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第45回 秋の最強マイラー決定戦!マイルチャンピオンシップを占う!!

2005/11/17(木)

今週は秋のマイル王決定戦のマイルチャンピオンシップが開催される。 例年、マイルのスペシャリストが多数参戦し、好レースとなることが多いこのレースであるが、 果たしてデュランダルの3連覇は可能なのだろうか?それとも新しいマイル王が誕生するのか? 過去の連対馬や今年の出走予定馬の主要な実績に照らし合わせて検証してみようと思う。

秋のGⅠも折り返し地点。11レースある秋のGⅠの内のちょうど6レース目。
今週は京都競馬場で秋のマイル王決定戦であるマイルチャンピオンシップ(以下マイルCS)が開催される。
先週のエリザベス女王杯ではアドマイヤグルーヴが3連覇を逃したが、今週はデュランダルが同一GⅠ3連覇の偉業に挑戦する。 果たして、デュランダルの三連覇は叶うのか?それとも阻止する馬が現れるのか?

 

マイルCS(CI) 1着:デュランダル
マイルCS(CI) 1着:デュランダル 2着:ダンズインザムード

今週はこのレースの過去のデータから馬券につながる情報を得るための検証を行なうこととする。
まず過去のマイルCSの傾向を掴むために、過去10年の結果を調査してみることとする。
(調査はJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用)

 

■表1 過去10年のマイルCSの連対馬
着順
人気
馬番
馬名
騎手名
タイム
前走
距離
着順
前々走
距離
着順
2004
1
1
7
デュランダル
池添謙一
1.33.0
スプリンターズS
1200
2
高松宮記念
1200
2
2
4
15
ダンスインザムード
ルメール
1.33.3
天皇賞
2000
2
秋華賞
2000
4
2003
1
5
11
デュランダル
池添謙一
1.33.3
スプリンターズS
1200
1
セントウルS
1200
3
2
2
18
ファインモーション
武 豊 
1.33.4
毎日王冠
1800
7
クイーンS
1800
2
2002
1
11
10
トウカイポイント
蛯名正義
1.32.8
富士S
1600
5
札幌記念
2000
2
2
3
6
エイシンプレストン
福永祐一
1.32.8
天皇賞
2000
8
毎日王冠
1800
2
2001
1
4
14
ゼンノエルシド
ペリエ 
1.33.2
スプリンターズS
1200
10
京成杯AH
1600
1
2
2
9
エイシンプレストン
福永祐一
1.33.3
毎日王冠
1800
1
関屋記念
1600
3
2000
1
13
13
アグネスデジタル
的場均 
1.32.6
武蔵野S
ダ1600
2
ユニコーンS
ダ1800
1
2
1
11
ダイタクリーヴァ
安藤勝己
1.32.7
富士S
1600
3
ダービー
2400
12
1999
1
1
6
エアジハード
蛯名正義
1.32.8
天皇賞
2000
3
安田記念
1600
1
2
4
9
キングヘイロー
福永祐一
1.33.0
天皇賞
2000
7
毎日王冠
1800
5
1998
1
1
9
タイキシャトル
岡部幸雄
1.33.3
フランス
1600
1
安田記念
1600
1
2
6
10
ビッグサンデー
高橋亮 
1.34.1
アイルランドT
1600
2
毎日王冠
1800
6
1997
1
2
5
タイキシャトル
横山典弘
1.33.3
スワンS
1400
1
ユニコーンS
ダ1600
1
2
5
11
キョウエイマーチ
松永幹夫
1.33.7
秋華賞
2000
2
ローズS
2000
1
1996
1
1
14
ジェニュイン
岡部幸雄
1.33.8
天皇賞
2000
14
安田記念
1600
4
2
8
17
ショウリノメガミ
河内洋 
1.33.9
アイルランドT
1600
1
北九州記念
1800
7
1995
1
4
13
トロットサンダー
横山典弘
1.33.7
アイルランドT
1600
1
毎日王冠
1800
3
2
16
18
メイショウテゾロ
上篭勝仁
1.33.9
スワンS
1400
9
北九州記念
1800
6

ということで、ざっと過去10年のマイルCSを振り返ってみた。
10万馬券に驚いた1995年、最強マイラーのタイキシャトルの連覇に、エアジハードの春秋制覇、あっと驚いたアグネスデジタルの激走、そして近年はデュランダルの連覇と様々なバリエーションに富んでいるレースである。
1番人気の連対率は5割で、2000年あたりを境に信頼度が下がってきている模様。また、ステップとしては天皇賞秋からの臨戦が多く、近年はスプリンターズSの日程移動により同レースをステップとする馬も徐々に出てきているようだ。

ここでのチェックポイントは『前2走での連対の有無』としたい。
マイルCSに臨むに当たって、前2走で少なくとも1度は連対しておきたいのだが、前2走とも未連対のダイタクリーヴァ、キングヘイロー、ジェニュインはともに2000m以上のGⅠ連対馬。(それもくしくも皐月賞) 格がない近走不振馬はこのGⅠでは難しいところではないだろうか。

次に、もう少し詳しく見るためにこれら過去10年の連対馬について、距離実績、重賞実績等を調べてみることにした。
その調査結果が下記の 表2 である。

 

■表2 過去10年のマイルCS連対馬の主要な実績
馬名
芝1600m
着度数
GⅠ勝鞍
マイル重賞勝鞍
同年重賞勝鞍
斤量減
2004
1
デュランダル
3-0-0-1
マイルCS
スプリンターズS
マイルCS
なし
なし
2
ダンスインザムード
3-0-0-0
桜花賞
桜花賞
桜花賞、フラワーC
なし
2003
1
デュランダル
2-0-0-1
スプリンターズS
なし(OP特別勝ち)
スプリンターズS
なし
2
ファインモーション
0-0-0-0
エ女王杯、秋華賞
なし
なし
2kg
2002
1
トウカイポイント
1-1-0-3
なし
なし
中山記念
1kg
2
エイシンプレストン
6-3-1-4
香港GⅠ2勝、朝日杯
香港GⅠ、朝日杯 他
香港GⅠ
1kg
2001
1
ゼンノエルシド
1-1-0-2
なし
京成杯AH
京成杯AH
なし
2
エイシンプレストン
5-2-1-3
朝日杯
朝日杯
毎日王冠、北九州記念
1kg
2000
1
アグネスデジタル
0-0-1-1
なし
全日本2歳優駿
ユニコーンS、名古屋優駿
なし
2
ダイタクリーヴァ
2-1-0-0
なし(皐月賞2着)
シンザン記念
スプリングS、シンザン記念
1kg
1999
1
エアジハード
2-1-0-1
安田記念
安田記念
安田記念
1kg
2
キングヘイロー
2-0-0-1
なし(皐月賞2着)
東京新聞杯
中山記念、東京新聞杯
1kg
1998
1
タイキシャトル
4-0-0-0
マイルCS、安田記念
スプリンターズS 他
マイルCS
安田記念 他
安田記念
仏GⅠ、京王杯SC
2kg
2
ビッグサンデー
3-2-3-1
なし
マイラーズC
東京新聞杯
マイラーズC
東京新聞杯
1kg
1997
1
タイキシャトル
1-0-0-0
なし
ユニコーンS
スワンS、ユニコーンS
なし
2
キョウエイマーチ
2-0-1-0
桜花賞
桜花賞
桜花賞、ローズS
2kg
1996
1
ジェニュイン
0-2-0-1
皐月賞
なし
なし
1kg
2
ショウリノメガミ
2-0-1-2
なし
京都牝馬S
京都牝馬S
なし
1995
1
トロットサンダー
3-0-0-0
なし
なし(OP特別勝ち)
なし
なし
2
メイショウテゾロ
2-0-0-1
なし
シンザン記念
シンザン記念
なし
※着度数は順に1着、2着、3着、4着以下の回数を示す。

ここからは表2でとりあげた項目についてチェックしていこうと思う。

まず、『芝1600mでの着度数』
ここで注目して欲しいのは、芝マイル戦で2勝以上かつ連対率5割以上、そして着外数はGⅠ以外では1回までという条件を満たしている馬が20頭中13頭いることである。
過去10年中、9年でこのタイプが連対しており、そのうち4年はこのパターンでワンツーフィニッシュを決めている。
そして圧巻だったのは1995年で、出走馬中ただ二頭の該当馬であるトロットサンダーとメイショウテゾロがワンツーを決め、馬連10万馬券を演出している。
こういったことからも、軸馬はこの中から選びたいところだ。

次に、『マイル重賞勝鞍』である。
20頭中のうち15頭が該当(うち2頭はダートだが)し、残りの2003年のデュランダル、トロットサンダーはマイルのオープン勝ちがあり、実績のないファインモーションとジェニュインにしてもGⅠ勝ち+GⅠ複数連対という『格』で補っているようだ。

そして、『同年重賞勝鞍』にも着目していきたい。
20頭のうち16頭が該当するのだが、マイル重賞勝鞍にて唯一例外となったトウカイポイントも同年に重賞勝ちがあるように、ここもポイントである。
例外の4頭中3頭のデュランダル、ファインモーション、ジェニュインにはGⅠ勝ち+GⅠ複数連対という実績があるようにデータの観点からはここでも『格』が足りないものを補っているようだ。
また、最後の1頭のトロットサンダーにしても、マイル戦3戦無敗という際立った実績を持っていたことは注目すべきであろう。

 

【結論】

近走の状況、距離実績、GⅠ実績、重賞実績などといったいくつか馬券の検討となる切り口が見つかったところで今年の出走馬から連対候補となる馬を占ってみることとする。

■表3 マイルCSに出走予定の馬で『芝マイル戦で2勝以上かつ連対率5割以上、着外数はGⅠ以外では1回まで』の条件に合致する馬
馬名
芝1600m着度数
ダンスインザムード 3-1-0-1
デュランダル 4-0-0-2
ハットトリック 5-0-0-2
ラインクラフト 2-0-1-0
ローエングリン 3-3-2-3

このように5頭いるが、デュランダルを筆頭に上位人気が予想されそうなメンバーが集まった。データ上ではデュランダルの3連覇は十分に可能といったところみたいである。

ダンスインザムード・・・前2走未連対も2000mGⅠでの連対歴と距離、重賞実績、があり、データ的には外せない。
デュランダル・・・国内では堅実、マイルでは敵なし。データ的には死角なしとみる。
ハットトリック・・・着外数セーフ(2回のうち1回はGIのため)も前2走に連対がなくGⅠも未連対という点がマイナス。
ラインクラフト・・・距離実績、GI実績、重賞実績、近況、斤量減といいデータ的には満点。
ローエングリン・・・各項目を全てギリギリでクリア。穴パターンか。

上記5頭の中から軸馬の選定、もしくはボックス買いを行いたいところである。
そして、最後にこの5頭のヒモに追加するならば、というのが 表4 である。

 

■表4 GⅠ実績、マイル重賞実績、本年重賞勝ち、斤量減といった項目のうち、複数の項目に合致する主なマイルCS出走予定馬
馬名
該当する項目
アズマサンダース マイル重賞実績、本年重賞勝ち
アドマイヤマックス GⅠ実績、マイル重賞実績、本年重賞勝ち
ウインラディウス マイル重賞実績、本年重賞勝ち
サイドワインダー マイル重賞実績、本年重賞勝ち
ダイワメジャー GⅠ実績、マイル重賞実績、本年重賞勝ち、斤量減
テレグノシス GⅠ実績、マイル重賞実績、斤量減
メイショウボーラー GⅠ実績、マイル重賞実績、本年重賞勝ち

芝1600m戦で『2勝以上、連対率5割』をクリアできない馬だが、表3 の馬の次に評価できそうな馬たちである。
この中では合致する項目が多く、近走不振でないダイワメジャーあたりに触手が伸びそうである。

ライタープロフィール

ヒノデクロス(ひのでくろす)

1976年6月、静岡県生まれ。大学卒業後、都内のシステム開発会社勤務。競馬歴は15年ほど、好きな馬はヒロデクロスとダンスインザダーク。「同じようなレースではおおよそ同じような結果になる」とのことで重賞を中心に過去データの観点から予想を行っている。趣味はサッカー、フットサル。日本代表と清水エスパルスおよび柴犬をこよなく愛す。

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