ドバイワールドカップ特集

 

Nad Al Sheba Racecourse

ドバイミーティング沿革 |  Nad Al Sheba競馬場 |  トゥザヴィクトリーの肉迫 |  ステイゴールドの制圧

Nad Al Sheba競馬場

芝とダートの質感、コースレイアウトは日本と好対照

ドバイミーティングが行われるナド・アル・シバ(Nad Al Sheba)競馬場は、ダートコースの内側に芝コースが設けられている。周回コースは左回り、直線とコーナーにわずかな勾配があるだけという共通点からも、アメリカンスタイルの競馬場と言える。

コース

形状
コース形状は少々変わっている。ホームストレートは約800mあり、最終コーナーからゴール板までは約600m。その長い直線を、600m前後の直線2本でつないだ「おむすび型」をしているため、向正面の中間点付近が「第2コーナー」。カーブというより「角」というようなターンを求められる。また、直線が長めに取られている代わりに、各コーナーのカーブは概してきつく、馬群の外を回らされるのは不利。全体的なイメージとしては、大きい割に窮屈な中山外回りコースといったところだ。

規模
周回コースの全長は、ダートが2254m、芝が2121m。ホームストレートから最終コーナーの奥に向かって、新潟競馬場のように直線コース(1200m)も伸びている。ダートの直線コースに沿って芝の直線コースもあるが、ダート周回コースの最終コーナーと交差する形になるため、芝1200m戦の場合は全て周回コースが使用される。コース幅は芝、ダートの双方とも20mあり、芝は3m、5m、7mの移動柵を設置できる。フルゲートはダートが全ての距離で16頭、芝は距離や移動柵の設置状況により10〜16頭。

走路
ダートコースの走路には砂漠の砂と粘土、それにシルト(沈泥)の混合物が8センチ弱敷き詰められている。砂中心の日本はパワー優先だが、こちらはアメリカの質感に近く、2000mのレコードタイムは2分を切るなど、スピードも要求される。芝コースは品種改良したバミューダグラスを、約15センチに刈りそろえて使用。葉が切れるというより、根こそぎ剥がれるような粘りがあり、野芝に洋芝をオーバーシードした日本の芝コースほど軽くはない。参考までに、ハーツクライのドバイ・シーマ・クラシック勝ち時計は2分31秒89、アドマイヤムーンのドバイDF勝ち時計は1分47秒94。日本の感覚からすると実に平凡だ。

距離別レコード

  距離(施行レース) レースレコード コースレコード


1200m
(ドバイ・ゴールデン・シャヒーン)
1:08.10 ビッグジャグ
(Big Jag)
2000年 1:08.10 ビッグジャグ
(Big Jag)
2000年
1600m
(ゴドルフィン・マイル)
1:34.91 レンドアハンド
(Lend a Hand)
1999年 1:34.67 コーニッシュスノー
(Cornish Snow)
1999年
1800m
(UAEダービー)
1:47.04 エクスプレスツアー
(Express Tour)
2001年 1:46.92 アルティブル
(Altibr)
1999年
2000m
(ドバイ・ワールド・カップ)
1:59.50 ドバイミレニアム
(Dubai Millennium)
2000年 1:59.50 ドバイミレニアム
(Dubai Millennium)
2000年
1777m
(ドバイ・デューティ・フリー)
1:47.61 イピトンビ
(Ipi Tombe)
2003年 1:46.48 ウルフホイッスル
(Wolf Whistle)
2005年
2400m
(ドバイ・シーマ・クラシック)
2:27.67 スラマニ
(Sulamani)
2003年 2:27.40 ラズカラ
(Razkalla)
2005年