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第100回 祝100回!!2歳王者決定戦!!朝日杯FSを占う!!

2006/12/6(水)

秋のGⅠも残り2戦。今週は2歳王者決定戦の朝日杯フューチュリティステークスが開催される。全体的に堅いレースであるが、どの馬を軸にし、どの馬を相手にすればよいのか?今年は一頭有力馬がいるが、取捨はどうなのだろうか?占ってみた。

今回でこの「データde出〜た」が100回を迎えることができました。暖かいご声援あり罵声あり?でいろいろな声を頂きましたが、ここまで続いてきたのもアクセスしてくださる皆さんのおかげです。心より感謝いたします。今後ともどうぞよろしくお願いします。

2006年も12月に入り、残すGⅠもあと朝日杯フューチュリティステークス(以下、朝日杯FS)と有馬記念のみとなった。 先週の阪神ジュベナイルフィリーズは新種牡馬タニノギムレット産駒のウオッカとこれまた新種牡馬アドマイヤコジーン産駒のアストンマーチャンのワンツーとなったわけだが、今年はサンデーサイレンス産駒のいない世代ということで2歳世代も少しは変わってきているのかなと思っていきなり横道にそれるようだが調べてみた。 (調査は全てJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。)

 

■表1 2006年の芝の2歳戦における種牡馬別成績(2006/12/5現在)
順位
種牡馬名
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
主な産駒
1
アグネスタキオン
21
21
11
54
19.6%
39.3%
49.5%
ルミナスハーバー
2
ダンスインザダーク
19
13
14
121
11.4%
19.2%
27.5%
ローズプレステージ
3
スペシャルウィーク
17
13
12
72
14.9%
26.3%
36.8%
オースミダイドウ
4
サクラバクシンオー
15
9
7
53
17.9%
28.6%
36.9%
アドマイヤホクト
5
フレンチデピュティ
11
4
4
34
20.8%
28.3%
35.8%
ピンクカメオ
6
アドマイヤベガ
10
13
5
42
10.2%
23.5%
28.6%
特になし
7
アドマイヤコジーン
10
11
5
42
14.7%
30.9%
38.2%
アストンマーチャン
8
マンハッタンカフェ
9
10
11
57
10.3%
21.8%
34.5%
メイショウレガーロ
9
タイキシャトル
9
6
9
51
12.0%
20.0%
32.0%
マザーズウィッシュ
10
ブラックホーク
8
1
1
25
22.9%
25.7%
28.6%
フサイチオフトラ

芝のレースでの調査結果なのだが、相変わらずサンデーサイレンスの子供達が目立っている。アグネスタキオン、ダンスインザダーク、スペシャルウィークの上位3頭に加え、アドマイヤベガ、マンハッタンカフェと5頭がランクイン。特にアグネスタキオンの3着内率49.5%は驚異的だ。
新種牡馬ではアドマイヤコジーンにマンハッタンカフェの健闘が目立つ。ランク外ではウオッカにゴールドアグリのタニノギムレットにフサイチホウオーのジャングルポケットが目立っているといったところか。

というわけで前置きが入ってしまったが、今週は朝日杯FS。近年はあまりクラシックに直結しないレースになりつつあるが、それでも2歳王者決定戦。全体的に堅いレースだけに秋のGⅠの成績がよろしい人もあまりよろしくない人も確実に取りたいレースではないかと思う。
まずはいつものように過去10年の3着以内馬から入ってみようと思う。

 

■表2 過去10年の朝日杯FSの3着以内馬
着順
人気
馬名
騎手名
東西
前走
場名
距離
着順
着度数
2005
1
2
フサイチリシャール
福永祐一
西
東スポ杯2歳S
東京
1800
1
3-0-0-1
2
5
スーパーホーネット
内田博幸
西
くるみ賞
東京
1400
1
2-0-1-1
3
1
ジャリスコライト
デザーモ
いちょうS
東京
1600
1
2-0-0-0
2004
1
2
マイネルレコルト
後藤浩輝
京王杯2歳S
東京
1400
5
3-0-0-1
2
3
ストーミーカフェ
四位洋文
札幌2歳S
札幌
1800
1
2-0-0-1
3
1
ペールギュント
小牧太
西
東スポ杯2歳S
東京
1800
2
2-1-1-0
2003
1
4
コスモサンビーム
バルジュ
西
京王杯2歳S
東京
1400
1
3-2-0-0
2
1
メイショウボーラー
ペリエ
西
デイリー杯2歳S
京都
1600
1
4-0-0-0
3
10
アポインテッドデイ
柴田善臣
京王杯2歳S
東京
1400
2
1-2-0-0
2002
1
8
エイシンチャンプ
福永祐一
西
京都2歳S
京都
2000
1
2-4-0-2
2
1
サクラプレジデント
田中勝春
札幌2歳S
札幌
1800
1
2-0-0-0
3
5
テイエムリキサン
池添謙一
西
萩S
京都
1800
1
2-2-0-1
2001
1
1
アドマイヤドン
藤田伸二
西
京都2歳S
京都
1800
1
2-0-0-0
2
2
ヤマノブリザード
四位洋文
地方
地方
ダ1800
2
3-1-2-0
3
9
スターエルドラード
デムーロ
西
デイリー杯2歳S
京都
1600
13
1-2-0-2
2000
1
10
メジロベイリー
横山典弘
西
未勝利
京都
1400
1
1-0-2-1
2
1
タガノテイオー
藤田伸二
西
東スポ杯3歳S
東京
1800
1
2-2-0-0
3
4
ネイティヴハート
菅原勲
地方
京王杯3歳S
東京
1400
2
4-1-0-0
1999
1
4
エイシンプレストン
福永祐一
西
新馬
京都
1600
1
1-1-0-0
2
1
レジェンドハンター
安藤勝己
地方
デイリー杯3歳S
京都
1600
1
4-1-0-0
3
3
マチカネホクシン
武豊
西
東スポ杯3歳S
東京
1800
3
2-1-0-1
1998
1
1
アドマイヤコジーン
ロバーツ
西
東スポ杯3歳S
東京
1800
1
2-0-0-0
2
2
エイシンキャメロン
武豊
西
デイリー杯2歳S
京都
1600
1
3-0-0-0
3
4
バイオマスター
田中勝春
500万下
東京
1400
1
2-0-0-0
1997
1
1
グラスワンダー
的場均
京成杯3歳S
東京
1400
1
3-0-0-0
2
6
マイネルラヴ
蛯名正義
東スポ杯3歳S
東京
1800
2
2-2-0-0
3
2
フィガロ
福永祐一
西
京都3歳S
京都
1800
1
2-0-0-0
1996
1
2
マイネルマックス
佐藤哲三
西
京成杯3歳S
東京
1400
1
3-0-0-1
2
8
オープニングテーマ
小池隆生
西
もちの木賞
京都
ダ1400
1
2-1-0-0
3
7
エアガッツ
横山典弘
きんもくせい特別
新潟
1600
1
2-0-0-2

表2に過去10年の3着以内馬をまとめてみた。
後述するが、今回は軸馬がわかりやすいので、まず、相手馬から検討をしようと思う。じっと表2のような過去10年表やJRA-VAN NEXT、Targetを眺め、予想をする上で頼りにする主だった傾向を以下の通りとしてみた。それぞれの項目の内容に加え、その項目を補うポイントがあることをチェックいただきたい。

・(3着内馬の条件として)前2走のうち一度は勝利していること。
→3着内馬30頭の中で、前2走とも勝っていなかったのは2003年のアポインテッドデイと2001年スターエルドラードのみだが、前者には「重賞での連対経験」+「連対率100%」が、後者には「重賞での連対経験(2回)」+「地方、外人騎手(デムーロ)への乗替」といった複数の強調項目があった。

・(連対馬の条件として)前走負けてよいのは重賞レースのみ。
→前走負けて連対を果たしたのはマイネルレコルトと地方出身のヤマノブリザード、1997年2着のマイネルラヴのみ。連対馬の中で唯一前走連対を外していたマイネルレコルトは「前走重賞で1番人気」+「重賞を含めたOPクラス2勝」という複合条件を兼ね備えていた。マイネルラヴにしても、「重賞連対経験」+「連対率100%」といった実績を持っていたようだ。表2でご確認いただきたい。

 

■表3 前走敗退ながらも朝日杯FSで連対した馬
 
着順
人気
馬名
前走
備考
2004年
1
2
マイネルレコルト 京王杯2歳S 1人気5着 新潟2歳S、ダリア賞勝ち
2000年
2
2
ヤマノブリザード 地方レース 1人気2着 札幌2歳S、クローバー賞勝ち
1997年
2
6
マイネルラヴ 東スポ杯3歳S 2人気2着 連対率100%

・勝利経験はなくてもよいが、1600mの経験は欲しい。
→距離経験がない馬は言い訳できるだけの実績が必要。あわよくば1秒以上の着差をつけて勝利した経験を持っていること、そうでない馬は勝率100%、重賞での実績が必要になってくると思われる。表3でご確認いただきたい。

 

■表4 マイル以上戦の経験ゼロで朝日杯FSで3着内に好走した馬
 
着順
人気
馬名
前走
最大着差
連対率
備考
2003年
3
10
アポインテッドデイ 京王杯2歳S2着 1.0秒 100%
1998年
3
4
バイオマスター 500万下1着 0.4秒 100% 勝率100%
1996年
1
2
マイネルマックス 京成杯3歳S1着 0.7秒 75% 重賞2勝
1996年
2
8
オープニングテーマ もちの木賞1着 1.7秒 100%

と簡単に流してみたが、ここまでで恐らく半分くらいに絞れそうな感じがする。
ここでそろそろ軸馬の選定といく。といっても要は簡単。表4をご覧頂きたい。前2走とも重賞、OPを連勝して朝日杯FSに出走してきた馬をまとめてみた。

 

■表5 前2走とも重賞、OPを連勝して朝日杯FSに出走してきた馬
着順
人気
馬名
前走
レース名
前走
着順
前々走
レース名
前々走
着順
2005年
1
2
フサイチリシャール 東スポ杯2歳S 1着 萩S 1着
2003年
1
4
コスモサンビーム 京王杯2歳S 1着 ききょうS 1着
2003年
2
1
メイショウボーラー デイリー杯2歳S 1着 小倉2歳S 1着
1998年
2
2
エイシンキャメロン デイリー杯3歳S 1着 野路菊S 1着
1997年
1
1
グラスワンダー 京成杯3歳S 1着 アイビーS 1着
1996年
1
2
マイネルマックス 京成杯3歳S 1着 函館3歳S 1着
2003年
11
9
ダイワバンディット 新潟2歳S 1着 ダリアS 1着
2002年
9
7
コスモインペリアル いちょうS 1着 芙蓉S 1着
1996年
13
4
セイリューオー 芙蓉S 1着 札幌3歳S 1着

「前2走でOP、重賞を連勝してきた馬」をまとめてみた。このうち、10月以降不出走の馬を二重線の下側に、そうでない馬を上側にまとめてみたが、上側に関してはパーフェクト連対だ。このような「2ヶ月以上の休養馬を除いた前2走ともOP、重賞連勝馬」のパターンが出てくればほぼ堅いと言えるだろう。(万全を期すなら当日1,2番人気といった条件をつけたほうが良いかもしれないが。) このパターンは2着が2例あるので、1着、2着どちらの軸にするかは判断が必要となるが、2着だった2頭のエイシンキャメロンとメイショウボーラーは2頭とも逃げていたことを考えると逃げて勝って来た馬でなければ大丈夫ではないかと思う。

 

【結論】

ここまで書いてはみたが、やはり軸はオースミダイドウで決まりだろう。
前2走でOP特別の野路菊S、GⅡのデイリー杯2歳Sでともに勝利。恐らく当日1番人気になるだろうし、そう考えると表4の条件を完璧にクリアーしていることになる。
前走着差がわずかだったことや、騎手の乗り替わりを危惧するかもしれないが、抑える競馬を覚えさせようとしていたことは逃げて2着に敗れたメイショウボーラー、エイシンキャメロンと同じ轍を踏ませないような配慮とも取れるし、乗り替わりに関しても、騎乗予定のペリエ騎手自身が過去に乗り替わりで好走(2003年にメイショウボーラーで1人気2着)しているだけに何も心配はいらないだろう。逃げないであろうという前提で頭にしようと思う。

 

■表6 2006年の朝日杯FS登録の有力馬(オースミダイドウ以外)
馬名
前走
着度数
1600m上経験
最大着差
その他
アサクサキングス 百日草特別1着 2-0-0-0 あり 0.3秒 勝率100%
アドマイヤヘッド 京王杯2歳S5着 1-1-0-1 あり 0.0秒 札幌2歳S2着
アドマイヤホクト 500万下1着 2-0-0-0 なし 0.2秒 勝率100%
エーシンビーエル あけび賞1着 2-0-1-0 なし 0.5秒 連対は1200mでのみ
ゴールドアグリ 京王杯2歳S4着 2-0-0-1 あり 0.0秒 新潟2歳S1着、前走1人気
ジャングルテクノ 500万下1着 2-1-0-2 あり 0.1秒
ドリームジャーニー 東スポ杯2歳S3着 2-0-1-0 あり 0.2秒 芙蓉S1着
フライングアップル 東スポ杯2歳S2着 2-2-0-0 あり 0.2秒 連対率100%
マイネルサニベル ききょうS1着 2-0-1-2 あり 0.5秒 連対は1200mでのみ
マイネルシーガル いちょうS1着 2-0-0-0 あり 0.5秒 勝率100%
マイネルフォーグ 京王杯2歳S2着 1-1-0-1 あり 0.2秒
マイネルレーニア 京王杯2歳S1着 3-0-1-1 あり 0.8秒 ダリア賞1着
ローレルゲレイロ デイリー杯2歳S2着 1-2-1-0 あり 0.6秒 函館2歳S2着

ナムラマース、フサイチホウオーといった主要重賞の勝ち馬が出走してこないこともあり、全体的に小粒な模様で、どの馬も微妙な感じがする。 その中で光るのが、今回5頭登録してきたマイネル軍団を引っ張る存在のマイネルシーガルマイネルレーニア。だが、個人的には?と見ている。いちょうS勝ちのマイネルシーガルは2戦2勝でオースミダイドウの対抗馬になりうる存在だが、いちょうS勝ちから直行して好走した馬が過去にいない点や、前走でOP特別を勝って来た連勝馬は朝日杯FS当日の人気馬に関して、下記表7のような成績になっている。1番人気だったアドマイヤドンを除くと、人気を裏切った形での3着が2例あるだけで、積極的に買えるわけではないようだ。高レベルとは思えない京王杯2歳Sを勝ちあがってきたマイネルレーニア同様、好走確率は低いと見てあっても3着までの評価とする。
どちらかというと消去法的なあぶりだし方になってしまうが、前走の東スポ杯2歳Sでフサイチホウオーに詰め寄ったフライングアップルは重賞連対経験に加え、連対率100%と強調できる項目を複数持っている点に好感が持てるので2着争いの筆頭に持ってきたい。あとは相手なりに走るローレルゲレイロ。前2走未勝利なので3着止まりの評価としておくが、オースミダイドウにきわどいところまで詰め寄っている点に加え、複数回の重賞連対実績は好感が持てる。

 

■表7 前走でOP特別の勝利を含め連勝で朝日杯FSに出走した馬(5人気以内)
着順
人気
馬名
着度数
OP実績
2005 3 1 ジャリスコライト 2-0-0-0 いちょうS1着
2003 6 3 メテオバースト 2-0-0-0 いちょうS1着
2002 5 2 ワンダフルデイズ 2-0-0-0 もみじS1着
2001 1 1 アドマイヤドン 2-0-0-0 京都2歳S1着
1998 10 5 オースミブライト 2-0-1-0 京都2歳S1着
1997 3 2 フィガロ 2-0-0-0 京都2歳S1着
1996 13 4 セイリューオー 3-0-0-0 芙蓉S1着、札幌3歳S1着

 

2006/10/14 (土)京都11Rデイリー杯2歳ステークス(G2) 1着 4番 オースミダイドウ  2006/11/18(土)東京11R 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 2着12番 フライングアップル
2006/10/14 (土)京都11R
デイリー杯2歳ステークス(G2)
1着 4番 オースミダイドウ
2006/11/18(土)東京11R
東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)
2着12番 フライングアップル

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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