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第87回 秋競馬開幕!!京成杯オータムハンデを占う!!

2006/9/6(水)

今週から秋競馬が開幕。東は中山、西は中京での開催が始まる。今開催は秋のGⅠを目指す馬たちのステップレースが毎週目白押しの開催であるが、その口火を切って日曜の中山では京成杯オータムハンデが開催される。秋競馬の開幕を告げる名物レースであるが、その傾向やいかに。

ここ2年はマイネルモルゲンが連覇、その前2年はブレイクタイムが連覇といつがいつだったか良くわからなくなりがちな京成杯オータムハンデ(以下、京成杯AH)。 だが、それ以前にはマイルチャンピオンシップを制するゼンノエルシドがレコードで制したり、古くは皐月賞馬ジェニュインが秋初戦にこのレースを選択→3戦目の天皇賞秋で2着といったこともあったように、それなりに秋のGⅠに繋がっていくレースである。
このレースを今週は占ってみようと思うが、いつものように検討を始めるに当たってまずは過去10年(2002年は新潟開催につき除いたため、過去9回分)の傾向から見ていきたいと思う。
(調査はJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。)

 

■表1 過去10年の京成杯オータムハンデの3着以内馬
馬名
性齢
騎手名
斤量
東西
前走
場名
距離
着順
2005
1
3
2
マイネルモルゲン
牡5
柴田善臣
57
関越S
新潟
ダ1800
4
2
4
5
ニシノシタン
牡5
吉田豊
54
関屋記念
新潟
芝1600
14
3
10
10
ウインラディウス
牡7
田中勝春
58
関屋記念
新潟
芝1600
11
2004
1
2
7
マイネルモルゲン
牡4
後藤浩輝
56
安田記念
東京
芝1600
7
2
5
1
シャイニンルビー
牝5
北村宏司
54
クイーンS
札幌
芝1800
10
3
1
2
マイネルソロモン
牡4
蛯名正義
56
関屋記念
新潟
芝1600
3
2003
1
6
14
ブレイクタイム
牡6
松永幹夫
58
西
サマーCh
佐賀
ダ1400
4
2
8
10
シベリアンホーク
牡3
江田照男
51
TUF杯
福島
芝1200
9
3
7
4
オースミコスモ
牝4
常石勝義
55
西
関屋記念
新潟
芝1600
1
2001
1
1
5
ゼンノエルシド
牡4
横山典弘
53
摩周湖特別
札幌
芝1500
1
2
2
7
クリスザブレイヴ
牡7
吉田豊
57
関屋記念
新潟
芝1800
2
3
3
3
イーグルカフェ
牡4
田中勝春
57
函館記念
函館
芝2000
9
2000
1
1
8
シンボリインディ
牡4
岡部幸雄
57
札幌記念
札幌
芝2000
5
2
3
10
トロットスター
牡4
的場均
56
関屋記念
福島
芝1700
5
3
9
6
ヴァイタルトラック
牝5
村田一誠
49
クイーンS
札幌
芝1800
11
1999
1
7
13
サンライズアトラス
牡5
安田康彦
54
西
新潟日報賞
新潟
芝1200
2
2
8
5
ドラゴンライト
牡5
木幡初広
53
西
漁火S
函館
芝1800
1
3
1
3
ブラックホーク
牡5
柴田善臣
57
関屋記念
新潟
芝1600
2
1998
1
1
9
シンコウスプレンダ
牡4
横山典弘
54
摩周湖特別
札幌
芝1500
1
2
3
2
タイキマーシャル
牡6
田中勝春
57.5
札幌日経OP
札幌
芝1800
3
3
6
5
ビッグサンデー
牡4
蛯名正義
58
西
安田記念
東京
芝1600
17
1997
1
2
1
クロカミ
牝4
岡部幸雄
54
UHB杯
函館
芝1800
2
2
7
6
プレストシンボリ
セ5
橋本広喜
56
キーンランドC
札幌
芝1000
5
3
6
5
クラウンシチー
牡7
柴田善臣
55
札幌日経OP
札幌
芝1800
11
1996
1
3
6
クラウンシチー
牡6
柴田善臣
54
関屋記念
新潟
芝1600
5
2
5
2
ビコーアルファー
牡6
大塚栄三郎
56
西
関屋記念
新潟
芝1600
3
3
8
12
トウホーケリー
牝5
土屋智紀
50
関屋記念
新潟
芝1600
8

過去10年の傾向を見てみたが、目を引いた点を以下にまとめてみたので、今回もひとつずつ説明していこうと思う。


■表2 東西別成績一覧
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
関東馬
7
7
7
55
9.2%
18.4%
27.6%
関西馬
2
2
2
24
6.7%
13.3%
20.0%

東西比較は、数の上では関東馬に軍配があがる。関東の重賞なのに関西馬が席巻ということも良く見られるが、このレースに関しては関東馬が数の上では優勢とみた。ただし、率でいくと関西馬は若干落ちる程度なので、関西馬だからといって軽視するのは良くないと思う。ただし、人気で狙うより、人気薄で狙った方がよさそうだ。

 

■表3 年齢別成績一覧
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
3歳馬
0
1
0
10
0%
9.1%
9.1%
4歳馬
5
1
4
12
22.7%
27.3%
45.5%
5歳馬
2
4
3
28
5.4%
16.2%
24.3%
6歳馬
2
2
0
16
10%
20%
20%
7歳以上馬
0
1
2
13
0%
6.3%
18.8%

年齢別比較でいうと、4歳馬には注目しなければならないということか。5歳まで含めると、過去10年の9回中、7回で4歳か5歳馬が必ず連対しているのだが、3歳馬はわずか1連対。この時期の3歳馬が古馬を相手にするのはまだ時期が若干早いものかと思われる。

 

■表4 脚質別成績一覧
脚質
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
逃げ馬
2
2
2
6
16.7%
33.4%
50.0%
先行馬
2
4
2
20
7.1%
21.4%
28.6%
差し馬
4
2
4
23
12.1%
18.2%
30.3%
追込み馬
1
1
1
29
3.1%
6.3%
9.4%

開幕週なので、先行馬が強いはずなのだが、過去10年を見てみると、2003年以前と以降で若干レースの質が変わったように思える。以前はそれなりに追込みが利いていたが、ここ3年間(2003年〜2005年)では連対馬は全て4コーナー5番手以内であった。奇しくも同時期に改修された直線の長い新潟競馬場にて前週まで騎乗していたことによる何らかの影響があるのかもしれない。

 

■表5 斤量別成績一覧
斤量
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
51kg以下
0
1
2
12
0%
6.7%
20.0%
52kg
0
0
0
9
0%
0%
0%
53kg
1
1
0
8
10.0%
20.0%
20.0%
54kg
4
2
0
18
16.7%
25.0%
25.0%
55kg
0
0
2
12
0%
0%
14.3%
56kg
1
3
1
12
5.9%
23.5%
29.4%
57kg
2
1
2
4
22.2%
33.3%
55.6%
57.5kg
0
1
0
3
0%
25.0%
25.0%
58kg
1
0
2
0
33.3%
33.3%
100.0%

ハンデ戦なので、ここは重要。 斤量53-54キロがこのレースは強い。一方で、56キロ以上もそれなりの健闘を見せている。ここ4年は54キロ以下と56キロ以上という軽量+重ハンデ馬という組合せになっている。軽ハンデ馬と重ハンデ馬の中からそれぞれ注目する馬を見つけておくと良いかと思う。
また、斤量58キロの3着内率はこれまでのところ100%(ブレイクタイム1着、ビッグサンデーとウインラディウス3着)で、注目に値するだろう。

 

■表6 京成杯で前走比+1kgで出走した馬
馬名
斤量
備考
2005 12 マイネルソロモン 57.0 重賞勝ちなし
2005 3 ウインラディウス 58.0 京王杯SC、東京新聞杯
2005 5 キネティクス 56.0 重賞勝ちなし、休養明け
2003 1 ブレイクタイム 58.0 前年勝馬、安田記念2着
2003 3 オースミコスモ 55.0 関屋記念
2001 2 クリスザブレイヴ 57.0 重賞勝ちなし
2000 1 シンボリインディ 57.0 NHKマイルC
1999 3 ブラックホーク 57.0 ダービー卿CT

昨年の当レースの分析記事によると、今回斤量が増えていた馬が有利とのことなので、調べてみたのだが、表6が示すように、『今回1キロの斤量増で京王杯AHに出走してきた馬』という条件で検索してみると、過去10年で8頭がいたのだが、重賞勝利馬に限ってみると5頭全てが3着以内に好走している。該当馬の出走があれば注目してみたいところだ。

 

■表7 関屋記念からの臨戦馬のうち当レースで3着以内に入った馬の成績一覧
馬名 京成杯 関屋記念
人気 着順 着順 4角
2005
ニシノシタン
4
2
14
2
ウインラディウス
10
3
11
12
2004
マイネルソロモン
1
3
3
11
2003
オースミコスモ
7
3
1
4
2001
クリスザブレイヴ
2
2
2
1
2000
トロットスター
3
2
5
3
1999
ブラックホーク
1
3
2
3
1997
クラウンシチー
1
1
1
2
ビコーアルファー
5
2
3
5
トーホウケリー
8
3
8
2

前走欄で最も目立つのが関屋記念組。勝ち馬こそ1頭のみだが、3着内という点でみると表7でおわかりのように、10頭を占めている。
このレースの出走馬で京成杯AHで好走する馬は、関屋記念で先行していた馬(4コーナー5番手以内)が多い。開幕週で先行有利というだけに、直線の長い新潟の重賞で結果は別としても、先行していた経験が生きるのかと推測する。

 

■表8 枠別成績一覧
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
1枠
1
1
0
9
9.1%
18.2%
18.2%
2枠
1
2
3
5
9.1%
27.3%
54.5%
3枠
0
1
1
9
0%
9.1%
18.2%
4枠
0
1
0
11
0%
8.3%
8.3%
5枠
2
1
2
8
15.4%
23.1%
38.5%
6枠
0
2
1
10
0%
15.4%
23.1%
7枠
4
0
1
12
23.5%
23.5%
29.4%
8枠
1
1
1
15
5.6%
11.1%
16.7%

枠番は特に意識する必要はないが、1,2枠の内目の枠と5枠以降を軽くマークしておくとよいだろう。特に2枠に入った馬は要チェック。

上記以外で気になった項目は以下の通りである。

・表1の馬で、シンコウスプレンダ、ゼンノエルシド、トロットスター以外には全て芝1600mでの勝鞍があった。特に芝1600mの重賞に勝鞍がある馬に注目したい。
・前走は主に新潟組と北海道組に分かれる。前者は関屋記念が中心となっている一方で、後者は条件戦からOP、重賞まで様々。
・あまり騎乗機会がないが、武豊騎手は1997年にはダンディコマンドで、2003年にはミレニアムバイオでそれぞれ1番人気を裏切っている。
・長期休養明けは割引。ほとんどの馬が夏場に出走している。安田記念よりも前からの休養明けには疑問符がつく。

 

【結論】

■表9 今年の京成杯AHの特別登録馬
馬名
性齢
斤量
東西
前走成績
重賞実績
備考
インセンティブガイ
牡5
57
西
安田記念6着 '04京王杯SC2着  
オーゴンサンデー
牝7
51
NSTOP8着    
カンファーベスト
牡7
57
関屋記念1着 朝日CC1着 前走比+1キロ
キネティクス
牡7
55
西
ダービー卿CT3着   休養明け
ケイアイガード
牡5
56
西
関屋記念9着 ラジオたんぱ賞1着 関屋記念4角1番手
サイドワインダー
牡8
57.5
西
新潟記念11着 京都金杯1着他  
シンボリウエスト
セン6
53
摩周湖特別1着   藤澤&摩周湖特別組
スクールボーイ
牡6
53
新潟日報層1着    
ステキシンスケクン
牡3
54
西
アイビスSD12着 アーリントンC1着  
ストーミーカフェ
牡4
56
函館記念11着 共同通信杯1着他  
ダイワバンディット
牡5
56
関屋記念2着 新潟2歳S1着 関屋記念4角1番手
フォーカルポイント
牡5
55
キャピタルS2着 京成杯1着 長期休養明け
ペールギュント
牡4
55
西
関屋記念6着 デイリー杯2歳S1着他  
マイネサマンサ
牝6
55
西
クイーンS8着 京都牝馬S1着  
マイネルスケルツィ
牡3
54
NHKマイルC10着 ニュージーランドT1着  
マイネルハーティー
牡4
55
西
UHB杯7着 ニュージーランドT1着  
マイネルモルゲン
牡6
57.5
関越S3着 京成杯AH1着他  
ムーンシャイン
牡5
54
晩春S13着   休養明け
メイショウオウテ
牡4
55
西
札幌日刊S杯4着    
メジロハンター
牡4
54
NSTOP3着    
ローエングリン
牡7
58
関屋記念4着 マイラーズC1着他 斤量58キロ
ワディラム
牝5
53
西
関屋記念5着   関屋記念4角5番手

カンファーベストは前走で関屋記念で復活の勝利を飾った。今回は+1キロで57キロとなっているが、表6を根拠に重賞勝ちのある前走比+1キロの有利さを買って一応の本命と見ている。その他は関屋記念を先行していたダイワバンディットローエングリンワディラムケイアイガードをデータ的には抑えておきたいところだ。ローエングリンは斤量58キロではあるが、該当斤量を背負った馬の好走が目立つことからも、相手、ヒモ候補に加えてみたいところである。これらの馬のうち、枠順発表後、内枠に入った馬がいたらその馬を中心にしてみるのが良いのではないだろうか。
上位人気が予想されるインセンティブガイは安田記念の健闘は認めても、人気サイドだと相性の悪い関西馬であるのがネック。中心視したい馬だが、データ的にはヒモ程度にとどめておく。また、NHKマイルCで人気だったマイネルスケルツィは軽ハンデが魅力だが、当レースにおける3歳馬の不振からも人気が出るようなら今回は見送るのが妥当かと思っている。それならば同じマイネルでも3連覇のかかるマイネルモルゲンの再度の好走を期待してみたいところである。

 

関屋記念 カンファーベスト
読売マイラーズカップ ローエングリン

 

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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