歴代優勝馬


【05年ハリケーンラン】

●最強最大の存在

 日本最強馬ディープインパクトが、初めて世界を相手に戦う舞台、第85回凱旋門賞。そこに待ち受ける世界最強馬が、昨年の凱旋門賞勝ち馬ハリケーンランだ。
 父は凱旋門賞など6つのG1を制し、ジャパンC(G1)にも参戦(スペシャルウィークの4着)、いまや欧州の最強種牡馬として知られるモンジュー。オーナーブリーダーはドイツ最強牝馬ボルジアなどを生み出したアメルランド牧場、共同馬主はジャイアンツコーズウェイなどで知られるマイケル・テイバー氏。管理するのは凱旋門賞を5度も制しているアンドレ・ファーブル師。

 まさに世界最強の称号にふさわしいプロフィールを持つハリケーンランは、もちろんレースでも強い。
 これまで11戦走り、負けたのはわずかに2度、しかもいずれも僅差の2着だ。
 2歳デビュー戦から3歳5月のオカール賞(G2)5馬身差圧勝まで3連勝を飾り、仏ダービー(G1)ではシャマーダルにクビ差屈したものの、愛ダービー(G1)は後にパリ大賞(G1)でレコード勝ちを果たすスコーピオンを破っての勝利。ニエル賞(G2)と凱旋門賞(G1)も制して、2005年の全欧年度代表馬に選ばれる。

 

 明けて4歳となった今年も、タタソールズゴールドC(G1)では香港C(G1)の勝ち馬アレクサンダーゴールドランを7馬身も突き放し、サンクルー大賞(G1)ではプライドにまさかのアタマ差負けを喫したものの、キングジョージ(G1)ではドバイワールドC(G1)勝ち馬エレクトロキューショニストと日本のハーツクライを力ずくで降して優勝。先ごろおこなわれたフォワ賞(G2)では、米ブリーダーズCターフ(G1)の覇者シロッコと熱戦を演じている。
 中でも圧巻は、やはり凱旋門賞。稍重の馬場、後方で馬群に包まれ、直線では前が壁になるという最悪の事態。ここから鞍上のファロン騎手は左へ右へとハリケーンランを動かし、遂には内ラチ沿いに生まれた間隙から突き抜けて、アスコットゴールドC(G1)優勝馬ウェスターナー、前年の凱旋門賞馬バゴらを差し切って2馬身差の勝利を収めた。

 一瞬にしてトップスピードに達する末脚と、どんな状況にあってもひるまない勝負根性は、まさに現役最強。ディープインパクトにとってもっとも強大なライバルとなることは、間違いないであろう。

 
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歴代優勝馬

86年ダンシングブレーヴ
88年トニービン
95年ラムタラ
96年エリシオ
05年ハリケーンラン

 

■2005年凱旋門賞
着順 馬名 性齢 タイム(着差) 騎手 斤量 厩舎 前走成績
1 ハリケーンラン 牡3 2.27.4 K.ファロン 56 仏・ファーブル ニエル賞1着
2 ウェスターナー 牡6 2馬身 O.ペリエ 59.5 仏・リローチ バーデン大賞3着
3 バゴ 牡4 1馬身1/2 T.ジレ 59.5 仏・ピース キングジョージVI
 &QEDS3着

 

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