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第11回 ディープインパクトって強いって言われているけど、本当にそうなの!?

2005/3/10(木)

圧倒的な勝ち方で連勝中のディープインパクト。いかにもGⅠを勝ちそうな雰囲気をかもし出しているが、クラシックは本当に当確なのか?また、過去の名馬たちと比較してどうなのであろうか?

2005年の牡馬クラシックロード。現時点において、この世代で唯一のGI勝ち馬である朝日杯馬マイネルレコルトを差し置いて、ディープインパクト(父サンデーサイレンス/母ウインドインハーヘア)という馬に注目が集まっている。姉レディブロンド(父Seeking the Gold/デビュー5連勝でスプリンターズS4着)、兄ブラックタイド(父サンデーサイレンス/スプリングS優勝馬)同様、デビュー前から注目を集めていた良血馬であるが、衝撃のデビュー戦に続き1月22日の京都の若駒ステークスでは後方から33秒台の脚を使い、後続に0.9秒(5馬身)もの差をつけて圧勝した。また、先日(3月6日)の皐月賞トライアルの弥生賞でも単勝1.2倍という圧倒的人気に答えて勝利を収めたのはご存知の通り。デビューたったの3戦ではあるが、それこそ強烈なインパクトを残しているわけであり、

「若駒ステークス時、皐月賞と同距離の2000mで0.9秒差ってすごいよね?すごくな〜い?」

ということで、今回はクラシック最有力と目されるディープインパクトの“強さ”についてJRA-VAN Data Lab.TARGET で実際にデータを使って検証してみた。

とりあえず、「過去10年の1〜3月の2000m戦の勝ち馬」を重賞、オープン競走のみに絞り込んで検索してみた。 ある程度のレベルのレースでなければ意味がないため、オープン以上という条件で検証してみたが、対象となるレースは51レースあった。 GⅡの弥生賞、GⅢの毎日杯や京成杯、OPの若駒Sや若葉S、距離変更以前のジュニアCが中心となっている。 レース的には過去の傾向から見て、皐月賞をはじめとするクラシックに直結するレースばかりだ。 これらの勝ち馬を2着との着差が大きい順に並べて表にすると以下のようになる。

 

【表1】1995年以降に3歳1〜3月に芝2000mのオープン、重賞の勝馬を着差順に並べた表(黄色の網掛けはGⅠ馬)
順位 着差 年月日 場名 レース名 馬場 勝馬 騎手 斤量 タイム 上がり 馬体重
1
0.9
2005/1/22
京都
若駒S
ディープインパクト
武豊
56
2:00.8
33.6
450
1
0.9
2001/3/24
阪神
毎日杯
クロフネ
四位洋文
55
1:58.6
34.5
510
3
0.8
2001/3/04
中山
弥生賞
アグネスタキオン
河内洋
55
2:05.7
38.2
492
3
0.8
1998/1/25
中山
ジュニアC
セイウンスカイ
徳吉孝士
55
2:03.5
36.1
480
5
0.7
1999/3/28
阪神
毎日杯
テイエムオペラオー
和田竜二
55
2:04.1
36.7
462
6
0.6
1996/1/21
京都
若駒S
ヒシナタリー
角田晃一
53
2:03.4
34.6
448
7
0.5
1997/3/02
中山
弥生賞
ランニングゲイル
武豊
55
2:02.2
34.5
494
8
0.4
2004/3/27
阪神
毎日杯
キングカメハメハ
福永祐一
57
2:01.2
34.5
494
8
0.4
1996/3/17
中山
若葉S
ミナモトマリノス
田中勝春
56
2:04.0
37.0
444
8
0.4
1995/3/05
中山
弥生賞
フジキセキ
角田晃一
55
2:03.7
36.4
508

検証結果によると、ディープインパクトはあのクロフネ(NHKマイルC、JCダート優勝馬)とならんで着差ではトップに君臨しているようだ。
他にはアグネスタキオン、セイウンスカイ、テイエムオペラオーにキングカメハメハ、フジキセキといった日本競馬史に名を残す馬ばかりである。

また、表をよく見てみると、着差0.7秒以上で勝ったディープインパクト以外の4頭は下表からもわかるとおりGⅠ馬であるだけでなく、 皐月賞に出走する権利のなかった○外のクロフネを除くと、皐月賞に出走した場合には例外なく勝っているのだ。(個人的には57キロを背負っての0.4秒差のキングカメハメハも含めたいところだが・・・)

 

【表2】1995年以降に3歳1〜3月に芝2000mのオープン、重賞に0.7秒差以上つけた勝馬の主要勝鞍
馬名 主要勝鞍
クロフネ
NHKマイルC、ジャパンカップダート
アグネスタキオン
皐月賞
セイウンスカイ
皐月賞、菊花賞
テイエムオペラオー
皐月賞、天皇賞(春)2回、天皇賞(秋)
宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念

 

【結論】

「ディープインパクトは皐月賞などのクラシックの最有力馬である」というのは、あながち嘘ではないどころか、データ的には過去の名馬と肩を並べている!?

ディープインパクトは着差データから検証した結果、過去の名馬と比較しても遜色なく、クラシック、とりわけ皐月賞の最有力馬と言っても過言ではない。「競馬に絶対はない」とはよく言われる言葉ではあるが、ディープインパクトはデータが示す通りに過去の名馬のように見事に皐月賞やその他のGIを勝つことができるのか?(多少小柄(450kg前後)なのが気になるといえば気になるが・・・)

今後もこのような切り口でな本命馬を検証するとともに、ディープインパクトの活躍を見守っていきたいと思う。(フジキセキ、アグネスタキオン、キングカメハメハ、クロフネは故障により、半ばにして競走生活を終えている・・・。彼には無事で競走生活を終えることを何よりも望む。)

担当:藤田聡

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