2006.9.29

文・写真/平松さとし

 9月27日、ディープインパクトの入厩先であるシャンティーで、凱旋門賞へ向けての最終追い切りが行われた。
 濃い朝もやがかかり、気温は9度。シンとくる寒さの中で、ディープの背には武豊騎手が乗っていた。
 ピカレスクコートが先行し、滞在先のラフォンパリアス厩舎の馬が続く。ディープ=武豊は5〜6馬身後方からの追走。
 徐々に差を詰めると、最後は「アッという間に伸びて2馬身くらい先着」(武豊)した。

 追い切り後、国内外から駆けつけた約70名の報道陣を前に、武豊は終始明るい表情のまま答えた。
 「前を行った2頭が思った以上に飛ばしたので、前半は無理に追いかけず、その分、少し差が開いての追走になりました。でも鞭を入れるでもなく、馬の気に任せて自然に差を詰めると残り400メートルくらいでアッという間に並びました」
 そして、「最後は2頭ともついこられませんでした」とフィニッシュの模様を語った。
 
 二週前にはロンシャン競馬場での追い切りに跨ったが、「明らかに更に良くなっている」と感じた。
 「僕はディープの調教にはあまり跨らないけど」と前置きした後、「それでも」と武豊は続けた。
 「今年跨った中では間違いなく一番良い動きをしてくれた」
 10頭前後になりそうな出走頭数に関しても、「強い馬が何頭もいるので安心は出来ないけど」とした上で、「レース自体はし易くなると思う。ディープにはいい傾向でしょう」と言い、頷いた。

武豊騎手


 また、地元記者から馬場状態に関する質問が飛ぶと、「大雨が降るとどうかな?とは思うけど、少々の柔らかい馬場は問題ない。まぁ、天気は気にはなるものの、こればかりは考えても仕方ないから」。
 そして、最後は旗幟鮮明に締めた。
 「ヨーロッパ以外から勝ち馬が出ていないレースだけど、ディープは最初のヨーロッパ以外からの勝ち馬になる資格のある馬だと思う。勝てば本当に世界一だし、それに見合う馬だと思うので、ぜひ勝たせてあげたいです!」

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