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第96回 牝馬最強決定戦!!エリザベス女王杯を占う!!

2006/11/8(水)

今週からGⅠ戦が再開!!今週開催されるエリザベス女王杯は古馬混合戦になって今年11年目。過去10回のデータをもとに占ってみることとする。スイープトウショウは?カワカミプリンセスは?前走や実績から今回は占ってみた。

エリザベス女王杯が古馬と3歳馬の混合戦になって昨年まででちょうど10年が経った。メジロドーベルやアドマイヤグルーヴの連覇、ファインモーションの圧巻の走りを含む武豊ジョッキーの4連覇などインパクトの強いレースが多く、思い入れの強いファンも多いレースかと思う。今週はこのレースで秋のGⅠ戦が再開され、ここから5週連続で6つのGⅠが開催される。是非とも的中させたいレースだ。
そんなわけで今週はエリザベス女王杯を占ってみようと思うが、いつものように検討を始めるに当たってまずは過去10年の傾向から見ていきたいと思う。
(調査はJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。)

 

■表1 過去10年のエリザベス女王杯の3着以内馬
馬名
性齢
騎手名
斤量
東西
前走
場名
距離
着順
2005
1
2
8
スイープトウショウ
牝4
池添謙一
56
西
天皇賞秋
東京
2000
5(4)
2
5
1
オースミハルカ
牝5
川島信二
56
西
府中牝馬S
東京
1800
3(4)
3
4
3
アドマイヤグルーヴ
牝5
上村洋行
56
西
天皇賞秋
東京
2000
17(17)
2004
1
2
12
アドマイヤグルーヴ
牝4
武豊
56
西
天皇賞秋
東京
2000
3(9)
2
5
4
オースミハルカ
牝4
川島信二
56
西
府中牝馬S
東京
1800
1(5)
3
4
17
エルノヴァ
牝5
ペリエ
56
府中牝馬S
東京
1800
5(2)
2003
1
2
7
アドマイヤグルーヴ
牝3
武豊
54
西
秋華賞
京都
2000
2(1)
2
1
5
スティルインラブ
牝3
幸英明
54
西
秋華賞
京都
2000
1(2)
3
10
14
タイガーテイル
牝4
ジレ
56
海外
2002
1
1
12
ファインモーション
牝3
武豊
54
西
秋華賞
京都
2000
1(1)
2
2
5
ダイヤモンドビコー
牝4
ペリエ
56
府中牝馬S
東京
1800
1(1)
3
4
1
レディパステル
牝4
蛯名正義
56
府中牝馬S
東京
1800
3(2)
2001
1
4
13
トゥザヴィクトリー
牝5
武豊
56
西
ドバイWC
UAE
ダ2000
2
2
2
2
ローズバド
牝3
横山典弘
54
西
秋華賞
京都
2000
2(2)
3
5
7
ティコティコタック
牝4
武幸四郎
56
西
府中牝馬S
東京
1800
2(2)
2000
1
3
2
ファレノプシス
牝5
松永幹夫
56
西
札幌記念
札幌
2000
7(1)
2
1
1
フサイチエアデール
牝4
横山典弘
56
西
府中牝馬S
東京
1800
3(2)
3
10
14
エイダイクイン
牝5
二本柳壮
56
府中牝馬S
東京
1800
6(3)
1999
1
2
6
メジロドーベル
牝5
吉田豊
56
毎日王冠
東京
1800
6(7)
2
7
16
フサイチエアデール
牝3
福永祐一
54
西
秋華賞
京都
1800
5(3)
3
5
2
エガオヲミセテ
牝4
蛯名正義
56
西
府中牝馬S
東京
1800
2(1)
1998
1
2
1
メジロドーベル
牝4
吉田豊
56
府中牝馬S
東京
1800
1(1)
2
5
14
ランフォザドリーム
牝4
河内洋
56
西
府中牝馬S
東京
1800
5(2)
3
1
3
エアグルーヴ
牝5
横山典弘
56
西
札幌記念
札幌
2000
1(1)
1997
1
3
5
エリモシック
牝4
的場均
56
西
府中牝馬S
東京
1800
4(2)
2
1
3
ダンスパートナー
牝5
河内洋
56
西
京都大賞典
京都
2400
2(1)
3
8
15
エイシンサンサン
牝5
土肥幸広
56
西
府中牝馬S
東京
1800
3(6)
1996
1
1
15
ダンスパートナー
牝4
四位洋文
56
西
京都大賞典
京都
2400
4(2)
2
3
4
フェアダンス
牝4
藤田伸二
56
西
府中牝馬S
東京
1800
2(4)
3
11
10
シーズグレイス
牝3
福永祐一
54
西
秋華賞
京都
2000
6(12)
※前走着順の( )は人気。
※96年は2着入線のヒシアマゾンが降着している

表1に過去10年の3着以内馬をまとめてみた。 今回は前走でパターン分けするために前走欄に色を付けてみたので注意してご覧頂きたい。

 

■表2 過去10年のエリザベス女王杯の好走馬(3歳馬編)
着順
人気
馬名
秋華賞
着順
秋華賞
人気
ローズS
着順
GⅠ連対実績
GⅡ以上勝ち
2003年
1
2
アドマイヤグルーヴ 2着 1人 1着 秋華賞2着 ローズS1着
2003年
2
1
スティルインラブ 1着 2人 5着 桜花賞、オークス、秋華賞1着 左に同じ
2002年
1
1
ファインモーション 1着 1人 1着 秋華賞1着 秋華賞、ローズS1着
2001年
2
2
ローズバド 2着 2人 2着 秋華賞、オークス2着 Fレビュー1着
1999年
2
7
フサイチエアデール 5着 3人 2着 桜花賞2着 4歳牝馬特別1着

まずは3歳馬で過去にエリザベス女王杯で連対した馬を表2にまとめてみた。 3歳馬の連対必須条件としては
・秋華賞5着以内(かつ3人気以内)
・ローズS連対(今のところ未出走馬の連対はない)
・GⅠ連対実績
・GⅡ以上の勝ち鞍
という厳しい条件が求められる。
古馬相手のGⅠで上位に食い込むためにはこれくらいは必要と言うことだろう。
昨年、このパターンに該当していたエアメサイアが1番人気で5着に敗退しているので万全ではないことに注意していただきたいが、3歳馬を選択する際に参考にはなると思う。

 

■表3 過去10年のエリザベス女王杯の好走馬(古馬編その1〜府中牝馬Sからの臨戦馬〜)
着順
人気
馬名
府中牝馬S
着順
クイーンS
マーメイドS
GⅠ最高着順
2005年
2
5
オースミハルカ 3着 未出走 未出走 2着
2004年
2
5
オースミハルカ 1着 1着 未出走 着外
2004年
3
4
エルノヴァ 5着 2着 未出走 初挑戦
2002年
2
2
ダイヤモンドビコー 1着 2着 未出走 初挑戦
2002年
3
4
レディパステル 3着 未出走 未出走 1着
2001年
3
5
ティコティコタック 2着 6着 未出走 1着
2000年
2
1
フサイチエアデール 3着 未出走 1着 2着
2000年
3
10
エイダイクイン 6着 2着 未出走 着外
1999年
3
5
エガオヲミセテ 2着 未出走 3着 4着
1998年
1
2
メジロドーベル 1着 未出走 未出走 1着
1998年
2
5
ランフォザドリーム 5着 未出走 1着 初挑戦
1997年
1
3
エリモシック 4着 未出走 未出走 2着
1997年
3
8
エイシンサンサン 3着 未出走 未出走 着外
1999年
2
3
フェアダンス 2着 未出走 未出走 3着

ここからは古馬を見ていきたい。 まずは最重要ステップとなっている府中牝馬ステークスを経てエリザベス女王杯に出走してきて3着以内に好走した馬を表3にまとめてみた。
ここで言いたいことは、まず原則として、エリザベス女王杯で好走するためには府中牝馬ステークスでは2着以内(大目に見て3着)が好ましい、ということだろうか。
例外が数頭いるが、これに関しては、府中牝馬ステークスで2着以内でなかった馬は「1:GⅠ連対経験がある」、「2:クイーンSもしくはマーメイドSで連対している」のどちらかに該当する、ということでデータ的にはほぼ説明できると思う。(ただし2の場合は3着どまり。)
補足としてこの組で見られる傾向を挙げてみると、府中牝馬Sで人気より着順が悪かった、府中牝馬Sの前走で男馬相手の重賞、オープンで連対実績がある、といった傾向があるので、これらに該当する馬がいたらチョイスしたいところだ。

 

■表4 過去10年のエリザベス女王杯の好走馬(古馬編その2〜天皇賞秋からの臨戦馬〜)
着順
人気
馬名
天皇賞着順
GⅠ実績
2005年
1
2
スイープトウショウ 5着 2勝2着2回
2005年
3
4
アドマイヤグルーヴ 17着 2勝2着1回
2004年
1
2
アドマイヤグルーヴ 3着 1勝2着1回

こちらは近年のトレンドとなりつつある天皇賞秋からの組である。表4にまとめてみた。
3頭しかいないので何ともいえないが、5着以内なら連対が望めるのではないだろうかと思う。 ただ、この2頭(延べ3頭)には「GⅠ実績」の欄のような実績があったことを踏まえてのものだということをご確認していただきたいところだ。天皇賞に出ていれば何でもかんでもとは行かないと思う。とりあえず「GⅠで勝利を含めて複数回の連対実績のある秋の天皇賞出走馬」としておこうと思う。

 

■表5 過去10年のエリザベス女王杯の好走馬(古馬編その2〜上記以外からの臨戦馬〜)
着順
人気
馬名
前走
GⅠ実績
2001年
1
4
トゥザヴィクトリー ドバイWC2着 2着2回
2000年
1
3
ファレノプシス 札幌記念7着 2勝
1999年
2
1
メジロドーベル 毎日王冠6着 4勝2着1回
1998年
1
3
エアグルーヴ 札幌記念1着 2勝2着2回
1997年
1
2
ダンスパートナー 京都大賞典2着 2勝2着1回
1996年
1
4
ダンスパートナー 京都大賞典4着 1勝2着1回

これはほとんど表4と同義だが、天皇賞以外ということで分けてみた。表5は天皇賞以外の牝馬限定戦でないGⅠ、GⅡに出走していた馬である。
おおよそ上位人気に押されていた馬であるとかそこで好走していた馬というのが中心であるが、これらに関しても、天皇賞出走馬と同様に「GⅠで複数回の連対実績のある牡馬混合GⅠ、GⅡ戦出走馬」ということが言えるのではないかと思う。

 

■表6 枠別成績一覧
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
1枠
0
2
2
9
13.3%
26.7%
40.0%
2枠
0
4
1
13
0.0%
22.2%
27.8%
3枠
2
1
1
15
10.5%
15.8%
21.1%
4枠
2
1
1
16
10.0%
15.0%
20.0%
5枠
0
0
1
19
0%
0%
5.0%
6枠
1
0
0
19
5.0%
5.0%
5.0%
7枠
1
0
1
21
4.3%
4.3%
8.7%
8枠
2
2
3
17
8.3%
16.7%
29.2%

枠順だが、どちらかというと4枠以内が良績をのこしているようだ。 その一方で、穴馬の多くが二桁馬番で3着内好走を果たしている。タイガーテイル、エイダイクイン、フサイチエアデール(1999年)、エイシンサンサン、シーズグレイスと7人気以下の好走馬は全て二桁馬番。連続開催の後半に差し掛かっているだけに穴馬には一考すべきであろう。

 

【結論】

■表7 今年のエリザベス女王杯登録の有力馬 (3歳馬編)
馬名
秋華賞
着順
秋華賞
人気
ローズS
着順
GⅠ連対実績
GⅡ以上勝ち
アサヒライジング 2着 5人 未出走 秋華賞2着、Aオークス2着 なし
アドマイヤキッス 4着 1人 1着 桜花賞2着 ローズS1着
カワカミプリンセス 1着 2人 未出走 オークス、秋華賞1着 オークス、秋華賞1着
キストゥヘヴン 6着 3人 未出走 桜花賞1着 桜花賞1着
シェルズレイ 5着 9人 2着 なし なし
フサイチパンドラ 3着 4人 3着 オークス2着 なし

表7は今年出走予定の3歳馬である。先述の表2の項目をチェックしてみた。
今年はトップクラスの3歳牝馬の出走が多く、また、夏場に3歳牝馬が古馬牝馬を相手に重賞勝利していたこともあり、彼女らに自然と注目が行くものと思うが、この中で3歳馬の好走条件を全てクリアしたのがアドマイヤキッスである。牝馬3冠は全て1人気を裏切ったが、堅実な末脚は健在である。どちらかというと同じアドマイヤでもアドマイヤグルーヴタイプというよりは、フサイチエアデールタイプの感じがしないでもないので、人気薄になれば狙ってみたいと思う。
5戦全勝のカワカミプリンセスはそもそも負けていないのでここで負けるとは言い切れないが、過去のデータと比較すると、ローズSに出走していない点が気にならないわけでもないが、それでもやはり外せないであろうというわけで、アドマイヤキッスとともに3歳馬からはこの2頭をピックアップしておこうと思う。

 

■表8 今年のエリザベス女王杯登録の有力馬 (古馬編その1〜府中牝馬Sからの臨戦馬〜)
馬名
府中牝馬S
着順
クイーンS
マーメイドS
ヴィクトリアM
GⅠ最高着順
ウイングレット 4着 未出走 未出走 未出走 3着
コスモマーベラス 5着 未出走 未出走 4着 4着
サンレイジャスパー 2着 未出走 2着 未出走 未経験
ディアデラノビア 3着 未出走 未出走 3着 3着
ヤマニンシュクル 7着 2着 8着 7着 1着

 

■表9 今年のエリザベス女王杯登録の有力馬 (古馬編その2〜天皇賞秋からの臨戦馬〜)
馬名
天皇賞着順
GⅠ実績
スイープトウショウ 5着 3勝2着2回

表8が府中牝馬Sからの臨戦馬、表9は天皇賞秋からの臨戦馬をそれぞれまとめてみた。
府中牝馬S組からいくと、データの面からはサンレイジャスパー、ディアデラノビア、ヤマニンシュクルといったところが浮上する。ただ、サンレイジャスパーは府中牝馬Sで2着だが、GⅠ未経験でマーメイドSでも2着止まりであり、過去のケースから判断するに、本番ではあって3着までという感じがする。また、近走あまり冴えないヤマニンシュクルはGⅠ馬の底力を見せて欲しいところだが、府中牝馬Sでは掲示板を外しており、頭に持ってくるだけの材料には欠けるように思われる。
それならばこの組ではディアデラノビアに期待したい。勝ちきれない歯痒さはあるが、裏を返せば安定性があるし、新設GⅠのヴィクトリアマイルと牡馬混合戦のオールカマー3着は評価できると思っている。
そして、天皇賞では1番人気だったスイープトウショウ。昨年と同じ中一週のローテーションで臨んでくる。ひとつ年を取った分どうかという感じもしないでもないが、今年も京都大賞典で男馬を蹴散らしており、天皇賞でも掲示板を確保していることもあり、ここで中心になるだけの力は十分維持していると思う。古馬からはこの2頭をピックアップしておく。

 

2006/10/8 京都11R 京都大賞典(G2) 1着9番スイープトウショウ 2006/9/24 中山11R 産経賞オールカマー(G2) 3着 10番 ディアデラノビア
2006/10/8 京都11R
京都大賞典(G2)
1着 9番 スイープトウショウ (写真左)
2006/9/24 中山11R
産経賞オールカマー(G2)
3着 10番 ディアデラノビア (写真右)

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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