ディープインパクト号出走 凱旋門賞(G1)〜競走成績〜

凱旋門賞【THE PRIX DE L'ARC DE TRIOMPHE】(G1)

10月1日(日) ロンシャン競馬場 2,400m(芝) 3歳以上 牡・牝
17:35(日本時間24:35)発走 天候:晴 馬場状態:良
賞金総額:2,000,000ユーロ 1着賞金:1,142,800ユーロ

着順 馬番 ゲート番 馬  名 (アルファベット) 重量 調教師 騎 手 タイム・着差
レイルリンク RAIL LINK 56.0 A.ファーブル S.パスキエ 2:26.30
プライド PRIDE 58.0 A.ドゥロワイエデュプレ C.ルメール クビ
ディープインパクト DEEP IMPACT 59.5 池江 泰郎 武 豊 1/2
ハリケーンラン HURRICANE RUN 59.5 A.ファーブル K.ファロン 2 1/2
ベストネーム BEST NAME 56.0 R.コレ O.ペリエ
アイリッシュウェルズ IRISH WELLS 56.0 F.ロオー D.ブフ 短クビ
シックスティーズアイコン SIXTIES ICON 56.0 J.ノスィーダ L.デットーリ
シロッコ SHIROCCO 59.5 A.ファーブル C.スミヨン 1 1/2


【レース後の関係者のコメント】
○武 豊騎手 「悔しいですね。馬場はいい状態でしたね。ゲート入りを最後にしてもらったので、いいスタートが切れました。前半は有力馬のハリケーンランとシロッコが後ろにいましたが、スローになることも予想していましたし、(前で競馬をしたことは)特に気にはなりませんでした。ずっと内にいるのは避けたかったので、道中で外に持ち出しました。ただ、直線を向いてからハミをグッと取らなかったですね。いい走りはしていましたが、ギアが一段上がらなかったという感じです。馬の状態は良かったけれども、何か難しい問題があったのかもしれません。皆さんにも十分な走りを期待されていましたし、人も馬もベストの力を出せたと思います。大きなチャンスだと思っていましたが、残念です。」

○池江 泰郎調教師
「ディープインパクトは正攻法で自分の力を出してくれましたし、いい経験ができました。展開がスローになると読んでいましたので、思ったとおり前で競馬ができましたね。3歳馬には要注意と言われている通り、斤量の差もあったかもしれません。このあとのことはゆっくり考えていきたいと思いますが、またこういった大きなレースに挑戦したいと思います。」

【レース回顧】
○レース結果
ディープインパクトは3着、世界制覇の夢破れる

 フランスのロンシャン競馬場で行われた第85回凱旋門賞は、地元フランスのA・ファーブル厩舎所属でパスキエ騎手騎乗の3歳馬レイルリンクが優勝した。勝ち時計は2分31秒7。2着はルメール騎手騎乗のフランスの6歳牝馬プライド。そして、日本注目の武豊騎手騎乗のディープインパクトは3着に敗れた。日本最強馬として悲願のビッグタイトル獲得に挑んだ一戦だったが、惜しくも敗退。世界制覇の夢は破れた。

○レース展開・総括
 内枠からのスタートとなった1番ディープインパクトは好スタート。欧州の中長距離戦特有のスロペースで、スタート直後からガクンとペースが遅くなり、押し出されるようにハナへ。しかし、外からジワっと7番アイリッシュウェルズが先頭に立った。ディープインパクトはインの2番手で追走。そのまま全体的に淡々とレースは進んだが、残り1600m付近で3番シロッコが、外からディープインパクトと入れ替わるように2番手に。ディープインパクトは3番手に下がった。3コーナーの坂の頂上から下り、残り1000m過ぎのフォルスストレートに入るところで、ディープインパクトは馬群の外に出し、シロッコを右に見る態勢に。そして残り533mの最後の直線へ。内に置いたシロッコより手応えで勝り、さらに内の2番手集団にいた2番ハリケーンランは前の馬が壁になって窮屈に。一方、ディープインパクトは不利もなく、前の視界が開け、追い出しを我慢できる余裕があった。しかし、敵は別のところから接近。同馬の後ろにピッタリつけていた5番レイルリンクが外から襲い掛かってきた。残り200mでディープインパクトは先頭に立つが、脚色は外のレイルリンクが上。ディープインパクトも食い下がり、残り100m付近でわずかに差し返したが、やはりレイルリンクの方伸びがいい。さらに、道中最後方にいた4番プライドが猛烈な末脚で外から追い込んできた。結局、ディープインパクトはプライドにも交わされ、3着でのゴールとなった。
  戦前、最大のライバルと目されていたハリケーンラン、シロッコには先着を果たしたディープインパクトだったが、思わぬ伏兵に出し抜かれて無念の敗北。ディープインパクトも力は出したはず。しかし、これが凱旋門賞の歴史であり、凱旋門賞というレースの難しさ。勝ったレイルリンクは古馬より斤量が3.5キロ軽い3歳馬。前走ニエル賞勝ちの3歳馬が圧倒的に強いというレース傾向が、今年も色濃く出た凱旋門賞だった。