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第69回 GWを締めくくれ!!NHKマイルカップを占う!!

2006/5/3(水)

今週は6週連続GⅠの第二弾のNHKマイルカップ。先週の天皇賞のようにワンサイドではなさそうだが、これまでの好走馬の傾向はどうなっているのだろうか?そして、今年の出走馬やいかに!?過去10年のデータからレースを占ってみたい。

ゴールデンウィークはいかがお過ごしであろうか?
今週は天皇賞から始まった春のGⅠ6連戦のうち、2戦目のNHKマイルカップが東京競馬場で行なわれる。 今年で11回目を迎える当レースであるが、何頭かの名馬を輩出するとともに、いまやゴールデンウィークには欠かせないレースになりつつある。
大型連休の初めの天皇賞を良い形で迎えられた方もそうでない方も締めくくりはNHKマイルカップを的中させたいところである。 今回も例によって、過去10年の傾向から見ていきたいと思う。
(調査はJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。)

 

■表1 過去10年のNHKマイルCの3着以内馬
着順
人気
馬名
騎手名
東西
タイム
前走
距離
着順
年明
勝距離
連距離
2005
1
2
ラインクラフト
福永祐一
西
1.33.6
桜花賞
1600
1
2戦
1600
1600
2
10
デアリングハート
後藤浩輝
西
1.33.9
桜花賞
1600
3
4戦
1600
1600
3
4
アイルラヴァゲイン
横山典弘
1.34.0
マーガレットS
1400
1
3戦
1400
1400
2004
1
1
キングカメハメハ
安藤勝己
西
1.32.5
毎日杯
2000
1
3戦
2200
2200
2
4
コスモサンビーム
四位洋文
西
1.33.3
皐月賞
2000
4
2戦
1600
1600
3
3
メイショウボーラー
福永祐一
西
1.33.4
皐月賞
2000
3
2戦
1600
2000
2003
1
9
ウインクリューガー
武幸四郎
西
1.34.2
毎日杯
2000
8
5戦
1600
1600
2
5
エイシンツルギザン
横山典弘
西
1.34.4
ニュージーランドT
1600
1
3戦
1600
1600
3
6
マイネルモルゲン
柴田善臣
1.34.5
ベンジャミンS
1800
1
4戦
1800
1800
2002
1
4
テレグノシス
勝浦正樹
1.33.1
スプリングS
1800
2
3戦
1600
1800
2
5
アグネスソニック
横山典弘
西
1.33.4
スプリングS
1800
3
2戦
1400
1800
3
1
タニノギムレット
武豊
西
1.33.5
皐月賞
2000
3
4戦
1800
1800
2001
1
1
クロフネ
武豊
西
1.33.0
毎日杯
2000
1
1戦
2000
2000
2
13
グラスエイコウオー
村田一誠
1.33.1
ニュージーランドT
1600
14
4戦
ダ1600
ダ1600
3
12
サマーキャンドル
田中勝春
西
1.33.6
500万下
1400
1
2戦
1400
1600
2000
1
2
イーグルカフェ
岡部幸雄
1.33.5
ニュージーランドT
1600
7
3戦
1800
2000
2
5
トーヨーデヘア
後藤浩輝
1.33.5
ニュージーランドT
1600
4
3戦
1600
1600
3
1
マチカネホクシン
武豊
西
1.33.8
ニュージーランドT
1600
2
2戦
1600
1600
1999
1
6
シンボリインディ
横山典弘
1.33.8
マーガレットS
1600
1
1戦
1600
1600
2
2
ザカリヤ
的場均
1.33.9
ニュージーランドT
1400
1
3戦
1600
1600
3
3
レッドチリペッパー
藤田伸二
西
1.34.3
フラワーC
1800
2
4戦
1600
1800
1998
1
1
エルコンドルパサー
的場均
1.33.7
ニュージーランドT
1400
1
3戦
ダ1800
ダ1800
2
6
シンコウエドワード
田中勝春
1.34.0
ひいらぎ賞
1600
1
0戦
1600
1600
3
5
スギノキューディー
河内洋
西
1.34.1
ニュージーランドT
1400
2
5戦
1800
1800
1997
1
1
シーキングザパール
武豊
西
1.33.1
ニュージーランドT
1400
1
3戦
1800
1800
2
2
ブレーブテンダー
松永幹夫
西
1.33.4
ニュージーランドT
1400
2
3戦
1600
2000
3
14
ショウナンナンバー
吉田豊
1.33.4
皐月賞
2000
10
5戦
ダ1600
ダ1600
1996
1
4
タイキフォーチュン
柴田善臣
1.32.6
毎日杯
2000
1
2戦
2000
2000
2
2
ツクバシンフォニー
横山典弘
1.32.7
弥生賞
2000
2
2戦
1800
2000
3
7
ゼネラリスト
ロバーツ
西
1.32.9
ニュージーランドT
1400
7
3戦
1600
1600
※1 『年明』は年明けに消化したレース数。
※2 『勝距離』はNHKマイルカップ出走までに勝利した最長距離
※3 『連距離』はNHKマイルカップ出走までに連対した最長距離

府中のマイル戦は3歳春の若駒には大変過酷なもので、それを補うのが距離経験とそれに裏打ちされた底力かと思われる。 実際、マイル以上で実績を残している馬が好走しているのが表1の右側部分からお分かりいただけるであろう。
ということで、必須条件を距離の面から導き出してみようと思う。

【必須条件】
・連対馬20頭中19頭に1600m以上(芝ダート問わず)の勝鞍があった。 唯一の例外のアグネスソニックには1800mでの重賞連対、3着実績、GⅠ5着以内、OP勝利といった実績があった。
・3着馬も基本、1600m以上での勝鞍が必要。例外のアイルラヴァゲインにはOP勝利(2勝)実績が、また、サマーキャンドルには連対率100%といった実績があった。
・表1の『勝距離』、『連距離』がともに1600mであった『マイル勝ちはあるが、それ以上の連対実績を持たない馬』の全てにOP以上の勝鞍があった。
・連対馬に関して、東京競馬場に出走経験のある馬には例外なく東京競馬場での連対実績があった。

上記のように考えると、距離実績の面から見ると
<優先順位1> :マイル勝ちがあり、1800m以上での連対実績を持っている馬
<優先順位2> :マイル勝ちはあり、それ以上の連対実績を持たないが、マイルでのOP勝ちがある馬
<優先順位3> :その他の馬(マイル勝ちはないが1800m以上での連対実績を持つ馬、OP勝利馬、連対率100%馬、等)

というように考えられるのではないかと推測する。

次に、このレースの主要ステップレースとなっているGⅡ・ニュージーランドTについて。
2000年に日程移動があり、東京から中山に場所を移しての施行となったが、それ以前とそれ以降では当レースへの影響が大きく変わっている。これについても見ていこうと思う。

 

■表2 前走ニュージーランドトロフィー(NZT)1〜3着馬のNHKマイルカップでの成績
前走成績
馬名
人気
着順
備考
2005年
NZT1着
マイネルハーティ
3
12
シンザン記念2着
2004年
シーキングザダイヤ
2
7
アーリントンC1着
2003年
エイシンツルギザン
5
2
 
2002年
タイキリオン
2
14
 
2001年
キタサンチャンネル
3
17
アーリントンC2着
2000年
エイシンプレストン
-
-
未出走
1999年
ザカリヤ
2
2
 
1998年
エルコンドルパサー
1
1
共同通信杯(ダ1800)1着
1997年
シーキングザパール
1
1
フラワーC1着他
1996年
ファビラスラフィン
1
10
 
2005年
NZT2着
イヤダイヤダ
8
10
 
2004年
ナイストップボーイ
6
3
 
2003年
ギャラントアロー
10
17
クリスタルC2着
2002年
サーガノヴェル
-
-
未出走
2001年
ネイティヴハート
2
4
朝日杯3着
2000年
マチカネホクシン
1
3
朝日杯3着
1999年
ジュエリーソード
13
13
 
1998年
スギノキューティー
5
3
フラワーC1着
1997年
ブレーブテンダー
2
2
アーリントンC1着
1996年
ツクバシンフォニー
2
2
弥生賞2着
2005年
NZT3着
インプレッション
7
16
 
2004年
ナムラビックタイム
-
-
未出走
2003年
サクラタイリン
3
6
 
2002年
メジャーカフェ
3
4
 
2001年
エアヴァルジャン
4
15
 
2000年
アグネスデジタル
4
7
全日本3歳優駿1着
1999年
タイキトレジャー
8
8
 
1998年
マイネルラヴ
4
7
朝日杯2着
1997年
パーソナリティワン
13
6
新潟3歳S1着
1996年
ヤシマキャプテン
6
4
 

【NZTの傾向】
1:1着馬を容易に信用してはダメ。それ以前のパフォーマンスを見極めて判断したい。
2:ここで初めてNHKマイルの出走権利を取ったような2,3着馬は不振気味。
3:3着馬に関しては東京で開催していた頃から取り付かれたかのように不振である。

東京で行なわれていた1996年以前はかなり関連の深いレースで、毎年1,2着馬のどちらかは連対していたのだが、 中山に移行した2000年以降は関連性がイマイチはっきりしない。というより、連対できたのは2003年のエイシンツルギザンだけ という非常に寒いステップレースとなってしまっている。

ニュージーランドTを勝利した上位人気馬については、それ以前に見せていたかどうかというのがひとつポイントであるかと思う。 NHKマイルカップで上位人気に押されながらも人気を裏切った2005年のマイネルハーティ、2004年のシーキングザダイヤ、 2002年のタイキリオン、2001年のキタサンチャンネルについて筆者が思うことは、 鮮やかな差し切り勝ちが評価されて当日上位人気に推されることが多いが、 そのパフォーマンスがただ展開に嵌っただけなのではないかということだ。

現に砂のGⅠでのブロンズコレクターとなっている2004年のシーキングザダイヤもニュージーランドT以前は 先行脚質だったのが、ニュージーランドTで差しが決まり、NHKマイルでも同様の試みを見せたが、 キングカメハメハの前に敗れ去ったという感じなのだ。 ニュージーランドT勝ち馬に関してはそれ以前に同様のパフォーマンスを見せているか、本当に強い馬と戦ってきているか、 といった項目をチェックしたい。

ニュージーランドT2,3着馬は総じて不振。特に2003年サクラタイリン、2002年メジャーカフェ、2001年エアヴァルジャン のようにニュージーランドTで権利を取り未知の魅力的要素でNHKマイルカップ当日に上位人気に推されるも あえなく敗退といったケースが目立っている。 このようなパターンはかなり怪しいと見ており、あまり買えないであろうというのが筆者の見解である。

 

【結論】

NHKマイルカップ有力馬探しについての結論であるが、上記よりおおよそ中心となる馬は絞りだせるはずだ。今回はまず、有力登録馬とその対戦表を見ていただきたい。

■表3 NHKマイルカップ登録馬とその対戦表(一部抜粋)
#
馬名
皐月賞
NZT
マーガ
レットS
スプリ
ングS
弥生賞
アーリ
ントンC
きさら
ぎ賞
クロッ
カスS
シンザ
ン記念
ジュニ
アC
朝日杯
FS
1
アドマイヤカリブ  
 
 
 
 
 
 
 
1着
 
2着
 
2
アポロノサトリ 
 
4着
 
7着
 
 
 
 
 
 
8着
3
エムエスワールド 
 
 
1着
 
 
 
 
 
7着
 
9着
4
キンシャサノキセキ
 
 
4着
 
 
6着
 
 
 
1着
 
5
ゴウゴウキリシマ  
18着
 
 
 
 
5着
 
 
1着
 
 
6
ステキシンスケクン 
12着
 
 
 
 
1着
 
2着
 
 
 
7
タガノバスティーユ  
 
6着
 
 
 
 
 
 
 
 
 
8
ダイアモンドヘッド  
15着
 
 
11着
 
 
 
 
 
 
5着
9
ディープエアー 
16着
 
 
 
3着
 
6着
 
5着
 
6着
10
ドラゴンウェルズ  
 
8着
 
 
 
 
 
 
 
 
 
11
ファイングレイン   
 
2着
 
9着
 
 
8着
 
 
 
 
12
フサイチリシャール
5着
 
 
2着
 
 
 
 
 
 
1着
13
マイネルスケルツィ 
 
1着
 
 
 
 
3着
 
 
 
 
14
ロジック
 
3着
 
 
 
2着
 
 
3着
 
 

表3を見ると、朝日杯を勝利し、共同通信杯、スプリングSや距離が気持ち長めの皐月賞でも健闘した <優先順位1> に該当するフサイチリシャールがやはり頂点に位置する感じがする。 フサイチリシャールがこれまで出走してきたレースにおいて、当レース出走予定馬の中に先着したことのある馬は皆無で、かつそれらの着順も大きく離れており、 この路線から連対馬は探しづらい。
となると、やはり相手を張れる馬はこれまた <優先順位1> に該当するマイネルスケルツィであろう。
きさらぎ賞で3着に好走しているが、表4も含めてみる限り、皐月賞ワンツーのメイショウサムソン、ドリームパスポートに僅差の3着なら パフォーマンス的に見てもここでは十分フサイチリシャールに対抗する東の総大将といっても良いかと思う。 前走馬体重マイナス10キロが気になるところだが、実力的にこの馬以外にフサイチリシャールには真っ向勝負できる馬はいないと見ており、 基本はこの2頭の一騎打ちと見るのが妥当な気がしている。

 

朝日フューチュリティステークス 優勝:フサイチリシャール
ニュージーランドトロフィー 優勝:マイネルスケルツィ

 

■表4 きさらぎ賞出走馬について
着順
馬名
のちの成績
1着
ドリームパスポート
皐月賞2着、スプリングS3着
2着
メイショウサムソン
皐月賞1着、スプリングS1着
3着
マイネルスケルツィ
ニュージーランドT1着
4着
グロリアスウィーク
弥生賞2着
5着
アドマイヤメイン
青葉賞1着、毎日杯1着

上記2頭に続いた上位人気に推されそうな武豊騎手騎乗予定のロジックだが、相手なりに走るものの、今一歩勝ちきれていないこれまでの実績から判断するに これまでのニュージーランドT組に見られる高いレベルでのパフォーマンスを発揮できないであろうと予想している。
それならば、年明けのジュニアカップでハイレベルなレースを見せたアドマイヤカリブ、キンシャサノキセキに注目したい。 前者は <優先順位3> のあるケースかと思われるが、東京競馬場での、しかもOPでの勝利実績があり、着外もない点が魅力。
また、後者に関しては <優先順位2> に該当し、ジュニアカップで強烈な末脚を発揮した点を評価している。 アーリントンCでは展開に、マーガレットSでは馬場に泣かされたが、今回は東京競馬場を味方し、人気薄であの末脚を発揮して欲しいところだ。

 

■表5 枠別成績一覧(参考)
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
複勝率
1枠
1
1
1
17
5.0%
10.0%
15.0%
2枠
1
3
1
15
5.0%
20.0%
25.0%
3枠
1
2
2
15
5.0%
15.0%
25.0%
4枠
1
1
2
16
5.0%
10.0%
20.0%
5枠
1
0
3
16
5.0%
5.0%
20.0%
6枠
2
0
1
17
10.0%
10.0%
15.0%
7枠
2
3
0
24
6.9%
17.2%
17.2%
8枠
1
0
0
29
3.3%
3.3%
3.3%

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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