第13回 2年目ながら大活躍!?藤岡騎手はスゴいって本当?|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第13回 2年目ながら大活躍!?藤岡騎手はスゴいって本当?

2005/3/30(水)

昨年最多勝利新人騎手賞を受賞した藤岡佑介騎手が活躍している。今年に入りすでに20勝を挙げており、2月には京都牝馬ステークスで重賞初勝利も成し遂げた。今回は、新人騎手には厳しい状況下でこれだけの成績を残している藤岡騎手にスポットを当てて、色々と検証してみようと思う。

昨年最多勝利新人騎手賞を受賞した藤岡佑介騎手の活躍から目が離せない。
今年に入りすでに20勝を挙げており(3/28時点:リーディング11位)、2月の京都牝馬ステークス(GⅢ)では、父親(藤岡健一調教師)の管理するアズマサンダースに騎乗し、重賞初勝利も成し遂げた。(若手騎手競走という救済措置はあるものの)外国人騎手やベテラン騎手に騎乗依頼が集中する状況下でのこの成績には目を見張るものがある。

そこで今回は、藤岡騎手にスポットを当てて、色々な角度から検証してみようと思う。
(集計にはJRA-VAN Data Lab.TARGET frontier JV を使用)

まず、藤岡騎手がどれくらいのポテンシャルを持っているのかを検証するために、2004年リーディング10位以内の騎手について、免許取得初年度の成績を調べてみた。

 

表1:2004年リーディング10位以内騎手の初免許年の成績
'04順位
名前
初免許年
初免許年の成績
1着
2着
3着
4着
5着
着外
合計
勝率
連対率
複勝率
1
武豊
1987
69
63
57
61
58
246
554
12.5%
23.8%
34.1%
4
藤田伸二
1991
39
27
28
24
27
231
376
10.4%
17.6%
25.0%
5
横山典弘
1986
8
9
15
14
14
63
123
6.5%
13.8%
26.0%
6
後藤浩輝
1992
12
11
14
17
14
113
181
6.6%
12.7%
20.4%
7
福永祐一
1996
53
49
45
50
41
280
518
10.2%
19.7%
28.4%
8
蛯名正義
1987
30
38
27
17
15
89
216
13.9%
31.5%
44.0%
9
松永幹夫
1986
40
34
29
27
33
189
352
11.4%
21.0%
29.3%
-
藤岡佑介
2004
35
22
32
43
32
268
432
8.1%
13.2%
20.6%
注) 2004年リーディング2位柴田善臣騎手と10位中舘英二騎手は1985年以前のため、JRA-VANデータでは集計できず割愛。
注) 2004年リーディング3位の安藤勝己騎手は地方からの転籍のため、比較対象として不適切として割愛。

初免許年に50勝以上を挙げているのは武豊騎手と福永祐一騎手で、この2人は合計騎乗数も500鞍以上と他を圧倒している。藤岡騎手は、この2人には及ばないものの、432鞍に騎乗しており、騎乗数的には藤田伸二騎手や松永幹夫騎手を上回っている。
多くの騎乗依頼を得るというのも優秀な騎手の必要条件であり、経験を積む意味でも非常に価値のあることである。勝
利数では松永幹夫騎手や藤田伸二騎手を下回っており、勝率で見てしまうと少々見劣りするものの、横山典弘騎手や後藤浩輝騎手よりは良い成績を残している。
有力な地方騎手や外国人騎手の遠征乗鞍数の増加や、若手騎手競走の新設などがあるため一概に比較することは難しいが、初免許年の成績から考察すると有力騎手と肩を並べるくらいのポテンシャルはあるようだ(もちろん彼らは、2年目以降の努力があってこそ、今の地位を築いているのだが…)。

そんな藤岡騎手の成績を色々な角度から分析したところ、以下のような特徴が浮かび上がってきた。

 

表2:藤岡佑介騎手の調教師ごとの成績
調教師
1着
2着
3着
4着以下
合計
勝率
連対率
複勝率
藤岡健一
13
8
3
59
83
15.7%
25.3%
28.9%
作田誠二
13
3
11
61
88
14.8%
18.2%
30.7%
中村均
3
2
2
11
18
16.7%
27.8%
38.9%
坂口正大
3
1
0
9
13
23.1%
30.8%
30.8%

藤岡騎手の調教師ごとの成績を見ると、藤岡健一調教師と作田誠二調教師の管理馬への騎乗が目立つ。これは作田誠二調教師が藤岡佑介騎手の所属調教師であり、藤岡健一調教師は藤岡騎手の父親だから十分説明はつく。

 

表3:藤岡佑介騎手の脚質ごとの成績
脚質
1着
2着
3着
4着以下
合計
勝率
連対率
複勝率
逃げ
9
5
6
19
39
23.1%
35.9%
51.3%
先行
34
15
17
100
166
20.5%
29.5%
39.8%
差し
8
13
15
186
222
3.6%
9.5%
16.2%
追込
2
1
4
167
174
1.1%
1.7%
4.0%

藤岡騎手の脚質ごとの成績を見ると、逃げや先行での勝率が高いのに対し、差しや追込での勝率が低いことが分かる。後ろから行く馬に騎乗したときより、逃げ馬や先行馬に騎乗している時の方が馬券に絡む可能性は高いようだ。

 

表4:藤岡佑介騎手の競馬場ごとの成績
競馬場
1着
2着
3着
4着以下
合計
勝率
連対率
複勝率
札幌
3
6
8
53
70
4.3%
12.9%
24.3%
函館
6
4
6
71
87
6.9%
11.5%
18.4%
福島
3
5
7
33
48
6.3%
16.7%
31.3%
新潟
8
2
1
29
40
20.0%
25.0%
27.5%
東京
-
-
-
-
-
-
-
-
中山
0
0
1
7
8
0.0%
0.0%
12.5%
中京
16
3
7
124
150
10.7%
12.7%
17.3%
京都
12
7
9
102
130
9.2%
14.6%
21.5%
阪神
3
2
2
30
37
8.1%
13.5%
18.9%
小倉
2
5
1
24
32
6.3%
21.9%
25.0%

藤岡騎手の競馬場ごとの成績を見ると、新潟競馬場と相性が良いことが分かる。昨年春には、新人ながら新潟でリーディングにも輝いている。

 

表5:藤岡佑介騎手のレース番号ごとの成績
レース番号
1着
2着
3着
4着以下
合計
勝率
連対率
複勝率
1R
11
1
5
36
53
20.8%
22.6%
32.1%
2R
5
2
5
47
59
8.5%
11.9%
20.3%
3R
3
3
2
49
57
5.3%
10.5%
14.0%
4R
5
1
3
35
44
11.4%
13.6%
20.5%
5R
6
2
4
37
49
12.2%
16.3%
24.5%
6R
6
5
2
49
62
9.7%
17.7%
21.0%
7R
4
3
4
49
60
6.7%
11.7%
18.3%
8R
4
4
2
47
57
7.0%
14.0%
17.5%
9R
3
5
4
30
42
7.1%
19.0%
28.6%
10R
1
0
5
30
36
2.8%
2.8%
16.7%
11R
1
5
2
27
35
2.9%
17.1%
22.9%
12R
4
3
4
37
48
8.3%
14.6%
22.9%

藤岡騎手のレース番号ごとの成績を見ると、1Rで挙げている勝利が多いことが分かる。1Rに藤岡騎手の騎乗馬が出走していたら、チェックした方が良いかもしれない。

とまぁ、勝手に色々と分析・考察してしまったが、藤岡騎手はまだまだ2年目。これから先が非常に楽しみである。

担当:大曽根俊一

データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN