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第4回 長期休養明けは弱いって言われているけど、本当にそうなの!?

2005/1/21(金)

勝ち馬を予想する上で出走馬の過去走のローテーションを重要なファクターとしてとらえる方は多いはず。でもローテーションってどういうものなの?いまいち考察の仕方がよくわからない。

よく聞くのは「長期休養明けは馬の勝負勘も鈍るし実力を出し切れない = 弱い」とか
「ローテーションが厳しく使いすぎは疲れが残って実力が出し切れない = 弱い」とかとか。
でも本当にそうなのか?お馬様の事情はよくわからないが、人間に置き換えてみるとどうにも納得できない法則である。
長期休養といっても、レースに出ていなかっただけで、出走前には調教はやってる訳だし、調教師の先生も勝負になると思って出す訳だし、むしろ絶好調で臨めるんじゃぁないのか?
また、ローテーションが厳しく疲れが残ってるって言うけど、人間だったら何週間も疲れが残ったりはしない。1日寝れば十分。筋肉痛があっても3日も寝れば完全回復。ましてや競走馬は人間でいうところのバリバリ10代若者なのに、本当に何週間も回復しないものなのか?

ということで、今回はこのことについてJRA-VAN Data Lab.TARGET で実際のデータを使って検証してみた。

とりあえず、去年2004年の傾向を集計してみた。
2004年に開催されたレースは全部で3452レース。そこに登録していた競走馬はのべ47,759頭。ここから出走取消し競走除外を除き、さらに初出走を除いて、出走時に前走の記録があるものはのべ43,464頭となった。これらを前走からの間隔別に着別度数の表にすると以下になる。

 

間隔 合計頭数 1着数 2着数 3着数 4着数 5着数 5着以下 勝率 連対率 複勝率 平均着順
連闘
1585
104
114
120
137
122
988
6.6
13.8
21.3
7.4
2週
10021
790
806
807
812
777
6029
7.9
15.9
24.0
7.2
3週
11025
903
873
857
785
841
6766
8.2
16.1
23.9
7.3
4週
6525
503
485
505
493
470
4069
7.7
15.1
22.9
7.5
5〜9週
7602
477
518
502
551
535
5019
6.3
13.1
19.7
8.0
10〜半年
4726
302
288
284
285
309
3258
6.4
12.5
18.5
8.3
半年以上
1980
91
95
85
99
113
1497
4.6
9.4
13.7
9.3

あっ!ホントだ。半年以上のブランクを明けて出てきた競走馬の成績が圧倒的に悪い。
それでいて連闘の場合も成績が悪いみたいだ。これを見ると勝率・連対率では中3週のローテーションが一番良く、複勝率・平均着順では中2週のローテーションが良いみたいだ。ということは概ね中2〜3週が好調ということだろうか?
でも、結論にするには2004年のデータだけでは少ないかもしれない。率で比較しているので合計頭数の違いは統計的には問題にならないものの、たまたま2004年がそうだったという結果かもしれない。

そこで、2004年〜1995年までの過去10年で同じように集計してみた。それが以下の表だ。

 

間隔 合計頭数 1着数 2着数 3着数 4着数 5着数 5着以下 勝率 連対率 複勝率 平均着順
連闘
27616
2019
2054
2195
2201
2155
16992
7.3
14.7
22.7
7.2
2週
134817
10379
10653
10925
10703
10692
81465
7.7
15.6
23.7
7.1
3週
102464
8389
8421
8147
8172
7965
61370
8.2
16.4
24.4
7.2
4週
50441
4237
4082
4042
3987
3914
30179
8.4
16.5
24.5
7.2
5〜9週
52516
4071
3909
3753
3777
3828
33178
7.8
15.2
22.3
7.6
10〜半年
32553
1993
1942
1907
2005
2124
22582
6.1
12.1
17.9
8.3
半年以上
18383
883
883
890
932
1065
13730
4.8
9.6
14.4
9.0

2004年の表と比べてもそう大差のないものとなった。
半年以上のブランクを明けて出てきた競走馬の成績が圧倒的に悪い。

 

【結論】

「長期休養明けは馬の勝負勘も鈍るし実力を出し切れない = 弱い」というのは、あながちうそではないかも!?

今回の検証では単に前走との間隔でしか検証していないので、長期休養明けについては検証できたものの、ローテーションを考察するには不十分であったと思う。ローテーションを極めるには、2走前・3走前をも考慮した検証をしなくてはならない。
・ 休養明け叩き2戦目のローテーションによって結果はどうなるのか?
・ 中2・3・4週が好調とでたが、このローテーションでも使い続ければどうなるのか?
今度機会があれば、上記のような内容も検証していきたい。

担当:藤倉祐樹

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