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第25回 宝塚記念の有力馬について教えて!!

2005/6/22(水)

春のGⅠも宝塚記念を残すのみ。今週は宝塚記念の有力馬、穴馬について分析をしてみたいと思う。

2005年の春GⅠのラストを飾る宝塚記念が今週行なわれる。
春のGⅠを大いに沸かせたディープインパクトこそ出走しないものの、ファン投票1位で昨年の年度代表馬のゼンノロブロイをはじめ、金鯱賞3連覇のタップダンスシチーなどファン投票上位馬が多数出走を予定している。
上半期のGⅠの調子の良かった方はこの調子で、そうでなかった方も「終わりよければ全てよし」となるように、今週は春の総決算である宝塚記念を分析していきたいと思う。

まず、ざっと全体の傾向を眺めてみようと思い、過去9年の宝塚記念の連対馬を抽出してみることにした。
(10年前の1995年は京都開催だったため、ここでの対象は1996年からの9年間とした。
調査については、JRA-VAN Data Lab.TARGET を使用)

 

【表1】1996年以降の宝塚記念連対馬
年/頭数
着順
人気
馬名
性齢
騎手名
斤量
タイム
調教師
前走
前走斤量
前走着順
2004年
1
1
タップダンスシチー
牡7
佐藤哲三
58
2:11.1 佐々木晶 金鯱賞 
59
1
15頭
2
6
シルクフェイマス
牡5
四位洋文
58
2:11.4 鮫島一歩 天皇賞春
58
3
2003年
1
6
ヒシミラクル
牡4
角田晃一
58
2:12.0 佐山優  天皇賞春
58
1
17頭
2
8
ツルマルボーイ
牡5
横山典弘
58
2:12.0 橋口弘次郎 金鯱賞
58
2
2002年
1
1
ダンツフレーム
牡4
藤田伸二
58
2:12.9 山内研二 安田記念
58
2
12頭
2
4
ツルマルボーイ
牡4
河内洋 
58
2:12.9 橋口弘次郎 金鯱賞
57
1
2001年
1
2
メイショウドトウ
牡5
安田康彦
58
2:11.7 安田伊佐男 天皇賞春
58
2
12頭
2
1
テイエムオペラオー
牡5
和田竜二
58
2:11.9 岩元市三 天皇賞春
58
1
2000年
1
1
テイエムオペラオー
牡4
和田竜二
58
2:13.8 岩元市三 天皇賞春
58
1
11頭
2
6
メイショウドトウ
牡4
河内洋 
58
2:13.8 安田伊佐男 金鯱賞
57
1
1999年
1
2
グラスワンダー
牡4
的場均 
58
2:12.1 尾形充弘 安田記念
58
2
12頭
2
1
スペシャルウィーク
牡4
武豊  
58
2:12.6 白井寿昭 天皇賞春
58
1
1998年
1
1
サイレンススズカ
牡4
南井克巳
58
2:11.9 橋田満  金鯱賞
58
1
13頭
2
9
ステイゴールド
牡4
熊沢重文
58
2:12.0 池江泰郎 目黒記念
57
3
1997年
1
1
マーベラスサンデー
牡5
武豊  
58
2:11.9 大沢真  天皇賞春
58
3
12頭
2
3
バブルガムフェロー
牡4
蛯名正義
58
2:11.9 藤沢和雄 鳴尾記念
59
1
1996年
1
1
マヤノトップガン
牡4
田原成貴
58
2:12.0 坂口正大 天皇賞春
58
5
13頭
2
4
サンデーブランチ
牡4
熊沢重文
58
2:12.2 池江泰郎 金鯱賞
57
2

表1を見てお気づきかもしれないが、過去9年の連対馬18頭ともにほぼ似たようなレースを似たような結果内容で宝塚記念に出走している。
前走のレースと着順を簡単にまとめてみると
(A) 天皇賞春・・・GⅠ・2勝のマヤノトップガンを除くと全て3着以内
(B) 安田記念・・・2着(以内)
(C) 金鯱賞・・・2着以内
となっている。
例外としては、今は冬に日程移動した(元に戻った)鳴尾記念からのバブルガムフェローと目黒記念3着のステイゴールドだ。ステイゴールドに関しては前々走で天皇賞2着であったのでこれは上記(A)の変化球だと捕らえるべきであろう。

上記を発表されている特別登録馬に当てはめてみると
(A) ビッグゴールド(天皇賞春 2着)
(B)スイープトウショウ(安田記念 2着)
(C) タップダンスシチー(金鯱賞 1着)、ヴィータローザ(金鯱賞 2着)
と早くも4頭に絞り込めてしまった。
前年秋にGⅠを3連勝した年度代表馬のゼンノロブロイであるが、休養明け(年明け消化0戦)というのは前例がなく、最近では2003年のシンボリクリスエス(前年の有馬記念以来の出走で5着)が同じように思い出されることもあり、冷徹にデータだけで判断した場合は『消し』となる。

また、宝塚記念でこれまでに連対を果たした穴馬(ここでは4番人気以下で連対をした『割と』人気薄の馬とさせてもらう)についても
(ア)GⅠ・2連対以上(ヒシミラクル、ツルマルボーイ(2003年))
(イ)前2走で初めてGⅠで3着以内好走(ステイゴールド、シルクフェイマス)
(ウ)前走で始めてGⅡで連対(サンデーブランチ、メイショウドトウ、ツルマルボーイ(2002年))
となっている。
これを上記4頭のうち、明らかに上位人気となりそうなタップダンスシチーを除いた3頭(ビッグゴールド、スイープトウショウ、ヴィータローザ)にあてはめて考えると、ビッグゴールドは(イ)に当てはまる。配当的に妙味がありそうだ。

話を戻して軸馬の検討にあたりたいが、過去データ分析による結果からゼンノロブロイが当てにしづらい人気馬であるということもあり、ここはやはりタップダンスシチーで狙ってみようかと思う。そこで、タップダンスシチーの戦歴(本格化した2003年秋以降)をTARGETで検索をかけてみた。

 

【表2】タップダンスシチーの戦歴(2003年秋以降)  
日付
レース名
頭数
人気
着順
斤量
距離
馬場
位置取り
タイム
着差
上がり
馬体重
2005/05/28
金鯱賞(G2)
10
1
1
59
2000
1-1-1-1
1:58.9
-0.4
33.8
510
2004/12/26
有馬記念(G1)
15
3
2
57
2500
1-1-1-1
2:29.6
0.1
35.7
504
2004/10/03
凱旋門賞(G1)
19
-
17
595
2400
-------
------
----
----
---
2004/06/27
宝塚記念(G1)
15
1
1
58
2200
3-3-1-1
2:11.1
-0.3
36.1
510
2004/05/29
金鯱賞(G2)
12
1
1
59
2000
3-3-2-1
1:57.5
0.0
35.3
508
2003/12/28
有馬記念(G1)
12
2
8
57
2500
3-3-2-3
2:32.8
2.3
37.8
506
2003/11/30
ジャパンカップ(G1) 
18
4
1
57
2400
1-1-1-1
2:28.7
-1.5
37.4
502
2003/10/12
京都大賞典(G2)
10
1
1
58
2400
1-1-1-1
2:26.6
-0.2
34.0
502
2003/06/29
宝塚記念 (G1)
17
4
3
58
2200
6-6-4-2
2:12.2
0.2
37.0
500
2003/05/31
金鯱賞(G2) 
14
4
1
57
2000
2-2-1-1
1:58.9
-0.1
35.8
502
2003/04/26
東京競馬場
リニューアル(OP)
13
7
1
58
2400
4-4-4-4
2:23.7
-0.3
34.6
502
2002/12/22
有馬記念 (G1)
14
13
2
57
2500
2-2-1-1
2:32.7
0.1
35.9
500
2002/11/23
京阪杯(G3)
15
6
5
57
1800
3-2
1:45.7
0.4
35.3
508
2002/11/03
アルゼンチン共和国杯(G2)
12
2
2
57
2500
6-6-3-3
2:31.4
0.8
35.4
494
2002/10/06
京都大賞典(G2)
8
3
3
57
2400
3-3-2-3
2:24.0
0.4
34.5
498
2002/09/07
朝日CC (G3)
10
5
1
56
2000
3-3-3-3
1:58.1
0.0
35.2
494

老いてますます盛んなタップダンスシチーは今年は金鯱賞(G2)3連覇という偉業を手土産に宝塚記念連覇に挑むわけなのだが、表2の赤い部分からわかることは
「4コーナー先頭であったレースでは必ず連対している」
ということであろう。
4コーナー先頭でなくても勝利を収めているケースもあるが、気持ちよく先頭を行ければ必ず好走してくれるようである。また、2004年の金鯱賞とそれ以外で比較してみると、3コーナーも先頭だと着差が広がり、完勝に持ち込めるようだ。
従って、タップダンスシチーが好走できるかどうかは他の出走馬との兼ね合いになると思われるが、果たしてどうか?先行馬のコスモバルクやビッグゴールドさえ交わせれば好走しそうな気配だが・・・・

 

【結論】

宝塚記念はやはりタップダンスシチーに期待してみたい。筆者的には4コーナーで先頭に立って直線に入ってくるタップダンスシチーを待ちたいところだ。
タップダンスシチーとビッグゴールドの前残り展開を期待して、相手には穴で天皇賞好走のビッグゴールドあたりを推奨したいところだ。昨年の年度代表馬のゼンノロブロイについては過去の傾向(休養明け)を見習って"消し"とさせて頂く。(軽視すると勝ってしまいそうで怖いが。)
ただ、宝塚記念を連覇した馬がなかなか見当たらないことからもタップダンスシチーの2着付け馬単などという買い方をするとさらに配当的にも妙味があってよいと思うが、果たしてどうであろうか?

担当:藤田聡

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