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第37回 前走レースからオールカマーを分析

2005/9/22(木)

今週は中山競馬場でオールカマー(G2)が行なわれる。毎年出走頭数が少ない傾向にあり、各馬のローテーションも比較的単純。前走新潟記念を使っていた馬の出走が最も多く、まずはこの組の取捨を的確に見極めたい 。

秋の中央開催が始まったが、秋の古馬G1を狙う馬の始動には少々時期が早い。よって、この時期行なわれるオールカマーの出走頭数は例年寂しい。過去10年(02年の新潟開催は除く)の出走頭数は、最高で13頭立て。7頭立てという年もあり、フルゲートには程遠いメンバー構成になっている。

 

■表1 過去10年のオールカマー出走馬の主な前走レース別成績(02年の新潟開催は除く)
 
1着
2着
3着
着外
合計
勝率
連対率
複勝率
新潟記念
3
3
1
12
19
15.8%
31.6%
36.8%
札幌記念
1
1
2
5
9
11.1%
22.2%
44.4%
宝塚記念
1
1
0
4
6
16.7%
33.3%
33.3%
関屋記念
1
1
0
1
3
33.3%
66.7%
66.7%
天皇賞(春)
1
1
0
0
2
50.0%
100.0%
100.0%
オークス
1
0
0
0
1
100.0%
100.0%
100.0%
高松宮杯(G2)
1
0
0
0
1
100.0%
100.0%
100.0%
博多S
0
1
1
0
2
0.0%
50.0%
100.0%
BSNオープン
0
1
0
1
2
0.0%
50.0%
50.0%
朝日CC
0
0
1
1
2
0.0%
0.0%
50.0%
関越S
0
0
1
0
1
0.0%
0.0%
100.0%
みなみ北海道S
0
0
1
0
1
0.0%
0.0%
100.0%
ブリーダーズGC
0
0
1
0
1
0.0%
0.0%
100.0%
トゥインクルR賞
0
0
1
0
1
0.0%
0.0%
100.0%

出走馬のローテーションも比較的単純だ。表1をご覧いただきたい。これは過去10年(02年の新潟開催は除く)のオールカマーに出走した主な馬(好走馬)の前走レース別成績だ(調査はJRA-VAN Data Lab.Target frontier JVを利用)。

夏のローカルの延長というニュアンスが強く、とりわけ前走新潟記念を使ってきた馬の出走が非常に多い。次に札幌記念。そして宝塚記念、天皇賞(春)、オークスといったG1からのローテーションの馬が好成績。前走がG1を使っていた馬は間隔が開き、休み明けの出走となるが、実績・実力上位馬が多いだけに侮れない。

前走新潟記念組は出走例が多いだけでなく、3勝2着3回3着1回と、こちらもいい成績を残している。それでは、前走新潟記念を使っていた馬の中では、どのような馬をオールカマーで狙えばよいのか? そのあたりをもう少し探っていきたい。

 

■表2 前走新潟記念出走馬の前走着順別成績
 
1着
2着
3着
着外
合計
勝率
連対率
複勝率
新潟記念1着
0
2
0
0
2
0.0%
100.0%
100.0%
新潟記念2着
2
0
0
0
2
100.0%
100.0%
100.0%
新潟記念3着
1
0
0
1
2
50.0%
50.0%
50.0%
新潟記念4着
0
0
0
1
1
0.0%
0.0%
0.0%
新潟記念5着
0
0
0
1
1
0.0%
0.0%
0.0%
新潟記念6〜9着
0
1
0
7
8
0.0%
12.5%
12.5%
新潟記念10着以下
0
0
1
2
3
0.0%
0.0%
33.3%

表2は前走新潟記念出走馬の前走着順別成績を示したものだ。前走新潟記念1着だった馬は2頭出走して両方2着。前走新潟記念2着だった馬も2頭出走し、こちらは両方1着。前走新潟記念で連対した馬は、オールカマーでパーフェクト連対の成績を継続中だ。コース形態上は、新潟芝2000mと中山芝2200mは明らかに違うのだが、この両レースは非常に関連性が強いことがわかる。振り返れば、昨年9番人気でオールカマーを逃げ切ったトーセンダンディは前走新潟記念3着。2着のスーパージーンは新潟記念の優勝馬で、着順は入れ替わったものの両馬ともに新潟記念の好走馬だった。

前走新潟記念で敗れている馬にとっては厳しいデータだが、前走で大敗しているからといってオールカマーで好走できないとは言い切れない。前走新潟記念6〜9着、10着以下の馬がそれぞれ1頭づつ巻き返しているからだ。好走を果したのは02年2着のゲイリートマホークと01年3着のサイレントセイバー。この2頭には、とある共通点があった。

 

■表3 前走新潟記念6着以下で巻き返した馬の前走、前々走の成績
  馬名 前々走 前走   今回
02年 ゲイリートマホーク 七夕賞1着 新潟記念7着 オールカマー2着(3番人気)
01年 サイレントセイバー BSNオープン1着 新潟記念10着 オールカマー3着(8番人気)

表3をご覧いただきたい。これは前述した2頭の前走、前々走の成績を抜き出したもの。両馬ともに前走の新潟記念は敗れたのだが、前々走のレースに勝っていたのだ。とくにサイレントセイバーはオールカマーで8番人気という人気薄。盲点になりやすいのかもしれないが、前走新潟記念で6着以下に敗れた馬では、このようなタイプの馬の巻き返しに注意したい。

 

【結論】

オールカマーの過去の出走馬のローテーションを調べると、前走新潟記念組が非常に多い。そして、新潟記念での成績が非常に重要だということがわかる。過去10年(02年の新潟開催は除く)に限って言えば、前走新潟記念で連対を果した馬は、オールカマーで連対率100%という抜群の成績。両レースはコース形態上では全く違う特徴を持っているが、非常に関連性が高い。できれば前走新潟記念で3着以内に好走したいところだ。ただし、昨年は同じ新潟記念の好走馬でもオールカマーでは着順が逆転した。

前走新潟記念で6着以下の馬で巻き返せそうなのは、前々走のレースを勝っている馬。

ライタープロフィール

小田原智大(おだわら ともひろ)

1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
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