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第51回 新年の計は金杯にあり!中山金杯を占う!!

2005/12/28(水)

2006年の新年一発目はおなじみの名物レースである金杯である。 『新年の計は金杯にあり』ということで、是非とも的中させたいレースではあるが、 どのような傾向のレースであろうか? 今回はレースの傾向とハンデ戦ならではの斤量の傾向について検証してみた。

2005年の中央競馬も終了した。有馬記念では無敗の3冠馬のディープインパクトが初黒星を喫すると同時に GⅠ2着3回のハーツクライが悲願のGⅠを制覇して終わったが、2006年の中央競馬はどのように繰り広げられていくのか? このコーナーともどもよろしくお願いしたいところである。

さて、有馬記念で見事的中した方も、そうでなかった方も気持ちを入れ替えて2006年を迎えたいところだ。 新年の重賞の第一弾は1月5日に行なわれる東西の金杯。『一年の計は金杯にあり』というように是非とも的中させたいところだ。 今回はそのうち中山金杯について検証することとする。

まずは、例によって過去10年の連対馬を調査してみることとしよう。
中山金杯は本来その名のとおり、中山競馬場で行なわれるものであるが、過去10年で2回東京開催になっているため、 1996年と2002年はデータから省いている。、また、年齢は明け年齢での記述となっているのでご注意を頂きたい。
(調査はJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用。)

 

■表1-1 過去10年の中山金杯(中山開催時のみ)の連対馬
着順
人気
馬名
性齢
斤量
騎手名
タイム
前走
距離
着順
斤量
2005
1
1
クラフトワーク
牡5
57
横山典弘
1.59.0
函館記念
2000
1
55
2
6
マイネヌーヴェル
牝5
53
ボニヤ
1.59.2
ターコイズS
1800
3
55
2004
1
4
アサカディフィート
セン6
55
中舘英二
1.59.2
ディセンバーS
1800
4
56
2
5
ワールドスケール
牡4
54
田中勝春
1.59.8
キャピタルS
1600
9
55
2003
1
1
トーホウシデン
牡6
57
田中勝春
2.00.0
京阪杯
1800
4
57
2
12
トーアメイウン
牡4
50
土谷智紀
2.00.1
冬至S
2500
6
53
2001
1
8
カリスマサンオペラ
牝4
50
中舘英二
2.01.2
ディセンバーS
1800
4
52
2
10
クラフトマンシップ
牡6
54
勝浦正樹
2.01.2
鳴尾記念
2000
4
54
2000
1
4
ジョービッグバン
牡5
53
山田和広
2.01.4
京阪杯
1800
4
55
2
2
ミスズシャルダン
牡6
53
的場均
2.01.6
GホイップT
2000
1
58
1999
1
1
サイレントハンター
牡6
58
吉田豊
2.00.8
JC
2400
14
57
2
2
ニッポーアトラス
牡5
56
蛯名正義
2.00.9
ディセンバーS
2000
1
56
1998
1
1
グルメフロンティア
牡6
56
岡部幸雄
2.01.4
愛知杯
2000
2
55
2
3
セイリューオー
牡4
55
加藤和宏
2.01.7
クリスマスS
1600
5
55
1997
1
1
ベストタイアップ
牡5
57
岡部幸雄
2.01.5
キャピタルS
1400
1
57
2
2
マウンテンストーン
牡4
54
蛯名正義
2.01.7
ディセンバーS
2000
11
54

まさにハンデ戦といった感じで、上は58キロから下は50キロまで様々な斤量の馬が連対している。
ここで着目して欲しいのは、連対馬は全て4歳馬から6歳馬という点であろう。過去10年で7歳以上は連対していないのである。
また、斤量であるが、ほとんどの馬が斤量減、もしくは据え置きとなっている。
斤量が前走より増加してこのレースで連対した馬は、1番人気で勝利したクラフトワーク、サイレントハンター、 グルメフロンティアだけである。

 

日刊スポーツ賞中山金杯 優勝馬:クラフトワーク

次に、距離実績を見てみよう。

■表1-2 中山金杯の連対馬の実績一覧
着順
馬名
芝2000m着回数
芝2000mの主な勝鞍
重賞勝ち
備考
2005
1
クラフトワーク
3-0-0-3
函館記念(GⅢ)
芝2000m掲示板率100%
2
マイネヌーヴェル
2-0-0-2
ホープフルS(OP)
芝2000m掲示板率100%
2004
1
アサカディフィート
3-1-2-7
大阪城S(OP)
×
2
ワールドスケール
2-0-0-0
駒草賞(OP)
×
芝2000m掲示板率100%
2003
1
トーホウシデン
1-0-0-2
なし
×
前年天皇賞秋5着
2
トーアメイウン
3-1-0-2
なし
×
2001
1
カリスマサンオペラ
1-1-1-4
4歳牝特(GⅡ)2着
×
2
クラフトマンシップ
2-0-1-6
函館記念(GⅢ)
2000
1
ジョービッグバン
2-0-0-1
函館記念(GⅢ)
2
ミスズシャルダン
3-0-1-0
なし
×
芝2000m掲示板率100%
1999
1
サイレントハンター
6-2-1-7
新潟大賞典(GⅢ)
前年天皇賞秋4着
2
ニッポーアトラス
2-0-1-2
ディセンバーS(OP)
×
芝2000m掲示板率100%
1998
1
グルメフロンティア
2-3-1-5
なし
×
前年天皇賞秋5着
2
セイリューオー
0-0-1-1
なし
前年皐月賞5着
1997
1
ベストタイアップ
2-1-0-1
中山金杯(GⅢ)
前年天皇賞秋6着
2
マウンテンストーン
0-0-0-2
なし
前年菊花賞6着
※『芝2000mの主な勝鞍』はOP以上の勝鞍、もしくはGⅡ以上での連対を対象としている。

表2を見ると、連対馬にはいくらかクリアしなければならない点があるようだ。
まず、芝2000m勝鞍。『芝2000mで2勝以上していること』 (できれば3勝、連対率50%があるとなお良い) これに合致しなかったのは、GⅠ菊花賞で連対実績のある トーホウシデンと明け4歳馬のカリスマサンオペラ、セイリューオー、マウンテンストーン。 前者は芝2000mのGⅡでの連対実績を、セイリューオー、マウンテンストーンにはクラシックで5,6着という実績があった。 これに加点する項目としては『芝2000mでOP以上に勝鞍があること』。これには半数以上の10頭が該当している。

肝心の例外の馬であるが、
・別距離だが重賞の勝鞍がある明け4歳馬・・・セイリューオー、マウンテンストーン
・前年にGⅠで掲示板に乗っている・・・トーホウシデン、グルメフロンティア、セイリューオー
・芝2000mで掲示板を外したことがない・・・ミスズシャルダン
・斤量3キロ以上減馬・・・トーアメイウン、ミスズシャルダン
といった感じである。

2番目の項目の『前年にGⅠで掲示板に乗っている』であるが、ここでは掲示板としているが、 ベストタイアップやマウンテンストーンが前年秋のGⅠで6着であるように、掲示板にこだわらずとも、そこそこ健闘している こと(たとえば一桁着順であるとか)を目安にしても良いと思う。
また、これらの項目は上記の『芝2000mで2勝以上していること』や『芝2000mでOP以上に勝鞍があること』に 合致している馬の好走確率を上げていくファクターとなりうるようなので、例外の馬でも要チェックでいきたいところだ。

 

■表1-3 ハンデ頭と準ハンデ頭の成績一覧
馬名
斤量
性齢
着順
2005
ウインブレイズ
58
牡8
11
クラフトワーク
57
牡5
1
エイシンチャンプ
57
牡5
4
アサカディフィート
57
セン7
5
2004
タガノマイバッハ
58
牡5
12
ダンツジャッジ
57.5
牡5
3
2003
イブキガバメント
58.5
牡7
4
トーホウシデン
57
牡6
1
2001
ダイワカーリアン
58.5
牡8
4
ミッドナイトベット
57
牡7
7
ダイワオーシュウ
57
牡7
12
2000
クリスザブレイブ
57
牡6
3
ダイワテキサス
57
牡7
5
1999
サイレントハンター
58
牡6
1
ニッポーアトラス
56
牡5
2
ホーセンホーライ
56
牡5
6
1998
マイネルブリッジ
58
牡6
3
グルメフロンティア
56
牡6
1
ミナモトマリノス
56
牡5
8
サクラスピードオー
56
牡5
12
1997
ベストタイアップ
57
牡5
1
プレストシンボリ
57
牡5
11
※ハンデ頭が2頭以上いた場合において準ハンデ頭は対象とはしていない。

ハンデ戦なので、ハンデ頭がどうかというのは気になるものなのだが、表3のようにハンデ頭だけなく、 準ハンデ頭(トップハンデの次に思いハンデの馬)までみるとある程度の傾向がつかめてくる。
その傾向とは
1.7歳以上のハンデ頭、準ハンデ頭は消し
2.ハンデ頭、準ハンデ頭で馬券に絡めるのは5,6歳馬
3.ハンデ頭、準ハンデ頭が7歳以上馬で占めるようだと波乱
4.58キロ以上のハンデ頭は基本消しだが、準ハンデ頭が2キロほど開いて56キロの場合、馬券に絡む
となっている。

1はそもそも7歳以上馬が連対していないので何ともいえないが、高齢馬なのにこれまでの実績によって 重いハンデを課せられているものと見ているが、このレースでは古豪はお呼びでないということであろう。
そのためというわけでもないが、2であるように重いハンデを背負って好走できるのは、5,6歳馬に限るというデータが 抽出されている。
3であるが、2001年の馬連3万馬券時にこの現象が起きている。 若い馬に実績馬がおらず、古豪に重いハンデが課せられたが、終わってみたら軽ハンデの馬が上位を占めたという展開 である。このケースの場合は波乱を念頭に置いた予想を立てるべきであろう。
また、4で示しているように、トップハンデが一頭抜けた斤量となっている場合、これは力が上位である証明で、事実、 58キロのトップハンデで準ハンデ頭が56キロの場合のハンデ頭は2頭とも馬券に絡んでいる。

 

【結論】

中山金杯の連対馬選びは
・4〜6歳馬(高齢馬は不要)
・芝2000mで2勝以上(3勝以上あるとなお良い)
・芝2000mでのOP以上の勝鞍
といった距離実績や年齢条件が必須であり、まずここから軸馬を考えるべきである。

また、
・別距離だが重賞の勝鞍がある明け4歳馬
・前年にGⅠで掲示板に乗っている
・芝2000mで掲示板を外したことがない
・斤量3キロ以上減馬
といった実績を持っている馬も有望であると同時に、上記必須条件にミックスして軸馬の選定精度を高めたいところである。

一方、斤量であるが、
・斤量の増加は1番人気のみOK
・ハンデ頭、準ハンデ頭が7歳以上馬で占めるようだと波乱
・準ハンデ頭と斤量差のあるハンデ頭は狙ってみる価値あり
・ハンデ頭、準ハンデ頭が7歳以上馬で占めるようだと波乱を視野に入れるべき
となっているが、表1-4からわかるように、57キロ程度までの5歳馬、6歳馬にやや軽量の4歳馬を絡める馬券戦術を 取りたいところである。

 

■表1-4 ハンデ別成績一覧
斤量
1着
2着
3着
4着以下
勝率
連対率
複勝率
-51.0kg
1
1
1
8
9.1%
18.2%
27.3%
51.0-53.0kg
1
1
3
25
3.3%
6.7%
16.7%
53.5-55.0kg
1
4
1
38
2.3%
11.4%
13.6%
55.5-57.0kg
4
2
1
19
15.4%
23.1%
26.9%
57.5kg-
1
0
2
4
14.3%
14.3%
42.9%

特別登録時点なので回避馬が出るかもしれないが、現時点では、トップハンデの高齢馬シルクフェイマスではなく準ハンデ頭の 6歳馬ワンモアチャッターに、明け4歳馬でGⅠ実績をもつマイネルレコルト、2000m2戦2勝のコンラッドあたりを中心に考えて お年玉とゲットいきたいところである。

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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