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第12回 体の大きな馬と小さな馬、どっちが有利なの?

2005/3/23(水)

競走馬には人間同様に体の大きい馬や小さい馬、さまざまな馬が存在するが、レースでは一体どっちが有利なのだろうか?今回は“体の大きさ=馬体重”で検証してみた。

サラブレッドには、馬体重が600kgを超えるような大きな馬もいれば、300s後半台の小さな馬も存在する。その差は約200s!競走馬も人間同様にさまざまな大きさの馬が存在する。しかし、この馬体の大きさはレースではどのように影響してくるのであろうか?
さっそく昨年1年間のレース結果を馬体重で集計してみたところ、以下の通りとなった。
(集計にはJRA-VAN Data Lab.TARGET frontier JV を使用)

 

■2004年における馬体重別に集計したレース結果
内容
1着回数
2着回数
3着回数
4着回数
5着回数
着外回数
総レース数
勝率
連対率
複勝率
   〜399kg
6
18
18
23
17
308
390
1.5
6.2
10.8
400〜419kg
56
66
84
100
91
1173
1570
3.6
7.8
13.1
420〜439kg
271
329
346
339
361
3673
5319
5.1
11.3
17.8
440〜459kg
680
707
801
737
782
7075
10782
6.3
12.9
20.3
460〜479kg
976
969
893
982
968
7888
12676
7.7
15.3
22.4
480〜499kg
811
785
769
773
732
5944
9814
8.3
16.3
24.1
500〜519kg
464
381
380
353
334
2900
4812
9.6
17.6
25.5
520〜539kg
141
161
124
115
121
974
1636
8.6
18.5
26.0
540〜     
47
43
38
28
43
335
534
8.8
16.9
24.0

昨年のデータから検証したところ、馬体の大きな馬ほどレースでは有利な傾向にあるようだ。
ただ、人間で考えてみると、体の重たい人はその分スタミナを消耗しやすく、逆に軽い人はスタミナが消耗しにくく持久戦向きのイメージがある。マラソンランナーで太っている人は見たことがない。
競走馬にもこれが当てはまるのだろうか?
上記の表の420〜439kg、460〜479kg、520〜539kgの部分をそれぞれピックアップし、距離別で集計したところ以下の通りとなった。

 

■2004年における420〜439kgの競走馬を距離別に集計したレース結果
内容
1着回数
2着回数
3着回数
4着回数
5着回数
着外回数
総レース数
勝率
連対率
複勝率
1000m〜1300m
110
116
134
148
152
1466
2126
5.2
10.6
16.9
1400m〜1600m
42
76
74
68
79
854
1193
3.5
9.9
16.1
1700m〜2000m
103
119
123
111
118
1192
1766
5.8
12.6
19.5
2100m〜2400m
9
8
7
7
3
63
97
9.3
17.5
24.7
2500m〜     
2
1
3
3
3
35
47
4.3
6.4
12.8

 

■2004年における460〜479kgの競走馬を距離別に集計したレース結果
内容
1着回数
2着回数
3着回数
4着回数
5着回数
着外回数
総レース数
勝率
連対率
複勝率
1000m〜1300m
277
271
251
262
269
2269
3599
7.7
15.2
22.2
1400m〜1600m
210
209
187
206
206
1801
2819
7.4
14.9
21.5
1700m〜2000m
398
401
379
420
388
3135
5121
7.8
15.6
23.0
2100m〜2400m
31
32
34
37
44
256
434
7.1
14.5
22.4
2500m〜     
23
21
15
20
21
123
223
10.3
19.7
26.5

 

■2004年における520〜539kgの競走馬を距離別に集計したレース結果
内容
1着回数
2着回数
3着回数
4着回数
5着回数
着外回数
総レース数
勝率
連対率
複勝率
1000m〜1300m
46
45
35
28
36
245
435
10.6
20.9
29.0
1400m〜1600m
29
40
22
20
19
200
330
8.8
20.9
27.6
1700m〜2000m
53
58
53
50
50
404
668
7.9
16.6
24.6
2100m〜2400m
6
6
7
9
4
59
91
6.6
13.2
20.9
2500m〜     
2
5
2
3
5
27
44
4.5
15.9
20.5

上記のそれぞれの集計結果を見てみると、馬体重の小さな馬は長い距離、大きな馬は短い距離ほど活躍する傾向があるようだ。

馬体重を検証していて個人的に感じたのだが、一昔前は馬体重が500sを超すと大型馬なんて言われ、頭数もそんな多くないように感じたが、最近は500sを超える馬をよく見かけるようになった。気のせいであろうか?
少し脇道に逸れてしまうが、気になるのでついでに検証してみたら以下の通りとなった。

 

■1990〜2004年の馬体重シェアの遷移(5年毎)
1990〜2004年の馬体重シェアの遷移(5年毎)

や はり徐々にではあるが、年々馬体が大きくなってきている。人間も戦後、食文化の変化により平均身長や体重が上昇し、今では外国人に見劣りしない体格の日本人も多く存在するようになった。日本のサラブレッドもその傾向にあるのかもしれない。

 

【結論】

馬体重の大きな馬ほどレースでは有利な傾向にある。また、馬体の大きな馬は短い距離のレース、小さな馬は長い距離のレースでより活躍しやすいようだ。

担当:溝口暁弘

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