山・ダ1800m
0
2
2
10
14
0%
14.3%
28.6%
東京・ダ1400m
0
2
1
13
16
0%
12.5%
18.8%
東京・芝1400m
0
1
1
11
13
0%
7.7%
15.4%
※上部は成績良いもの、下部は芳しくないものを抜粋

主戦場が京都、阪神であることを考えると、京都では芝1400m、1600m、2400mといった特定の条件で好成績を残しているのに注目したいし。また、阪神芝1600m外周りというのは、新設後の1開催のみの成績なので、これは大いに今後もチェックしていこうと思う。また、騎乗が限定される札幌芝1200m、中山芝1800mの相性も良いようなのでこの条件に騎乗があるときは注意してみたい。その一方で、東京競馬場全般と京都、阪神の芝2000mというのはあまり芳しくないというデータが出ている。

 

■表1-5 2006年の岩田康誠騎手の調教師別成績(上位10人)
調教師名
1着
2着
3着
4着以下
騎乗回数
勝率
連対率
3着内率
松田博資
11
7
13
19
50
22.0%
36.0%
62.0%
友道康夫
11
7
9
30
57
19.3%
31.6%
47.4%
安田隆行
10
4
0
33
47
21.3%
29.8%
29.8%
松田国英
6
6
4
21
37
16.2%
32.4%
43.2%
中竹和也
5
5
1
8
19
26.3%
52.6%
57.9%
加藤征弘
4
3
1
9
17
23.5%
41.2%
47.1%
池江泰寿
4
1
4
14
23
17.4%
21.7%
39.1%
角居勝彦
3
3
9
20
35
8.6%
17.1%
42.9%
音無秀孝
3
3
1
10
17
17.6%
35.3%
41.2%
池江泰郎
3
3
1
8
15
20.0%
40.0%
46.7%
※加藤調教師は美浦所属、それ以外は全て栗東所属。

こちらは調教師別の成績。岩田騎手を知るきっかけがデルタブルースだったので、岩田騎手は角居調教師と相性が良いと勝手に思い込んでいたが、意外とそこまででもなかったようだ。また、松田博資調教師のもとでは、昨年、重賞での勝利はないが、今年は早速アドマイヤオーラでシンザン記念を勝利している。
個人的に注目しているのが、唯一関東の調教師としてランクインしている加藤調教師。あまり関東では目立たない成績の岩田騎手だが、それでもこの調教師の管理馬に騎乗する際は注意が必要で、1〜3番人気に絞ると[3-3-0-2]と勝率37.5%、連対率75%となっている。

 

■表1-6 2006年の岩田康誠騎手の馬主別成績
馬主名
代表騎乗馬
1着
2着
3着
4着以下
騎乗回数
勝率
連対率
3着内率
近藤利一
アドマイヤヘッド
11
8
11
31
61
18.0%
31.1%
49.2%
サンデーレーシング
デルタブルース
6
6
9
18
39
15.4%
30.8%
53.8%
金子真人ホールディングス
モンローブロンド
6
6
0
28
40
15.0%
30.0%
30.0%
社台レースホース
アエローザ
6
4
0
20
30
20.0%
33.3%
33.3%
サラブレッドクラブ・ラフィアン
マイネサマンサ
5
5
2
7
19
26.3%
52.6%
63.2%
ノースヒルズマネジメント
アペリティフ
5
5
1
6
17
29.4%
58.8%
64.7%
猪熊広次
ラッセルバローズ
4
2
2
4
12
33.3%
50.0%
66.7%
八木良司
タガノボーディング
3
3
2
4
12
25.0%
50.0%
66.7%
前田幸治
ワイルドシャウト
3
3
0
6
12
25.0%
50.0%
50.0%
吉田勝己
ポップロック
3
0
2
6
11
27.3%
27.3%
45.5%
キャロットファーム
ディアデラノビア
1
3
6
16
26
3.8%
15.4%
38.5%
友駿ホースクラブ
リガードシチー
1
0
0
9
10
10.0%
10.0%
10.0%
田所英子
マヤノスターダム
0
1
1
9
11
0%
9.1%
18.2%
ロードホースクラブ
ロードソニック
0
1
1
8
10
0%
10.0%
20.0%

こちらは馬主別の成績。メジャーな馬主がたくさん並んでいるが、こういうものは、馬主と調教師との組合せで見てみるとちょっと興味深いかもしれない。
たとえば、アドマイヤで有名な近藤利一オーナーの所有馬に騎乗した際、岩田騎手は表に示すように[11-8-11-31]の成績を残しているが、これに調教師を関連付けると表1-7のようになるようで、 調教師別では岩田騎手は友道康夫調教師の管理馬よりも松田博資調教師の管理馬で多くの勝鞍を挙げているが、こと近藤オーナーのアドマイヤの馬に関してはそれが逆転するということである。このように見てみると面白いかもしれない。

 

■表1-7 2006年の近藤利一オーナー所有馬に岩田康誠騎手が騎乗した際の調教師別成績(一部のみ)
調教師名
代表騎乗馬
1着
2着
3着
4着以下
騎乗回数
勝率
連対率
3着内率
友道康夫
アドマイヤヘッド
7
5
4
12
28
25.0%
42.9%
57.1%
松田博資
アドマイヤディーノ
1
1
4
7
13
7.7%
15.4%
46.2%
橋田満
アドマイヤドレス
1
1
2
5
9
11.1%
22.2%
44.4%

 

■表1-8 2006年の岩田康誠騎手の乗り替わり時の騎手別成績
乗替わり前の騎手
1着
2着
3着
4着以下
騎乗回数
勝率
連対率
3着内率
乗替わり無し
37
34
26
137
234
15.8%
30.3%
41.5%
福永祐一
5
4
2
9
20
25.0%
45.0%
55.0%
柴山雄一
5
2
3
11
21
23.8%
33.3%
47.6%
安藤勝己
5
1
4
18
28
17.9%
21.4%
35.7%
幸英明
5
1
4
5
15
33.3%
40.0%
66.7%
四位洋文
4
3
0
10
17
23.5%
41.2%
41.2%
武豊
2
3
3
17
25
8.0%
20.0%
32.0%
ペリエ
1
0
1
8
10
10.0%
10.0%
20.0%
蛯名正義
1
0
1
9
11
9.1%
9.1%
18.2%
内田博幸
0
3
1
10
14
0%
21.4%
28.6%

最後に、というか、単にこれを調べたかっただけなのだが、元々地方競馬の騎手だけに中央に遠征に来て勝鞍を重ねていたわけだから乗り替わりには強いだろうという思い込みがあったので、乗り替わり前の騎手別成績を調べてみた。
岩田騎手は2006年に126勝を挙げていたが、そのうち乗り替わりなしが37勝ということは、89勝(約70%)が乗り替わりによる勝利であり、これは武豊騎手の178勝のうち乗り替わりなし83勝、乗り替わり95勝(53%)と比較しても、全勝利数に占める乗り替わりの割合が高く、転籍初年度だから当たり前といえば当たり前だが、昨年は乗り替わり中心で結果を残したということがお分かりかと思う。また、騎手別に見ると福永騎手、柴山騎手、安藤騎手、幸騎手あたりからの乗り替わりで結果を残しているようで、アイアベレージの福永騎手、幸騎手からの乗り替わりには注目してみようと思うある。
その一方、武騎手、ペリエ騎手あたりからの乗り替わりを見ると意外な成績である。(シンザン記念を武騎手からの乗り替わりで買ってしまったが・・・)確率的にはこれらの乗り替わりは何らかの事情があると見るべきで見送ることも検討すべきと言うことだろうか。

というわけで岩田騎手に関する研究を行なってみたが、いかがだっただろうか?かなり長い前置きが入ってしまったが、今後の馬券戦略に活用していただければ幸いである。
さて、ここからは本題の京成杯の調査にそろそろ移ろうと思う。いつものように過去10年の3着以内馬から入ってみようと思うが、今回はチェック対象を距離が2000mに変更された1999年以降(東京開催の2002年は除く)にして調査してみることとする(表2-1)。表2-2の東西別成績と合わせてご覧頂きたい。

 

■表2-1 1999年以降の京成杯の3着以内馬
着順
人気
馬名
騎手名
東西
前走
場名
距離
着順
着度数
2006
1
1
ジャリスコライト
北村宏司
朝日杯FS
中山
1600
3
2-0-1-0
2
5
トウショウシロッコ
吉田豊
未勝利
中山
2000
1
1-2-1-1
3
4
ネヴァプション
武幸四郎
寒竹賞S
中山
2000
3
1-0-2-3
2005
1
1
アドマイヤジャパン
横山典弘
西
ラジオたんぱ杯
阪神
2000
3
1-0-1-0
2
4
シックスセンス
四位洋文
西
ラジオたんぱ杯
阪神
2000
4
1-1-1-2
3
6
コスモオーディン
勝浦正樹
ホープフルS
中山
2000
4
1-0-1-2
2004
1
2
フォーカルポイント
横山典弘
朝日杯FS
中山
1600
4
1-1-0-1
2
3
マイネルマクロス
後藤浩輝
西
ホープフルS
中山
2000
3
2-1-3-2
3
1
キングカメハメハ
バルジュー
西
エリカ賞
阪神
2000
1
2-0-0-0
2003
1
4
スズカドリーム
蛯名正義
西
未勝利
中京
2000
1
1-2-0-0
2
2
テイエムリキサン
池添謙一
西
朝日杯FS
中山
1600
3
2-2-1-1
3
8
コスモインペリアル
北村宏司
西
ラジオたんぱ杯
阪神
2000
8
3-0-0-3
2002
1
3
ボーンキング
ハリソン
西
新馬
阪神
2000
1
1-0-0-1
2
2
マイネルエスケープ
蛯名正義
西
ラジオたんぱ杯
阪神
2000
5
1-1-0-2
3
8
ロイヤルキャンサー
北村宏司
西
未勝利
阪神
1400
1
1-2-0-2
2000
1
2
マイネルビンテージ
柴田善臣
西
エリカ賞
阪神
2000
2
1-2-1-3
2
9
イーグルカフェ
岡部幸雄
未勝利
中山
1600
1
1-1-1-0
3
3
フェリシタル
高橋亮
西
未勝利
阪神
2000
1
1-1-2-3
1999
1
1
オースミブライト
蛯名正義
西
ラジオたんぱ杯
阪神
2000
3
2-0-2-1
2
4
チョウカイリョウガ
柴田善臣
新馬
中山
2000
1
1-1-0-0
3
3
エイシンウインダム
岡部幸雄
未勝利
中山
1600
1
1-1-1-0

■表2-2 京成杯の東西別成績
項目
1着
2着
3着
4着以下
騎乗回数
勝率
連対率
3着内率
関東馬
2
3
4
51
60
3.3%
8.3%
15.0%
関西馬
5
4
3
14
26
19.2%
34.6%
46.2%

基本ラインは「当日5番人気以内、かつ、前走は重賞以外なら5着以内」というところだろうか。 そして、よくあることだが、関東のレースなのに関西馬が強いということも一目瞭然である。昨年こそ関東馬が1〜3着独占したものの、基本、関西馬中心でよいと思う。その中でも1〜3番人気の関西馬に限ると[4-3-2-2]の勝率36.4%、連対率63.6%、3着内率81.8%となる。そして、関西馬の連対馬は全て4番人気以内ということもお分かりいただけるだろうと思う。

続いては、前走欄で目立った朝日杯、ラジオたんぱ杯(現・ラジオNIKKEI杯)などについて。


■表2-3 朝日杯経由で京成杯に出走した馬
 
着順
人気
馬名
前走
2006年
1
1
ジャリスコライト 朝日杯FS3着
2004年
1
2
フォーカルポイント 朝日杯FS4着
2004年
2
2
テイエムリキサン 朝日杯FS3着
2004年
4
4
スズカマンボ 朝日杯FS13着
2001年
6
4
マイネルカーネギー 朝日杯3歳S7着
2000年
4
5
マイネルコンドル 朝日杯3歳S13着
※着順、人気はともに京成杯でのもの

 

■表2-4 ラジオたんぱ杯(現・ラジオNIKKEI杯)経由で京成杯に出走した馬
 
着順
人気
馬名
前走
2005年
1
1
アドマイヤジャパン ラジオたんぱ杯3着
2005年
2
4
シックスセンス ラジオたんぱ杯4着
2003年
3
8
コスモインペリアル ラジオたんぱ杯8着
2003年
7
1
ブルーイレブン ラジオたんぱ杯7着
2001年
2
2
マイネルエスケープ ラジオたんぱ杯5着
2001年
7
12
トーアコマンダー ラジオたんぱ杯7着
2000年
9
4
トッププロテクター ラジオたんぱ杯12着
1999年
1
1
オースミブライト ラジオたんぱ杯3着
※着順、人気はともに京成杯でのもの

表2-3、表2-4を見ていただければこちらもすぐわかると思うが、両重賞とも、掲示板を確保した馬が京成杯ではきっちり結果を残していることがおわかりいただけるであろう。基本、掲示板を確保してほしいものだが、2003年のコスモインペリアルのようにラジオたんぱ杯8着から巻き返した例もあるだけに、今後、朝日杯FSやラジオNIKKEI杯出走馬に関してはある程度の注意は払っていきたいと思う。

 

■表2-5 京成杯の前走クラス別成績
項目
1着
2着
3着
4着以下
騎乗回数
勝率
連対率
3着内率
重賞
4
3
1
9
17
23.5%
41.2%
47.1%
OP特別
0
1
1
20
22
0%
4.5%
9.1%
500万下
1
0
2
16
19
5.3%
5.3%
15.8%
未勝利
1
2
3
8
14
7.1%
21.4%
42.9%
新馬
1
1
0
9
11
9.1%
18.2%
18.2%

あと、残りの好走候補についてだが、表2-5の前走クラス別の成績一覧を見ていただきたい。朝日杯、ラジオたんぱ杯(現・ラジオNIKKEI杯)を中心に重賞組が最も成績が良いのはうなずけるが、次に続くべきOPEN特別(ホープフルS、中京2歳S)や、500万下組は非常に成績が悪い。両方合わせて36頭出走の2連対というのはいかがなものかと思う。一応、軽く特徴を挙げると下記のような感じになっている。

・OPEN特別組・・・ホープフルSで掲示板に乗っていた馬が一応の条件。当レース以外のOP特別に好走歴があれば本番での連対も可能だろうか。
・500万下組・・・全て芝2000mからの臨戦。また、3着以内の3頭のうち、2頭は阪神のエリカ賞からの臨戦。中山の葉牡丹賞は相性が悪い。

ということで、以外に成績の良い未勝利戦について最後にチェックしてみようと思う。

 

■表2-6 未勝利戦経由で京成杯で3着以内に好走した馬
 
着順
人気
馬名
着度数
2000m最高着順
連対最長距離
2006年
2
5
トウショウシロッコ 1-2-1-1 1着 芝2000m
2003年
1
4
スズカドリーム 1-2-0-0 1着 芝2000m
2001年
3
8
ロイヤルキャンサー 1-2-0-2 未出走 芝1400m
2000年
2
9
イーグルカフェ 1-1-1-0 未出走 芝1600m
2000年
3
3
フェリシタル 1-1-2-3 1着 芝2000m
1999年
3
3
エイシンウインダム 1-1-1-0 未出走 芝1600m
※全て前走1着のため、前走着順は省略
※着順、人気はともに京成杯でのもの

表2-6を見た感じだと、未勝利戦出走馬の連対可能性については以下のようにできるのではないかと思う。下記の項目のうち、二つ以上は満たしていて欲しい。
・2000m戦勝利経験(出走しているなら勝利していてほしい)
・3回以上の3着以内経験
・着外経験が少ないこと(連対率、複勝率100%、掲示板を外していない等)

 

【結論】

ということで、ここまで原稿を書いて特別登録の発表を待っていたが、発表された特別登録を見てみると、朝日杯出走馬、ラジオNIKKEI杯出走馬ともに5着以内馬の出走がないのがとても残念である。また、あまり相性のよくない前走500万下戦に出走していた馬が有力馬となっているようでこれもちょっと頭を悩ませてしまうが結論を出してみたい。

■表3 2007年の京成杯登録の有力馬
馬名
前走
着度数
芝2000m最高
連対最長距離
その他
アクセルホッパー 500万下2着 1-1-0-7 7着 ダ1800m
アルナスライン 樅の木賞1着 2-0-0-2 7着 芝1800m 関西馬
アロマンシェス 朝日杯FS7着 1-2-1-6 未出走 ダ1500m
キンショージェット ラジオNIKKEI杯8着 1-0-2-3 8着 芝1800m 関西馬
サンツェッペリン ホープフルS2着 1-2-0-3 2着 芝2000m
ショウリュウアクト 未勝利戦1着 1-2-1-2 5着 芝1800m 関西馬
ダイレクトキャッチ ホープフルS6着 1-0-0-1 6着 芝1600m
ピサノデイラニ 500万下1着 2-1-0-1 未出走 ダ1800m
プロミスフェアー 500万下4着 1-2-0-2 未出走 芝1600m
ポパイザセーラマン 新馬戦1着 1-0-0-0 未出走 芝1800m
マイネルーチェ 阪神JF12着 1-1-0-2 未出走 芝1600m
マイネルアナハイム ホープフルS5着 2-1-0-2 1着 芝2000m
マイネルヘンリー 未勝利戦1着 1-1-0-1 1着 芝2000m
メイショウレガーロ ベゴニア賞1着 2-1-0-0 未出走 芝1800m
ローズプレステージ ラジオNIKKEI杯9着 1-2-0-1 1着 芝2000m 関西馬
※2007/1/10(水)時点の特別登録馬

全体的に低調なメンバー構成のような気がするが、この中ではメイショウレガーロローズプレステージを有力視すべきではないだろうか。前者は500万下戦からの臨戦ながらも上位人気しそうだが、よくありがちな中山の500万下ではなく、11月の東京開催での500万下勝ち上がりと言う点に加え、連対率100%という点を加味してのピックアップだ。また、後者はラジオNIKKEI杯で9着と若干負けた感じがするが、ステップそのものは悪くないし、関西馬である程度は上位人気しそうだという点。芝2000mで勝鞍がある点を踏まえても使い詰め&輸送よる馬体減がなければ首位争いしても良いのではないかと思っている。
以下、2、3着候補を挙げると、昨年末の好タイムだったホープフルSで掲示板を確保したサンツェッペリンマイネルアナハイムに、過去の穴パターンの未勝利戦経由というパターンに合致する関西馬のショウリュウアクト、そして、前走ダート勝ちも芝に勝鞍のあるアルナスラインが出走してくれば穴っぽいところで一考してみようと思っているところだ。

 

2006/11/25 東京9R ベゴニア賞  1着 7番 メイショウレガーロ 2006/11/4 京都2R サラ系2歳 未勝利  1着 10番 ローズプレステージ
2006/11/25 東京9R ベゴニア賞
1着 7番 メイショウレガーロ
2006/11/4 京都2R サラ系2歳 未勝利
1着 10番 ローズプレステージ

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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