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第91回 秋の東京競馬開幕!!毎日王冠を占う!!

2006/10/4(水)

スプリンターズステークスが終了し、今週から東京と京都に開催が移る。開幕週は天皇賞の前哨戦として東京で毎日王冠が、京都で京都大賞典が行なわれるが、当コーナーでは毎日王冠の分析を行なってみることとする。

スプリンターズステークスが終わり、今週からは東京・京都へと開催が変わる。開幕週は名物レースの毎日王冠。ひところはバブルガムフェロー、サイレンススズカ、グラスワンダーとGⅠ馬の横綱相撲が相次いだが、近年は一筋縄でいかないレースが続いている。今年も堅くはないであろう雰囲気がするのは筆者だけであろうか?
そんなわけで今週は毎日王冠を占ってみようと思うが、いつものように検討を始めるに当たってまずは過去10年(2002年は中山開催につき除いたため、過去9回分)の傾向から見ていきたいと思う。
(調査はJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。)

 

■表1 過去10年の毎日王冠の3着以内馬
馬名
性齢
騎手名
斤量
東西
前走
場名
距離
着順
2005
1
9
12
サンライズペガサス
牡7
後藤浩輝
58
西
宝塚記念
阪神
2200
5
2
6
4
テレグノシス
牡6
勝浦正樹
58
安田記念
東京
1600
6
3
13
7
ケイアイガード
牡4
柴山雄一
57
西
関屋記念
新潟
1600
8
2004
1
1
4
テレグノシス
牡5
勝浦正樹
58
安田記念
東京
1600
2
2
3
10
ローエングリン
牡5
横山典弘
57
札幌記念
札幌
2000
3
3
2
6
ブルーイレブン
牡4
四位洋文
57
西
関屋記念
新潟
1600
1
2003
1
5
7
バランスオブゲーム
牡4
田中勝春
58
宝塚記念
阪神
2200
11
2
4
11
トーホウシデン
牡6
蛯名正義
57
天皇賞(春)
京都
3200
10
3
3
5
エイシンプレストン
牡6
福永祐一
59
西
QE2世カップ
香港
2000
1
2001
1
5
12
エイシンプレストン
牡4
福永祐一
58
西
関屋記念
新潟
1600
3
2
6
2
ロサード
牡5
横山典弘
57
西
小倉記念
小倉
2000
1
3
10
11
ダイワテキサス
牡8
柴田善臣
58
オールカマー
中山
2200
4
2000
1
4
6
トゥナンテ
牡5
幸英明
57
西
北九州記念
小倉
1800
1
2
5
5
アドマイヤカイザー
牡4
後藤浩輝
57
西
安田記念
東京
1600
8
3
8
9
エイシンキャメロン
牡4
蛯名正義
57
西
京王杯AH
中山
1600
4
1999
1
1
8
グラスワンダー
牡4
的場均
59
宝塚記念
阪神
2200
1
2
4
10
メイショウオウドウ
牡4
飯田祐史
57
西
朝日CC
阪神
2000
2
3
3
5
アンブラスモア
牡5
須貝尚介
57
西
小倉記念
小倉
2000
1
1998
1
1
2
サイレンススズカ
牡4
武豊
59
西
宝塚記念
阪神
2200
1
2
3
4
エルコンドルパサー
牡3
蛯名正義
57
NHKマイルC
東京
1600
1
3
4
7
サンライズフラッグ
牡4
安田康彦
58
西
朝日CC
阪神
1800
3
1997
1
1
6
バブルガムフェロー
牡4
岡部幸雄
59
宝塚記念
阪神
2200
2
2
5
3
ツクバシンフォニー
牡4
横山典弘
57
目黒記念
東京
2500
2
3
2
2
スピードワールド
牡3
的場均
55
安田記念
東京
1600
3
1996
1
6
4
アヌスミラビリス
牡4
ホランド
57
UAE
-
-
-
-
2
8
2
トーヨーリファール
牡6
松永昌博
58
西
川崎記念
川崎
ダ2100
5
3
2
8
バブルガムフェロー
牡3
岡部幸雄
56
スプリングS
中山
1800
1

表1に連対馬についてまとめてみたが、今回は人気から見ていこうと思う。 昔は1番人気が強いレースのイメージがあったが、近年は中荒れ傾向のようだ。
1番人気[4-0-0-5]で勝つか消えるかのどちらか。
2番人気[0-0-3-6]は鬼門。
3-6番人気で4勝、2着8回となっているので、ここは外せないだろう。
1番人気の連対条件をまとめたのが表2である。

 

■表2 1番人気で3着以内に入った馬
馬名
前走
前々走
レース
着順(斤量)
レース
着順(斤量)
2004 1 テレグノシス 安田記念(GⅠ) 2(58.0) 京王杯SC(GⅡ) 2(58.0)
1999 1 グラスワンダー 宝塚記念(GⅠ) 1(58.0) 安田記念(GⅠ) 2(58.0)
1998 1 サイレンススズカ 宝塚記念(GⅠ) 1(58.0) 金鯱賞(GⅡ) 1(58.0)
1997 1 バブルガムフェロー 宝塚記念(GⅠ) 2(58.0) 鳴尾記念(GⅡ) 1(58.0)

過去10年で1番人気は4勝しているが、残りの5頭は3着をはずしている。4頭の共通点は表からわかると思うが、『GⅠ馬かつ、前2走、ともにGⅡ以上で、ともに斤量58キロ以上を背負って、ともに連対』という極めて厳しい条件である。 その一方、前走GⅢ(00年アメリカンボス・・・エプソムC、01年マグナーテン・・・関屋記念、03年ファインモーション・・・クイーンS、05年ダイワメジャー・・・関屋記念)、牝馬or3歳馬(96年タイキフォーチュン、03年ファインモーション)のような1番人気馬は危険である。
表2に合致する1番人気馬なら即買いだが、消しの条件に合致する場合は消しにすべきである。(両者の中間の場合は一応抑えの方向でいきたい。)

 

■表3 年齢別成績一覧
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
3歳馬
0
1
2
7
0%
10.0%
30.0%
4歳馬
6
3
4
23
16.7%
25.0%
36.1%
5歳馬
2
2
1
25
6.7%
13.3%
16.7%
6歳馬
0
3
1
13
0%
17.6%
23.5%
7歳以上馬
1
0
1
7
11.1%
11.1%
22.2%

4歳馬が有利である。3歳馬はエルコンドルパサーの1連対のみで苦しい。また、表には掲載されていないが、牝馬もかなり苦しいのは明らかである。昨年のスイープトウショウも着外だったのに加え、ファインモーション、メジロドーベル、スティンガーといった名牝も毎日王冠の壁に跳ね返されている。

 

■表4 毎日王冠で3着以内に好走した3歳馬
人気
馬名
備考
1998 2 3 エルコンドルパサー NHKマイルカップ勝ち、5勝、勝率100%
1997 3 2 スピードワールド 安田記念3着、4勝、着外1度のみ
1996 3 2 バブルガムフェロー 朝日杯、4勝、3着内率100%

3着内に入った3歳馬をまとめてみたが、GⅠ実績や勝率、3着内率、勝鞍数、着外数を見て、連対するに相応しい馬かどうか見極めたいところだ。ここでは、最低でも「GⅠ3着以内、4勝以上、着外1度のみ」を3歳馬には条件としたい。

 

■表5 脚質別成績一覧
脚質
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
逃げ馬
1
2
2
5
10.0%
30.0%
50.0%
先行馬
6
2
1
25
17.6%
23.5%
26.5%
差し馬
1
2
4
19
3.8%
11.5%
26.9%
追込み馬
1
3
2
26
3.1%
12.5%
18.8%

東京競馬場は直線が長い競馬場だが、開幕週なので、逃げ、先行馬の健闘が目立つ。過去10年(9回)の勝ち馬9頭のうち、テレグノシスとトゥナンテを除いた7頭は全て4角5番手以内の馬であった。(2頭が勝った年の2着馬もともに4角5番手以内であった。)

 

■表6 その他成績一覧
馬名
間隔
東京芝戦績
芝1800m戦績
重賞勝ち
備考
2005
1
サンライズペガサス
15週
0-0-0-2
1-0-0-1
GU
2
テレグノシス
18週
5-4-1-5
1-1-0-1
GⅠ
3
ケイアイガード
10週
0-0-0-1
2-0-0-0
GⅢ
GⅡ2着、4歳馬
2004
1
テレグノシス
18週
5-3-1-5
0-1-0-1
GⅠ
2
ローエングリン
7週
2-1-1-3
2-1-1-2
GⅡ
3
ブルーイレブン
10週
未経験
1-0-0-2
GⅢ
GⅢ2勝、前2走連続重賞連対、4歳馬
2003
1
バランスオブゲーム
15週
0-0-0-1
0-1-0-0
GⅡ
2
トーホウシデン
23週
1-0-0-1
0-1-0-1
GⅢ
菊花賞2着
3
エイシンプレストン
24週
1-0-0-3
2-1-0-2
GⅠ
2001
1
エイシンプレストン
9週
0-0-0-2
1-0-0-2
GⅠ
2
ロサード
8週
0-1-0-7
1-3-0-2
GⅢ
GⅢ2勝、前2走重賞連続連対
3
ダイワテキサス
2週
3-1-0-8
4-4-0-3
GⅡ
2000
1
トゥナンテ
12週
0-0-0-1
1-1-0-4
GⅢ
GⅢ連勝中
2
アドマイヤカイザー
18週
0-0-1-0
2-2-0-0
なし
GⅢ2着2回、GⅠ4着、4歳馬
3
エイシンキャメロン
4週
0-0-0-2
0-1-0-2
GⅡ
1999
1
グラスワンダー
13週
3-1-0-2
1-0-0-0
GⅠ
2
メイショウオウドウ
4週
未経験
1-1-0-0
なし
前走重賞2着&2走前勝利、4歳馬
3
アンブラスモア
8週
0-1-0-0
4-1-2-4
GⅢ
前2走重賞連続連対
1998
1
サイレンススズカ
13週
2-0-0-2
3-0-0-1
GⅠ
2
エルコンドルパサー
21週
2-0-0-0
未経験
GⅠ
3
サンライズフラッグ
4週
未経験
0-1-0-1
GⅡ
1997
1
バブルガムフェロー
13週
4-0-2-1
3-0-2-0
GⅠ
2
ツクバシンフォニー
17週
2-3-1-0
2-0-2-0
なし
NHKマイルC2着、4歳馬
3
スピードワールド
17週
1-0-11
0-0-0-1
GⅢ
安田記念3着
1996
1
アヌスミラビリス
不明
未経験
不明
不明
4歳馬
2
トーヨーリファール
36週
1-0-0-4
1-1-0-1
GⅡ
3
バブルガムフェロー
28週
2-0-1-0
3-0-1-0
GⅠ

その他の気になる項目をまとめてチェックしてみた。表7から以下のことがお分かりいただけるであろう。

【間隔】・・・中5週以内は4頭のみ。ほとんどが関屋記念以前からの2ヶ月以上の休み明けとなっている。また、9月に出走していた4頭中3頭は3歳馬である。

【東京芝】・・・未経験と海外馬を除くと連対実績を持たないのは5頭いたが、5頭とも出走回数は2回以下だった。出走回数が多いにもかかわらず東京芝で連対実績を持たない馬は危ないものとみる。

【芝1800m実績】・・・GⅠ実績のある馬以外は連対経験が必須。海外馬を除くと連対実績のない馬は3歳のスピードワールドとエルコンドルパサーのみ。前者は古馬GⅠ3着、後者はGⅠ1着とそれ相応の結果を残していたことを考慮したい。

【重賞実績】・・・基本的にGⅡ以上の勝鞍がほしい。これに該当しない馬(勝鞍がGⅢまで)は「GⅢ2勝以上」、「GⅠ3着以内経験」、「前2走重賞連続連対」といったGU勝利に準ずるような実績が必要となってくる。(それでもない場合は4歳馬であること。)

 

■表7 枠別成績一覧
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
1枠
0
0
0
10
0%
0%
0%
2枠
1
3
1
5
10.0%
40.0%
50.0%
3枠
0
1
0
9
0%
10.0%
10.0%
4枠
2
1
1
6
20.0%
30.0%
40.0%
5枠
0
1
2
9
0%
8.3%
25.0%
6枠
4
0
2
9
26.7%
26.7%
40.0%
7枠
1
0
2
13
6.3%
6.3%
18.8%
8枠
1
3
1
14
5.3%
21.1%
26.3%

枠順であるが、偶数枠番が良績を残している。奇数枠番は全体でも3頭しか連対しておらず、ここ4年は全て偶数枠番での決着だ。ただのジンクスではあるかもしれないが、頭の片隅に入れておきたいところである。

 

【結論】

■表8 今年の毎日王冠の特別登録馬
馬名
性齢
東京芝
芝1800m
前走成績
重賞実績
備考
アサクサデンエン
牡7
6-1-1-3
1-1-2-0
安田記念2着 GⅠ1着  
オースミグラスワン
牡4
0-0-0-0
1-1-0-0
新潟記念6着 GⅢ1着 GⅢ1勝
カンパニー
牡5
0-0-0-3
3-3-0-3
宝塚記念5着 GU1着 東京芝不振
キンシャサノキセキ
牡3
0-0-1-0
0-0-0-0
NHKマイルC3着 なし  
クラフトワーク
牡6
1-1-1-2
1-1-1-2
エプソムC11着 GU1着  
グレイトジャーニー
牡5
0-0-2-3
2-0-0-5
札幌記念7着 GⅢ1着 GⅢ2勝、東京芝不振
サイドワインダー
牡8
0-1-0-3
3-1-1-2
京成杯AH7着 GⅢ1着 GⅢ3勝
サクラメガワンダー
牡3
0-0-0-1
1-0-0-0
ダービー10着 GⅢ1着 GⅢ1勝
スズカフェニックス
牡4
0-1-1-0
0-0-0-0
朝日CC4着 なし 重賞連対経験無し
ダイワバンディット
牡5
0-0-0-7
0-1-0-3
京成杯AH取消 GⅢ1着 GⅢ2着2回、東京芝不振
ダイワメジャー
牡5
0-0-0-5
0-1-1-1
宝塚記念4着 GⅠ1着 東京芝不振
ダンスインザムード
牝5
1-1-1-5
1-0-0-2
米国GⅢ1着 GⅠ1着 牝馬は不振
テレグノシス
牡7
5-4-2-6
1-2-0-1
関屋記念3着 GⅠ1着  
ハットトリック
牡5
3-0-0-4
1-0-0-3
宝塚記念7着 GⅠ1着  
マルカシェンク
牡3
0-0-0-1
0-0-0-0
ダービー4着 GU1着  
メジロマントル
牡9
2-0-0-2
1-0-0-1
オールカマー10着 GⅢ1着 GⅢ1勝のみ
ロジック
牡3
1-0-0-1
0-0-1-0
ダービー5着 GⅠ1着  
ローエングリン
牡7
2-2-1-7
2-2-1-2
京成杯AH4着 GU1着  

アサクサデンエンは2年連続安田記念連対の結果を残しており、今回はそれ以来の休み明けだ。実績的にも問題なく、中心と見ている。 東京の鬼、テレグノシスは7歳にこそなったが、当レースで2年連続連対中。夏1戦のローテーションにも好感がもてる。アサクサデンエン同様中心にしたい1頭である。
また、ハットトリックは宝塚記念からの休み明けのローテーションに東京実績、GⅠ実績と実績豊富である。良馬場前提で見直したい1頭だ。今回はこの3頭を中心としたい。


2005/6/5 東京11R 安田記念(G1) 1着7番 アサクサデンエン 2004/10/10 東京11R 毎日王冠(G2)1着 4番 テレグノシス
2005/6/5
東京11R 安田記念(G1)
1着7番 アサクサデンエン
2004/10/10
東京11R 毎日王冠(G2)
1着 4番 テレグノシス

 

一方で、今回はその他の有力馬にデータ的に危ないと判定するだけのの材料が揃っている。 ダイワメジャーやカンパニーなどの宝塚記念上位馬は東京芝の相性が目に見えて悪い。同じように東京で不振のダイワバンディットやグレイトジャーニーとともに、データ的には見送りとする。
前走海外重賞を勝利したダンスインザムードだが、牝馬にとってこのレースは鬼門。メジロドーベル、ファインモーション、シーイズトウショウクラスで超えられない壁は越えられないだろうということで、こちらも見送り。
3歳馬はGⅠ馬のロジックにマルカシェンク、サクラメガワンダー、キンシャサノキセキと春のGⅠを沸かせてきた馬が4頭揃って登録してきたが、表4のところで指摘した「GⅠ3着以内、4勝以上、着外1度のみ」の実績に該当する馬は皆無である。辛うじてロジックが勝利数が足りない(3勝)だけなので、この馬は一応抑えてみようと思う。
4歳馬優勢ということだが、今回登録のあった2頭(オースミグラスワン、スズカフェニックス)はともに実績不足と判断した。それなら復活を期して横山典騎手を確保したクラフトワークに期待してみたいと思っているところだ。

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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