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第20回 ディープインパクトのダービー制覇は大丈夫なの?

2005/5/19(木)

皐月賞で圧倒的人気に応えて圧勝したディープインパクト。早くも三冠への期待が高まっているが、次走に予定されている二冠目日本ダービーは大丈夫なのだろうか?また、どんな予想を立てるのがよいのだろう?

2005年の牡馬クラシック第一弾の皐月賞は前評判どおり、ディープインパクトの圧勝で終わった。早くも名馬の風格が出てきており、武豊騎手も三冠を意識しているようだ。
これにより、ディープインパクトは次走に予定しているダービーでは人気の中心というよりどれだけ強い勝ち方をするのか?といったことが期待されてしまうわけだが、今回は二冠目のダービーに向けて視界良好かを確認すべく、

「皐月賞を勝った馬たちはダービーではどのような結果を残しているのだろう?」

ということを調査しようと思い、今回はこのことについてJRA-VAN Data Lab.TARGET で実際のデータを使って検証してみた。

とりあえず、「1990年以降の皐月賞の勝ち馬」を検索してみた。
黄色で塗りつぶしているネオユニヴァース、サニーブライアン、ナリタブライアン、ミホノブルボン、トウカイテイオーは皐月賞に続いてダービーも制覇し、見事春二冠に輝いている。

 

【表1】1990年以降の皐月賞の勝馬一覧
馬場 馬名 騎手 着差 人気 タイム 上がり 馬体重 調教師 単オッズ
2005
ディープインパクト
武豊
0.4
1
1:59.2
34.0
444
池江泰郎
1.3
2004
ダイワメジャー
デムーロ
0.2
10
1:58.6
33.9
528
上原博之
32.2
2003
ネオユニヴァース
デムーロ
0.0
1
2:01.2
34.3
488
瀬戸口勉
3.6
2002
ノーリーズン
ドイル
0.3
15
1:58.5
35.0
474
池江泰郎
115.9
2001
アグネスタキオン
河内洋
0.2
1
2:00.3
35.5
492
長浜博之
1.3
2000
エアシャカール
武豊
0.0
2
2:01.8
35.0
492
森秀行
3.4
1999
テイエムオペラオー
和田竜二
0.0
5
2:00.7
35.2
464
岩元市三
11.1
1998
セイウンスカイ
横山典弘
0.1
2
2:01.3
36.7
472
保田一隆
5.4
1997
サニーブライアン
大西直宏
0.0
11
2:02.0
36.5
462
中尾銑二
51.8
1996
イシノサンデー
四位洋文
0.1
4
2:00.7
35.5
464
山内研二
6.1
1995
ジェニュイン
岡部幸雄
0.1
3
2:00.2
36.7
490
松山康久
6.9
1994
ナリタブライアン
南井克巳
0.6
1
1:59.0
35.8
460
大久保正陽
1.6
1993
ナリタタイシン
武豊
0.1
3
2:00.2
34.6
426
大久保陽正
9.2
1992
ミホノブルボン
小島貞博
0.4
1
2:01.4
37.1
490
戸山為夫
1.4
1991
トウカイテイオー
安田隆行
0.2
1
2:01.8
36.7
456
松元省一
2.1
1990
ハクタイセイ
南井克巳
0.0
3
2:02.2
36.9
450
布施正
5.6

表1を見ると、過去15年で5頭の2冠馬が誕生しているわけだが、人気薄で勝ったサニーブライアン以外の5頭には共通項があり、それは『皐月賞、ダービーともに1番人気である』ということである。
ディープインパクトは皐月賞はミホノブルボン、ナリタブライアンをも凌ぐ1.3倍という圧倒的1番人気であったこともあり、ダービーでも相当の人気の支持を受けることになるだろう。皐月賞で1番人気1着だった馬がダービーでも1番人気なら、と考えるとディープインパクトの2冠は濃厚だといえるのではないだろうか?
もともと、ダービーは一番人気が強いレースではあるが、皐月賞を1番人気で制した馬ならさらに勝利する確率が上昇するといったところではないだろうか?

というわけで「ディープインパクトダービー制覇」で結論付てみたいところだが、それでは当たり前すぎて味気ないので、引き続き「ディープインパクトの馬券の相手は?」という点についてもう少し調査してみようとおもう。

 

【表2】二冠馬誕生時のダービー2着馬(1990年以降)
1着馬名 2着馬名 2着馬前走
レース名
2着馬前走
着順
2着馬前走
人気
2003
ネオユニヴァース
ゼンノロブロイ
青葉賞
1
1
1997
サニーブライアン
シルクジャスティス
京都四歳特別
1
1
1994
ナリタブライアン
エアダブリン
青葉賞
1
1
1992
ミホノブルボン
ライスシャワー
NHK杯
8
9
1991
トウカイテイオー
レオダーバン
青葉賞
1
1

表2によると1990年以降の5例のうち、ミホノブルボン−ライスシャワーで決まった1992年を除くとダービーの2着には「前走を1番人気1着で勝っている」馬たちが来ていることがおわかりだろう。
皐月賞で大勢が決してしまうため、ダービーの2着には別路線組が突っ込んでくるということなのだろうか。これと類似するケースでは2000年のエアシャカールが皐月賞1着→ダービー2着となっているが、このとき2冠を阻んでいるのは別路線の京都新聞杯を勝って来たアグネスフライトであったのだ。

また、あふれてしまった1992年のライスシャワーではあるが、この馬はのちの戦跡が示すように「リアルシャダイの血を受け継いだステイヤータイプの馬」である点が理由としてあげられよう。1998年のダービーでスペシャルウィークが圧勝したときには母父がリアルシャダイであるボールドエンペラーが2着に突っ込んでおり、1992年同様馬連万馬券を演出している。そしてその2頭が2着した年はともにダービーは稍重で行なわれているのもなんかの因縁ではないだろうか?従って馬場が悪くなるようならステイヤーの血を持つ馬を注意してみたい。

 

【結論】

ディープインパクトのダービー勝利はデータ的には安泰のようだ。

もはやディープインパクトは相手よりも自身との勝負となるであろう。無事に出走することさえかなえば2冠は問題なさそうだ。そして2着には
1.別路線を人気で勝利してきた馬
2.ステイヤー血統の馬(馬場が渋ったときはこちらか?)
などを狙ってみたい。
ディープインパクトの関係者の方々には多大なるプレッシャーであるだろうが、多くのファンがダービーでの勇姿を期待しているので頑張っていただきたいと思う。

担当:藤田聡

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