第75回 2007年のダービー馬を狙え!!P−1グランプリを占う!!|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第75回 2007年のダービー馬を狙え!!P−1グランプリを占う!!

2006/6/14(水)

P1グランプリ開催

 

ダービーも終わり、今週からは新馬戦が始まる。また、今月から始まったグリーンチャンネル、JRA−VAN共催の『P−1グランプリ』も開催されている。今回は今年の2歳馬戦線を過去のデータをもとに占ってみようと思う。

ダービーも終わり、今週から夏競馬に突入する。函館、福島、京都の各開催で待ちに待った2歳馬がいよいよデビューすることとなっているのだが、 今年はグリーンチャンネルとJRA−VANでバーチャルオーナーゲームのP−1グランプリなるものが開催されている。詳しくはこちら。
ユーザは指名馬を10頭選び、その指名馬の稼いだポイントで競いあうゲームとなっているが、『ポイントシェアシステム』なるシステムが導入されており、どうやら巷のものは違って一筋縄ではいかないゲームのようだ。下記の項目について来年のダービーまで、もしくは本年末まで争っていくものとなっている。

「金の馬賞」
JRA主催レースで、指名馬が獲得した本賞金額を指名者数で分配(ポイントシェア)したポイント数の総合計(ベストポイント)で競う。

「銀の馬賞」
JRA主催レースで、指名馬が獲得した本賞金額を、そのままポイントとして加算した総合計(トータルポイント)で競う。

「単勝回収率賞」
JRA主催レースで、指名馬の単勝払戻金額の合計を、出走レース数×100円の金額で割った時の回収率(小数点2桁まで)で競う。

「2歳ベストポイント賞」
2歳終了時点でのベストポイントで競う。

単純に人気必至のディープインパクトを指名すればよいという類のゲームではなく、金の馬賞を狙うなら大きいところを勝たずとも、確実に賞金を稼いでくれる、指名者数の少ない馬を選ばねばならない。勝手が違うので各ユーザは頭を悩ませることとなるであろう。
ということで、今回はいつものレース分析とはうって変わって、P−1グランプリを攻略するための参考となるデータを調査、紹介していきたいと思う。
ただ、今から1年を見越してというのもあまり現実的ではないため、今回は2歳戦に的を絞り、昨年の2歳戦のデータを中心に分析し、2歳馬賞を狙いつつも、3歳以降にも繋がるような馬を探せるようにしたいと思う。
(調査はJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。)

 

■表1 2005年の2歳戦の調教師毎の着度数
順位
調教師
所属
1着
2着
3着
着外
出走
勝率
連対率
複勝率
1走当賞金
平均着順
平均人気
1
瀬戸口勉
栗東
13
7
3
13
36
36.1%
55.6%
63.9%
629万
3.6着
2.8人気
2
松田博資
栗東
11
12
7
11
41
26.8%
56.1%
73.2%
397万
3.1着
2.9人気
3
堀井雅広
美浦
8
10
4
26
48
16.7%
37.5%
45.8%
182万
5.6着
5.1人気
4
橋口弘次郎
栗東
7
9
7
37
60
11.7%
26.7%
38.3%
155万
5.1着
4.8人気
5
山内研二
栗東
7
7
7
28
49
14.3%
28.6%
42.9%
164万
5.0着
4.0人気
6
藤澤和雄
美浦
7
7
3
14
31
22.6%
45.2%
54.8%
321万
3.9着
1.7人気
7
北橋修二※
栗東
7
5
4
20
36
19.4%
33.3%
44.4%
232万
5.0着
4.1人気
8
松田国英
栗東
7
4
0
15
26
26.9%
42.3%
42.3%
557万
4.9着
3.7人気
9
浅見秀一
栗東
7
0
3
27
37
18.9%
18.9%
27.0%
172万
5.9着
5.2人気
10
伊藤圭三
美浦
6
8
1
47
62
9.7%
22.6%
24.2%
132万
7.7着
5.9人気
13
池江泰寿
栗東
6
5
0
11
22
27.3%
50.0%
50.0%
370万
4.2着
3.4人気
36
白井寿昭
栗東
4
7
5
12
28
14.3%
39.3%
57.1%
265万
4.1着
4.3人気
42
森秀行
栗東
4
4
1
8
17
23.5%
47.1%
52.9%
372万
5.9着
3.8人気
※1 北橋調教師は2006年2月に引退。

まず、調教師ということだが、今春のクラシックを沸かせた上位2強の瀬戸口調教師、松田博調教師が中心といったところだろう。
1位に輝いたのは2冠馬メイショウサムソンを管理する瀬戸口調教師。メイショウサムソン、マルカシェンクといったところで稼いでいるということもあるが、勝率、連対率、複勝率など申し分なし。人気必須であるが、確実に賞金を稼いでくるので、ぜひお手馬には加えたい調教師の一人である。(ただし来年2月末で定年とのこと。)

牡牝ともに春クラシックでは無冠に終わった松田博資調教師が第二位。2歳から確実に稼いでくるので、また、中央の調教師の中で一番平均着順が良い(3.1着)ため、瀬戸口調教師同様、お手馬には是非入れておきたいところだ。
ランキングの中では本来リーディングトレーナーであるはずの藤澤調教師が7位に留まっている。今年当たり巻き返して来そうであり、また、平均着順が3.9着なので確実に賞金を稼いでくるのであるが、人気が平均で1.7人気と異常に高いため、指名者数も多く集まりポイントをシェアすると低くなるのではないかと見ている。

ランク外では
池江泰寿調教師(13位、22回出走1着6回2着5回、連対率50%)
白井寿昭調教師(36位、28回出走1着4回2着7回も平均4.3人気で平均4.1着で人気より着順が上回っている)
森秀行調教師(42位、17回出走1着4回2着4回、連対率47%、1走あたり賞金も高額)
などが有力な気がしているが、全体的に著名な調教師が上位に顔を出しているところをみると、無難な調教師の管理馬を選ぶべきであるということであろうかと思う。

 

■表2 2005年の2歳戦の種牡馬毎の着度数
順位
種牡馬名
1着
2着
3着
着外
出走
勝率
連対率
複勝率
1走当賞金
平均着順
平均人気
1
アグネスタキオン
27
20
16
93
156
17.3%
30.1%
40.4%
214万
5.4着
4.4人気
2
サンデーサイレンス
26
21
20
47
114
22.8%
41.2%
58.8%
308万
4.3着
2.7人気
3
フレンチデピュディ
26
19
24
76
145
17.9%
31.0%
47.6%
223万
5.3着
4.2人気
4
スペシャルウィーク
23
24
16
130
193
11.9%
24.4%
32.6%
223万
6.2着
5.7人気
5
サクラバクシンオー
21
17
28
131
193
10.7%
19.3%
33.5%
168万
5.8着
4.8人気
6
フジキセキ
20
14
14
68
116
17.2%
29.3%
41.4%
195万
5.1着
4.8人気
7
クロフネ
18
8
11
72
109
16.5%
23.9%
33.9%
248万
6.1着
5.3人気
8
グラスワンダー
13
16
10
98
137
9.5%
21.2%
28.5%
129万
6.8着
6.8人気
9
エルコンドルパサー
13
11
9
63
96
13.5%
25.0%
34.4%
172万
6.1着
5.4人気
10
ブライアンズタイム
13
11
9
67
100
13.0%
24.0%
33.0%
128万
6.5着
5.1人気
※ サンデーサイレンス、エルコンドルパサーは本年度以降産駒はない

さて、バーチャルオーナーゲームにおいて、最も注目する血統であるが、表2のような結果になった。
現3歳世代(昨年の2歳世代)がラストクロップとなったサンデーサイレンスであるが、意外と2位であった。1位は後継種牡馬として注目されるアグネスタキオンの初年度産駒たちだ。NHKマイルカップを勝利したロジックに新潟2歳ステークス勝利のショウナンタキオン他25頭が勝ちあがっている(25頭で27勝ということは逆に言うと2勝以上したのは先述の2頭だけであり、それは寂しい限りでもあるのだが・・・)。勝ち上がりを優先するなら加えてみるのも良いかもしれない。

そのサンデーサイレンスであるが、2位となっている。1位でないのが意外だが、勝率、連対率、複勝率ともにダントツの1位であり、まさに大種牡馬といった感じである。今年度は産駒はいないので、昨年の26勝を他の種牡馬で分け合う形になるため、この行方がファンとしては気になるところである。

本年も産駒がいる種牡馬で見てみると、フレンチデピュティ、クロフネ、グラスワンダーにおなじみのブライアンズタイムといった非サンデーサイレンスといった種牡馬と、アグネスタキオン、スペシャルウィーク、フジキセキといったサンデーサイレンス系が中心となっているようだ。(フレンチデピュティの数字は評価できるものだが、全体的に見ると、サンデーサイレンス系の種牡馬の好調が目立つようだ。)

 

■表3 2005年の2歳戦の母の父の種牡馬毎の着度数
順位
種牡馬名
1着
2着
3着
着外
出走
勝率
連対率
複勝率
1走当賞金
平均着順
平均人気
1
サンデーサイレンス
35
22
19
156
232
15.1%
24.6%
32.8%
241万
6.5着
6.1人気
2
ノーザンテースト
16
20
22
188
246
6.5%
14.6%
23.6%
92万
7.2着
7.3人気
3
マルゼンスキー
16
11
12
143
182
8.8%
14.8%
21.4%
109万
7.4着
7.5人気
4
トニービン
15
15
12
133
175
8.6%
17.1%
24.6%
125万
6.9着
6.8人気
5
サクラユタカオー
10
4
8
56
78
10.7%
19.3%
33.5%
137万
7.2着
7.6人気
6
ヘクタープロテクター
9
7
7
44
67
13.4%
23.9%
34.3%
150万
6.3着
6.9人気
7
リアルシャダイ
8
10
11
108
137
5.8%
13.1%
21.2%
100万
7.1着
7.1人気
8
ジェイドロバリー
8
8
10
51
77
10.4%
20.8%
33.8%
130万
6.3着
6.1人気
9
Woodman
8
8
5
47
68
11.8%
23.5%
30.9%
126万
6.1着
5.5人気
10
ドクターデヴィアス
8
4
6
39
57
14.0%
21.1%
31.6%
163万
6.4着
6.6人気
※ サンデーサイレンス、エルコンドルパサーは本年度以降産駒はない

続いて、母の父について。
平均着順的には大きな違いは見られないが、その他ではやはりサンデーサイレンスの力が偉大なようだ。1走当たり賞金を見てもらえればわかるであろう。
それに続くのがランキング的にはノーザンテースト、マルゼンスキーといった大御所なわけだが、数字を見ると率的にはあまりよくないため、それならばということではサクラユタカオー、ヘクタープロテクター、ジェイドロバリー、Woodman、ドクターデヴィアスあたりにいってみるとよいのではないかと思われる。サクラユタカオー、ジェイドロバリーなどは地味な感じがしないでもないが、堅実に走ってくれると思う。

母父はサンデーを選ぶというのはひとつの有力な手段となりそうなのがわかったので、今度は母父サンデーサイレンスの場合はどんな種牡馬の子が走っているのかについて調べてみた。

 

■表4 2005年の2歳戦での、母父サンデーサイレンスである馬の父の種牡馬ごとの着度数
順位
種牡馬名
1着
2着
3着
着外
出走
勝率
連対率
複勝率
1走当賞金
平均着順
平均人気
1
フレンチデピュティ
8
5
3
14
30
26.7%
43.3%
53.3%
256万
5.1着
3.7人気
2
エルコンドルパサー
5
4
2
14
25
20.0%
36.0%
44.0%
290万
5.2着
4.8人気
3
グラスワンダー
5
3
2
15
25
20.0%
32.0%
40.0%
296万
4.9着
5.7人気
4
エンドスウィープ
4
2
2
14
22
18.2%
27.3%
36.4%
386万
5.1着
4.6人気
5
クロフネ
4
0
0
12
16
25.0%
25.0%
25.0%
729万
6.2着
4.6人気
※1 エルコンドルパサー、エンドスウィープは本年度の産駒はなし
※2 6位以下は勝ち上がりが1頭の種牡馬ばかりだったため、省略した

この中では断然フレンチデピュティ(父フレンチデピュティ×母父サンデーサイレンス)を推奨したい。この組み合わせの競走馬で昨年出走した馬は9頭いたわけだが、そのうち7頭が勝ちあがっており、仕上がりの良さが見込めそうである。(マルカアイチャン、ナイスヴァレー、チアズガディスなど)
グラスワンダー(父グラスワンダー×母父サンデーサイレンス)の平均人気より平均着順が上回っている点がとても魅力的である。

エルコンドルパサー、エンドスウィープに関しては今年度産駒がいないのであまり参考にできないが、このあたりはどちらかというと仕上がりの早い種牡馬の産駒が上位を占めているような気がする。

 

■表5 2005年の2歳戦の生産者ごとの着度数
順位
生産者
1着
2着
3着
着外
出走
勝率
連対率
複勝率
1走当賞金
平均着順
平均人気
1
ノーザンファーム
55
42
35
136
268
20.5%
36.2%
49.3%
279万
4.8着
4.0人気
2
社台ファーム
43
33
37
129
242
17.8%
31.4%
46.7%
229万
4.9着
4.6人気
3
白老ファーム
17
19
12
62
110
15.5%
32.7%
43.6%
259万
5.4着
4.5人気
4
西山牧場
10
10
5
33
58
17.2%
34.5%
43.1%
245万
5.1着
5.2人気
5
下河辺牧場
9
3
3
44
59
15.3%
20.3%
25.4%
154万
7.1着
6.4人気
6
千代田牧場
6
15
5
35
61
9.8%
34.4%
42.6%
134万
5.6着
5.2人気
7
メジロ牧場
6
2
7
19
34
17.6%
23.5%
44.1%
169万
5.8着
4.7人気
8
グランド牧場
5
6
7
67
83
6.0%
13.3%
19.3%
64万
8.5着
8.3人気
9
ビッグレットファーム
5
1
3
47
56
8.9%
10.7%
16.1%
71万
7.0着
7.4人気
10
高昭牧場
4
5
5
34
48
8.3%
18.8%
29.2%
106万
6.0着
6.1人気

生産者部門においては、わかっていたことだが、社台グループのノーザンファーム、社台ファーム、白老ファームといったところで上位独占となっている。ノーザンファーム、社台ファーム、白老ファームで数字の違いこそあれど、率的にはどこも遜色がないため、お手馬に加えることを避けては通れないといったほどの存在感である。

これに追いすがるグループの中で推奨したいのは西山牧場(『ニシノ』の産駒など)、千代田牧場、メジロ牧場だ。
数こそ社台系の3牧場に遅れを取っているが、勝率、連対率、複勝率はともに引けをとっていない。また、平均着順が5着台でとどまっているところも好感を持てる。ちょっとひねりたいユーザの方はこの中から指名者が少ない産駒を選んでみると良いかもしれない。

 

【結論】

各人が好みで選ぶゲームなので、結論というほどでもないが、昨年の2歳戦のデータをもとに分析してみると、下記のような傾向が出ている。

【調教師】瀬戸口、松田博調教師が安定勢力、藤澤調教師は確実だがポイントが低い恐れもある。
【種牡馬】アグネスタキオン中心にサンデーサイレンス系とフレンチデピュティなどの非サンデーサイレンス系をバランスよく。【母父】サンデーサイレンスの天下。その際、父としてはフレンチデピュディが有効。
【生産者】社台グループが強い。対抗する西山、千代田、メジロの各牧場も面白いかもしれない。

狙いにもよるが、2歳戦のみにしても、上記に該当する産駒からなるべく指名者数の少ない産駒を狙うのがベターではないだろうか? 下記に本年の2歳馬の種牡馬別産駒数をまとめたのでご参考いただきたい。

 

■表6 (参考)本年の2歳馬の種牡馬別産駒数ランキング(2006/6/13現在)
#
種牡馬名
頭数
備考
1
アグネスタキオン
165
サンデーサイレンス系
2
ダンスインザダーク
162
サンデーサイレンス系
3
ティンバーカントリー
151
4
マンハッタンカフェ
146
サンデーサイレンス系、新種牡馬
5
スペシャルウィーク
137
サンデーサイレンス系
6
クロフネ
133
7
サクラバクシンオー
123
8
アドマイヤベガ
119
サンデーサイレンス系
9
マヤノトップガン
112
10
バブルガムフェロー
112
サンデーサイレンス系
14
ナリタトップロード
99
新種牡馬
17
タニノギムレット
95
新種牡馬
27
アドマイヤコジーン
76
新種牡馬
30
ジャングルポケット
71
新種牡馬

毎年、勝ち数の1割弱が新種牡馬によって挙げられているとのことであるが、今年はサンデーサイレンスのいなくなった分、例年より新種牡馬の活躍する余地が残されているかもしれないということを考えると、新種牡馬の中で圧倒的産駒数を誇るマンハッタンカフェに期待してみたいところである。

 

種牡馬 アグネスタキオン
種牡馬 マンハッタンカフェ

 

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN