ドバイワールドカップ特集

 

速報・関係者コメント

カーリン圧勝、これが世界最強の力だ!
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異次元のパフォーマンスで世界一の実力を見せつけたカーリン。(photo by Kazuhiro Kuramoto)
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昨年の雪辱を期したヴァーミリアンだったが、無残な結果に終わってしまった。(photo by Kazuhiro Kuramoto)

ドバイWC(ダート2000m)は現地時間29日、UAEドバイのナド・アル・シバ競馬場で行われ、大本命のカーリンが好位追走から直線独走。後続を大きく引き離して世界最強の実力をまざまざと見せつけ、圧巻のゴールを決めた。勝ち時計は2分0秒15。2着は昨年のUAE3冠馬エイジアティックボーイで着差は7馬身3/4。昨年の雪辱を期したヴァーミリアン(石坂正厩舎)は序盤から流れに乗れず、中間点を迎える前に集団から脱落して最下位に惨敗した。

ゲートを五分に出たヴァーミリアンだが、序盤のポジション争いの段階から武豊騎手が追っつけ気味。向正面のコーナーで内に潜り込もうとしたところ、外から押圧されるようになってバランスを崩す感じになり、それを境に見る見る行き脚が鈍り出す。最終コーナーを迎える頃には完全に圏外へ追いやられ、カーリンから39馬身1/2後れでゴールした。

カーリンは逃げるウェルアームドの外、エイジアティックボーイを挟んで並走するように先行。背後でジャリルのマークを受けながら、抜群の行きっぷりで道中を運ぶ。最終コーナーを迎えると後続が次々と脱落し、そのまま3頭雁行で直線に突入する。残り400m手前でステッキが入ったエイジアティックボーイを、カーリンは馬なりでかわしにかかり、半馬身前に出た所で満を持してのスパート。ゴールが近づくに連れて加速度的に差を広げ、レース史上に残るパフォーマンスで圧勝した。

■武豊騎手のコメント
「ゲートは良かった。道中で前に入られて後ろに下げざるを得なかったけど、そういう細かいことではない。こんなヴァーミリアンは初めて見ました。万全を期してきたのに、まさかの結果です」