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第79回 サマースプリントシリーズ第二弾!!アイビスSDを占う!!

2006/7/12(水)

 

今週は今年から始まったサマースプリントシリーズ第二弾のアイビスSDが行なわれる。今週から新潟開催が始まることや、レースの開催時期が開幕週に繰り上がったこともあり、例年のようには行かなくなっている気がするが、過去のレース傾向と独特なコース形態をもとに占ってみようと思う。

2001年に新潟競馬場が改装された際に新設された当レースも今年で6回目を迎える。昨年までは8月のお盆過ぎに行われており、新潟における真夏の風物詩となっていたが、今年は2連続開催の開幕週に繰り上がり、絶好の芝コンディションでの超スピード競馬が見られるのではないかと思う。 まずは過去5年の傾向から見ていきたいと思う。
(調査はJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。)

 

■表1 過去5年のアイビスSDの連対馬
着順
人気
馬番
馬名
性齢
騎手名
斤量
4角
前走
場名
距離
着順
2005
1
7
7
テイエムチュラサン
牝3
田嶋翔
51
1
新潟日報賞
新潟
芝1000
6
2
2
10
ウェディングバレー
牝4
後藤浩輝
54
1
新潟日報賞
新潟
芝1000
2
3
4
12
スピニングノアール
牡4
中舘英二
56
4
疾風特別
新潟
芝1000
3
2004
1
1
5
カルストンライトオ
牡6
大西直宏
56
1
函館SS
函館
芝1200
3
2
3
12
タカオルビー
牝4
吉田豊
54
3
新潟日報賞
新潟
芝1000
1
3
4
9
ネイティヴハート
牡6
石崎隆之
56
8
NSTOP
新潟
芝1400
2
2003
1
6
7
イルバチオ
牝6
左海誠二
54
12
関屋記念
新潟
芝1600
5
2
5
12
ティエッチグレース
牝6
小林久晃
54
1
バーデンバーデンC
福島
芝1200
1
3
10
2
トーセンオリオン
牡3
向山牧
53
4
NHKマイルC
東京
芝1600
10
2002
1
2
12
カルストンライトオ
牡5
大西直宏
56
1
小倉日経OP
小倉
芝1200
3
2
1
5
ブレイクタイム
牡5
松永幹夫
56
3
NSTOP
新潟
芝1400
2
3
5
4
タイキメビウス
牝5
小林久晃
54
8
飯豊特別
新潟
芝1400
1
2001
1
2
2
メジロダーリング
牝5
吉田豊
54
5
函館SS
函館
芝1200
1
2
4
6
シンボリスウォード
牡6
後藤浩輝
56
1
札幌日刊OP
札幌
芝1200
5
3
1
5
カルストンライトオ
牡3
熊沢重文
53
1
北九州短距離S
小倉
芝1200
1

一通り見たところ、牝馬が強いというのが第一印象ではなかろうか。 連対馬10頭中6頭もが牝馬というのは注目すべき特徴であろう。(過去3年の連対馬6頭中5頭が牝馬というのも驚異的だが。)
次に注目したいのが、やはり脚質。毎年必ず逃げ馬が連対しているため、先行脚質の馬は必然的に要チェックとなる。2004年のイルバチオ以外は全て4角(といっても直線コースなので微妙だが)5番手以内ということがお分かりいただけるだろう。

また、実績としては、特殊なコースでのレースだけに
・新潟芝1000mへの出走経験
・重賞連対実績
のどちらかは過去5年の連対馬全てが該当している。
過去3年は連対馬6頭中5頭が牝馬だが、彼女らは準オープン以上の芝1200m以下戦に勝利実績をもっており、人気から穴人気まで幅広く狙えることもあり、日程変更がどう影響をあたえるかわからないが、近年のトレンドと言える感じがしている。

日程変更があるため、当然ここだけで結論付けるわけにはいかないため、今度は直線芝1000mというコース形態についてみて行きたいと思う。

 

■表2-1 枠別成績一覧
(新潟直線芝1000m、500万以上クラス、2001年以降)
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
1枠
4
5
3
124
2.9%
6.6%
8.8%
2枠
3
9
6
124
2.1%
8.5%
12.7%
3枠
4
11
12
115
2.8%
10.6%
19.0%
4枠
9
5
11
123
6.1%
9.5%
16.9%
5枠
11
14
8
120
7.2%
16.3%
21.6%
6枠
10
14
6
128
6.3%
15.2%
19.0%
7枠
16
12
12
141
8.8%
15.5%
22.1%
8枠
24
12
23
124
13.1%
19.7%
32.2%

新潟芝1000mは外枠有利ということは聞いていたが、実際調べてみたところ外の方(5枠より外、特に8枠)が有利そうだ。これは開催が進むにつれ(通常、夏の新潟開催は2開催連続で開催される)、内が荒れるため、芝の状態が良い外枠が有利となっているようなのだが、『それなら、開幕週はどうなんだ?』ということで、もうひとつ『開催1,2日目(連続開催の2回目は除く)』という条件で調べてみようと思う。

 

■表2-2 枠別成績一覧 (新潟直線芝1000m、500万以上クラス、2001年以降、連続開催の2回目は除いた開催1,2日目)
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
1枠
1
1
1
26
3.4%
6.9%
10.3%
2枠
1
2
0
28
3.2%
9.7%
9.7%
3枠
4
2
4
20
13.3%
20.0%
33.3%
4枠
5
1
2
24
15.6%
18.8%
25.0%
5枠
1
2
2
28
3.0%
9.1%
15.2%
6枠
1
2
1
31
2.9%
8.6%
11.4%
7枠
1
4
4
32
2.4%
12.2%
22.0%
8枠
4
4
4
30
9.5%
19.0%
28.6%

表2-2を見ると、外枠もそれなりの数字を残しているが、それよりは3枠、4枠と真ん中やや内よりの枠も有利といった感じがする。表2-1と見比べると、徐々に開催が進んでいくため、直線コースでは外側に進路を取ろうとするため、外枠が有利気味になるが、開幕週に限って言うと、外枠の馬は通常通り外側に進路を取るが、内目の枠の馬は芝状態が良いため、無理して外側に進路を取らないため、距離ロスが生じずにそれなりの成績が残せているのではないかと思われる。

 

■表3 脚質別成績一覧(新潟直線芝1000m、500万以上クラス、2001年以降)
脚質名
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
逃げ
28
27
15
94
17.1%
33.5%
42.7%
先行
21
26
18
162
9.3%
20.7%
28.6%
中団
21
22
34
409
4.3%
8.8%
15.8%
後方
11
7
14
332
3.0%
4.9%
8.8%

アイビスSDの過去成績からもわかるとは思うが、実際、前に行った方が強いというのが一目瞭然かと思う。勝率、連対率、3着内率ともに先行から後方に行くにつれ徐々に数字が悪くなっているのは非常にわかりやすい結果だと思う。基本に忠実に攻めるならば、この距離においては逃げ先行馬を重視して買った方が良いということだろう。

 

■表4 騎手別成績一覧(新潟直線芝1000m、500万以上クラス、2001年以降)
#
騎手名
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
1
柴田善臣
13
3
3
19
34.2%
42.1%
50.0%
2
中舘英二
7
6
8
32
13.2%
24.5%
39.6%
3
北村宏司
4
2
2
28
11.1%
16.7%
22.2%
4
後藤浩輝
4
2
2
17
16.0%
24.0%
32.0%
5
田中勝春
3
4
0
30
8.1%
18.9%
18.9%
6
大西直宏
3
3
5
37
6.3
12.5
22.9
11
西田雄一
2
2
2
1
28.6%
57.1%
85.7%
12
安藤勝己
2
0
2
1
40.0%
40.0%
80.0%

次は騎手成績。現時点での関東リーディングの上位3騎手(柴田、後藤、中舘各騎手)がそれぞれランクインしているが、この条件では柴田善臣騎手が頭ひとつ抜けているという感じがする。3着内率50%というのは優秀だと思う。中舘、後藤の両騎手も柴田善臣騎手に次いだ素晴らしい数字を残しているので、彼らも要注目なそんざいである。
また、今回アイビスSDに騎乗があるかわからないが、西田騎手、安藤勝己騎手も少ない騎乗ながらも立派な成績を残しているので該当条件で騎乗機会がある場合には積極的に狙ってみたいところである。

 

■表5 種牡馬別成績一覧(新潟直線芝1000m、500万以上クラス、2001年以降)
#
種牡馬名
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
3着内率
1
サクラバクシンオー
8
10
8
58
9.5%
21.1%
31.0%
2
ウォーニング
4
0
2
13
21.1%
21.1%
31.6%
3
アフリート
3
3
4
29
7.7%
15.4%
25.6%
4
タイキシャトル
3
1
2
12
16.7%
22.2%
33.3%
5
フジキセキ
3
0
0
14
17.6%
17.6%
17.6%

最後は種牡馬。数字の上では大きな差は見られないが、数から言ったらやはりサクラバクシンオー産駒(アイビスSDには4頭が登録)が幅を利かせているといった印象が強い。着外数が多いとはいえ、3着内回数合計26回というのは大きな実績かと思う。今回登録のあるのあるウォーニング、タイキシャトル(各1頭登録)も率の上では遜色ないのでこのあたりは注目してみたいところである。

 

【結論】

アイビスSD有力馬探しについての結論であるが、今回の記事で見ていったチェックポイントを下記にまとめてみたので再度ご確認いただきたい。

【レース傾向】
1:牝馬優勢(準オープン以上の芝1200m以下戦勝利が欲しいところ)
2:新潟芝1000mの経験もしくは重賞連対実績が必要
【枠順】
外枠(特に8枠)有利も開幕週は3,4枠にも注意
【脚質】
逃げ、先行が有利。とくに逃げ馬は要チェック。
【騎手】
柴田善臣騎手、中舘、後藤騎手が好成績。
【血統】
サクラバクシンオー産駒が数的には多く占めている。ウォーニング産駒、タイキシャトル産駒も好成績。

次に下記に特別登録馬一覧をまとめたので見ていきたい。上記チェックポイントと照らし合わせながら見ていきたい。

 

■表6 今年のアイビスSDの特別登録馬
馬名
性齢
斤量
前走成績
重賞実績
新潟芝1000m
備考
ウエディングバレー
牝5
54
TUF杯11着 '05アイビスSD2着 1-2-0-0
カネツテンビー
牝7
54
CBC賞9着 '05CBC賞2着 0-0-0-3
キーンランドスワン
牡7
57
函館SS10着 '05高松宮杯2着 1-0-0-2
コスモラブシック
牡7
56
バーデンバーデンC15着 1-0-1-1
サチノスイーティー
牝3
51
白河特別1着 0-0-0-0
ステキシンスケクン
牡3
53
NHKマイルC17着 '06アーリントンC1着 0-0-0-0 柴田善臣騎手騎乗予定
スピニングノアール
牡5
56
TUF杯9着 '05アイビスSD3着 1-1-2-0
ダイワメンフィス
牡5
56
バーデンバーデンC1着 ? 0-0-1-0 ウォーニング産駒
チアズヒカリ
牝6
54
鶴ヶ城特別1着 0-0-0-0
テイエムチュラサン
牝4
54
CBC賞16着 '05アイビスSD1着 1-0-0-1 タイキシャトル産駒
フサイチホクトセイ
牡5
56
函館SS13着 1-0-0-0
プレシャスカフェ
牡7
56
函館SS8着 '04CBC賞1着他 0-0-0-0
ホーマンテキーラ
牡4
56
京葉S6着 '05セントウルS2着 0-0-0-0 サクラバクシンオー産駒
マリンフェスタ
牝3
51
バーデンバーデンC4着 1-0-0-0 サクラバクシンオー産駒
マルターズホーク
牡9
56
バーデンバーデンC14着 0-0-2-1
リガードシチー
牡5
56
三年坂特別4着 0-0-0-0 サクラバクシンオー産駒
レイズアンドコール
牝5
54
さくらんぼ特別1着 1-1-0-0 サクラバクシンオー産駒

ステキシンスケクンは前2走が二桁着順だが、GⅠで距離が合わずということであり、また、鞍上にこの距離好調の柴田善臣騎手を確保し、3歳馬の軽い斤量で勝負になるのではと見ている。
前2走連勝中の好調ダイワメンフィスであるが、こちらは好相性のウォーニング産駒に北村騎手ということで同じく十分勝利を狙えるのではないかと見ている。
昨年の覇者テイエムチュラサンであるが、近走あまり冴えていない点が気がかり。それならば同じ牝馬でレイズアンドコールがデータからは浮上する。新潟芝1000mでの勝利経験に加え、この距離得意のサクラバクシンオ−産駒ということで、好相性の牝馬ならこの馬の一発に期待してみたいところだ。同じサクラバクシンオー産駒ということでは、1200m重賞のセントウルSでの連対実績を持つ中舘騎手を予定しているホーマンテキーラに触手が伸びるといった感じだ。

全て先行できる脚質の馬なので、あとは枠順(1,2枠以外のほうがよさそうだ)をチェックして最終結論を出していただければと思う。筆者的にもそろそろ会心の的中といきたい所であるが、結果やいかに。 (出走可否や騎手については水曜午前時点での筆者が調査した情報なので変更の際にはご容赦願います。)

 

2006 アーリントンカップ 優勝馬 ステキシンスケクン

 

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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